【013】「アローラ、ぼくのふるさと」の感想

まーむる

評価: ☆☆☆☆☆

文句なしの☆5。創作とは言え、現実味に溢れていて読んでいてとても面白かった。
砂浜で笑い転げるシーンなんかとても良かった。

円山翔

評価: ☆☆☆☆

 挨拶の意味をここで知ることになるとは……!
 主人公がカプを捕まえた、つまり、守り神による支配の伝統を塗り替えることができると。努力が報われる場にしようと試みて、それが叶ったククイさんはさぞうれしかったんだと思います。それが、伝統を壊すことになるとしても、努力が報われない世界なんて。自分のような、グズマさんたちスカル団のような人間をもう二度と出さないために。全てを受け入れる場所を造る……むぅ。
 すごく、思うところはあるのです。ただ、いろんなことを知らなすぎて理解が追い付いていないというかなんというか……

照風めめ

評価: ☆☆☆

アイデア:〇
読みやすさ:〇
読後持続力:△
原作のククイとグズマさんのやり取り。そこからの着手は誰か来る、と思ってました。
サンムーンの記憶があいまいなんですが、ククイさんのリーグを作る動機もゲーム中で語られてましたっけ。
独自解釈だとすると、これは中々私のイメージしていたククイさんとは違って、意外性に舌を巻きました。
口先だけのグズマよりも、本当にあらゆる壁や伝統をぶち壊したククイさん。すごいな~!
ただ、個人的にはもっとククイさんには苦戦してほしかったです。例えばカプの村周辺にいる人から反対が無かったのか、だとか、ポケモンリーグを設立するにあたって工事する人とか集めるの絶対大変そうじゃないですか。資金繰りとかも尋常じゃない苦労があったんじゃないかなと推察するんですが、そこをダイジェストとかでもよかったので、少し見たかったです。
最後の一文の解釈が少し含みを持ちすぎていて汲み取り切れませんでした。「目を覚ますことのない」のは、伝統に塗れたアローラ地方、ということでしょうか……?

あまも

評価: ☆☆☆

読む前と後で「アローラ」の意味合いがすっかり変わってしまいますね。このククイ博士は未来の子供の為よりも復讐が目当てだから一層残忍に映るかもと思いました。

来來坊(風)

評価: ☆☆☆☆

 最後の最後まで評価を悩みました、今も悩んでます。多分結果発表が出る頃になっても悩んでいると思います。
 完成度が高いと思います。完成度が高い故に評価に悩みました。全体的な評価も高くなる作品だと思います。
 個人的にな話ですが、自分もポケモンリーグを題材にした二次創作をしていたので、この問題に関して考えたことがあります。そう考えた時に、ククイ博士のこの行為は、カプによる理不尽な選別を防ぐことは出来ても、結局のところポケモンリーグと言う実力主義による選別が新しく生まれるだけなんですよね。だから極端なことを言ってしまうと、あんまり変わらないんですよね両者とも、それを前者のシステムからふるい落とされたククイ博士が行うということは、この作品のような動機と取られても仕方がないですし、そっちのほうがしっくり来ます。グズマの理論ですよね。
 ただ、これの作品の世界観だと、主人公、つまりサンムーンをプレイしたプレイヤーは、まんまとククイ博士の個人的な復讐に利用された形になるんですよ、それをどう受け取るかで、自分の中では評価が変わる事になってしまいました。
 もう好き嫌いの次元なんですが、自分はそれがちょっと嫌だったので、星を一つ減らすという結果になりました。何言ってんだこいつと不快に思う方もいらっしゃるとは思いますが、何卒ご容赦ください。

浮線綾

評価: ☆☆☆☆

 ☆四つ差し上げます。
 お話そのものには色々と考えさせられました。その個人的な見解は投稿期間中にツイッターで述べさせていただいたのでこの場では割愛いたしますけれども。
 この作品では、原作のキャラクターたちが誰一人として私のイメージと衝突することがありませんでした。説得力がありました。過不足のない描写という表現がやはり私にはしっくりきます。
 おそらく多くの人に受け入れられやすい形で、あまり深くは突っ込まず、読者それぞれに考える余地を与える作品でした。ククイ博士についてはキャラクターが深められていましたね。面白かったですし、文章も非常に巧みであったと思います。
 それで私の評価が☆五つでないのは、色々と考えさせていただいた上でこの作品に立ち返ってみると、主にしまキング・クイーンたちのやりとりに不満を覚えたからです。この作品は、この作品に対する私の解釈と、合致しません。
 この作品内に矛盾が内包されているという意味ではありません。おそらくこういうやりとりで表現する他になかったと思います。まあつまり具体的には、ククイ博士によるポケモンリーグ誘致の提案をあっさり許可しすぎな気がしました。場面外で細かい折衝が行われていたと考えます。

 というようなことを一人で悶々と考えるのが楽しい作品でした。

カイ

評価: ☆☆☆☆

「僕はなれなかったではなく、ならなかったんだ。」
ククイ博士のその言葉を字面通りに受け取ってしまっていた私にとっては、なかなか衝撃的な作品でした。そういう解釈があったか、と。いつも明るいククイ博士が、そんな思いを抱えていたかもしれない可能性があったか、と。しかもかなり説得力があったので、今後ククイ博士を見る目が変わりそうです……ククイ博士他アローラの人たちの深層心理を想像しながら、もう一度はじめから原作をプレイしたくなる、とっても素敵な作品でした!

はやめ

評価: ☆☆☆

 タイトルにもなっている「アローラ」という挨拶の使い方が、ニクいなぁというか良い味を出していると言いますか。
>アローラ地方の挨拶だよ。親切・協調・喜び・謙虚・忍耐、という意味の五つの言葉からできているんだ。僕は指折り言った。
>「いろんな場面で使えるんだ。はじめまして。こんにちは。ようこそ。いらっしゃい。お元気ですか。愛しています。ありがとう。そして、おやみなさい。さようなら。それが全部この言葉の意味なんだよ」
 という風に述べられていて、まずゲーム中でここまで詳細に渡る説明はなかったと思うので、ひとつの言葉に込められた解釈の多様性に文化が見え隠れして、世界観に入り込めました。
 しまキングを、カプを、それぞれどう籠絡していくか? 陰謀もののような作戦が立てられ、明確に根拠が述べられていることで納得出来ました。ククイがポケモンリーグを設立するという行為にゲーム以上の説得力が持たされていたと感じます。
 ゲームシナリオではというか開発側としては、それこそククイを「まっすぐ夢を持った大人」として描くことが目的だったように思います。そういった解釈をされる人々も多いでしょうし、だからこそ二次創作としてのこの作品が凄く映えるなぁ、という感想です。面白かった!
 しかし、なんでしょうねこの黒さ。別にククイは悪いことをしたわけではないと思うのですが、サングラスが黒光りして見えます。人間の執念というものはとかく恐ろしい。

虹乃空

評価: ☆☆☆☆

冒頭に出てきたアローラの言葉の意味。それが読了後見事にタイトルと繋がって、まるでククイ博士自身のように、全く違う意味を秘めていたことを知らしめました。素晴らしい仕掛けです。
ゲーム中で語られなかったことを濃密に語った作品、という印象でした。

改行がかなり大胆に使用されていて、ちょっと自分では持っていなかった手法なので勉強になりました。案外読みやすいものですね……もちろん作品自体の魅力も大いにその理由の一つなのですが。今後の参考にさせていただきたく思います。

SB

評価: ☆☆☆

文章のテンポが良くて、すらすらと読むことができました。
ただ、文と文の間に空行が多すぎます。会話文のみを地の文から切り分ける必要はありません。私も昔こういう書き方をしてしまっていたのですが、指摘されたのでやめました。誰もが通る道だとは思いますが、今のうちに修正しておいた方がいいと思います。普通の一般文芸書を参考に文章を組み立てることができれば、もともと文章がすごく読みやすいのですから、もっともっとよくなると思います。
文と文の間に空白行を入れるのをやめると、純粋に「文章のみを使って空白の時間を組み込む」というテクニックを学ぶことができます。そうして組み込まれた文章が、また新たな場面・情景を呼び起こすんだと思います。

設定に関しては、Twitterで称賛されていたように、良く練られており、とてもよかったです。ククイ博士という人物の再定義ともいえる内容で、ゲームやポケモンに対する思い入れが伝わります。解釈の祖語を問題視するレベルの物語ではないと思います。
設定はとてもよかったので、ストーリーももう少し深入りしてほしかったかなと思います。文字数もまだ余裕があるみたいでしたし。

Ryo

評価: ☆☆☆☆☆

ゲーム内で主人公がしてきたこと、本編シナリオに対する一つの解を打ち出した作品。
この作品について考えることはポケモンサンムーンというゲームそのものについて考えることになり、
そこからまた新しい解釈、作品がどんどん出てくるんじゃないかなと思います。
ゲーム内の世界だけではなく、読者にも新しい可能性を開いている、扉のような作品のように思いました。ありがとうございます。

P

評価: ☆☆☆☆

登場キャラクターにオリジナルのキャラクターがいないという当コンテストの層からすれば異色の存在。   とまで書いてこの小説が異色に見えるこの二次創作コンテストがそもそもだいぶ異色なのではないかという疑念にとらわれます。
ゲーム中で登場した台詞や設定のそれぞれを的確に繋いでキャラクターの一つの解釈、および本編ストーリーの穴埋めとして非常に説得力ある説を作り出しており、この作品を読んでククイ博士への見方を変える方も多く出るだろうと想像できるほどに完成度の高い力作と思います。
ですが原作から受ける情報やイメージが物語の中核に深く絡んでいるだけに、それが読者の持つククイ博士やアローラ地方、島巡りのイメージと正面衝突を起こす可能性もあり、その点においては人により評価の分かれる作品なのではないかという印象を受けます。
しかしその部分を差し引いてなお、先述のストーリーの裏側を補完する二次創作としての完成度や登場人物の行動の一貫性などは投稿作中でも群を抜いて高く、特に後者では読んでいて共感でやるせなく思うことが何度もありました。
アローラから飛び立ったカヒリとアローラの中からその風習を変えようとするククイ博士の対比、そして全てが上手くいき、アローラの変革を確信したククイ博士が哄笑しながら「泣いている」というところに心奪われました。
島巡りの仕組みはククイ博士がその人生をかけて壊そうとしたもので、しかし一度はそれを達成し、その先に夢を見たものなんですよね。その愛憎があの1シーンでとてもよく現れていたと思います。

エトワール

評価: ☆☆☆☆☆

サンムーンの発売時期が幼い頃にポケモン初代に出会った世代が社会に出て何かしらの挫折を経験している頃ということもあり、ククイ博士やグズマの言動や行動の節々に共感してしまうものがある……とはどこぞのレビューの言だけど、自分もプレイ時の体験談からその通りだと思う。
そして当然というかなんと言うか、ククイ博士は故郷と下の世代を支える側、グズマはやるせなさの投げ所を求めていた側……と認識していたところ。そうか、そう来たか。聖人でも無い限りは思うところが無い筈が無いものなぁ。
物理的な破壊活動でない、しかし執念深くも大っぴらに行える、この地に積もり積もったものを無にせんとする復讐、という解釈。お見事。
カヒリさんの言葉と経歴、彼女にぶっちゃけるククイ博士の言い方を考えると、彼女はククイ博士の心情をかなり理解していたのではないか?と思ったり。
とにかく後半の浜辺で全てをぶちまける独白シーンで圧倒された。

フィッターR

評価: ☆☆☆☆☆

 3つのレギュレーションをすべて満たしており、また登場人物にゲーム『ポケットモンスター サン・ムーン』に登場しない人物が1人もいない超王道二次創作作品。
 タイトルの秀逸さが白眉です。はじめまして。こんにちは。ようこそ。いらっしゃい。お元気ですか。愛しています。ありがとう。そして、おやすみなさい。さようなら。これらの意味すべてと、地名としての『アローラ』が、タイトルに一気に詰め込まれているんですよね。まさに『アローラ』という言葉なくしては存在しえないタイトルです。
 ククイ博士の心中に迫ったストーリーも素敵でした。こちらの世界のハワイで、王朝が崩壊し変わっていく時代の中でハワイ最後の女王が歌った別れの歌『アロハ・オエ』を、タイトルも相まって連想させてくれます。

久方小風夜

評価: ☆☆☆☆☆

自作です。
純粋なククイ博士ファンには大変申し訳ないことをしました。平伏。
博士のことは大好きです。

くろみ

評価: ☆

挫折する人を救うことがなぜポケモンリーグの設立になるんでしょうね。島めぐりもポケモンリーグも挫折する人多いと思うんですけどね。

GPS

評価: ☆☆☆

王道2次創作って感じだ
主人公がアローラ生まれじゃないことの意味をここまでしっかりつけてきた話があっただろうか

鳥野原フミん

評価: ☆☆☆☆☆

こんな話を書きたいなあと思っていたんです。文章にしてくれてありがとうございました。

砂糖水

評価: ☆☆☆☆☆

今回の中で一番の話題をかっさらっていった作品。いやー、ほんとね、うまい。すごい。(こなみかん)狙ってなのかな、ちょうど話の真ん中で全部ひっくり返していくときの爽快感ときたら! 最高ですね。復讐もの大好きなので読んでいて本当に気持ちがよかった。
本編のククイ博士が光属性にしか見えないので、こうやって二次創作で闇属性を付加するとギャップがあってそこがすばらしいですね。島巡りという制度についてはやはりゲームをプレイして思うところがあったりするのですが、その辺をうまーく描いているなあと思いました。
>アローラ、愛しい僕の故郷。
>願わくばもう二度と、目を覚ますことのないように。
この終わり方があまりにも美しく、そして込められているだろう感情にぞっとする。

オンドゥル大使

評価: ☆☆☆

ククイ博士とグズマが本質的には同じであった、という着眼点に感嘆しました。面白かったです。

水雲

評価: ☆☆☆☆☆

ストーリー性 10/10
文章力 7/10
構成力 8/10
キャラクター 10/10
独創性 10/10

好みかどうか 50/50

 一言:参りました。すごいですねこれ。Twitterで噂が立って、そこからかなり後になってから読んだのですが、それに違わぬ完成度でした。すっきりしていて読みやすいですし、順序立てての展開がうまい。

 合計 95/100 平均 4.75

逆行

評価: ☆☆☆☆☆

最も話題になっていた作品。
話題になる一番の理由はやはり『読みやすさ』でしょうか。
ククイ博士が元々柔からめの口調なこともあって、彼の語りは非常にストレスなく読み進められます。
特に難しい言葉、難しい表現も使われておらず、非常に取っ付き易い小説であると言えるでしょう。
行開けの多さに関しては賛否ありそうですが、これぐらいならぎりぎり問題ないくらいだと自分は思います。
さて内容の方ですが、これがまた凄い。
原作の設定を一切殺さず殆ど新しく設定を加えることもなく、しかしちゃんと面白くなっている。
こういう謂わば正統派で面白くするのは、容易ではないと思われます。
何故面白いのか。
まず一つ言えることが、設定の利用の仕方が巧いことでしょう。
キャプテンやカプ達のキャラクター、アローラの風潮や人々の感情。
それらの設定を、博士の望むべき方向へと上手に変換させていく。
それが読んでいて大変心地よく凄いと感じます。
特に、ラナキラマウンテンにリーグを設立する理由なんかはよく考えられていると感じました。
確かにあの場に設立すれば,カプ達の承認を得ていると国民は思いそうですね。
そして、山場となるククイ博士の本音の発露の場面も凄かった。
ぐいぐいと惹きつけられるようでした。
浜辺を転げ回るククイ博士の描写が巧い。
自分は割と心理描写に自信を持っている方ではありますが、この小説のように感情を体の動きで表現するというのはどうも苦手なので参考にしたいと思いました。
ククイ博士は色んなキャラを作中で利用している訳ですが、作者さんはそのククイ博士を更に利用して実に巧みな小説を作り上げている、とでも言うべきでしょうか。
いやー。圧巻でした。
指摘すべき点と言えば、ポケモンリーグはどうして島巡りと違って弱者が振り落とされないのか説明か欲しかったという所でしょうか。
実際、会議でも突っ込まれる箇所でしょう。
勿論弱者が絶対に振り落とされないような仕組みを作るのは不可能ではあります。
しかし、会議で誰かに突っ込ませて、なんとかハッタリでも良いので博士に弁明して欲しかったです。
後、忘れてはならないのが、『アローラ』という言葉の使い方ですね。
こんなに様々な意味があったとは知りませんでした。
アローラの意味を最初に少女に語っていたことが伏線となり、一番最後の博士の独白にバシッと出てくる
これ以上ない綺麗な締め括りでした。
うん、やっぱり巧いですね。
ここまで上手に組み立てられてしまうと、例え少ない文字数の小説であっても星5を付けるしかありません。
作者が誰なのか全く検討が付きませんが、今後ともこの作者さんの作品の方を楽しみにしております。

禍月アオ

評価: ☆☆☆☆

これは一見異常に見えるククイ博士の心情、実は多くの人間にもそんな経験があるんじゃないかと思います。自分は頑張った、沢山努力した、誰にも負けない自信がある程力を付けた、なのに思ったよりも周囲の評価が低い、出来て当然だと言われる、もっと相応の評価があってもいいんじゃないか、結果だけを見ないで、そんな評価ばかりなのは周囲の基準がおかしいからいっそ壊れればいい。例え全て壊して新たな評価基準を生み出しても評価されない人間はどうしても出てくるし、挫折側として零れたトレーナーを救う受け皿と力説しても結局は自分の努力と人生と正当性を否定されないように他者の為とエゴを振りかす利己的な考え。人間味がよく表れて好きです。きっと彼の考えを「間違ってる」なんて即答できる人間は少ないと思います。私も含めて。

リング

評価: ☆☆☆☆

二次創作の華とも言えるくらいに納得のいく内容だったと思います。ククイ博士の本心としてこれが正解というものはありませんが、納得がいくという面においてはピカ一の考察であり、お話でした。
納得させるために、心情描写も丁寧になされていて、ゲームをプレイした内容からくみ取れる情報を違和感なく物語に取り入れることが出来ていると思います

門森 ぬる

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(コメント無し)

北埜とら

評価: ☆☆☆☆

個人的にこの傾向のククイは若干解釈違いなのですが、ここまで割り切られるとそれはそれで潔いなと思います。
なんだろう、一本の短編小説としてはもっとうまく物語らしいストーリーを組めたのではとも思っちゃう(個人的好みの問題です)のですが、
>「カプ、捕まえちゃった」

> 願わくばもう二度と、目を覚ますことのないように。
この最後の一文とか、要所要所ものすごい光り輝いているものがあって、この作品は一本の物語としてというより、解釈の潔さ、それとそういう要所要所の強さが、魅力なんだなあと思います。個人的見解です。

小樽

評価: ☆☆☆☆

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にっか

評価: ☆☆☆☆☆

(コメント無し)

No.017

評価: ☆☆☆☆☆

やだこれ最高…好き……
いや、もうこれ最高なんで、主人公はククイ博士なんだけども、特にグズマが好きな人は読んでみて! 最高だから! 最高だから!
いやまさにこれこそ二次創作ですよ! ひねくれ系正統派二次創作だ! 好きだぞぉ!
いやーそりゃ愉快でしょうよ。博士笑っちゃうよ! 大笑いしちゃうよ。
私の想像する博士はここまではどす黒くないけど、でもこれと表裏一体だよ。いやー共感するね。絶対、彼なりの挫折や不満があったはずだしね! 創造には破壊がつき物なんだよ!!!

実は何らかの事業をやり遂げるって、一種の復讐的側面が伴う。あいつらを見返したい、目にもの見せてやりたい……大きなコンプレックスこそが人を動かす原動力なのだ。もちろんそれは一側面であってすべてではないんだけど、私自身もちょっと身に覚えがあるので博士に共感しちゃうのだ。はっはっは、俺はやったぞ! ざまあみやがれ!

ところで、インドにはカースト制度というものがある。生まれでつける職業や身分が決まってしまう、少なくとも私から見ればクソみたいな制度だ。(絶対に悪かといえばそれはいろいろ議論のあるところだとは思うけど)
と・アろで今、インドはIT産業が盛ん。ちなみにこれはカースト制にはない新しい職業だから、下層の人でも就けるのだそうだ。この話を聞いた時、こんな方法があったのか!と一種の感慨を覚えたものだ。
今までの(悪しき)伝統を破壊するもっとも効果的な方法、それは新しい文化の導入なのだ。ククイ博士のやった事はそういう事なんだと思う。
もちろん世界標準となったアローラは、今度は世界標準が抱える問題をはらむだろうけど、それをまた新しいククイ博士が破壊して世界は前進するのではないだろうか。

ククイ博士「クソみたいなアローラの伝統をダムの底に沈めてやった」

あきはばら博士

評価: ☆☆☆☆☆

こういう話が大好きです。

小樽(感想送付)

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ion

評価: ☆☆

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586

評価: ☆☆☆☆☆

やられました。私も作中のククイ博士の行動や言動を見て「この人は何か隠しているような」という違和感を覚えていたのですが、このお話はそれをストレートに描いています。ここまで皮相的なタイトルは見たことがありません。脱帽です。

とんとん

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5573

評価: ☆☆☆☆☆

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ワカサギ

評価: ☆☆☆☆☆

(コメント無し)

匿名

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おそば

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ta

評価: ☆☆☆☆☆

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ロックファイター

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きとら

評価: ☆☆☆

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かねの

評価: ☆☆☆☆☆

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クロコダイル

評価: ☆☆☆☆

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自由感想フォームより

p-che

評価: -

自分では思ってもいなかった、新しい視点の博士を読むことができてとても楽しかったです。
ありがとうございます、アローラ!!