きつねのよめいり

概要

おはなし

あらすじ
森の奥にある小高い丘「狐ヶ丘」には、たくさん化け狐たちが暮らしている。一醐(いちご)もその内の一匹だ。彼は紛れもない雄狐だったけれど、幼い頃から人間の女子に化けるのが大得意で、しばしば街に繰り出しては女の子に扮して遊んでいた。そんなある日、一醐は見知らぬ一人の少女に出会う。他所から引っ越してきたらしい彼女に興味を持ち、親しげに話しかける一醐。
それが恋の始まりになるとは、知る由もなく。
登場人物
一醐(いちご)
狐ヶ丘で暮らしている若い雄の化け狐。幼い頃から姉貴分の沙倉に可愛がられ、彼女のようになりたいと願うことで、人間の女子に化けることが十八番になった。人里に出て遊んでいた折に真弓と出会い、彼女と少しずつ中を育んでいくが……
真弓
最近他所から引っ越してきた少女。物静かでおとなしい印象を与えるが、根は芯が強く一途な性格の持ち主。自分に声をかけてくれた一醐と仲良くなり、四季折々の風景の中で彼女と絆を結んでいく。
沙倉(さくら)
狐ヶ丘で暮らしている雌の化け狐。一醐を弟のように大切にしている。真弓という友達ができた一醐を祝福し、彼と真弓の関係を応援してくれるのだが……
ちょっと立ち読み
サンプルページ

頒布物情報

配布形式
書籍(紙媒体)
配布物概要
一次創作/短編小説/40P
レーティング
全年齢対象(制限なし)
頒布価格
\200


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