【059】「それでもぼくはぼくなんだ」の感想

まーむる

評価: ☆☆☆☆☆

性癖的に一番好きな作品。
最後のめそめそルガルガンが良い。

円山翔

評価: ☆☆☆☆

 ルガルガン兄弟の名前が素敵……!兄の方がシリウスなのではないかとちょっと考えてしまったのは偏見というやつです。色が美しくかつ効果的に使われているのも特筆すべき点かと思います。シリウスの名前の意味も初めて知った気がします。素敵。
 優しさと甘さの理論については何度も考えました。それを乗り越えて、しかし狂気に飲み込まれてしまったシリウスも、全てを忘れることはできなかったようで。主題とはずれてしまうかもしれませんが、最後の最後でトレーナーの「彼女」が妙に現実じみた心配をし始めて「ん?」ってなりましたが、それを試練だと割り切ったのがカッコいいなと思いました。

照風めめ

評価: ☆☆☆

アイデア:〇
読みやすさ:〇
読後持続力:〇
イワンコを育てるトレーナー皆苦労してそうですね……。
最初のシリウスの衝動が、一体何によるものなのか。これが主題ではあるのですが、そこまでが遠いのでは? という印象。
本能的に突っ走ったのに、いざ一匹になると理性が上回ってるような気がして、どっちなんだ、というか何がしたいんだ感はありました。うーん、でも人間じゃないしなあ。
ですが、シリウスとバルジーナ?戦以降の文章の畳みかけがいいなと思いました。
強くなりたい、と願った際の対象が主ポケモンというのも、他の作品にはない個性で面白いと思いました。
ルナアーラとの邂逅なども絡めてよるのすがたに進化した、というのもいいアイデア。

あまも

評価: ☆☆☆☆☆

シリウスよかったね……。主人公とお兄ちゃんの愛情に感動しました。お互いに心寄せ合えるこんなトレーナーとポケモンの関係になりたいですね。

来來坊(風)

評価: ☆☆☆☆

 ルガルガンの特殊な進化について上手く書かれた作品だと思います。
 特に進化の場面は良かったです。
 ちょっと思ったのは、トレーナーの女の子のキャラクターはちょっと特殊なものがあったので、それをもっと掘り下げる方向があればよかったなと思いました。

浮線綾

評価: ☆☆☆☆

 ☆四つ差し上げます。このご兄弟は滾ります、というか落ち着きのあるお兄さんが弟を窘めるというのには果て無き憧れがあります。つまるところ私の鉄板の萌えポイントなんですね、ありがとうございます
 おおかみこどもの雨と雪を思い出しました。もちろんあの姉弟とは全く異なるご兄弟のお話なのですが、狼を人が育てるのはこうも大変なのだろうなという感じがひしひしと伝わってまいります。

 惜しむらくはトレーナーさんに、狼のリーダー的なカリスマ性がもっと感じられたらなと。ポケモンへの理解があり忍耐があり、ややぶっきらぼうながら心根は優しい方なのでしょう。実に岩タイプの使い手らしい実直さがそのお人柄からは窺えますし、イワンコの反抗期を静かに受け止めて泰然と彼らの帰りを待ち続けるだけでも既に物凄い方だと思うのですが、なんだか物足りなさを感じます。
 つまり何と申しましょうか、トレーナーさんが「良い主人」すぎるように思います。イワンコを育てるのは初めてでいらっしゃると思うので、もう少しだけでも悩んで迷われて、二体と付き合う中で成長を見せてくださっても格好いいと思います……なんだか超人か、あるいはかなり鈍感で偉そうにしているように感じられて私はいまいち彼女を好きになれません。根暗だから嫌いという訳ではないのですが、いえもしやそういう事なのでしょうか。読者すらも敬遠させるほどの根暗さんなのでしょうか。

カイ

評価: ☆☆☆☆☆

イワンコが進化前に荒れる、という設定はゲーム中では全く表現されないわけで(うちのイワンコは進化前もやる気に満ちた熱い眼差しでこちらを見てくれていたりしたので…)、そこを上手く拾って補完してくれた素晴らしいお話でした。
イワンコのトレーナーとして、イワンコ(ルガルガン)と一緒に乗り越えていく試練。人とポケモンの絆もすごく良く感じられて、焼き菓子を口に入れてもらった途端ルガルガンがめそめそ泣きだしてしまったシーンでは、私も思わず瞳をうるませてしまいました。

あと、最後に一つだけ。
私もルガルガンもふりたいです…(まひる派です!)

はやめ

評価: ☆☆

(コメント無し)

虹乃空

評価: ☆☆☆☆☆

進化直前の激情と戦うイワンコを描いた前半、イワンコを迎えに行くトレーナーと兄のルガルガンを描いた後半。どちらもとても勢いがあって心地よく読めました。ポケモンバトルの描写力が非常に高くて尊敬します。結末もひとまず一件落着、良い読後感でした。

SB

評価: ☆☆☆

(コメント無し)

Ryo

評価: ☆☆☆☆

試練が始まる前にトレーナーだけで試練の場に入っても良かったんでしたっけ…? と、途中から気が気でなかった。
深夜だから見張りなどもいなくて、ゲートは無理やり越えたとしても、
色々この先のことを思い悩んでいるラストにもそこら辺の心配がないので、引っかかりを覚えました。
ただ、躍動感と野性味に溢れるシリウスの一人旅の描写は、動物的な仕草と擬人化のバランスがよくて凄くかっこよかったし、
何を目にしても冷静で揺るがない主人公と、リアクションが大きくて人間味溢れるロトム図鑑、というコンビもいい味出していました。
特にロトム図鑑がいないとどこまでも殺伐とした話になってしまうので、本当にこのお話のロトム図鑑はいい仕事してると思います。

P

評価: ☆☆☆☆

前半を占める圧倒的な野生描写と、その中においてシリウスの甘さともとれる優しさを描写することで、後半に入っての戦いにおける真夜中の姿への進化に伴った性格そのものの変貌が実感できますね。
そして最後に、進化や命の危機に瀕しての昂揚から覚めたシリウスが元の調子を取り戻していきなり泣き出すというのが好きです。
そのままタイトルに通じるとともに、緊迫したシーンが続いたことでのこちらの緊張もどっと解けた気がしました。

エトワール

評価: ☆☆☆☆☆

自分が自分で無くなる進化という一大イベントを通して、狩る側と群れで守りあう側の野生の生態、兄の背を追った弟の焦り、未知との遭遇といったイベントを豪勢に詰め込み、居場所に帰ってくる流れが素晴らしい。
個人的には未来のベテランとでも言うべき独特かつクールなトレーナー像がグッド。

フィッターR

評価: ☆☆☆☆

 イワンコとルガルガンにスポットを当てた成長物語。骨が折れたり肉が裂けたり、そういう過程を緻密に描いてくる他ではなかなかお目にかかれない生々しいバトル描写が好きです。それを抜きにしても、バトルシーンのテンポや躍動感が見事です。
 主要キャラクターのお話の中で語られていない、掘り下げられていない部分が多いのが気になります。前日談や後日談をぜひ見てみたいです。

久方小風夜

評価: ☆☆

トレーナーさんの謎の貫禄。そんなに年いってる感じじゃないんですがめっちゃ落ち着いてるなあ。
兄弟の性格と進化先がそれっぽいのはいいですね。分岐進化はいい。それにしてもあの野良ルナアーラは一体何だったんだ(
あと名前いいですねー。こいぬ座のプロキオンとおおいぬ座のシリウス。昔から世界中でセットにされてきた星ですね。いい。

くろみ

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GPS

評価: ☆☆

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鳥野原フミん

評価: ☆☆☆

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砂糖水

評価: ☆☆☆☆

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オンドゥル大使

評価: ☆☆

二つのルガルガンを主眼に据えた物語はありそうでなかったので新鮮でした。惜しむらくはちょっと導入のスピード感が鈍いことですかね。話の構築そのものはいいのですがトレーナーの少女の無機質さとそれに反してのルガルガン二体の因縁の描き方に差があり過ぎた感じです。

水雲

評価: ☆☆☆☆

ストーリー性 9/10
文章力 8/10
構成力 8/10
キャラクター 9/10
独創性 6/10

好みかどうか 40/50

 一言:昼vs夜! 一度は考えたであろう夢のカード! 王道で熱い題材にわかりやすい背景を組み込み、よどみ無く仕立て上げたこのクオリティ! 主人の少女が以外にも勇ましい感じで、読んでいて不安にならず、非常に頼りがいがありました。

 合計 80/100 平均 4

逆行

評価: ☆☆☆☆

この血生臭さと野生臭さは独特なものがありました。
文章力が凄い作品と言えば今大会では『船出』が挙げられますが、この作品はその作品とは違う「巧さ」を感じました。
なんというか、ワイルドさ、泥臭さがありました。
少々荒っぽいながらも、しっかりと状況を伝えつつ、読者を惹き込む表現を選んでいるなあと思いました。
特にルナアーラが出現した際の描写は圧巻でした。
ここは確実に作者の実力を裏付けている描写だと思います。
展開も方も興味深い箇所がいくつかありました。
バルジーナが捕食しようとしているシーンですが、ここが中々良かったです。
ポケモンって捕食しあっている訳ですけれども、通常の動物の捕食とはまた違うものがあると思うんですよね。
ポケモンには感情と理性がある訳ですから、随分と変わってくる筈なのです。
この作品では捕食されるときの恐怖感を微細に描いており、そこが良いと感じました。
捕食されているときの光景を想像する所など、かなり生生しいものがありました。
後、バルジーナが、いたぶってから喰ってやろうとしている所も良かったです。
確かにこういうことを考える悪趣味なポケモンがいてもおかしくはないでしょう。
惜しむべきは、最後の纏め方にちょっと違和感があったことです。
最後にトレーナーの今後の課題を並べて、それを少しずつ解決していこうという感じで幕を閉じている訳ですが。
しかし、この小説は半分くらいはイワンコの視点から描かれていたので、イワンコのこれからの課題や決意も描かないとバランスが悪いように思えました。
特に自分としては前半のイワンコの描写の方が圧倒的に印象に残っているので、だいぶ不自然に感じてしまいました。
もっと「トレーナーとポケモンが一緒になって解決していこう」みたいな感じで纏めたら良かったのではないかと思います。
この話の主人公はポケモンとトレーナー両方な訳ですから、両方の決意を描く必要があると感じました。
ただ気になったのはそこぐらいで、全体的にはレベルは非常に高かったと思います。
この文章力は作者さんの肉を食べたくなります。
バルジーナみたいに捕食したくなります。
作者さんの今後の作品にも期待しております。
余談ですが、「それでもぼくはぼくなんだ」、「ルガルガンもふり隊」っていうマスクネームがだいぶほのぼの系の話を予想させて読んでみるとだいぶ驚きますよね……。
とくにタイトルが全部平仮名っていうのが。
「ぼく」って漢字じゃなくて平仮名っていうのが……うん……。

禍月アオ

評価: ☆☆☆

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リング

評価: ☆☆☆

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門森 ぬる

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北埜とら

評価: ☆☆☆

少女めっちゃかっこよくないですか……?何者……?少女にしておくには惜しい……笑
イワンコ→ルガルガンの反抗期設定大好きです、兄弟でのそれぞれの進化のあり方まで読めてなんだか得した気分です。兄ルガンはソルガレオに遭遇し、まひるのすがたになることを自分で選び取ったということなんですかね。そっちのお話も読んでみたいなって気もします。

小樽

評価: ☆☆☆☆

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にっか

評価: ☆☆☆☆

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No.017

評価: ☆☆☆

アローラの野生は厳しい。
にしても少女の貫禄がすでに大人だw
勝てる気がしない。

あきはばら博士

評価: ☆☆☆☆☆

図鑑で説明されているルガルガンの進化の反抗期設定を、このようにきちんと形にできるというのは本当にすごい。みんな一度は考えてもなかなか書けないものです。
進化のためにウルトラホールでルナアーラを召喚させる細かい気づかいや、後半のバトル描写が見事でした。バトルシーンは今回の参加作品で一番だと思います。

小樽(感想送付)

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ion

評価: ☆☆☆

イワンコ図鑑設定の補完という意味では、心情描写とプロットの完成度が高い。
語りたいことは多いので改めて感想送ります。

586

評価: ☆☆☆☆

まよなかのすがたのルガルガンの特長を活かした、躍動感と臨場感に満ちた一本でした。公式サイトの説明文である「イワンコは、進化するときに月のエネルギーを強く受けて成長するとまよなかのすがたに進化する。『ポケットモンスター ムーン』の世界では、ルナアーラの影響を受けて、まよなかのすがたに進化する。」が活かされているのがいいと思いました。

とんとん

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5573

評価: ☆☆☆☆☆

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わかさぎ

評価: ☆☆☆☆

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匿名

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おそば

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ta

評価: ☆☆☆

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ロックファイター

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きとら

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かねの

評価: ☆☆☆

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クロコダイル

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