Subject #127168 | Appendix 1

Appendix 1:

案件#127168の画像を視認した被験者について、追跡調査が実施されました。

多くの被験者については特段の異常は見られませんでしたが、一部の被験者について特筆すべき結果が得られました。

通常のニャオニクスが視認できた場合
確認できたすべて視認者のうち、127名が何らかの疾病を発症して死亡、83名が事故で死亡、67名が自殺しています。疾病は例外なく個人の生活習慣に起因するもので、外的要因による死因は一件も見られませんでした。事故は例外なく自損事故で、視認者を除いた負傷者や死者は出ていません。
色違いのニャオニクスが視認できた場合
確認できたすべて視認者のうち、438名が災害に巻き込まれて死亡、546名が事故に巻き込まれて死亡、193名が感染症で死亡しています。事故はそのすべてが被害者に過失の無いもので、自損事故は一件も確認できていません。長期に渡る追跡調査でも、先述した事由以外の死亡例は確認できていません。

上記の結果から、通常のニャオニクスを視認できた者は自発的な理由で死亡し、色違いのニャオニクスを見た場合は偶発的な理由で死亡するという仮説が立てられました。

画像が視認者の死亡理由を予知する何らかの能力を持つのか、画像を視認したことで死因が決定されるのかについては未だ確定できていません。ただし、ニャオニクスの姿を視認できない被験者に対してキーワードを与えた際の結果から、画像の側が能動的に視認者の死因を決定している可能性があります。管理局はこの結果を鑑み、2014-03-21時点で警戒レベルを「3」に引き上げることを決定しました。