【024】キラキラネームさんの「夏の終わりに」の感想

名前:586

評価: ☆

・作者のタッチが色濃く現れたお話だと思いました。特色があるのはそれだけで強みです
・ツタージャの心境が精緻かつ生き生きと、生ぐささを伴って描かれていると感じました
・この形でのタイトルの使い方は他に類を見なかったので実に新鮮です。解釈の一つとして大いにアリです
・強いて言うなら、ラストシーンまでにトレーナーの名前を何らかの形で示唆できるとよかったと思います
・ご参加いただきありがとうございました

名前:Aros

評価: ☆☆

(コメントなし)

名前:BoB

評価: ☆☆☆

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名前:αkuro

評価: ☆☆

(コメントなし)

名前:あきはばら博士

評価: ☆☆☆

読み始めた時は右も左も分からずに野垂れ死ぬ、かわいそうなツタージャの話ではないかと思いましたが。
主人公がクズで、周りのみんなも全員クズで、結局クズじゃなかったのは散々悪く言われていた元ご主人だったというオチ。
純真だったはずのツタージャの汚いところがだんだんあらわになっていき、最後はひっくり返って、すべてを失う様子がとってもホワイティでした。

名前:きとかげ

評価: ☆☆

 言われたことに影響されるツタージャ。ヤミカラスたちも含め、寓話的に書かれたポケモンたちが面白いです。夏を人名として使ったのも面白かったです。ただ題名として考えた時の好みの差でこの評価です。
 ヤミカラスの台詞、「何か問題あったんじゃないの。何か、やらかしてたんじゃないの」から翻って前文を見てみると、あ……問題ありそう……と思わされる構成の妙。空気が読めないというか、言われた一つが基準になるとそれに固執してしまうし、言葉の裏(盛ってた)とかも読めない。言葉を額面通りに受け取る。嘘もうまくないような。自分もそういう感じなので、身につまされますね……。

名前:くろみ

評価: ☆☆☆

ヤミカラスはインターネット。都合の良いところだけをみんな聞いて、似た者同士が集まって肯定されたい心をぐさぐさかけるのは素敵です。

名前:じゅぺっと

評価: ☆

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名前:とまと

評価: ☆

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名前:にっか

評価: ☆☆

 ツタージャが捨てられた理由。それはトレーナーが死んでしまったのでわからないですが。ツタージャは、温室育ちすぎたのかもしれないなと感じました。トレーナーが優しすぎたゆえに、純真で無垢で真っ白な存在。そこに真っ黒なカラス。色の対比で捉えてみて面白いなと思いました。純真で真っ白ゆえにグレーにもなれなかったツタージャ、自由な存在になった彼が今後どうなるのかまたそれを考えるも勝手ながら楽しみです。

名前:はやめ

評価: ☆

(コメントなし)

名前:まーむる

評価: ☆☆☆

夏をこんな形で出してくるとは、ちょっと卑怯だとも思った。
ざまあみろと主人が死んでも罵るツタージャの事も悪いと思うけど、それで引くポケモン達の方が悪いとも思った。

名前:オンドゥル大使

評価: ☆☆☆

今回の三番目に推してもいいかもしれません。最後の最後に告げられる残酷な真実。この世の悪の側面、全てを失った絶望。この感覚はなかなか作れるものじゃありません。センスと技量の高さ、さらに言えば読ませる力をとても感じました。


名前:クーウィ

評価: ☆☆

 一等救いようの無い話。これは結構ダメージでかいぞ。逃げようの無い現実を突きつけられるのって一番苦しいんだよなぁ……。
 兎に角組み立て方が素晴らしい。主人公の感情の変化を丁寧に描写する傍ら、そうなっていく経緯とそれを助長する周囲との溝を巧みに管理し、出すべき場所までしっかりと覆い隠している。情報の管理が完璧でした。
 こうえぐり込むように社会の陰を浮き彫りにする作品って、相当頭が良くないと書けない印象です。確たる役どころを持ったキャラクター像と言い、ひっくるめて御話を作るのがものすごく上手い方だなぁと感服致しました。御見事です。

名前:コン

評価: ☆☆☆

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名前:バリア―カイリュー

評価: ☆☆

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名前:フィッターR

評価: ☆☆

傷を舐め合うためにつるんで、でも気に食わない奴がいたらいじめて放り出す、陰湿な社会。それをポケモンにやらせるという公式が絶対やらないことをやる。まさに二次創作の真骨頂ですね。
夏"を固有名詞としたアイデアも秀逸。でも、ヤミカラスはなぜツタージャにだけ宝石泥棒をさせなかったのでしょう? 最初から盗みをしているポケモンたちのガス抜きの為だけに連れてきた、とか?
ツタージャを"悪"と罵る彼らにこそ、より深い邪悪が見え隠れしているように思えます。ツタージャは彼らを恨んでいいと私は思う。
"

名前:ラクダ

評価: ☆

(コメントなし)

名前:リング

評価: ☆☆

自分より下の者を見て安心するという心理を、えげつないくらいに書けていたと思います。
しかし、死者が出ても笑っているのは流石に不味い……底辺ニートのモブ達に聞かせてあげたい言葉ですね。
ツタージャは恐らく、舌を見て安心する性質を誰よりも強く持っていて、そのせいで仲間の士気を完膚なきまでに下げてしまっていたのでしょう、そんな彼がいなくなることでチームがまとまる。有能な敵よりも無能な、味方の方が脅威とは良く言ったものですね。
ただ、そんなツタージャが、着の実が群生する土地とはいえ四ヶ月も生きて、なおかつ他のポケモンとの交流が乏しいというのは、どこか現実味を帯びていないという印象を受けました。
木の実なんて縄張り争いも激しそうですし、それゆえ弱かったら生き残れない。徒党を組むことも出来ないコミュ障ではなおさらです。
街でゴミ漁りをしている、とかの方がどちらかと言うとそれっぽいかな、と思いました。

名前:レイコ

評価: ☆☆

よい意味でテンションが右下がりでした。
逃がす、捨てる、をテーマに取り扱った作品の中でもトップクラスに読んでよかったです。

名前:久方小風夜

評価: ☆

夏は名前か。なるほど発想の勝利。
ちょっと句点が多いかなーという気が。読むテンポが落ちちゃって残念。

名前:名無し

評価: ☆☆☆

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名前:円山翔

評価: ☆☆☆

最後の“夏”というのが、名前と季節両方を表しているというのが面白いです。
ぐさりとくるお話でした。私たちが知っている誰かの一面はほんの一側面に過ぎないということを改めて考えさせられました。

名前:名無し

評価: ☆☆

(コメントなし)

名前:天波八次浪

評価: ☆☆

折角見つけた場所から追い出されて不幸な話に見えるけれども、
不幸自慢コミュニティから離れたのはよかったと思う。
ツタージャが不幸意外で繋がれる仲間を見つけられることを祈る。

名前:天竜

評価: ☆

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名前:小樽ミオ

評価: ☆☆☆

(コメントなし)

名前:忍び寄るキマワリ

評価: ☆☆

サブタイ:twitterの俺たち。
人は話を盛るものなんだ。
よくよく確認もせずにとんでもない言葉だって吐いちゃうんだ。
やらかしてしまったほうに自覚なんてないのだ。
……自分で言ってて自分で刺さった。
で、ツタージャは何をやらかしたの? わかってもつらい。わからなくてもつらい。
つらい。

名前:椿*徒花

評価: ☆☆

とてもホワイティ。せつなくてつらい。
ツタージャさんは無知で無垢で純粋すぎたんですよね、きっと。ただそれだけ。
トレーナーさんは、どうしてツタージャを捨てたのだろう。本心が気になる。

名前:浅夜とまと

評価: ☆☆

(コメントなし)

名前:砂糖水

評価: ☆☆☆

たぶん作者さんはあの方だろうなーと思って書きます。違ったらすみません。
なんていうか、心をえぐるような話がうまいですね…最高です(のたうち回りながら)。
主人公に感情移入しすぎてつらい。憎い人が死んだら、ざまあ!ってなるやん…ならないのか…そうか…。
可哀相って言われるの、そうだね、気持ちいいよね、同情されるのっていいよね、わかる。まあ話を盛りたいとは思わないし、そこはちょっと理解しがたいですけど。まあでも彼らがああなったのはわかる。
ツタージャ、どんな問題があったんですかね。わりと性格ねじ曲がってるっぽいからそこですかね…。ただ、そう言ったのはヤミカラスだしなーとか思うと、どうなんですかね。たんなる相性の問題だったのかもしれないですけど、真相は闇の中である…。
いやしかし胸くそ悪い話ですね!(※褒めてます)
ツタージャ以外のポケモンたちにはむかむかしちゃうし、作者さんがあの方なら、相変わらずこういうの書くのうまいなーと。マジで胸くそ悪いし気分が悪くなるし、最高か???(※褒めてます)
好きです。

名前:蒼烏

評価: ☆

(コメントなし)

名前:西条流月

評価: ☆

(コメントなし)

名前:逆行

評価: 評価スキップ(自作品)

おっぱい

名前:門森 ぬる

評価: ☆☆

>弱い僕もトレーニングも、きっちり実施してくれた。
 僕も → 僕に  かと思われます。

 野性 → 野生

 話かける・話かけられる・話かけて → 話しかける・話しかけられる・話しかけて

>会場全員が見方になっている、という感じだった。
 見方 → 味方

>捨てた人間。それは将来、幸せにはなれないものだと思っていた
>恨まないと、釣り合いが保てないと思った
 これらの箇所だけ句点がつけられていません。

>そして、「トレーナーの名前を教えて欲しいと」言った。
 教えて欲しいと」言った。 → 教えて欲しい」と言った。

>適度に、相打ちを打ってくれた。
 相打ち → 相槌

>一人ぼっちの自分は、今日も暇だった。
 「一人ぼっち」は他の箇所では「独りぼっち」と表記されており、統一されていません。

 酷い目に合わされた・酷い目に合って → 酷い目に遭わされた・酷い目に遭って

>「私は、人間の下にいたことはないんだけと、でも」
 ないんだけと → ないんだけど

>彼は、自分自身が醜い目に合った話はしなかった。
 醜い目に合った → 酷い目に遭った

>その変わり、人間について多くの情報を得ていた。
 その変わり → その代わり

>画面の角には、「世紀の天才、ついに出現」、という文字。いったい、どういうことだろう。
>彼は、頭が良かったのだ。人間の文字を読めた。捨ててある新聞や雑誌から、情報を取ってこれた。すごいと思ったが、自分らの種族なら、これぐらい普通らしい。人間の言葉を喋れるヤミカラスも、中にはいるんだとか。
 ツタージャも文字を読めている様に思えます。

>かつては、主人の死までは、待ち受けていなかった。
 待ち受けて → 待ち望んで  かと思われます。

>彼なら僕の変わりに、上手く弁論してくれると思った。
 変わりに → 代わりに

>最も自分も、人のことは言えないけれど。
 最も → 尤も

名前:名無し

評価: ☆

(コメントなし)

名前:GPS

評価: ☆☆☆

悪意……というかなんだ、こう……悪意ですらない、小市民的なスケールの小さい、その割に大きな自意識とか承認欲求とか、だめなタイプのプライドが沢山出てくるこの…………。
結局のところみんな人間が憎いのではなく自分がかわいいだけで、自分にしか興味が無いし、捨てられた自分が好きなんだな~!!でも、みんなはそれも含めて全部自覚していて、その上でそれなりに楽しくやっていたのに対し、ツタージャは良くも悪くもマジで人間を恨んじゃった面もありそうなのでかわいそうといえばかわいそうなのかもしれない。
色々と生々しくも心躍……沈む?話でした。精神がダム底☆3つ!!

名前:ion

評価: ☆☆

夏って名前がとにかく可愛いし、トレーナーにちゃんとありがとうって言えるツタージャも客観的に見たらそんなに悪い子には見えないんですよね。やたら目につくのは特徴的な口調ですが他との差別化のためでしょうか?
ヤミカラスを見たものは不幸になるっていう伝承?の通りになってしまったというか。真面目に語れば閉鎖社会の恐ろしさを描いているわけですが。最初に提示した一文が最後の最後に収束する構成をお見事だと思います。

名前:P

評価: ☆

タイトル消化法にまた新アイデアが現れた。夏(人名)。
捨てられポケモン、あるいは被害者達のエピソード盛り大会。いかにもありそうで非常に現実的なところをついていると思います。
ただ半分に減らしてもいいと思えそうな「、」など全体的に校正できるところがたくさんありそうで、やや読みやすさに欠け、テンポの悪いように思えます。
(例:
 まず自分は、バトルが弱い。野性相手でも、割と苦戦する。ジム戦は、一回出たが惨敗で終えた。連続攻撃を避けられず、即意識を消失した。また自分は、新しい技を覚えても、使えこなせないことが多かった。更に自分は、進化するための経験値が、全然溜まっていなかった。進化を果たせば、ぐっと強くなれる。だが、僕は届かなかった。



 まず、自分はバトルが弱い。野生相手でさえ苦戦する。ジム戦は一回出たが惨敗に終わった。相手の連続攻撃を避けられずすぐに意識を失った。また新しい技を覚えても使いこなせないことが多かった。更に、進化するための経験値が全然溜まっていなかった。新しい技がなくても、進化を果たせばぐっと強くなれる。だが、僕は届かなかった。)

名前:Ryo

評価: ☆☆

妙に癖になる、普通そこに付けないだろうっていう読点の付け方は何なんだろう。嫌いではないけど。
それはともかく、これもまたどうしようもない世界の話でした。
自分達はこんなに可哀想だ、こんなにも同情されるべき存在だ、自分達は何にも悪くない。
永遠にそれを繰り返し唱え続けるポケモン達と、まるで家畜に餌をやるように人間界の悪い情報をばら撒いていくヤミカラス。
人間界の悪い情報を得るために自らの手も汚すポケモン達は、もはや「何も悪くない」はずがない、矛盾した存在になっているのだけど、
それ故に、もはやヤミカラスの与える情報の麻薬なしでは矛盾に耐えられず、生きていけなくなっているように見えました。
ツタージャはそんな負のサークルから抜け出せて、ある意味では良かったのかもしれません。もっといい形で抜け出せたなら、もっと良かったのだけど。
結局ツタージャは負のサークルの色に染まってしまったし、サークルからもヤミカラスからも追い出される形で抜けだしてしまった。
ヤミカラスとサークルの関係の真実を知っても、既に自分も染まった後だから、きっぱりと否定し切ることもできない。
この後行き場もない彼の、僕は自由だ、という叫びにも虚しさしかないという。本当にどうしようもない。
文章力はあるんだけど言葉の使い方がところどころおかしくて、その度にちょっと気が削がれました。
特に山場で使われる「氷山の一角」ですが、この言葉はそういう風に使わないです。
普通は、表に現れている些細な事象の裏に、もっと深い事情とか大きな出来事が関わっていたりする時に使います。
スタンプラリー事件でこの言葉が使われた時、元主人は裏ではもっとひどい言葉を色々使っていたのかと思ったら
全然違ったので、「あら?」となってしまい、文章に入り込みづらくなってしまいました。
このように、言葉の意味や使い方が違うと文章の意味まで変わってしまい、読者が混乱するので、そこを頑張って欲しい(偉そう)

名前:名無し

評価: ☆☆

ひどいポケモン達ですね。でもこの醜さは身近にある、有り得る醜さだな、と思いました。人間側にも非はあるんですけどね。