Subject #73665

Basic Informations:

Subject ID:
#73665
Subject Name:
大破したスクールバス
Registration Date:
1993-05-06
Precaution Level:
Level 2

Handling Instructions:

車両#73665はシンオウ地方トバリシティ第三支局に隣接する中異常性取得物保管庫に、乗員#73665-1から-2、及び乗客#73665-1から-26の遺体はシンオウ地方ハクタイシティ近辺にあるバイオリサーチセンターにそれぞれ保管されています。いずれも損壊が非常に激しいため、明確な理由が無い場合は保護状態を解かれるべきではありません。これらから得られた情報については、案件別サーバに保管された資料を参照してください。資料を参照するに当たっては、適切なセキュリティクリアランスを保持していなければなりません。

現状では事案#73620(この名称は「事案#73665」への変更が提案されています)が再発していないことから、これ以上の対応は不要です。また事案#73620の性質上、事前に何らかの備えをしておくことが困難であるとも推定されています。事案#73620と推定される事案が再発した場合は、さらなる調査と対応手順の確立が行われることになっています。その際の参考資料としては、案件別サーバに保管された「案件#73665取扱い手順候補詳細」が利用できます。

Subject Details:

案件#73665は、大破炎上した中型のスクールバス(車両#73665)とその乗員2名(乗員#73665)及び乗客26名(乗客#73665)の遺体、そしてそれらに掛かる一連の案件です。

1993年5月1日午前7時40分頃、シンオウ地方トバリシティ西部の道路にて、自動車6台が絡む大規模な交通事故(事案#73620)が発生、消防と救急が緊急出動しました。事故現場は見通しの良い直線道路で、事故当時交通量はさほど多くありませんでした。事故車両のうち5台は単なる衝突であり、運転者や同乗者も総じて軽い怪我を負ったのみでしたが、残る中型バス1台は例外的に大破炎上しており、消防隊による消火活動が行われました。火は1時間ほどで消し止められ、交通封鎖の解除のため事故車両はすべて移動させられました。

警察が事故原因について調査していた最中、著しく損傷した中型バスと、バスに乗車していた28名について不審な点が多数見つかりました。協議の結果、1993年5月6日をもって本件を案件管理局へ移管することが決定されました。当局は即時の案件立ち上げを決定、事故車両を車両#73665、乗員乗客の遺体をそれぞれ乗員#73665及び乗客#73665と指定し、関連する資料の引き渡しを受けました。以後、本件は案件#73665として、当局の管轄に置かれることとなりました。

本案件の起点となった事案#73620について目撃者及び事故車両の運転者/同乗者にヒアリングを実施し、その過程で事案#73620は単なる車両事故ではなかったことが判明しました。多少の差異(位置に関する証言など。これらは各人の記憶の不正確さに起因するもので、異常なものではありません)が見受けられますが、いずれにせよ「車道に火の玉のようになったバス(車両#73665)が突然出現した」という点で一致を見ています。いくつかの証言、特に間近で車両#73665を目撃した数名の運転手から得られた証言は、車両#73665は未知の理由により道路上へ出現したことを裏付けるものとなっています。

車両#73665は、事案#73620によって激しく損傷した中型バスです。これまでの調査で得られた情報から、バスはスクールバスとして運用されていたものと判明しています。フロント部分が著しく破壊され、全体が黒く焼け焦げほぼ原型を留めていません。損壊の激しさから調査にやや時間を要しましたが、車両の種類や事故原因については大筋で明らかになりました。車両は既知の中型バスと一見類似していますが、完全に一致するものは見当たりません。また、エンジン部分に一般的なバス車両には見られない多数の相違が確認されています。これらはバスの移動性能及び燃料効率の向上に寄与していたものと考えられています。車体側面には「[判別不能]hool attached to[判別不能]niv.」との記載が見られることから、何某かの大学付属の高校で使用されていたものと思われます。しかしながら市内に大学付属の高校は存在せず、また各地域における調査でも、スクールバスが突如として消失したといった事案が発生した記録は存在しませんでした。

乗員#73665-1及び-2と、乗客#73665-1から-26は、車両#73665に乗車中に死亡した乗員及び乗客です。乗員#73665は車両前方の運転席付近で、乗客#73665は車両中央部から後方にかけて発見されました。いずれの遺体も損傷が激しく、得られた情報はごく限られたものです。しかしながら、それらの情報はいずれも乗員#73665及び乗客#73665のほぼ全員が特異な存在であることを示唆するものです。

乗員#73665-1:
バスの運転手と思われる遺体。40代前半の成人男性。乗員・乗客の中で2名のみ見つかった人間のうちの一人。衝突時のショックで死亡したものと推定される。右足は切断されていたが、車のアクセル部分に置かれていたことが判明。事故の瞬間までアクセルを深く踏み込み、かなりのスピードを出していたと推測されている。火傷の状態から衣服は着用していなかったものと思われる。
乗員#73665-2:
バスの添乗員、または教員と思われる遺体。20代後半の成人女性。骨格から腕が四本存在することが確実視されており、得られた体組織からは対象がカイリキーと同じ種族であることを示唆する情報が得られた。焼け跡からはこの乗員が身に着けていたと推定される衣服の残骸が見つかっている。
乗客#73665-1:
乗員乗客の中でも特に遺体の損傷が激しく、特徴の識別は困難。しかしながら、遺体の骨格からこの乗客はリザードであった可能性が示唆されている。この乗客が発見された付近は周囲と比較しても一段と燃え方が激しく、車両火災の原因となったのではないかと推測されている。
乗客#73665-3:
周辺に残された大量の毛髪とその特徴から、身長が160cm程度の♀のエルフーンであったことがほぼ確実視されている。遺体の状態から衣服を身に着けていた可能性が非常に高い。衣服は一般的な女子用の制服であったと思われる。
乗客#73665-9:
恐らくは♀のルカリオであったと思われる遺体。他の乗客と同様、このルカリオも衣服を着用していた形跡が見られる。
乗客#73665-11:
♂のピクシーと推定される遺体。衣服を着用していた形跡が見られるのは他の乗客と同様。付近には僅かに原形を留めたノートが落ちており、取得物#73665-11-1として保管されている。内容に関する調査及び研究は現在保留中。
乗客#73665-15:
いくつかの可能性が示唆されているが、特徴的な牙の形状から♂のグランブルであると見られる遺体。
乗客#73665-26:
2名の人間のうちの一人。15歳頃の少女と推定される。乗員#73665-1と同様、衣服は着用していなかったものと思われる。

乗員及び乗客の状態から、車両#73665は事故を起こして大破炎上した状態でシンオウ地方トバリシティに出現したものと考えられています。つまり、車両#73665は出現した時点で既に著しく損壊していたということです。現場の不自然な状況からも、車両#73665が大破した事故とシンオウ地方トバリシティで発生した事故とは区別して考えるべきという意見が多数を占めています。

車両#73665/乗員#73665-1及び-2/乗客#73665-1から-26についての素性はこれまでのところ一切分かっていません。携帯獣が衣服を着用し、人間が衣服を着用していなかった理由についても不明です。車両#73665が突然出現した理由も含め、現在も調査が進められています。

Supplementary Items:

本案件に付帯するアイテムはありません。