【057】「ある普通の少年と普通のコラッタの、特別な島巡りの物語」の感想

まーむる

評価: ☆☆☆☆☆

特に大人になるまでの間の、生きる上でとても重要な事を学べた、という良い話だった。

円山翔

評価: ☆☆☆

 島めぐりの旅に出る子供たちは、初めはどこにでもいる普通の男の子女の子。それが、普通の(といいつつその地方での目撃例の少ない)ポケモンを貰って旅に出るところを、ハジメ君は珍しいと思ってしまったアローラ以外のコラッタと一緒に旅に出た。それだけでも普通じゃないんですよね。ごく普通の男の子女の子がごく普通のポケモンと一緒に歩む旅路は、その子だけの、特別な旅路なんだなぁという事がしみじみと感じられました。

照風めめ

評価: ☆☆☆☆

アイデア:〇
読みやすさ:◎
読後持続力:◎
あー! この青さがたまんない! 若さゆえの過ち感がいいですね。
我々からすればアローラコラッタが珍しくて、ただのコラッタなんてありふれた存在。だけど、彼らからすればそれは当然逆となる。
そんなエースとの出会い、挫折、立ち上がり。どれも丁寧に書かれてあって、作品により入りやすくなっていたと思います。
特に起承転結の流れがきれいで、最後の結の部分はとてもカタルシスを得られたと感じます。
最後のお父さんのセリフがいいですね。普通の島巡りだったけど、父さんだけの島巡りだったよ。
この作品はこのセリフに全てが凝縮されてると思います。
最後の最後でこれが出る。それだけでこの作品の評価は個人的には爆上げでした。
ハジメとエース、この二人はきっとうまくやれる。雨上がりの空のようにさわやかな気分になりました。

あまも

評価: ☆☆☆☆☆

思わず涙が出てきました。普通のものでも大切にした分だけその人の特別になっていくんですね。エースもハジメ君も特別なパートナーですね!

来來坊(風)

評価: ☆☆☆☆☆

 素晴らしい作品でした。なんと言えばいいんでしょうか、自分は一角の人物であると言う少年特有の心理をうまく書いていると思います。
 主人公はハウと自分を比較していますね、作品内の現実としてハウが島巡りに挑戦する際の儀式の熱量と、自分達の儀式との熱量の差は明らかにあるんでしょうし、それを比べてしまうのは仕方ありませんね。
 そして、自分が特別だと思っていたものが不意にそうではないと作中で気付くのも良いと思います。
 そして最終的には普通であることを受け入れる、普通であることを受け入れるといい方では語弊がありますね、それぞれの人生にはそれぞれ特別なものだということに気づいたということでしょうか。
 いい作品だったと思います。
 温めていた作品でしょうか、終盤の作品の中でも特に素晴らしかったです。

浮線綾

評価: ☆☆☆☆

 ☆四つ差し上げます。そこまで尖った作品でもない、難点も無い、作品そのものも普通にいいお話だったと思います。何度も申し上げますが、ここまで普通の、自然で平易なお話って、たぶんものすごく書くのは大変ですよね……おそらく強い感動を与えることはない作品だとは思いますが、水のように空気のように長々しく我々の心に残る類の、実に標準的な作品だと感じます。
 ほとんど多くの旅するポケモントレーナーというのは、多かれ少なかれハジメさんと同じような悩みを抱えているように想像します。我々こちらの次元の読者としては、“主人公”として数多の伝説ポケモンを操り悪の組織を滅ぼす無敵のヒーローの視点からは見えにくい世界ではありますが。
 たぶんこの作品は、ポケモンの世界に実際に暮らす人々の心を打つと思いますです。トレーナーズスクールの教科書に載せてもいいですよね、悩める新人トレーナーのために年配のベテラントレーナーが語るお話かもしれません。多くの人々が珍しいポケモンを欲しがれば密猟も横行するでしょうし、飽きたからといってポケモンを逃がせば外来種などの多くの問題も発生するでしょうし。たとえ珍しくないポケモンであっても家族のように大切にするというのは、ポケモンの世界においては大事な道徳なのだろうなと。

カイ

評価: ☆☆☆☆☆

普通の、本当に普通の少年のお話を、丁寧に描いたそれは、唯一の特別な物語ですよね。
幼なじみが草タイプだと言ったのを受けて?自分のことをノーマルタイプだと表現するのが、タイトルにも繋がっていて好きです。
エースを手放しそうになった時はドキドキしましたが、無事にまた二人で島巡りをすることになって良かったです。

はやめ

評価: ☆

(コメント無し)

虹乃空

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(コメント無し)

SB

評価: ☆☆☆☆

温かみのある素敵なお話だと思います。読んだ後ホッコリしました。お父さんが、普通の人なんだけど、すごくいい人。

Ryo

評価: ☆☆☆☆☆


本当に、こういうのはあの世界においてよくある話だと思うんですよ。
お話としても「旅立ちへの不安→パートナーを得たワクワク感→挫折→パートナーとの溝→絆を確かめ合う→再出発」という王道です。
でも、その「よくある王道の話」を凄く丁寧に書いていて、例えるなら新米で炊いたご飯と出汁からとった味噌汁みたいな原点の良さがあります。
カントーポケの不思議な色使いは私も大好きです。私も初心に帰れたような気がします。とてもいい話でした。

P

評価: ☆☆☆☆☆

タイトルにもある通り、ごく普通の少年とアローラの外においては普通のコラッタという主題をとってこれだけの作品が書けることにまず驚きました。
紫色という特別なコラッタとともに旅立つ自分の特別さに自信を得て、それが崩れ去るとともに自信を失い、そして普通である自分達を受け入れながらも、一見矛盾した「誰にでも存在する、特別な島巡り」に向けて旅立つ過程は心が温まり、素直に応援したくなります。
序盤の主人公がコラッタを救い、その後に崖へ連れて行く過程を後半では逆にして繰り返すなど、考えられた丁寧なつくりがわかる作品と思います。
後半にある「いつからかハジメはエースのことを見ていなかった。たぶん、エースが普通のコラッタだと知った頃からだ。」の一文が好きです。文面そのものの意以上に、「普通のコラッタ」という種族を見て「エースという個体」をどこかないがしろにしていたことへの反省も伺える気がして。

エトワール

評価: ☆☆☆☆☆

知識不足からの若気の至りと言えど、スタート地点を自らの手で不平等にしてしまったというのは思う所が大きそう。それでも自分のペースで進むしかないのは他の子達と変わらない。
切っ掛けの一つは(勘違い故の)珍しさだったかもしれないけど、今隣にいる理由はそうじゃない。タイトル通りの王道。

フィッターR

評価: ☆☆☆☆☆

 ポケモン小説としては異色な作品が出揃うこのコンテストの中で、少年とポケモンの出会いと旅立ち、初めての小さな挫折と葛藤、それを乗り越えての冒険の再スタートを描いたこのお話は、まさに『普通』のポケモン小説です。
 しかしながら、他の誰もが目を向けなかったポケモン物語の王道に、真正面から向き合い形にしているこのお話は、このコンテストにおいて、まさに『特別』な存在と言えるでしょう。このお話そのものが、ハジメとエースの冒険のような『普通だけど特別』な存在になっていると言っても過言ではないと思います。
 マラサダの味や食感、とっておきの場所から見るビルや海原の姿といった、丁寧に描かれた感覚や情景の描写が、誰もが経験するけれどその人にしか味わえない、新たな旅立ちの物語を豊かに彩っているのも印象的です。

久方小風夜

評価: ☆☆☆

ハジメくんもコラッタが「普通」ってわかって急激にやる気をなくしてるあたり自己中ですねー。まあでもリアルだなあ11歳だし。
きっとそのがっかりを乗り越えて大人になっていくのだよ。がんばれ。
だが観光客てめーはだめだ。アローラのポケモンじゃないからって試合放棄する身勝手さが非常に腹立ちますね。お前のために島巡りやってんじゃねーんだぞ(#^ω^)

くろみ

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GPS

評価: ☆☆☆

(コメント無し)

鳥野原フミん

評価: ☆☆☆☆

(コメント無し)

砂糖水

評価: ☆☆☆☆

まさにタイトル通りの作品で、超正統派だと思いました。彼らの島巡りは彼らだけのもので、そしてそれはありふれているかもしれないけど、でも特別なんですよね。イロモノが多すぎる分、本当の本当に正統派のこの話は燦然と輝いて見えます。

オンドゥル大使

評価: ☆☆☆

なるほど、逆に普通のコラッタを特別だと思ってしまった少年のお話。しかし、強いポケモン、弱いポケモン、そんなの人の勝手という言葉があるように最後にはきっちり道を踏み外さないでよかったです。

水雲

評価: ☆☆☆☆

ストーリー性 6/10
文章力 7/10
構成力 8/10
キャラクター 5/10
独創性 10/10

好みかどうか 45/50

 一言:リージョンフォームによる、それぞれの地方での認識の違い、常識の違い。王道ですがここから入ってきたのも美味しいです。クセはまったくなく、つけるべきケチもなく、金銀のたんパンこぞうのゴロウを思い出し、懐かしい気分に浸っていました。温かいストーリーをありがとうございました。

 合計 81/100 平均 4.05

逆行

評価: ☆☆☆

自分の世代的には(ルビサファ・ダイパ発売時点くらいから二次創作読み始めた人)
には、これが最も懐かしく感じます。
原作を生かした王道の成長物語でした。
好みとしてはもっと挑戦的なことをしている作品の方が好きですが、これはこれで良く纏まっていると思います。
カントーから見たら黒いコラッタは普通ではないが、アローラの人からすると普通のコラッタになる。
こういう視点が面白いと感じました。

禍月アオ

評価: ☆☆☆☆☆

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リング

評価: ☆☆☆☆

小さい頃は何でもできる気分になってしまいがちですが、人はこうして挫折していくというお手本のような世知辛い旅立ちの物語です。
万能感を打ちのめされて、それを誰かのせいにする。そんなありがちな挫折をしつつも、それでも何とか頑張っていこうとする前向きなお話で、見ていて気持ちが良かったです。

門森 ぬる

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北埜とら

評価: ☆☆☆☆☆

タイトルが、タイトルが、タイトルが、良いよね。本当に。
リージョンフォームをこんな風に使ってきますか……この作品のことを王道だっていう声もツイッターで聞きましたけれども、私はこれはスゲェ発想力だなという感想の方が強かったです。勿論展開や落ち着く所は王道で、それを陳腐と感じさせない力強い文章力演出力という基盤があって、結局でも私がこの作品に惹かれたところって、アローラじゃないコラッタを『普通のコラッタ』と呼ぶ我々の、ソコに着目したってところが、発想が違うわっていうか、この発想欲しかったです。いやあ面白かった。そうかあ、普通かあ、そうだよなあ。アローラの民からは特別なものに見えても、でも現実は。あの、ハジメが抱えているような劣等感や『特別』な自分への期待、憧れって、誰しも持っているもので、私も今でも持ってるもので、それを乗り越えられずに受け入れられずに大人になってきた私は、この作品を読んで、ウワァ~ってなりました。なんだかね。こうやって受け入れられて、特別であることも手に入れて、進める姿は、強いよ。すごく。眩しいな。
きらきらとした素敵なお話でした。ありがとうございました。

小樽

評価: ☆☆☆☆

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にっか

評価: ☆☆☆☆☆

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No.017

評価: ☆☆☆☆☆

マラサダの描写がうまそう。食べたくなる。

あきはばら博士

評価: ☆☆☆☆

主人公名がハジメなのはコラッタの頭を意識した確信犯だったのでしょうか。
タイトルになっている「普通」が何よりも武器になっている、尖ったものは無いけど普通で普通に面白い作品。

小樽(感想送付)

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ion

評価: ☆☆

おそらくは作者様だろうな、と念頭にある方はいますが、その方はネタを詰め込んだのでどれだけ理解されるかとtwitter上でおっしゃっていて、
そこまで量が見つけられなかったのでどうしたものかと。
木登り、もしかしなくても日の出も含め某擬人化アニメの冒頭やOPのオマージュでしょうか。ぼくのフレンド。
さすがにあれの影響力を過大評価しすぎでしょうか。これが描かれた時点で最終回のアレを予測できるわけがないし・・
ポケモン捕獲失敗、明確にハジメの方に理由がある描写がされていて、エース自身の実力不足で起きた可能性があるのはアブリーぐらいしかないんですね。
その上、「一対一で戦うだけがポケモンバトルじゃないよ」のセリフもキャプテン(イリマさんじゃないのかな)とハジメで違うように捉えている可能性がある。作者が意図したことなら、もしもこのまま御三家と島巡りを始めていたらと背筋と肝が冷えました。
rainbowって作者名は、最近熱いポケモンアニメ第1話通り最後に回収されるとばかり思っていましたが、ハワイの象徴であると同時に多様性の象徴ですよね。
 あれだけドラマティックな出会いを演出しておきながら、それほどハジメがエースに目を向けていないあたり、なんとも子供らしい冷たさがリアルと言いますか。その辺の表現に心血を普段から注いでらっしゃらないとできないと思います。
「特別」についてはまあ、自分が普通と思っているより、みんな等しく特別と思っている方が生きやすいとか、語りたいことはいっぱいありますが、まあ、そんなわけで、君にも特別が見つかるはずだよ、というエールだとこの作品を捉えたいのです。

586

評価: ☆☆☆☆☆

普通のコラッタとリージョンフォームのコラッタの関係性を巧みに用いた序盤の展開は読者を引き込むに十分で、最後はきちんと未来に向けてお話を締めくくっているのが非常に好印象でした。結局の所多くの人は自分がいつか「特別ではない」と悟って自分に折り合いを付けることになるのですが、しかしそれは画一的であったり没個性であったりするわけではなく、ひとりひとりが各々の「特別な」人生を送る事に変わりは無い。普遍的ながら描くのが難しいテーマに真摯に取り組んだ傑作だと思います。良い物を読ませていただきました。

とんとん

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5573

評価: ☆☆☆☆☆

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わかさぎ

評価: ☆☆☆☆☆

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匿名

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おそば

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ta

評価: ☆☆☆☆

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ロックファイター

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きとら

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かねの

評価: ☆☆☆☆

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クロコダイル

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