Basic Informations:
- Subject ID:
- #140775
- Subject Name:
- ルナトーン/ソルロックの変異体
- Registration Date:
- 2014-08-18
- Precaution Level:
- Level 1
Handling Instructions:
フィールドワーク中に一般的でない形態のルナトーン(変異体#140775-01)またはソルロック(変異体#140775-02)を発見した、あるいは市民からそれらについての申し出があった場合、標準的な携帯獣の捕獲手順に従って対象を捕獲してください。捕獲には通常のモンスターボールが使用できます。捕獲した個体は手順F-140775に沿ってワークフローを回付し、ホウエン地方トクサネシティ第一支局まで移送してください。ホウエン地方トクサネシティ第一支局に勤務する局員は、各地の支局から移送された個体を支局内のリサーチセンターへ移動させてください。以後は、担当する局員がルナトーン及びソルロックの収容に当たります。
ホウエン地方トクサネシティ第一支局にて変異体#140775-01及び変異体#140775-02の収容を担当する局員は、通常のルナトーン及びソルロックと同様の手順で対象の収容に当たってください。現状ではそれ以上の対応は必要ありません。変異体#140775-01及び変異体#140775-02に何らかの変調や異常が確認できた場合は、直ちに拠点監督官へ報告してください。拠点監督官は変異体#140775-01及び変異体#140775-02に関して何らかの対応が必要だと判断した場合は、速やかに管理局中央統括部へ報告してください。
市民から変異体#140775-01及び変異体#140775-02について「見覚えがある」「どこかで見た」というような証言が得られた場合、正式なヒアリングの機会を設け、対象から詳細な説明を受けてください。説明を受ける際は許可を得て会話を録音し、録音した内容を文書に転記してください。作成された文書は、案件別サーバのヒアリング結果ディレクトリに格納します。担当者はテキストの書き起こしを確認し、継続的なヒアリングが必要かを判断してください。
Subject Details:
案件#140775は、共に通常とは異なる形状をしたルナトーン(変異体#140775-01)及びソルロック(変異体#140775-02)と、それに掛かる一連の案件です。
2014年初旬頃から、いくつかの地域で「機械的なパーツが取り付けられたような奇妙な形状をした、暗い灰色のルナトーン/ソルロックを見つけた」という通報がされるようになりました。局員が対象を収容して調査したところ、それらの変異体は外観こそ異なっていますが、通常のルナトーン及びソルロックと同様の性質を持っていることが分かりました。
変異体#140775-01及び変異体#140775-02はいずれも同じ色彩・形状をしており、目に当たる部分にのみ種族毎の差異が見られます。外観が通常の個体と大きく異なっていることを除けば、変異体#140775-01及び変異体#140775-02は異常性のないルナトーン及びソルロックとなんら違いはありません。習得する技能や身体能力についても、通常の個体と明確な差異は確認できません。
携帯獣に関係するデバイスは、変異体#140775-01及び変異体#140775-02を問題なくルナトーン及びソルロックと認識します。異常性の無いルナトーンの個体は変異体#140775-01を、ソルロックの個体は変異体#140775-02をそれぞれ同族と認識します。これらの事実から、変異体#140775-01及び変異体#140775-02は未知の理由によりフォルムチェンジを遂げたルナトーン及びソルロックと推定されます。
本校執筆時点において、変異体#140775-01及び変異体#140775-02がどのような原理で通常個体とは異なるフォルムを得たのかは分かっていません。関係する局員の間では、個体ごとに異なるフォルムを持つパッチール、複数のフォルムが確認されているアンノーン、電子機器を認識させることでフォルムを変化させるロトムのいずれかと同様の事象であるとの仮説が有力視されています。
Supplementary Items:
本案件に付帯するアイテムはありません。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体名・事件とは、一切関係ありません。
※でも、あなたがこの物語を読んで心に感じたもの、残ったものがあれば、それは紛れも無い、ノンフィクションなものです。