名も無き勇者フシギソウの母国救済物語

　これはすごい好きです！　第一印象からすごく好きなお話でした。物語の立ち上がりとしてワクワク感もお話のひろがりもありつつ第一話としてのまとまりもありつつ、また第一話のみを投稿する企画の投稿作品としての要素というかそういう遊び心も含まれている気がして、とても好印象でした。なによりかわいいし読んでて楽しい！　国殺し＝救国というフシギソウの目的に今後の大冒険を期待させられてワクワクするし、フシギソウもリザードンもシャワーズもかわいすぎる。この短い分量の中で３キャラしっかり好きになれるくらいの個性が見えていたところが素晴らしかったです。面白かったし純粋に技量が高いなと思わされました。投稿お疲れさまでした！

面白いなーと思ったのは同族で使う名前っていう概念が上手い。なるほどなぁ、確かにその場に一匹しかいなかったら名前じゃなくて種族名で十分に判別がつくっていう事なんだろうな。皇国の皇子（？）らしきフシギバナさんが進化せずにそのままなのはあえてな感じがしますね。弟子というより、お目付け役という顔世話係さんが一緒についてきてるんだろうなって感じがします。シャワーズさんがなかなかどうしていい性格してそう。
対して何かと張りつめそうなフシギソウ一向に押しかけ弟子として加わったリザードンの物事の重要さをおそらくあまり真面目に受け取らない楽観的（誉め言葉）な性格が今後の色々な救いになっていくんだろうなぁと勝手に感じました。
果たして国殺し＝救済の意味とは？　これはなんともデカい存在が相手になりそうで。というか、リザードンの方の故郷も中々大きそうなので、そこの長の末子となると色々巻き込まれそうな感じがしますね……。
勇者は果たしてどのように母国を救うのか。ニコニコしました。楽しみだな～～。

フシギソウの強キャラ感やっべぇ…対リザードンなんてどう考えてもリザードンが勝ちそうなマッチアップでまさかの勝利、それも格の違いを見せつけるかのような一蹴。主人公がめちゃくちゃ強い作品が好みなので、このワンシーンだけでちょっとときめいちゃいました。
それでいてちょっと穿っているというか、どこかズレているのも良いです。「俺は国殺しをする男だ」なんていうセリフをしっかりシャワーズさんにフォローされていて、しかもぼっちゃまなんて呼ばれてるし。フシギソウ君、やろうとしていることはさておきそういうお年頃なのでしょうか(？)。
他にも愛着の持てそうなキャラクターの仲間達や、彼らの最終目的である"皇帝を倒すこと"など、旅の空気感がファンタジーに寄っていてとっても僕好みなのでした。ぜひぜひ続きもよろしくお願いしますね！(無茶ぶり)

　中世のような世界観が頭に浮かびました。最初は全然仲良くなるつもりがなかった正反対のふたりが無二の親友になる。割と好みの展開です。フシギソウがフシギソウなのもいいですね。フシギバナではなく、フシギソウ。それがリザードンを打ち倒すほどの強さを持っているというのが推しポイントです。前に友人のフシギソウにぎったんぎったんにやられたのを思い出します。ふたりがどうやって親友になっていくのかも気になるポイントです。

リザードンとフシギソウの組み合わせはスマブラを思い出しますね。リザードンのハイテンションキャラが始終面白かったです。「水を得た魚のように、なんて炎を宿す種族としてはふさわしくない形容さえ似合うほど」などリザードンのキャラを表現する描写が上手いなあと思いました。キャラ同士の掛け合いも上手く、途中からシャワーズも混ざって良い感じのトリオになっているなあと感じました。これから国殺しという名の救済を行うようですが、皇帝フシギバナを倒すという目的がはっきりしているのも1話目としてプラス要素だなあと思います。

☆3にしましたが、自分には評価を付けられないタイプの作品である、というのが正直なところです。
一言で言えば本当は投票資格がない。
ionは見ての通りの軟派者ですから、男同士の友情とか、こういう王道ものが実は少しだけ好みから外れていて。
さりとて、そうでなかったらむちゃくちゃ評価してたんだろうな、と感じる何か熱さをこの作品から感じて。そんな感じです。

軽妙な掛け合いが楽しいですね。特にリザードンのキャラクターが魅力的だからかな。こういう子好きです。キャラクターの色がそれぞれ異なり、バチッとハマっているのでこれからの旅も楽しくなりそうですね。
主要メンバーが増えると会話もそれだけ長くなり文字数もかさみますが、盛り上げつつも世界観や方向性をはっきり提示しているのが上手いです。

　この調子のいいリザードンのキャラ、好きです。フシギソウに完敗ってのもなかなかありえない（タイプ相性的に）展開で、それが初っ端から来るので引きとしてかなり強いなと思いました。ラスボスも設定されており、これから何が起こるのかが予想しやすく、その予想を裏切ってくるのか、それとも王道に突き進むのか、どちらでもおいしいですね。

生き生きとしたキャラクターの描写が印象的です。固有名はあるけど名乗らないところも、フシギソウの生い立ちもあって面白い描写です。
名前があまり好きじゃないと言っていたリザードンが、後のシーンで嬉しげに名乗っていたところはちょっと違和感がありました。

国スケールのお話とは、中々壮大な物語になりそうです。
大柄ですがお調子者のリザードン。彼の成長と活躍を是非見てみたいですね！

リザードンのキャラクターが一般的に連想されるクールナイスガイみたいな感じと全然違うのがまたツボですねｗｗ　多分、フシギソウの血塗られた道を明るく照らす一つの灯となるんだろう、という展開が彼のキャラクターや言動からも想像できます。
最後のくだりが個人的にグッときます。
＞「彼は純真だな。やはり俺たちの戦いに巻き込むのは忍びない。適当なところで谷に帰してやろう。何度か手合わせしてやれば、満足するさ」
＞これがのちに最後まで苦楽を共にし、唯一無二の親友となるフシギソウとリザードンの出会いだった。
この一文があると無いとで全然印象が異なってくると思うんですよね。
言ってしまえば先の展開のネタバレですが、この作品に関してはそういう感覚を抱きませんでした。むしろ続きへの期待を持たせる上手い効果を放っているなと思います。

このツカミが良いですね～！！　グッと惹かれました。
リザードン対フシギソウなんてどう考えてもリザードンが勝ちそうなカードにもかかわらず、フシギソウが圧勝という構図に惹かれました。
そこからのリザードンの底抜けのアホさ……。失礼、明るく能天気な……、いや、陽気さがこれまたギャップで可愛いですね。カッコイイと思うリザードンは多々あれど、こういった可愛いリザードンは目を惹きます。
フシギソウがぼっちゃまと呼ばれているのも、皇帝フシギバナの血縁関係だったりするのでしょうか。
なぜフシギソウが国殺しに挑むことになるのか、リザードンとフシギソウの今後の関係や活躍がどうなっていくのかとても楽しみでした！

　三者三様でキャラが立ってて面白いな〜。陽気なリザードン、クールなフシギソウ、フシギソウに付き従うシャワーズと魅力的です。目的も国のボスを倒す、とわかりやすくも厳しそうな道のり。この三匹（三人？）の物語の続き、気になります。

故郷で一番弱くて居場所がないリザードンと、母国を救うため反逆するフシギソウの構図が好きです。
従者のシャワーズの言動からもフシギソウがやんごとなき身分であることがうかがえて、ここでもリザードンと共通点があるのがいいですね。
どのような救済を施すのか、フシギソウの行先が楽しみです。

　キャラクターがすごくイキイキしていましたね、リザードンとフシギソウのコンビはよく動いて楽しそうです
　このキャラクターたちがどうに動いていくのは続きが気になりましたね

・フシギソウに弟子入りするリザードン、という構図がおもしろかったです。並んでも向かい合っても全然容姿が違うので、それだけで画になる構図だなと思いました。
・最後の一枠がゼニガメではなくシャワーズというのが変化球でまたいいな、と思いました。キャラクターのイメージにも合っていると思います。
・テーマが「国殺し／救済」となかなかにハードながら文体は軽妙で、読みやすさを意識されている点について好感を持ちました。

＜コメント＞
投稿いただきありがとうございます。実質的にフシギソウが師匠でリザードンが弟子、なんともギャップがあってとても印象に残る構図だと思いました。語り口はソフトで入りやすいながら、フシギソウの語った計画はれっきとしたクーデター・国の乗っ取りであり、決して一筋縄では行かないことが分かります。今後の展開に期待しております！

　小さい強者と大きい弱者のデコボココンビの物語ですね。シャワーズは救済といっていますが、フシギソウは滅ぼすと言っている。一つの国をひっくり返そうとしている以上、血を一滴も流さずに国をひっくり返すことはできないのでしょう。リザードンはただフシギソウの強さに憧れて弟子入りを志願していますが、フシギソウがやろうとしていることを話ではなく目の当たりにした時、リザードンはどうするのか。そこが気になります。第三者がフシギソウのことをどう思っているのか、彼が本当に正しいのか。リザードンはただ故郷の奴らを見返したいがために強くなりたいと言っていますが、何か他に強くなる理由を見つけるような気がします。その理由がフシギソウと相対するためだとすると何か燃えますね。お前の代わりに俺が滅ぼすなのか、お前がやっていることはやはり間違っている、なのか。なんとなく一緒に国をただ滅ぼそうというだけには思えないので、その辺がどう展開していくのか、続きが気になるところです。投稿、お疲れ様でした！

クールで強いフシギソウとなんだか可愛らしいリザードンと従者らしきシャワーズの国殺しの物語。ドシリアスになりそうなところをリザードンが中和していていい塩梅になっていて好きです。投稿お疲れ様でした。

お〜！王道ファンタジー的な話で面白い！
主人公がダネでもバナでもなく、フシギソウなんですね。渋いなあ。それなりに強く成熟しているけれども、まだ青さが残る部分が見えそうで、これはいいチョイスだと思いました。

いい意味で若いリザードンが可愛い。
メディア展開で見かけるリザードンって、カッコいいが全面に出ている感じだったので、こういう舎弟感あるやんちゃ坊主もいいですね。ずっと素直なリザードンが好き過ぎる。かわいい。
この1話で既にフシギソウとリザードン、側近のシャワーズの関係性が見える。これはキャラを動かすのが上手い人だわ。いいよねこのトリオ。旅の様子が見たい。

母国救済とのことですが、このフシギバナはどういった暴君なんだろうか。1話から仲間を増やしたということで、全面衝突的な展開も予想できる。主人公サイドにいがちなフシギバナが暫定的ラスボスってのも、個人的には新鮮でしたね。
投稿お疲れ様でした。

拙作をお読みいただき誠にありがとうございます。
この物語は私が幼少のころ、ポケモンの指人形で一人遊びしていた時のお話です。人形を動かしながら「こういうお話なんだよ」と語る過去の自分から聞き取りをして、この形にリメイクしました。

この後フシギソウは仲間を増やしながら旅をし、最後にはフシギバナを倒して国を救います。子供が作った物語ですので、かなり単純な筋書きですね。仲間が増えるタイミングは、新しい指人形を買ってもらった時でした。

本作の連載予定はありません。この一人遊び即興劇はすでに結末を迎え、役割を終えた物語だからです。もしホワイティ杯がなければ、演者１人観覧者１人の名も無き作品として消えるはずでした。
「第一話だけでいいのなら、形に残してみようか」と思わせてくれたホワイティ杯ならびに主催の586さんに、そしてこの物語の存在を知ってくださったすべての参加者・読者の皆様に、あらためて深く感謝を申し上げます。ありがとうございました。

　体格差たまらん。やんごとなき身分のフシギソウ、従者のようにふるまうシャワーズ、さっぱりとした単細胞（ごめんなさい）のリザードン。わかるなあ。わかりやすいなあ。「国」という背景がでてきただけにこの風呂敷をどう畳んでいくのか気になります。

メンタルだけが足りないフシギソウと、メンタルだけは強そうなリザードン、お互いの足りないところを補い合い、成長しあいながら目的をかなえる、そんな未来を予想させる一話目です。続き、あるんですね？

王道少年漫画って感じ！　ヒュー！
まあ今の情報からフシギソウは皇帝の血縁か何かっぽい感じはしますが、果たして。
皇帝が暴君とはいえ国家転覆はえらいことですが、フシギソウ自身は決して正義を振りかざしていない感じがいいですね。

リザードン可愛いですね。冒頭で気性が荒いのかと見せかけて、その後すぐ丸まったり弟子にしてくれよぅと追いかけたり全然強くないことが分かったりドが３つも続いたりしていていいキャラしてんなと思います。冷静なフシギソウとシャワーズだけだとかなりシリアスな雰囲気になりそうですが、このアホっぽい（褒め言葉）リザードンが入ることで明るくなっていますね。過酷そうな国殺しも彼がいるだけで重すぎる展開にはならないだろうなと思えます。個人的には好きなバランスでした。
「ここから始まる第１話」を絶妙にメタではない発言で回収しているのもいいですね。第１話を宣言したリザードンの理屈もアホで可愛いです。最後の文章で彼らがいいトリオになっていくであろうことが示唆されているのも安心です。とにかくキャラの魅せ方が上手い文章だと思いました。

リザードンのアホな子のキャラクタがいいですね、不遇な環境で故郷を飛び出したリザードンが、フシギソウの母国に帰る旅路を共にするというストーリーがいいですね。３体の個性が立っていて素晴らしいと思います。文章もとてもうまいあと思いました。
投稿、お疲れ様でした。

フシギソウとシャワーズの母国救済というメインの縦軸もさることながら、自分の実力を認められたいと嘯きながら現状は出身地や父の威を借るような言動を見せるリザードンの成長が楽しみに思える一話。メインキャラクターがフシギソウ、リザードンときてゼニガメ一派を外してくるのはさすがに何かしらの意図があってのことだと思うので、ここもどう料理してくるのかにも期待がかかります。「豊かに見えるのは、表向きの話。（後略）」からの一連のたとえが植物を思わせるもので固められているのも、ここまでの未熟な言動が続いてからの「オレの最強物語、ここから始まる第１話ってな！」（後略）でリザードンの主観的で不遜な性格が端的に表現されているのも、彼らのキャラクター性がわかりやすくいいセリフだと思いました。

フシギソウ、リザードン、そしてゼニガメもといシャワーズ。セリフ多めで3匹のキャラが立っていて、これからの旅路が賑やかになること請け合いですね。タイプ相性を覆してまで圧倒的なフシギソウ王子の魅せ方が鮮やか。これは王になる素質ありますねえ……将来どうなるのか楽しみです。
最低限の紹介に留められているストーリーも、国を滅ぼすことを片や殺し、片や救済、と表現されていて、それだけでもどのようなものなのか、色々と勘ぐってしまいます。故郷を捨てた者どうし、という出会い方もありがちながら熱い展開が約束されているようなもの。良質なバディになれそうですね。

リザードンが『ベルセルク』のイシドロみたいで良いキャラしてます。自らに使命を課した歴戦の強者の風格を漂わせるフシギソウ、いまは強キャラですがそのうちリザードンとお互いの弱点を補い合う場面も出てくるんでしょうか。実直なフシギソウと口達者なシャワーズが良い組み合わせです、この３人のこれからの活躍が楽しみです。

　タイプ相性的に圧倒的不利なはずのフシギソウがリザードンを下した、というびっくりする出来事を導入に持ってくるの、話に引き込まれますよね。キャラたちについても、シャワーズはともかく、フシギソウの最終目的と、彼についていくリザードンの行動理由が明示されている分分かりやすいと思います。空中で小躍りするリザードン、可愛げがあって良いですね。
　第2話以降で、花の皇国に至るまでの紆余曲折が描かれていくのだと思いますし、最後まで隣にいるふたりの関係性がどうなっていくのかも気になるところです。
　投稿お疲れ様でした。

復讐の旅を続けるフシギソウと彼に惚れたリザードン。どちらも（恐らく）首長の子であり首長の存在を良く思っていないという共通点がある。ふたりの繋がりを作るのがうまいなあと思いました。ハードながらもリザードンの明るさもあってきっと暗すぎない、いい塩梅のシリアスを楽しめそうで、素直に続きが気になりました。

キャラクターがすごくいいですね！見た目が一番強そうなリザードンが一番のヘタレでアホの子……すごく好きです。応援したくなるキャラクター。フシギソウもシャワーズもキャラクターが明確に立っていて、それが互いの個性をより引き立ててるような形になっていて、基本はリザードン君がはしゃいでいるのですが他の子たちも活き活きとして見える不思議……この3匹の道中を見守りたくなりました！

まず冒頭の数行が本当にすごいなと思いまして。「ああ、独自の世界設定なんだ」「ああ、でもばっちりポケモンだ」って、説明的な文章じゃないのにしっかり伝わるんですよね。読み始めた瞬間、世界にぐいっと引き込まれました。
非常に軽妙なやりとりが続くのですが、その中にもきちんと「どういう世界なのか」「どういう物語背景なのか」が散りばめられていて、魅力的なキャラクター同士の掛け合いを楽しく拝読しているうちに自然に大事な情報が入ってくるのです。なんと素晴らしいことでしょう。「ここから始まる『第一話』」という企画テーマも自然に台詞のなかに取り入れられていてニヤリとさせられました。
そして結びの一文。直前の台詞からの流れで胸が熱くなりましたし、第一話の「引き」としても完璧。脱帽です。続きをぜひとも読ませていただきたいです。

「まさかそんなことあり得ない」という出来事は、必ず人々の目に留まります。そういう意味で、私たち創作する人間は常識に囚われてはいけません。いつでも常識外の展開を頭の中に思い描くことが重要です。
この物語は、冒頭からあり得ない出来事が起きています。
フシギバナならまだ分からないでもないですが、まさか『フシギソウ』がリザードンに勝つわけがない。しかしリザードンは瞬殺されてしまったのです。
この話は、そうした常識に囚われないギャップを非常に上手く扱っていると思いました。
私たちの多くは、何気なくフシギダネ系統のポケモンに「のんびりしたイメージ」を抱いていると思います。そこに反して、やけにハードボイルドなフシギソウ。ここにも確かなギャップが生まれており、なかなか面白いキャラクターに仕上がっていました。
また、リザードンはポケモン世界における強さの象徴とも言える存在です。ですがこの話におけるリザードンはかなり情けない。グレイシアの言葉を借りると、能天気で陽気でアホなヤツです。しかしそんな性格だからこそ、物語に底抜けな明るさが生まれていると思いました。どんなお話にも憎めないキャラクターは必要不可欠ですね。
とはいえこのリザードン、例えるならダイの大冒険に出てくるポップのように、泥臭く成長することが予想されます。彼は最終的には、フシギソウの大切な相棒になることが話の終盤で示されています。
数々の冒険を乗り越え、彼はやがてリザードンに相応しい強さを身に付けていくのでしょう。そこに至る道程と成長も、この物語の気になるポイントになっています。

負けて恥ずかしいと思える素直さや、断られてもめげない気持ちを持っているリザードン、いいキャラクターですね。谷で一番弱いとは言うけれど、心の方の強さは既にある程度備わっていると思うんです。そしてフシギソウ・シャワーズと旅や戦いを重ねるうちに、きっとバトルの技術の方も磨かれていくんだろうな……そんなことを考えました。自分が一番関心を惹かれたのはリザードンなのかもしれません。
フシギソウとシャワーズもそれぞれ優秀だというのがうかがえますね。フシギソウはタイプ相性を覆してリザードンに完勝していますし、シャワーズはフシギソウに指示される前から索敵を済ませていて「単なるお付きの人」とは違うなと感じさせます。個人的にはこの二人の背景についてもっと知りたかったですね。フシギソウは「花之皇国」とどんな関係があるのか、フシギソウとシャワーズはどうして二人で連れ立っているのか……など、人物の背景や人物同士の関係を想像させるヒントが提示されていると、この二人についても想像がより膨らんだかなと思います。