最弱ドラゴン奮闘記

　ヌメラか～わいい！！日常に突然やってきた非日常の生活感ありありのヌメラのかわいさがものすごくよく描かれていていいな～ってなりました。私の家にもヌメラ来ないかな。スライさんはあんまりポケモンだいすきクラブ系ではないという自己認識なようですが、ヌメラを見てすぐに湿気が心地よさそうだからお風呂に避難させなきゃ……って発想になってるあたり完全にポケモンのいる生活を常日頃からシミュレートしまくっている玄人の動きで良かったです。
　しかしこれ……ラブコメ！？ラブコメになるのかな……！？アクジキングを倒すためにパパとママが悪戦苦闘しながら頑張ってヌメラを育成するラブコメになっちゃったりしませんか！？うっかわいい！！好きかもしれん。いやラブコメにならなくてもいいんですが（？）奮闘したヌメラが、始まった非日常をどうしちゃうのか楽しみだなあ！投稿お疲れさまでした！

これまた突然現実世界にポケモンがこんにちわ、なんですがヌメラ可愛いね。君はどっちのヌメルゴンになるんですか。ヒスイかな、通常の方かな。ちょいちょい出てくるポケモンの知識が対戦寄りなのは笑っちゃうんですが、アクジキングは現実にででんと出てくると普通にやばいもんな……。
今のとこドラゴンタイプばっかりなのか、それとも別のタイプも出てくるのか。ヌメラ、そんなに弱い印象がないんですが最弱なんですかね……（？）。
林檎は分かるのはポケダン世界なら林檎がメイン食料だからなのかな。
公安さんの登場により、ヌメラが果たしてどういう扱いになるのか……。まさか本当にアクジキングと戦いに行くのか？　はたして奮闘とはなにをするのか？
それはそれとしてヌメラがとてもかわいいですね。頑張ってほしい。

とってもヌメラがかわいい第一話。ヌメラが"最弱のドラゴン"であることは確かに間違いなく、タイトルからしても進化はせず最後までヌメラと共に歩んでいくのだろうと想像しちゃいました。ポケモンとの共生に馴染みがなさそうな世界観なので進化も難しそうだし。
現実世界にポケモンが現れる系の物語こそあれど、本作は既存ゲームタイトルの略称、種族値といったユーザー間での用語、じゃれつくで消し飛ぶ…のくだりなどが頻出するところからより"読者と同じ環境の現実世界"感が出ているな～と思わされました。SNSの立ち回りとかもリアルっぽいです。

　なんだか軽いノリでポケモンが現れたと思ったら、世界が大変なことに…！？　ついには公安まで乗り出してきて、いったいどうなっちゃうの！？
　いや本当に、なんでヌメラがこんなところにってびっくりするところだと思うんですが、この主人公の落ち着きっぷりはすごいですね。将来大物になりそうな感じがします。物語の続きも、どちらかというとシリアスな方向に進んでいくのかなあなどと、雰囲気から想像しています。

ポケモンが現実世界にやってくるという設定にSNSのあれこれをプラスしていて、すごく新鮮な作品に仕上がっているなあと感じました。現在はヌメラとアクジキングしかいませんが、これから他のポケモンもどんどん出現しそうですね。でもマスクネームが「ぬめらんど」になってるんで、ヌメラばっかり出現してくるパターンでしょうか。どちらにせよ面白そうです。ヌメラを見た主人公がSNSに書き込もうとするなど、最初冷静すぎるかなって思ったんですけど、「あまりに驚きすぎると、一周回って冷静になるらしい」という一文があったので納得しました。

もうダメなのよ。世界観のハードさとキャラの可愛さを両立するのは法律で禁じられてるの。魅力的（私好み）すぎるから。

うーーーん、そうかぁーーーッ!ってよくわからん叫びが出てくるって感想
絶対手放しでのハッピーエンドじゃなく、お別れとかの切ない終わり方になるんだろうな、という印象
ファンタジー的な生態の妄想ツイは好きですが、ぶっちゃけ#ポケモンと生活 タグは単に個人個人の趣味としてあんまし趣味じゃないんすよね主人公と同じで俺も（俺も?）
そんな俺でも楽しめたし、続きが読みたい。
最初はよくある上記タグっぽいほのぼの話の展開かな、と思わせて、テレビを付けたところで普通に起きている被害の大きさとアクジキングという大物さに愕然として、叩き落されてしまう。
そのくせ、現実の対戦でのアクジキングの微妙さもしっかりネタにして、この世界観特有の、その世界でしかできないコメントでこちらを笑わせてくれる。
　アクジキングの想像される能力を考えると、アレを倒した後はヌメラと別れるかどうか、元の世界に戻すかをきっちり決めないといけないんだろうなってところが示唆されてるのが本当にニクくて良い。
　脅威と「世界移動」のギミックを両立するポケモンとして本当にナイスなチョイスです、アクジキング。
　彼以外にも目の前にポケモンが現れた人間がいて、世界中にポケモンと人のコンビが存在するの、この感じの（信頼できる）世界倫理観ならすごく主人公との交流が楽しみですね本当。
いやどんどんと続き楽しみ度があがってゆく。

白妙さんと主人公にも個人的な交流が生まれそうな采配なのは、まあとりあえず僕からは何もコメントしないことにして。（でもそうしないと話広がらないし他のポケモンに絶対会えませんからね）

こんな馬鹿げた現象信じるなよSNS民（そこを深掘りしてもダルいだけなんでこれで良い）!!って一点を除けば割と市民や警察の対応もリアリティがあって。ヌメラの細かい描写の、ポケモンと生活タグらしい良さもあって。
なんというか、全体的に理性的な作品だなって。
　そこを冒険するファンタジーとしてこの社会を楽しく扱いながら、必要以上に個人の感情を書かない訳でもなく、むしろきっちりそこにズームして目立っていて。
現実を舞台にした作品の自分の理想的なカタチかもしれないです。いや本当に!

Twitterの空気感を理解してこそのお話ですね。入り浸っているからこそスイスイ読めました。
朝波さんという個人名が突然出てきたけどスライさんの本名かな？
リアル世界に突如ポケモンが発生した世界でSNSを絡めつつ事件を解決していくような予感がして、新しい世界観に触れた気がします。

　私あしゃまんはこれを書いておりました。前々から現実世界にポケモンが現れてどうこうみたいな冒頭は浮かんでたんですけど、続きを全く思いつけなかったんですよね。そこに「連載の1話を書け」というコンテスト。これは起用、供養するしかないですよね。
　あんまり深いことは考えてませんが、「設定説明に終始しない」「なんとなくラスボスっぽいものは見えるようにしておく」「ゴールとスタートのギャップは荒唐無稽ではない範囲に開いておく」ぐらいのことを考えていました。
　朝波スライ（仮名）くん、白妙さん、そしてヌメラ。この奇妙な協力関係がこれからどうなるでしょう。みなさん、どうなると思います？
　実は、タイトルはミスったなと思っていて、普通に今後これに続く物語を書くとして、ヌメラでアクジキングを倒せるとは思えないんですけど（無理やり勝とうとすると、人間の技術力が多分に必要になり、それはどうなの……？　という）かといってこのタイトルだと進化させる訳にもいかないんですよ。進化という熱い展開をはじめからオミットするのももったいないですしね。もし天啓が降ってきてこれの続きを書くとしても、タイトルは変わっていると思います。

　お読みくださり、ありがとうございました。感想もありがたく読まさせていただきます。

主人公の語りに、ゲーム中心の愛好家でポケモンというキャラクターそのものにはそこまで深い愛着がある訳じゃない感じがうまく出ていて雰囲気をうまく作れているなと思います。
警察の人、なんだかものわかりがよすぎるし親切すぎるしでちょっと怖いですね。これからどうなるのだろう。

現実世界に現れた二体のドラゴンポケモン。
彼らは何のために現れたのか、ヌメラと過ごす主人公はどのような道を選ぶのか？　気になります。

>じゃれつくで消し飛ぶことで有名なウルトラビースト、アクジキングだ。
>いくらアクジキングの種族値が終わってても
辛辣すぎて笑ってしまいました。ひ、酷い……！

可愛いヌメラと共同生活！　……ってノリとはちょっと違ってそうです。
アクジキング出現してますし。でも最終的には倒しちゃいそうな空気感もありますし……
なんにせよ、続きが気になります。

ヌメラが現実に居れば、さぞかわいいだろうなと思います。しかしベタつくヌメラが急に家に現れるととなると、ちょっと動物苦手＆軽度の潔癖性の身としては勘弁してもらいたいですが……笑
ヌメラと一緒に過ごす生活感が出ていていいなあと思いました。
それと突然何かが起きたらすぐにSNS、っていうのもリアリティあるなあと感じます。
とはいえ警察や保健所どころか飛び越えて公安が出てくるってところでかなり大きな事件なんだなと感じます。（でも白妙さんも世話手伝ってくれるの可愛い）
今後主人公とヌメラがどういう関係になるのか、どういう事件に巻き込まれるか気になりました。

　かーわーいー。あと警官が出てくる話が好きなので……ロマンスの欠片もない男女バディ（？）も好きなので……
　ヌメラかわいいですね。タイトルからして、最終的にはアクジキングに挑むのでしょうか。
　そして白妙さんがヌメラの世話を手伝うことになってるのも面白いですね。ロマンスは芽生えても芽生えなくてもどちらでも好きです。
　続きが気になります。

テレビとSNSを利用した情報収集や公安の来訪など現実世界でもよくある描写、その中に起きたらヌメラがいて海外でアクジキングが暴れているという虚構世界でしかありえない描写が混じっているのが面白かったです。
ヌメラとの日常がこれから当たり前になる予感がして読んでいて楽しかったです。

　これ面白いですし可愛い小説ですね。まず何と言ってもヌメラの描写が可愛らしいんですよ、それでいて登場人物もちょっと可愛いんですよね、大人なのに、続きがちょっと想像しづらいところがありますね

・ヌメラがかわいい！（第一声）　起きてお腹の上にヌメラがいたら確実にビックリすると思います。
・ヌメラを発見したときにＳＮＳへアップするのが現代風だなあ、と感じました。「現実世界にポケモンが現われた」描写の強化に繋がっていますね。
・公安さんの動きが早い！　早すぎる！　これＳＮＳのアクセスログを直接参照できる特権を持っていそうな感じですね……。

＜コメント＞
投稿いただきありがとうございます。現実世界にポケモンが現われて……という展開のお話ですね。主人公の元に現われたのは「最弱のドラゴンポケモン」と公式でも言われるか弱いヌメラ、一方はウルトラビーストの肩書きを持つアクジキング、と相当な戦力差があり、ヌメラと主人公がタイトル通り奮闘するストーリーが展開されるのだろうと想像が付きます。今後の展開を楽しみにしております。

　ヌメラが布団の中にいたら伽椰子がいたときと同じくらいビビると思いますね。ヌメヌメしていたらなおさら部屋飛び出しそうです。その点主人公はとっても冷静。肝が座ってますね。アクジキングが現実に現れたとなればウルトラホール！　とも思いましたが違いそう。ヌメラがいますもんね。どうなんだろう。
　奮闘記ですので、ヌメラが今後頑張っていくお話になるのだと思いますが、この冒頭部分だと戦う気などまったくなさそうです。ここからどう奮闘記に繋がっていくのか。戦うという方向の奮闘じゃないのかもしれませんね。公安まで出てきて、まだ善良な一市民である主人公がどう変わっていくのか。それとも変わらないのか。それもヌメラ次第な気がして、続きがどうなるのか、気になるところです。投稿、お疲れ様でした！

ヌメラ可愛い。これはどうなっていくんでしょう、アクジキングと戦うにしてもだいぶ時間かかりそうですしあんまり関わらないのかしら。投稿お疲れ様でした。

ヌメラだ！
ポケモンが現実に現れる系でも、いかにも無害そう〜なヌメラってのが、いいですよね。主人公がりんご与えてしまうのもわかるわかる。

どうやら外国に現れたアクジキングがカギのようですが、ゲームのポケモンを知る人間共にも、種族値終わってると認知されてるのは笑う。加えて、ユナイトの愚痴……本当によく見るSNSの姿だなあ。アクジキングにはぜひ頑張ってほしい。

ヌメラとの生活描写もこだわりを感じますね！
浴槽の壁に勝てなかった部分、可愛すぎるでしょ。ヌメラが乾燥するとヤバいって知っていたり、主人公が元からポケモンユーザーである意味があったり。こういう小さい配慮が届いてる作品好きです。
バトルものとしても、日常ものとしての展開はどちらも見えるな〜！ 続きが気になります。
投稿お疲れ様でした。

起きて突然ポケモンがいたら、私だったらどうするかな～と考えてしまいました。
まあでもSNSに投稿はしないかな…。そのポケモンの熱狂的推しの人に住所特定されて背後から刺されて奪われかねんと思うので…。変な学府に持ってかれても嫌だし…。白妙さんも一人で来てるので、本物の公安かどうか怪しいと読んでます。スライくんのポジ狙ってる一般ヌメラ推しトレーナーだったりしません？
いやしかしアクジキング顕現はマジでやべーですね。タイトル的に、このあとヌメラが頑張って戦う熱い展開が待っているのでしょうか。ワクワクしますね！

　おお、こちらもポケモン in 現実世界。創作だからこそ、読者のわたしはメタ目線で割り切り、他人事のように展開を進められるものの、実際わたしも目の当たりにしたら動転どころじゃすまないはず。しっかし、「機関」的なものがすでに存在していると言うことは、結構前からポケモンがそこかしこにひっそりと存在していたという……？

ポケモンが現実世界にやって来るような異常事態となれば、まず一番最初に動くのが軍隊や警察のような、戦闘能力や諜報能力を持った国の組織という認識なので、それをきちんと描けているのは一つのポイントです。こうなるとポケモンよりも世界情勢のほうが気になってしまうたちなのですが。これからどうなるのでしょうね。

寝起きでおなか冷やされると自分下しやすいので地獄やな……と思いました。かわいいけど。主人公おなか強くてよかったね。
アクジキングのことじゃれつくで消し飛ぶとかさらっと言っちゃう辺り、主人公完全にバトル畑の人だなって思った。
公安がすっと来て戸惑わないってことは、今までもポケモンが出現することがあってマニュアル化されてたのかなー、などと。

あまりに驚きすぎると、一周回って冷静になる。そうなんですよね（何？）ヌメラのことを最初に教える相手が通話先のダチだったり、情報を得るためにまずツイートしてみたり、そういうところが実に現代の若者らしい動きだったと思います。それでいて後の方でしっかり警察からお叱りを受ける描写を入れているのがしっかりしていますね。
タイトルが『最弱ドラゴン奮闘記』ですね。ヌメラはこれからアクジキングと渡り合えるくらい強くなれるよう奮闘していくのでしょうか。このまま#ポケモンと生活 みたいな空気感で進んでいっても全然悪くないとは思いますが、主にバトル方面の知識が豊富な主人公が最弱のドラゴンを育てていくのもかなり面白そうです。ただこれこの…………私がそういう話を読みすぎてるだけかもしれませんが、公安って怪しいですよね。ほんとに守ってくれるのか？　いやサンムーンの国際警察みたいに協力を募りつつ最低限の支援はしてくれる、程度のポジションなのかもしれない。どちらにせよヌメラが懐いているのは主人公なので、是非とも彼にはヌメラを守っていただきたい。

え～朝起きたらヌメラが腹の上で寝てる世界とか良すぎる。リアルの世界にポケモンが現れたら、みたいな展開は良く妄想しますがわたしも朝起きたら推しがわたしの腹の上で寝てる世界線に転生したいなあと思いました。ＳＮＳに投稿しようという発想もリアルですね、というかある程度ポケモンが分かる主人公でヌメラも良かったなと思いますよね…サン◎オとかのキャラに見えなくもないので…ヌメラがりんごたべてるのかわいい…
これからヌメラは進化していくのでしょうか。アグジキング殺しに向けて公安に差し向けられちゃったらやだなあ。最弱ドラゴン奮闘記というくらいだから、退治する流れになるのかな…ずっとりんごたべて過ごしててほしい…。
投稿、お疲れ様でした。

朝起きたらポケモンが布団の中に潜り込んでいた。ポケモンファンにとってこれ以上垂涎のシチュエーションがあるでしょうか。対戦勢としてやってきた自負のあるスライさんが「#ポケモンと生活」めいた投稿に躊躇するシーンはくすりとしてしまいました。ファンとしてのありかたはポケモン自体を愛でる方向性ではないと言いつつもヌメラの生態を覚えていて弱る前に風呂場へ移すという描写が、なんだかんだゲーム結構やってる人だな～という感触があってよかったです。軽妙な一人称視点ということもあり一見のんびりとした雰囲気ですが、実際外の世界はどえらいことになっているので、外の異常事態と彼らの生活がどう交錯していくかも楽しみです。
（重箱の隅をつつくようで恐縮ですが、「（前略）いくらアクジキングの種族値が～」のせりふは個体値と読み替えていいのでしょうか？）

ポケモンを完全にゲームとして捉えている現実における、最弱ドラゴン奮闘記。SNSで検索するとき600族でローラーかけるの、レート戦廃人たる主人公のバイアスが乗っていて面白いですね。まあでもヌメラのこと600族の面汚しとか思ってそうですけど大丈夫かな……DVに発展しなきゃいいですけど。うちの等身大ヌメラぬいぐるみはもっぱらサンドバッグなので（嘘）（持ってない）。警察のお姉さんもヌメラをあっさりと受け入れているあたり、ポケモン好きなんだろな。でも未確認生物の管理飼育をあっさりと一般人に任せるのはどうなの……とやや設定・世界観に疑問が残ります。

朝起きたらお腹の上に現実には居ないはずのヌメラがいた……この密着度から最初っから懐いている様が伺えて良いです。
現実にポケモンが現れた時のひとりのネット民の日常の中の反応が生活感あって良いです。

　ボーイミーツヌメラ。ポケモンが現代社会に現れるという想像は私もしたりしますが、このお話では、洗面器に入れたりリンゴをあげたりと、そういった具体的なお世話をすることによってその想像の彩度が上がっているように思えました。世界各地に現れたポケモン、そしてその中でもどうやらラスボスらしいアクジキングinアメリカ、そしてタイトルから、これから元々はゲームの中の存在でしかなかったポケモンと直に触れ合いつつ成長し、いつかアクジキングを越える……のかもしれませんね。
　第2話以降、公安に目をつけられていることとか、SNSの存在とか、そうした要素が上手く活きてくると面白いのかなと。白妙さんとの関係も進展……しません？
　投稿お疲れ様でした。

同時に最弱のドラゴンと最強のドラゴンか現れるという対比がなかなか極端ですね。どうなることやら。

ヌメラがとてもかわいいです。どう転んでも平和。アクジキングという天災レベルのポケモンが出てきているんですけど、そこにヌメラがいるだけで平和に感じられる不思議ですよ……奮闘記ということは戦うのかもしれないけれども、戦わないでのんびり林檎食べててほしいです……

ポケモンが居ない（正確には、フィクションの中だけに存在する）世界に現れたヌメラ。
たまらないですね。ヌメラというチョイスならではの、このゆるいかわいさ。ぬめぬめのお布団は困りますけど、浴槽の壁から滑り落ちるところとか、愛にあふれた描写だと思いました。
しかし一方で海の向こうにはアクジキング。これをヌメラがどうにかするお話になるのでしょうか？　公安がどう関わってくるのかなど、今後の展開が楽しみです。
（あとSNS投稿についてはわたしも気をつけようと思いました。作者様ありがとうございます）

現実世界に実際にポケモンが現れたらどうなるかに対して、とても現実的なリアクションをしてくれた作品です。
頭の中では混乱しつつも「朝起きたらヌメラがいた」ことをSNSに投稿しようとする主人公が面白い。まさにイマドキの若者らしい行動でしょう。
しかしそんな馬鹿げた事を呟いたとして、周囲は「つまらない冗談」としか思われない。そのことを自覚してるのが賢いですね。
それにこの人、ポケモン推しというよりはトレーナー推しなんですか。そんな人がいきなり「リアルにポケモンがいた！」なんて言ってもますます滑稽なだけでしょうね。
ポケモン二次創作でここまで明け透けに、「一人の人間」の傾向を詳細に記した作品は、珍しいのではないでしょうか。
自分のやろうとしていることに対して、冷静に分析している姿もまた大変魅力的に感じました。インターネットにいる人間の物見遊山的な態度も一見腹立たしいですが、笑えてくるポイントだと思います。
徹頭徹尾『等身大の人間』を描こうとした本作。だからこそ私も「現実にポケモンがいたら自分はどうするのかな」と考えるキッカケになりました。
物語後半では公安が出てきます。主人公は今後、警察組織や政府を巻き込んだとんでもない事件に巻き込まれることが予想されますね。
ヌメラと主人公の行く末やいかに。

物語がどこに向かうかはっきりしているので、そこに想像力を集中させながら楽しめる作品だったと思います。
種族値が300しかない「最弱ドラゴン」のヌメラが伝説570族のアクジキングを打ち破るには、様々なイベントを経験し困難を乗り越えてヌメルゴンに進化するしかない。……いやもしかすると、そう思わせておいて全く違うアプローチでアクジキングを倒す可能性もあるかも？　いろんな方向に想像が及びました。
アクジキングはバトル面では「耐えて殴る」以外のことは難しいのですね。物語でも「種族値が終わってる」と手厳しい揶揄を喰らっているアクジキングに、「最弱ドラゴン」の立場を経験したヌメラ……何やら世紀の名勝負に発展しそうな予感がします。