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#1

作者:カニサラダ/音色さん

北埜とら ☆☆☆☆

 おお、あえてのタイトルなし!!渋いッ!!いやもしかしたら”視力”の良い人には見えるタイトルなのかもしれない。私の”視力”が弱いばかりに……!?
 言葉がことのはになって視覚的に感じられる目の持ち主、個性的な設定だなあ!なによりもこの個性的な設定を、説明的な部分もなく難なくスルスルと読ませて理解させる作者さんの文章力や構成力の高さに脱帽です。お見事! 似てるってわけではないんですが既視感がある気がして、なんか薬を飲んだら声が固まるみたいな設定のお話どっかで見たなあと思って調べたらドラ〇もんのコiエiカiタiマiリiンでした。とても懐かしい気持ちになりました。
 彼の目の特異性が、クイタラン(とそれに関わるプラズマ団?)との物語にどのように作用していくのか楽しみですね。ポケモンの鳴き声がどのようであるかだけでなく、どのような言葉を浴びせられてきたか、どのような自己認識があるかを把握できるというのは言葉の通じないポケモンとコミュニケーションをとるうえで有用に感じます。視力がこうであると電話口の彼女の嗅覚はどんな能力なのだろうかとか気になるのですが、それがポケモンと意思疎通できる能力者という要素であるならおそらくポケモンの声が理解できるNが登場するのかとかも気になりますし、第二話が更新されるまで色々と想像が膨らみますね……! 投稿お疲れさまでした!


まーむるもーま ☆☆☆☆

(コメントなし)


音色 (評価スキップ)

はい、僕が書きました。
何処かの感想で指摘されてたんですけど、「体感7000字くらいある」っていうコメントに「正解~~~~~~~~!!!」ってゲラゲラ笑ってました。元は其れくらいあって削った結果がこちらです。
ちなみにタイトルがないのは思いつかなかったからです。知らない。わかんないや。誰か教えてください。
連作としてのタイトルは「目指せポケモンマスター(仮)」とかそんな風に思ってたんですが、あまりに似合わないので止めました。
「ちょっとポケモンマスターになってくる」っていう台詞で終わりたかったんですがまあ無理でしたね。
なのでその台詞に辿り着くまではおそらく「#1(1/3)」とかになると思います。もう1万字あったら辿り着くやろ(慢心)
あ、ライブキャスターの通話途中で『』が変換ミスしてるのはしばらく後になって気づきました。悲しいね。


スカイブルー ☆☆☆☆☆

言葉がそのままみえるというのが面白い設定ですね。さらにもうひとり、かつてのクラスメイトも何か力を持っていそうな雰囲気も。冒頭で既にプラズマ団の話が挙がっているあたり、この能力を駆使して事件を解決していくのでしょうね。
しかし展開というか、書き方が上手すぎる!世界観や主人公の能力の説明をサラッとこなし、その上で5000文字とは思えないボリューミーさ。細かい表現がそもそも上手くて情景がするする入ってくる。僕もこんな風に、書きてェ~ッ…(無理)。
控えめすぎるタイトルからの、超面白そうな第一話。カッコイイ~…。クイタランを助けたのもただのワンシーンではなく、巡りめぐって大事件に繋がってしまうのかと既に思い込んでいるくらいに上手いです。憧れる…。


よしぇ ☆☆☆

(コメントなし)


円山翔 ☆☆☆☆

 言葉が見える。鼻が利く。とても面白い設定だと思います。そして「嗅ぎつける」方のキャラクターについてはまだ設定が明かされていないという。この調子だと特殊な味覚・聴覚・触覚を持つ誰かが出てきそうだなと期待が高まります。特殊な人間がいてそれだけでも成り立ちそうなんですが、でもちゃんとポケモン小説しているんですよね。ちょっと上から目線のバチュルだったり、最後の出てきたクイタランだったり。どこか人間臭いポケモンたちというのもまた素敵だと思いました。


浮線綾 ☆☆☆☆

(コメントなし)


逆行 ☆☆☆☆☆

面白かったです。言葉が「ことのは」として見えるという設定だけなら思いつくかもしれませんが、文章力がないとこの設定は思いついても上手く表現できないよなあと思います。ことのはが次から次へと飛んでくる描写とかは並の文章力ではたぶん面白くできない気がします。全体的に体言止め?が多いんですけど、それが上手く機能してるんですかね。キャラ同士の掛け合いもテンポ良く、面白く読ませていただきました。プラズマ団や放火魔など気になる点を上手く散らしつつ一話の幕を閉じているなあと思いました。


ion(ioncrystal) ☆☆☆

これ、
「聴覚」→「視覚」
「聴覚?」→「嗅覚」
が既に登場しているということは、他の五感に対応する能力も出るということですよね。
そういう能力の私好みな外部拡張性、そして主人公の能力での単体での印象的さを含めて。
そして、幼馴染さんの可愛さ含めて。
失礼な表現になるかもしれないですが、「第一話」のコンテストと聞いた時に自分が思い浮かべた理想のポケモン小説をそのまま形にしたような作品でした。
アイリスさんの隣人なの羨ましくて憤死するが??
シャガと彼女の描写自体もまるで生きているかのようなそれで、能力絡みの描写も含めて私を惹きつける作品でした。


鈴志木 ☆☆☆

軽妙で流れるような文章が読んでいて楽しいです。アイリスが何かを起こすのか? この展開とタイトルからでは全く予想もつかないところが良さであり物足りない所かなと思いました。


あしゃまん ☆☆☆☆☆

 言葉の葉っぱが目に見える、とはこれまた新しい設定! ポケモン✕ローファンタジー的超能力、ありそうで見たことなかったので新鮮な気持ちで読ませていただきました。本編に繋がりそうな伏線も張られており、どう交わっていくのか楽しみです。


ミュウト ☆☆☆

(コメントなし)


フィッターR ☆☆☆☆

ポケモンと意志疎通できる人間はポケモン作品で公式非公式問わずよく見かけますが、この作品は独特なファンタジックさがありますね。
くっついていたり弾けたり刺さっていたり、形も様々で独創性が光っています。


参加者A ☆☆☆☆☆

(コメントなし)


葉穂々 ☆☆☆☆

クイタランと共に、主人公は特殊体質を駆使してイッシュの事件に関わっていくのでしょうか。
冒頭で出て来た元クラスメイトは嗅覚が良いと自称していますが、もしかしたらこれは比喩表現では無く、主人公のように何かしらの特殊体質があるのですかね?

ところで、良いですよねクイタラン。私はクイタランが大好きなんですよ!


森羅 ☆☆☆☆

(コメントなし)


はやめ ☆☆☆☆

物語の表題が無い、という部分が大胆かつチャレンジングです。何らかの意図があるのでしょうか。五感を持つキャラがキーになる話なのかなと想像しています。
他の方も仰る通り、文字数限度まで敷き詰められているというか、5000字?体感8000字程あるのでは、と感じさせるような文章の密度に読み応えがあります。
言の葉が可視化されるという不思議な設定もストーリーに引き込まれる大きな要素でした。
クイタラン?との出会いが、主人公に何をもたらしていくのか。続きが気になります!


照風めめ ☆☆☆

しれっと言葉が目に見えるというめちゃくちゃ難しいことに取り組んでてすごいな!? と思いました。メディアとしては漫画やアニメ向けなモノですが(コエカタマリンとか)、それを小説でやろうという決断にまず感銘を受けます。
しかも今発せられた言葉だけじゃなく、クイタランの背中に刺さった言葉のように過去の言葉も見れるってことですか? めちゃユーモラスな設定で惹かれました。しかもポケモンの言葉も汲み取れるんですね。
確かにそれだけ得意な能力であれば、スクープが欲しいクラスメイトからすれば喉から手が出るほど欲しい存在!
クイタランとの出会いがどうつながっていくのか、今後が気になります。

このクイタランは元々プラズマ団の元にいたポケモンだとかそういうことなのでしょうか?(違うような気がする? ボヤ騒ぎを起こさせられているのか、たまたま起こした騒ぎに乗じてポケモンの盗難が発生しているのか)
前半部分で提示されていたプラズマ団の話と、後半部分のソウリュウジムでのボヤ騒ぎがどう絡んでくるのかが憶測しか出来ないのが少しもどかしいなと思いました。
5000字という都合表現しきれないことがあるのは仕方ないのですが、コンテストとしてはこれだけで評価しないといけないので、この評価とさせていただきました。前半と後半部分の繋がりをハッキリさせてもらえれば☆を増やせたように思います。


きとかげ ☆☆☆☆☆

 面白~
 言葉が見える、設定は割とありそうに見えて意外と見ないという……言葉の見え方の描写も良いな~。放ったそばからぽろぽろと砕けていく日常の言葉、本人が見えないほどに貼られたレッテル、“ありそう”でありながら、通常は空間を圧迫するほどのことはなく、凝り固まっているなら何か特別なんだな、と察せられる。このバランスが好きです。
 嗅ぎつける能力のある元クラスメイトさんにはどのように世界が見えているのか、そちらも気になるところ。
 クイタランというポケモンのチョイスも好きです。
 群れに追いやられて人里に……というのは現実の動物でもまま聞くことですが、ポケモン世界だと小火騒ぎに繋がったりする。そういう事件の起こり方に、ポケモンという題材の扱い方の面白さを感じました。
 続き、楽しみです。


タマゴサンド ☆☆☆☆☆

藤子・F・不二雄『ドラえもん』の「コエカタマリン」が、終始主人公にぶつかっているイメージで読み進めていました。
とても面白くて斬新な能力で僕はとても好きです。
バチュルのくだりや、最後に保護したポケモンの描写も可愛いですね。
続きが気になる作品でした。


加藤ブドウ糖液糖 ☆☆☆☆

(コメントなし)


rairaibou(風) ☆☆☆☆☆

 これ本当に5000字なんでしょうか?文章から伝わる情報量がちょっと想像を超えてます。内容も面白いのですがそれよりもこの文章の旨さでこの評価にさせていただきました。


586 ☆☆☆☆☆

・ちょっと先に抽象的なことを書くんですが、テンポが素晴らしかったです。跳ね回るような言葉遣いで過不足なく展開が表現できている、技量の高さを感じます。
・言葉が「木の葉」や「古紙」のように物理的に見える、非常に特徴的な描写だと思います。どう活きてくるのか楽しみでなりません。
・「言葉」がキーワードな作風にあって、作品全体を表す「言葉」となるタイトルが「通し番号だけ」。これが逆に印象的でした。

<コメント>
投稿いただきありがとうございます。情報量が非常に多い作品にもかかわらず情景が恐ろしくスムーズに入ってくる、他にたくさんのお話を書かれた経験を感じさせる一本でした。「言葉が物理的に見える」という設定もさることながら、その表現が「言霊」「木の葉」「貼り紙」と多種多様だったのも、あくまで文字だけで表現される小説という媒体にもかかわらず視覚的な効果を感じさせてくれました。これは……続きが気になります!!


空色代吉 ☆☆☆

(コメントなし)


じゅぺっと ☆☆

(コメントなし)


雪椿 ☆☆☆☆

(コメントなし)


早蕨 ☆☆☆☆☆

 ここに来てタイトルなし。どういう意図があるのでしょうか。まだ想像は難しいですが、この冒頭からそれを読み取れる何かがあるのでしょうか。
 内容としては、設定がすごく面白いなあと思います。”言葉”が”ことのは”に見えるなんて、頭の中の絵的にも映えますし、イメージしやすいですね。連載の冒頭としても、設定を語りすぎない微妙な加減がうまいなあと感じました。出来上がった”葉っぱ”の山から始まり、大量の”葉っぱ”で注目を集め、記者か何かをしている(?)かつてのクラスメイトを小出しにして広がりを持たせつつという展開がとっても良いなあと思います。その後も設定が並ぶのではなく、大学生(?)らしき主人公はレポートを書くための取材でアイリスと顔見知りだったり、今でもジムバトルの見学に行っているということは何か研究対象としているのか? とも考えられたり、情報が隠されすぎず小出しになっていて続きに手が伸びますね。腹を空かせたどこへ行ったら良いかも分からないポケモンに対する主人公の対応が、文中では放火魔の保護とインパクトのある展開になっており、次の話を読みたくなる最後の一押しとして効いている気がします。投稿、お疲れ様でした!


島ハブ ☆☆☆☆☆

発想は勿論ですがそれを作品として無理なく表現しているのがお見事でした。この設定で5000字に収めるのはかなり高度な構築力だと思います。


秋桜 ☆☆☆☆

ポケモンに関係なさそうな異能もちの少年(嗅覚の少女も?)のお話で、面白かったです。続きが気になる。投稿お疲れ様でした。


ジェード ☆☆☆☆

わー濃密〜! というのが率直な感想です。
え、これって本当に5000文字なのか……? この展開を同じように書いたとして、収め切れる自信がないです。ひええ。

主人公の持つ能力がかなり特殊ですね。すごいけれども、普通に暮らすには苦労しそう。ポケモンとの意思疎通がとれる部分は羨ましい〜。
この主人公の視点から、話が描かれるものですから有名人のシャガ市長には、あらゆる言葉が張り付いてる描写なんかがあって、面白いな〜と。クイタランが罵られたというのも、背中に刺さってるだけでわかる。この描写はこの作品ならではですね。

冒頭のクラスメイトが嗅覚に自信があるそうなので、この人もまた主人公と同じような特殊な人間だったり……? するのかな〜。
プラズマ団とイッシュ地方に関する話も広がっていきそうで、考察できそうな部分がたくさん。うーん目が離せない。
投稿お疲れ様でした。


花鳥風月 ☆☆☆☆

(コメントなし)


カイ ☆☆☆

言の葉が形として見えるというのは面白いですね。今後どのように物語に関わっていく設定なのか楽しみです。
タイトルの自由性がある中、無題でお出しされたのは何故なのかな~と考えていたのですが、もしかしてこの設定と関わっている…!?(タイトルを付けると、言葉が形になってしまうので???)

あとこれは自分の無知によるところなので申し訳ないのですが、最後に出てきた放火魔?のポケモンがわかりませんでした。クイタラン……かな?大事なシーンなので、ひとこと種族名の記載があればなお良かったです。


水雲 ☆☆☆☆

 ポケモンの描写がいいですね。うっかり出会ってしまったものの、そこからくみ取れる観察眼の良さや状況がうかがえます。そしてなぜか妙にかわいく見えてしまう。厄介ごとを抱えてしまったととらえれば、今後の展開が心配になります。好転しますように……!


匿名 ☆☆☆☆

(コメントなし)


オクトノリシゲ ☆☆☆☆☆

(コメントなし)


リング ☆☆☆

タイトルが……ない、のかな? 一体どのような話になるのか、全く見通しが立たず、手に取りづらい印象を受けます。幼馴染のほうも嗅覚を持っているあたり、何か惹かれあう者たちで大事を巻き起こしそうなフリはいいと思いました。


久方小風夜 ☆☆☆

電池にかじりついてるバチュルかわいい……。
主人公の能力がこの先どう関わってくるんでしょうね。まあ描写的にポケモンの言葉も理解できるのかな? という感じではありますが。
未来チックなブラックのソウリュウでも回覧板とかいう超アナログな伝達方法が残ってるのか……。


FOMA(FOMA_ug_px) ☆☆☆

(コメントなし)


あまよし ☆☆☆☆

(コメントなし)


セコイキング ☆☆☆

主人公の素顔、原作にはない特殊能力、舞台の提示、能力を活かした原作キャラの描写、小さな事件の発生、素早い回収、落ち着いた締め。よくぞ5000字で全てやりきったものだと思います。単純に文章が上手いですね。
これだけ作者様の腕が感じられると謎の特殊能力も今後の展開で十分にポケモンの世界観と絡めて活かされていくんだろうなと安心できます。ポケモンでやる意味ある? と感じずに読めるんだろうなという信頼というか、何というか。イッシュには直接的にポケモンの言葉が分かる青年がいますからね。それを踏まえてこの地方を選んだんでしょうか。今後どうなるか気になりますね。
最後に出てくるのがクイタラン、というチョイスも絶妙です。クイタランを知っていればクイタランだと分かる描写がされてるんですよ。逆に知らなければなんのこっちゃなんですがね……。もしかすると答え合わせがあった方が親切だったかもしれません。でもしゅんとしたクイタランがのそのそついてくるのはかわいいです。


トビ ☆☆☆

ことばがことのはとして見える異能の主人公は興味深いです。ポケモンのふしぎとは直接関係がない異能を持つ主人公はたぶん初めて読んだので、とても新鮮でした。この能力は遺伝なんでしょうかね。母上殿はそういう感じじゃなさそうですが。主人公がこういう能力を持っている世界なら、別の人物は別の能力を持っているのでしょうか。
冒頭、プラズマ団のことも描写されていたので、Nと出会ったらどうなっちゃうんだろうなあ、と妄想が膨らみます。「キミにもトモダチの声が聞こえる?」「いや、見えるンです」みたいな会話があったりしそう。
会話も一人称の語り口も軽快で読んでて楽しかったです。クイタランと思わしきポケモンと出会ってどう話が展開していくんでしょうか。
投稿、お疲れ様でした。


赤星 ☆☆☆

「呼び出し音をかき分ける」という描写におや? と思いましたがなるほど。ポケモンと双方向に意思疎通ができるタイプの能力として物理的な干渉を伴うのが新鮮でした。冒頭のライブキャスターで通話していたご友人の鼻が利く、という表現も単に比喩なのか、主人公と同じく何かしらの異能があるのか気になるところ。バチュルが家族の一員として主人公に甘えている描写もよかったです。ここまで散々な目に遭ってきたはずのクイタランくん、それでも人懐こくてかわいいな……ネームドトレーナーと顔見知りということは、ここから何かしらの事件に巻き込まれていくのだろうな、と思わせる始まりで続きが楽しみです。


門森 ぬる ☆☆

(コメントなし)


水のミドリ ☆☆☆

言葉が見える。言ってしまえばそれだけの設定なんですけど、何やらけっこうシッカリしてそうです。単に吐き出された言葉はすぐに消えてしまうのに、シャガさんに投げかけられた呼称は貼りついたまま。路地裏のクイタランへ向けられた罵倒は、その体へ刺さって抜けることがない。ちゃんとビジュアルにしてくれることで、読者にも設定が分かりやすくなっている工夫、とてもありがたかったです。……いらんこと言うなら小説ではなく漫画媒体とかのが映えそうですけど。
連載作品のタイトルは欲しいなあ……記憶力の悪いおじさんは『#1』だけじゃ内容なんも思い出せなくなっちゃうので。作者様たぶんタイトル呟いただけだからすぐに消えちゃったんでしょうけど、クイタランみたいに読者の心にブッ刺さって消えない、読了後いつまでも残り続けるくらいインパクトのあるもの見つけてあげてほしいです。


天波 八次浪 ☆☆☆

相手に憑いている言葉が視覚的に見えるって設定が面白くその感覚が伝わってくる描写も良いです! 可哀想なクイタランになにがあったのか、これからの展開が気になります!


赤灯路 ☆☆☆

(コメントなし)


ポリゴ糖 ☆☆☆☆☆

 言葉が物理的実感を伴って"見える"というという設定、というか能力自体がまず面白いですよね。市長でジムリーダー(シャガかな?)の身体や顔に張り紙がべたべた貼り付けられていく様子を想像して思わず吹きました。不審火というイベント、そしてその主犯を見つけて保護する流れもスムーズで、全体的にするする読めたように思います。元クラスメイトがプラズマ団のことを出してきたあたりで、世界観と年代が把握しやすいのも良いポイントかと。
 主人公の持つ特殊な目と、ポケモンの存在とがどういう風に絡まるのか。クイタラン(かな?)は今後どうなるのか。元クラスメイトが出してきたプラズマ団と接触することはあるのか。第2話以降で語られていくのが楽しみに思います。
 投稿お疲れ様でした。


農協じゅんの人 ☆☆☆☆☆

設定がまずオシャレ!! ポケモンに直接関係のない特殊能力でありながらポケモンに対してもかなり有効なこともそうですが、能力は自分の生活のためにしか使おうとしていないのがとても好きです。今後はより活躍の場面も増えていくのかも、と思うとワクワクしますね。ぜひとも続きを読んでみたい作品でした。
しかしタイトルも付けずに投稿するのは、かなり強気ですね。それに負けないパワーのある作品でした。


若鷹 ☆☆☆☆☆

ポケモンと明確に意思疎通ができる人は二人いて、Nばかりがピックアップされがちな中で今作ではアイリス。会話ではなく「心を知る」なので、その違いを明確に書き表している点が秀逸だと思いました。生活感溢れる表現、テンポの良い描写のリズムが軽快に町を駆けまわっている様子を感じられて、とても上質な文章だと思いました!


夏十字 ☆☆☆

特異体質と言えばいいでしょうか。主人公の目の設定が面白いですね。なおかつ、その能力を持っているからこそ、持ってしまったからこその世界のとらえかたの描写が好みです。
そして最初にライブキャスターで話していた元クラスメイトも、言動からするとどうやら特殊な能力を持っていそうな様子ですよね?
これらの能力と、第一話の時点でメインの事件となっている不審火の一件が今後どう絡んでくるのか。興味深いです。


キノコです。福山雅治ではありません。 (評価スキップ)

会話のテンポが素晴らしい作品でした。その時の映像をありありと想像することができます。非常に内容を飲み込みやすい物語だと思いました。
これを高度なテクニックと言うと大袈裟かもしれませんが、「会話の端々」から各キャラクターの特徴や情報を掴むことができたのが良かったです。地の文でただダラダラと設定の説明するのでは、あまり面白くなりませんからね。私自身もまた勉強になりました。
例えば本作では、クラスメイトちゃんが、「主人公の持つ不思議な目」についてさりげなく紹介しています。こうすることで私たち読者は自然と「主人公の目には何があるんだろう」という興味を抱きます。単なる地の文の説明ではなかなかこうはいきません。
もう一つ上手かった点は、自然な伏線の張り方ですね。その後のシナリオにおいて重要になりそうなポイントを、日常の映像にするっと紛れ込ませています。
例えば、朝食を済ませた後に回覧板を眺めるシーン。何気ない日常の一部に見えますが、回覧板には「街の不審火とポケモンの盗難騒ぎ」と書いてありました。
この不審火などの事件は、今後のシナリオにおいて主人公を巻き込む重要なファクターになります。事前に「主人公の街にはこのような異変が起きているんだ!」と自然に提示することによって、読者もまたスムーズに展開を理解することが出来たのです。


マの字 ☆☆☆☆

(コメントなし)


りゅうおう ☆☆☆

(コメントなし)


小樽ミオ ☆☆☆☆☆

この小説は絶対楽しい場所に導いてくれるという信頼感が圧倒的でした。
状況描写の中に主人公の感情がたっぷりと含まれていて、拝読しているだけでも気持ちがいいです。冒頭の500文字くらいで頭までどっぷり世界に引きずり込まれました。
ポケモンはクイタランでしょうか。「悪さをしてやろう」というわけではなく「まるで"ついうっかり"みたいな顔して突っ立っている」のがいいですね。その後の鳴き声からもこのポケモンが助けを求めていることが読者には分かる。そして主人公の「目」があれば、そのポケモンを助けられるであろうということも。主人公はアイリスと仲が良く、アイリスもまたポケモンと心を通わせることのできる少女なのは、ゲームを遊んだ人ならば周知の事実。そんな二人の組み合わせに「この二人(と元クラスメイト)がポケモンの心を救っていくのかも」という期待を膨らませてくれます。ゲーム中ではチャンピオンとなるアイリスですから、ある程度の脅威なら二人で乗り越えられるという安心感もあります。
言葉が見える、見えてしまうという主人公の「目」は、人を救える可能性を秘めた能力であると同時に、難儀なものでもありますね。それと彼がどう向き合っていくか、周囲の人々がどう彼を支えるのか……そういった期待もさせてくれる作品でした。


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