もう動く事ない、自分と同一だった個体を見降ろした
生まれた時から一緒にいて、2匹に分かれた自分の最後を見届けた
別れた時から、解っていたはずなのに
最後は一緒ではないのだな、と
事切れた、しのびポケモンの周りを一周し
闇の中に去っていく、ぬけがらポケモンの代わりのように
夕立雲が泣いているようだった
サヨウナラ
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体名・事件とは、一切関係ありません。
※でも、あなたがこの物語を読んで心に感じたもの、残ったものがあれば、それは紛れも無い、ノンフィクションなものです。