Basic Informations:
- Subject ID:
- #119643
- Subject Name:
- 彷徨う携帯獣航空母艦
- Registration Date:
- 2007-12-01
- Precaution Level:
- Level 4
Handling Instructions:
オブジェクト#119643の巡航路を衛星中継で逐次監視し、オブジェクトが陸地もしくは何かしらの海上拠点から500海里以内に侵入した場合、該当地所属の海軍と連携し注意勧告及び、場合によっては威嚇攻撃を行って下さい。オブジェクトが300海里以内に侵入する可能性がある場合、対象の対象の20%までの損壊を含む殲滅攻撃が許可されます。いずれの場合においても携帯獣の戦力は炎属性の遠距離攻撃が可能な携帯獣が推奨されます。オブジェクト#119643に近付く船舶、航空機及びその他一般人に関しては、拘束の後カバーストーリー「危険な携帯獣の大量発生」を適用してください。
オブジェクト#119643の起源及び命令主体は判明しておりません。オブジェクト#119643自体の調査はオブジェクト#119643の敵対性により困難です。そのため現在は文献や記録からの調査が進められています。
度重なる交戦により、オブジェクト#119643は現在12%程損壊しています。オブジェクト保護の為、交戦を伴わなずにオブジェクト#119643の進路を変更させる方法の研究が進められています。
Subject Details:
案件#119643は、異常な性質を備えた携帯獣の集合体(以下オブジェクト#119643と呼称)と、それに掛かる一連の案件です。
2007年11月18日、クチバ港近海にてカントー海軍所属の哨戒艇が不審な艦艇を発見、哨戒艇が渓谷および威嚇の為に近付くと、艦艇に見えた物体が携帯獣が乗った巨大な氷床であると認識(カントー地方にクレベースが棲息していないための誤認)しました。調査の為に氷床に接岸しようとした際、氷床上の携帯獣から攻撃を受け、クチバ港へと避難しました。哨戒艇の乗員から報告を受けたカントー海軍は再度遠距離から偵察を行い、その結果異常現象発生の虞れありとして当局への通報が行われました。その後、数回の交戦を含む調査の上で案件の立ち上げが決定されました。
オブジェクト#119643は、巨大なクレベースを主体とした複数の携帯獣の集合体です。オブジェクト#11964は全体として航空母艦の形状を形成しており、構成する携帯獣の技能により、一般の同サイズの航空母艦の85%程度の戦闘能力を保持しています。オブジェクト#119643を構成する個々の携帯獣に意思の類いは見られず、各々がオブジェクト#119643の部品としての役目を行使のみを目的として行動します。
オブジェクト#119643は、常に海上を航海しており、その航路に規則性は見られません。オブジェクト#119643は自身への接触、攻撃及び進路の妨害に対してのみ自身の戦闘能力を行使します。オブジェクト#119643は自身への攻撃に対して防御的な反応を示しますが、自身に重度の損壊が発生しない限りその進路を変更することはありません。また、一度攻撃対象になった場合でも戦闘領域から離れた対象には追撃を行う事はありません。
以下はオブジェクト#119643を構成する携帯獣の一覧です。また数回の交戦の結果、携帯獣は元の属性を持たず、全て鋼属性を所持している事が判明しています。
[携帯獣#119643-1]
全長200m幅30mの巨大なクレベース。船体の役目をしており、オブジェクト全体の主体となっている。数度の交戦の結果、頭部右及び胴体左、左後脚に全体として7%の損壊が発生している。
[携帯獣#119643-2]
全長3mのイワパレス5体。船体右舷に下段に3体、上段に2体で固まっており艦橋の役目をしている。交戦により、上段後方の個体が大きく損傷している
[携帯獣#119643-3]
通常個体とは異なる模様の翅を1枚に畳んだアメモース1体。携帯獣#119643-2の上部にて軍艦旗の役目をしている。現在模様に関しての調査が進められている。
[携帯獣#119643-4]
異常発達した4mの角を持つヘラクレス1体。電探の役目をしている。交戦により、角が15度ほど曲がっている、
[携帯獣#119643-5]
首部分が30m以上(上限不明)伸縮するユレイドル。船体後方にておそらく水上機用クレーンの役目をしているが、当オブジェクトに水上機に該当する個体は存在しない。
[携帯獣#119643-6]
尾が異常に発達した4体のブイゼル。船体下部にてスクリューの役目をしている。ブイゼルは本来肺呼吸の携帯獣であるが、携帯獣#119643-6が海上に出て呼吸をした姿は確認されていない。
[携帯獣#119643-7]
12体のトゲキッス。通常時は甲板部分で並んで待機しており、戦闘機の役目をしている。戦闘においては本来トゲキッスが習得しない「ミサイルばり」のみを使用する。交戦により2体沈没。沈没した個体は回収できず。
[携帯獣#119643-8]
両翼に6体のテッポウオを所持した8体のマンタイン。通常時は甲板部分で並んで待機しており、戦闘機の役目をしている。マンタインは本来飛行が出来ないが、戦闘時は飛行してテッポウオに攻撃させる。交戦により3体沈没。沈没した個体は回収できず。
[携帯獣#119643-9]
携帯獣#119643-8に付属した48体のテッポウオ。戦闘においては「スピードスター」を使用する。交戦時に携帯獣#119643-8から離れた個体を2体確保。確保した個体からは属性以外の異常性を発見できず。
[携帯獣#119643-10]
砲身以外を常に甲羅に格納しているカメックス4体。船体後方両舷にて主砲の役目をしてる。戦闘においては「みずでっぽう」「ハイドロポンプ」を使用する。交戦により1体損壊。
Supplementary Items:
本案件に付帯するアイテムはありません。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体名・事件とは、一切関係ありません。
※でも、あなたがこの物語を読んで心に感じたもの、残ったものがあれば、それは紛れも無い、ノンフィクションなものです。