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Hope Packer Chapter.1 “託せし願い! 友を想う冒険者!”

作者:アディーンミール/ミュウトさん

北埜とら ☆☆

 ニチアサみたいなサブタイいいなって思いながら読み始めたんですが、思いのほかに暗くてちょっとびっくりしました。笑 行方不明の友人を求めて……チラーミィの最後の「手の届く範囲の~」という台詞はは友人の「どんな時でも他のポケモンを思いやれるような、強くて優しい手を持てる」という言葉を意識してのことなんでしょうね。友人を意志を継いで旅をするバックパッカー・チラーミィ……!!バックパッカー×チラーミィっていう概念がすごくエモくて大好きです!チラーミィって犬で言えば室内犬みたいなイメージ(?)あるのでバックパッカーっていうワイルドな言葉と組み合わさってるのが斬新で面白くってよいですよね!!
 今後彼女は自分の正義で人を傷つけたり闇落ちした友人が目の前に立ち塞がったりと色々な苦難を迎えるんでしょう(妄想)が、逞しく生きて欲しいです……!!投稿お疲れ様でした!


まーむるもーま ☆☆

(コメントなし)


音色 ☆☆☆

ついにポケダン世界です! 何本かはこっちの世界観で来ると思ってたんですが、ソロで消えた友人を探しに来た燃えるチラーミィさんの冒険譚ですね。あくまでも“旅人”というスタンスが良い。
チナさんの目的は連れ去られた友人を探し出して、ついでに犯人グループをボコボコにすること。とはいえ、救出優先となったら何が何でも復讐をするタイプというより、ある程度は冷静に、だけれども熱血に動いて行くのが分かるキャラしているのが良いですね~。
後半から追われているコジョフーを助けに飛び出すのも、明らかに追う側の柄が悪いからっていうのもそうだし、とはいえ「おわれている理由が、コジョフーが奴らから何かを盗んだのでは?」とか、「明らかに面倒そうだから無視しよう」ではなく、手が届く範囲の相手は救いに飛び出しに行っちゃうとこがね……。きちんと有用そうなアイテム選別した上での覚悟だから、いまから首を突っ込む厄介事にきちんと構えているのが今まで生き抜いてきた千恵なんでしょうな。
果たして彼女の友人の行方は? 残された布切れのヒントは? 目の前で起きたトラブルは解決するのか!?
物語の大目的の説明に合わせて発生したイベントへの導入が自然な流れで実に良いと思います。連載物って感じ~~~~!(そうです)


スカイブルー ☆☆☆☆☆

ヴッ(心停止)とにかくめちゃくちゃ好きですホントに(語彙力低下)。
チラーミィっていう無邪気で快活だけれどか弱そう…なんてイメージのありそうな種族の子を、バックパッカーというタフネスでワイルドなポジションに。しかも芯が強くてしっかりしていてかつ友達想いで心優しい。チナちゃん既に大好きです…。限界オタクに、なっちゃうよ…。
他にもポケダンモチーフの世界観でありながら"冒険者"や"旅ポケモン"といった言い回し、それから中世ファンタジー風の雰囲気や物語が個人的にものすごく刺さるところがあります。こういうの好きなんです。ポケダン二次創作と一口に言ってもある程度作風やコンセプトの違いがある中で、ここまで僕好みに振り切れてるのはなかなかないです。
チナちゃんのお友達のほわほわパチリス、チルトちゃんもかわいいですねぇ~!こじんまりとしたマスコット系ポケモンの二匹の女の子によるyuri…いや友情って素敵です。悪い奴に連れ去られたとなると、とてつもなく不穏な空気も漂い始めてはいますが…もうどんな展開になっても二匹が愛おしいです。チナちゃんははたしてハッピーエンドを掴むことができるのでしょうか。ニヤニヤしながら見守りたいところです。すみませんめちゃくちゃオタクで(?)。
本当総じて全てが僕の性癖レベルで刺さってます。ベストスカイ賞受賞したいくらい。どこに続きはありますか?いくらお金を積めば新作出ますか?ていうかちょっとなんで文字数そんなに余裕あるんすか!あと955文字分だけでも…続きが読みたい…。心内評価☆500000000ですがルール上そんなにはつけられないので☆5で我慢しておきます…(?)。


よしぇ ☆☆☆

(コメントなし)


円山翔

 友を助けると言った手前、目の前で起きた事件に目を向け解決しようとするチラーミィ。「あれ、友達は?」と突っ込みたくなるところですが、バックパッカー=自由気ままな旅人という印象と、チラーミィの「今を活きる」という性格がそうさせているんだなと思いました。まっすぐありたいという彼女の想いにはとても共感します。
 一見道を逸れているようでも、彼女の歩む道がどのように友の元へ繋がっていくのかが気になります。


浮線綾 ☆☆☆☆

(コメントなし)


逆行 ☆☆

主人公の最終目的が分かりやすく先を見据えたうえでしっかり1話を書かれているなあという印象でした。友達の行方を探すという最終目的に対して、眼前で追われているポケモンを助けるというのは、所謂寄り道という形にはなりますが、助ける過程で友達の行方のヒントが見つかる、といった展開があるのかなあと予想しています。異世界ファンタジー系とポケダンを重ね合わせたような設定で、独自性にも優れています。このチラーミィが道具を使ってどのように強大な敵に勝っていくのか気になるところです。


ion(ioncrystal)

コジョフー可愛いですよね!!
そこでむちゃくちゃ評価とテンション上がっちゃいました。
ぶじゅつポケモンって分類名で呼ぶのもクールですきです。


鈴志木 ☆☆☆

主人公に好感を持つ一話目ですね。
四千文字の話の中で正義感が強く、筋が通っている姿を描写するのは容易ではないと思いますが、しっかりキャラ立てされていてカッコイイです。


あしゃまん ☆☆☆☆☆

 うわあ、いい世界観。いい主人公。等身大の、まっすぐなキャラクター造形。1話しか読めないのがもったいないような、浸っていたくなる世界だなと思いました。1話の物語の動きの総量としても、多すぎず少なすぎず、ちょうどよい情報量で、そっちを助けていいのか? という一抹の不安も手伝って2話への続きボタンを押す手が……ボタンがない?!()
 続きも読みたいと思わせてくれる作品だと思いました。


ミュウト (評価スキップ)

(コメントなし)


フィッターR ☆☆☆

キャラクターチョイスは可愛らしいですが、話の雰囲気はなかなか重めの一作。
過去を丁寧に語っていることで、チナの行動一つ一つにしっかり説得緑を持たせられているのがいいですね。


参加者A ☆☆☆☆☆

(コメントなし)


葉穂々 ☆☆

チラーミィという可愛いポケモンチョイスに対し、中々にハードな世界です!
犯人に繋がる落し物が桃色のハンカチというのは、何だか可愛いですね。
「大樹のポケモン」で真っ先に連想したのはオーロットでしたが、もしかしてドダイトスだったでしょうか?
正解は何でしょう?


森羅 ☆☆

(コメントなし)


はやめ ☆☆

自分に嘘偽りを持っていたくない、真正直な程の正義感が伝わって来るようでした。
という信条に至ったバックボーンはおそらくチルトと呼ばれるパチリスとのエピソードから垣間見ることが出来ます。
夢見がち、現実味が無い志を持つ友がいなくなってしまったからこそ、友の想いを背負っているのかもしれないですね。


照風めめ ☆☆

作中の道具や用語的にもポケダン的世界観の作品ですね!
一般的なポケダン作品とは一線を画す主人公の旅立ちの理由にドキドキします。
あくまで予想ですが、この若干無鉄砲な感じで飛び込んだ感じ、実は「守るべき相手」はコジョフーではなかったという結果も見えそうですね笑
無事に旅の先で主人公の目標が果たせられるのか、どうなるのでしょう。

気になる点として本作では①チナの過去、その旅立ちの背景②滞在先でのトラブル、という2つのイベントが発生しましたが、この2つの結びつきが見えなかったこともあり、作品全体の印象が薄くなってしまったかなと感じます。うまく絡められていれば☆を増やせたかもしれません。
例えばコジョフーかコジョフーを追いかけてる側のどちらかがチルトの拉致関係者だった、などであれば物語がもっと動いている印象が出たのかも?
特に今回は字数が限られていたので難しい点ではありますが……。


きとかげ ☆☆

「ては」の使い方所々変だな……ってなりました。そしてすみませんがこういうところが気になると話が入って来ないのです……。


タマゴサンド ☆☆☆

僕があまりポケモンの二次創作小説を読まないからだと思いますが、ポケダンが題材の小説で、主人公が救助隊や探検隊に所属している様子がないのが新鮮的でした。
容姿を気遣う描写があり、チラーミィの綺麗好きな一面を表現しているところが好きです。


加藤ブドウ糖液糖 ☆☆☆

ポケダン作品ですね。世界を救う冒険に出たり、近場でグミを拾ったり。困りごとの規模は様々ですが、困っているポケモンを助けるという理念に即して考えれば、チナちゃんはまさしく探検隊だなあという感じがします。応援したくなるキャラ造形ですね。執筆お疲れさまでした!


rairaibou(風) ☆☆

 消えた友人とそれを助けようとする主人公、恐らくより深い騒動に巻き込まれていくのだろうと想像できますね。目的がはっきりとしているので今後の展開も安心して見られそうです。


586 ☆☆☆

・ポケモン不思議のダンジョン系の世界観、いいですね。主人公がバックパッカーの少女というのも身軽さが感じられて良いです。
・さらわれた親友を助けるべく旅に出るという明確な目標があるのは、先の展開を予感させていいと思います。
・冒頭は三人称、以後は一人称となっていてちょっと躓いてしまいました。作劇上の理由が特になければ、全編を一人称に統一することをおすすめいたします。

<コメント>
投稿いただきありがとうございます。ベースになっているのはいわゆる「ポケモン不思議のダンジョン」系の世界観と推察しますが、主人公が元からそちらの世界の住人というのは思いのほか見ないのでこの点でちょっと珍しさがありました。今後の展開に期待させていただきます。


空色代吉 ☆☆

(コメントなし)


じゅぺっと ☆☆☆

(コメントなし)


雪椿 ☆☆☆

(コメントなし)


早蕨 ☆☆

 ここまででは初のポケダン作品。ポケダンといえば、例の物語冒頭が有名ですが、原作にある世界を救うような壮大な感じ、でもなさそうです。ただ、仲の良い友達が拉致され、離れ離れになってしまった、という展開にはポケダンらしさを感じます。王道と言えば王道な展開は、安心感がありますね。
 拉致された理由、故郷で起こった事件の理由。掴み、世界観、謎、友人、新たなキャラクターと揉め事。盛りだくさんな一話は、次の盛り上がりを予感させますね。投稿、お疲れ様です!


島ハブ ☆☆☆

(コメントなし)


秋桜 ☆☆

主人公頑張れ! となりました。桃色の布切れが友達を救う鍵になるようですが、第三者からみたら描かれているものの意味の見当もつかないようですが、これは意味がわかるのは犯人達だけで、第三者とは主人公などのことを言っているのか、主人公にはわかるけど他者にはわからないということなのかどっちでしょうか。前者の場合、難易度跳ね上がって苦難の道になりそうでハラハラします。投稿お疲れ様でした。


ジェード ☆☆☆

開幕の文章から、世界観とこの話のテーマを簡潔に提示していらっしゃる! こういうシンプルさいいですね。
旅するバックパッカーの主人公ですが、宿の次に身なりを気にしている部分がいい。綺麗好きなチラーミィらしさを感じますよ。

暖かで日常感溢れる描写からは一転して、主人公の抱えている事情はかなり重たい。短い中でも彼女には肩入れしまう。
何度も探検の心得を繰り返しながら歩いてるシーン。主人公の決意と緊張が入り交じる感覚が分かる。こういったキャラの奥行きがある描写が素敵。
なるほど、道具を使った戦闘!
主人公はバックパッカーであり、道具がたくさん存在するポケダン作品との親和性も高い。これはいい設定だな〜。バトルシーンやこの先の救出劇も見たかった……。続くことに期待します。
投稿お疲れ様でした。


花鳥風月 ☆☆☆

(コメントなし)


カイ ☆☆

人間がおらずポケモンだけの世界観、いいですね~。ちょっと殺伐とした雰囲気がありますが、ポケダン世界でしょうか。あえてギルドや隊員ではなく単身のチラーミィを主人公に据えた物語……たくさんの冒険の予感がします。


水雲 ☆☆☆

 チラーミィの旅! タネ系が出てきますし、ポケダン要素も含まれている感じでしょうか。登場人物が限定的に絞られているので読みやすいです。チラーミィのこころの強さが伝わるいいヒキでした。


匿名 ☆☆☆

(コメントなし)


オクトノリシゲ ☆☆☆

(コメントなし)


リング ☆☆☆

友のために旅立つけなげな主人公の、弱い立場のものの味方でありたいというスタンスがとても気持ちが良いです。誠実な行動を続けていけば、いずれその人柄に惹かれて仲間も増えそうな予感がビンビンしますね。


久方小風夜

「活きる」は鮮度がいいとか有効であるとかそういう印象が強いから「生きる」でいいんじゃないかな。
書いてあることはわかるけどちょっと文章があっちこっちしている印象が……。
どれが一般的な善悪かとかはともかく、自分の思う道を貫く主人公には好感。


FOMA(FOMA_ug_px) ☆☆☆☆☆

(コメントなし)


あまよし ☆☆☆☆

(コメントなし)


セコイキング ☆☆☆

ポケダンの世界観ではあるけど、救助隊とか探検隊に属する者ではない所謂一般のポケモンが主人公の作品ですね。最初のポケダン系作品からちょっと捻ってきたなぁ、と思いました。あくまでポケモンオンリーの世界であそこら辺の文明レベルであることが大事、という感じがします。
主人公は芯がしっかりしていて正義感も強く一種の男らしさがありますね。あえて女口調のチラーミィにその人格をあてがったことに作者様のこだわりを感じました。彼女の価値観が「友達を助けるという最終目標」と「新しく発生した小さな事件の解決」の両方に合致していて行動に納得が行くようになっているのが素晴らしいです。ただまぁ行動原理が正義感1つに集約しているので、どっかで足元を掬われたり、勘違いで助けるべき方を間違えたり、そういう事故が起こる気がしないでもありません。一応今回の事件に関しては「双方がどのような経緯で今に至っているかは想像しか出来ない」と言っているんですがね。1匹の長旅ですし、色んな種類の障害が出てきたら面白いだろうなぁと思います。
これは完全に好みの問題かもしれませんが、なんかこの主人公めちゃくちゃ独り言多いな? ということだけちょっと感じました。地の文に会話文を挟んでリズムを取る意図があるのかな……? まぁそんな些細なことはどうでもいいんですよ。頑張ってくれ主人公。


トビ ☆☆

全体的に文章が洗練されていてかっこいいですね。冒頭の、特に三段落目のラップみたいな語感がいいと思います。パチリスのチルトを連れ去った何者かの正体を突き止める旅をしているのですね。なぜチルトを連れ去ったのでしょう。加害者の証拠(手がかり?)今でも命がこうして繋がっているとか、今いるところからかなり離れているとか描写されていたので、ずいぶん旅をしているのかなと思いましたが、チルトが連れ去られたのは数十日前なのですね。やはり旅は危険なものなのでしょう。この先彼女は生きてチルトと再開できるのか、連れ去った何者かと出会えるのか気になります。
チラーミィのチナが見つけたコジョフーとの出会いがストーリーを動かしていくのでしょうか。
投稿、おつかれさまでした。


赤星 ☆☆☆

ポケダン世界でダンジョンを踏破せずに通過するだけであれば、フィジカルが強いポケモンでなくとも各種アイテム込みで一人旅が可能、なるほど! リズミカルな文体で綴られる少し気取った一人称文がチナさんの気風のいい性格を表しており、キャラクターを立てるのに一役立っていたと思いました。チルトさんを助けるという大目標がありつつも、目の前で困っているポケモンを見過ごさないというのは、チナさんの性格はもちろんのこと、チルトさんの意思をも受け継いでいるようでふたりの絆の強さを感じられます。まずは襲われているらしいコジョフーを助けてから、どのように話が展開していくのか期待が高まります。


門森 ぬる ☆☆☆

(コメントなし)


水のミドリ ☆☆☆

チラーミィ目線の価値観というか、そういう描写が面白い。旅すがらなのに身なりには気を使うし、宿選びも清潔感がトップクラスに優先されるんでしょうね。偽名を使わず清廉潔白である、という男らしいキャラづけも好感持てます。過酷な旅の果て、心も体も汚れ切った主人公が「こんなゴミだらけの世界……私が綺麗に掃除してやる!」って正義の暴走する展開が(冒頭の不穏な導入からも)なんとなく想像つきます。多分そうはならないでしょうが、主人公はこの先どんな体験をするのだろうか、と期待の膨らむ第1話でした。ポケモンの種族からストーリー作るの楽しいですよね。
冒頭のポエム的なやつ……必要ですかね? あんまり気取らずにチラーミィ目線の世界を等身大に描いていった方がしっくりくるんじゃないかしら。あとタイトル、友から願いを託されたのなら『託せし』ではなく『託されし』では?


天波 八次浪 ☆☆☆☆

凛としたさすらいのヒーロー! 文章の端々にチラーミィの誇りが感じられて良いです。可愛い系だと思っていたチラーミィの印象が変わりました。


赤灯路 ☆☆☆

(コメントなし)


ポリゴ糖 ☆☆☆

 連れ去られた友達を救うための旅、という大目標と、目の前のコジョフーを助けようという小目標、両方をしっかり見せていくのはストーリーテリングの面から実に上手いと思います。人攫い(ならぬポケ攫い?)が物見遊山のついでに起きているっぽいところを見るに、世界観的にはだいぶ殺伐とした雰囲気もありそうですし、物語を盛り上げるイベントに事欠かなさそうですね。キレ味のある地の文も面白く思えました。
 次の話では主人公の道具を活かした戦闘が見られるのでしょうか。そこから連れ去られた友の手掛かりにどういった風に繋がっていくのかが楽しみです。
 投稿お疲れ様でした。


農協じゅんの人 ☆☆☆

ストレートにキラキラした冒険物語。チナちゃんの真っ直ぐさがいいですね。
この真っ直ぐさが実はチルトちゃんの心を歪ませる原因になっていた……的な、チナちゃんにとって辛い展開を逆に期待してしまうのは、ちょっと意地悪でしょうか。笑
主人公の信念がとても分かりやすく描かれており、とても好感が持てる作品でした。


若鷹 ☆☆☆

ポケダン!今回、意外と少なかった印象です。街の雰囲気がとてもよく出ていて、主人公がただ歩いているだけでなく、その場所に暮らしがあることが感じられる文章でした。主人公の目的も明確な分、そこにたどり着くまでの道程を想像しながら読むことが楽しみになる物語ですね!


夏十字 ☆☆☆

第一話から主人公チナのまっすぐな考え方・生き方に心を打たれます。
チナが宿帳に名前を書くシーンで「どのような立場、目的であろうとも。常に自分に正直であれ」と語る部分。チナの矜持を示すための描写とも取れますし、チナには何か本名を名乗りづらい事情でもあるのかな、とも取れますし、がぜん今後の展開が気になってくるポイントです。
ただただ、チルトが無事でありますよう。


キノコです。福山雅治ではありません。 (評価スキップ)

丁寧に世界観を構築している印象を受けます。主人公が見ている景観、主人公のバックグラウンドなどをしっかりと書き上げているため、内容をスムーズに理解することができました。
視覚的イメージといたしましては、ジブリ制作のファンタジー作品のような街並みを想像できました。今にもどこかから、バイオリンとトランペットのお洒落なBGMが聞こえてきそうです。
主人公はこれから犯罪集団が潜むダンジョンへ挑むため、仲間探しや道具の用意をする必要がありますね。
個人的な好みではありますが、ダンジョン突入前の準備の描写は、きっちり緻密に描かれていればいるほど好感が持てます。そういった点にも期待ができる物語展開でした。
これからどのような冒険物語が繰り広げられてゆくのでしょうか。王道ゆえに、正道ゆえに、ワクワクする事ができる作品だと思いました。


マの字 ☆☆☆☆

(コメントなし)


りゅうおう ☆☆

(コメントなし)


小樽ミオ ☆☆☆

情景の描写が繊細で、街の中に浸ったような気持ちになれました。宿屋の木のカウンターの質感やそこに置かれる硬貨の音、むやみに走ると肩がぶつかるほど混み合った雑踏の様子。一度訪れたことがある場所のようにイメージが湧いてくるのが楽しかったです。「背負ったバックパック一杯に詰まった希望」を連想させるタイトルも素敵ですね。
チナは非常に冷静で慎重な性格の主人公だなと感じました。街に宿という拠点を準備してから行動をはじめ、道具の用意にも抜かりがなく、悪者たちを目にしても熱に浮かされた無謀な行動は起こさない。「『手に届く範囲の』」というセリフが彼女の性格を象徴しているのかなと思います。旅を続けるうちに彼女の戦い方に変化が起きるのか、それとも違う角度から戦いを支えてくれる仲間に出会うのか、想像が広がります。


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