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1曲目 笛吹き男とお菓子の家

作者:夏祭りのチョコバナナ甘熟王/花鳥風月さん

北埜とら ☆☆☆

笛吹き男がわうりポケモンの退治をする→町の人が笛吹き男に褒美をあげない→笛吹き男がポケモンを連れ去る→(教訓)ポケモンには優しくしましょう のつながりがいまいち分からず、笛吹き男はポケモンなのかな……?と思ってたんですが普通に人間でした。いやなんかこう音で操る系のポケモンと人間の間に生まれた子供の末裔とかそんな感じなんですかね? 妄想が膨らむな……
 1話完結方式で物語が進んでいく感じと見ました!5000字の中でお菓子の家のお話がしっかりまとまっていて、こういう感じでポケモンを助けながら進んでいくお話なんだろうなあと想像しやすかったです。1話完結方式の連載は、どこをつまんでもおいしく食べれるから見守りやすくていいですよね。なんかそういう意味でも好印象な作品でした。ミブリム(かわいい)とジャンさんの関係や、弟さんとの今後など長編としても色々と楽しめそうです! 投稿お疲れさまでした!


まーむるもーま ☆☆☆

(コメントなし)


音色 ☆☆

ハーメルンの話がポケモンになって帰ってきた。そういえばちょいちょいポケモンにも笛関連のアイテムあるもんな。ところで連れ去ったポケモンたちのお世話はどうしているんだろうか……。そのまま野生に返却してるんだろうか。
個人的にお菓子の家の養護施設の設定が中々素敵です。こういう悪役、良いよね。ポケモンの売買はよくあるけど体の一部をそのまま売りさばくという。SOSは無事にキャッチされ、行進は去っていく。ただ、逮捕の流れは自首したのか、それとも別の人間が踏み込んだのかどっちだろうね。まあきっかけになったのは間違いないだろうけど。
はてさて、末裔であるらしいジャン君ですがどうにも弟君がいるらしい。が、そもそも生き別れなのか、別の理由があるのか……。
うーん、今後はどういう流れになるのか楽しみです。


スカイブルー ☆☆☆☆

本家初代にも"ポケモンのふえ"なんてアイテムがありましたが、そのせいかポケモン世界での笛ってどこか特別に感じられるんですよね。おかげでポケモンの心を動かす不思議なアイテムとしての笛っていう設定がすんなり入ってきて、作者様ももしかするとそこを意識されているのかな、とか想像してしまいました。
にしてもミブリムのニコちゃん、すっごくかわいい!他のポケモン達も活き活きと可愛らしく描かれていて、それが笛吹き男のファンタジー感と、現代社会の闇と混ざり合ってお話が展開されていくのが面白かったです。ポケモンって現代×ファンタジーみたいなとこありますからね(?)。


よしぇ ☆☆☆

(コメントなし)


円山翔 ☆☆☆☆

 一話完結形式で、おそらくどこから読んでも楽しめる構造。そしてハーメルンの笛吹を彷彿とさせるジャンの素性が気になって仕方がありません。
 それにしてもこの幕引きは強すぎます。こんなの気にならないはずがありません。忌み嫌われてきた笛吹きの末裔に一体何があって引き裂かれたのか。笛吹きジャンのこれからの旅路と、少しずつ明かされていくであろう背景を知りたいことも含め、続きを読みたいと思いました。


浮線綾 ☆☆☆☆

(コメントなし)


逆行 ☆☆☆

設定が非常に興味深いなと思いました。周囲から忌み嫌われている笛吹き男の子孫がいて、その人を主軸に物語を展開していく感じなんですかね。最後に弟?も出てきたのでその人も話に絡んできそうです。ミブリムの使い方がすごい上手かったですね。っていうかミブリムってめっちゃ有能ですね。壁に隠れてたポケモンを見つけるだけでなく、テレパシーで後で来るよう指示するとか。ポケモンを食用にするのはアローラなどだと普通にある文化っぽいですが、それでも違法にポケモン売買を行うのはまずいですよね。


ion(ioncrystal)

だから評価を落としたってことではなく、胸糞悪いですね…(胸糞悪いからこそ好みでした)
ロベリアおばあちゃんが悪いんじゃなくて、不景気が彼女を凶行に追いやったイメージ。
そんな中で必死に生きるマホミルちゃん達が健気で美しい。
そして力の代行者としてほとんど無慈悲に主人公がロベリアさんの富を奪い去ってゆく。
いや手放しに彼女を擁護もできませんが。そんな感じの話でした!


鈴志木 ☆☆☆

笛吹きの童話に準えたストーリーが面白いです。彼はポケモンを保護しながら旅をしていくのでしょうか。弟くんもどう絡んでくるのか予想がつきません。
ポケモン保護施設が保護しているポケモンの一部を食用にする設定もなかなかダークでいいですね。全年齢向けの良い塩梅だと思います。


あしゃまん ☆☆☆

 ロベリア、花言葉が結構酷い意味を持ってるんですよね。おそらくそこから取った名前だと推測します。
 ハーメルン(原義)の笛吹きをモチーフに、ポケモンと絡めるというのは初めて見る発想ではありますが、ポケモンの笛というアイテムもありしっくりくるものにまとまっています。
 最後に出てきた弟? も何かを担うキャラになりそうで楽しみですね。


ミュウト ☆☆☆☆

(コメントなし)


フィッターR ☆☆☆

このお話も1話完結スタイルですね。まとまりがよくて読みやすく仕上がっていると思います。
今のところ接点がほとんどない弟さん、これからどんな形でお話に絡んでくるのでしょう。気になります。


参加者A ☆☆☆☆☆

(コメントなし)


葉穂々 ☆☆☆

昔話の笛吹き男は何故ポケモン達を攫ったのか。その謎も、連載が進めば語られるのでしょうか。
連載作品の主人公は、もしかすると最後に出て来た弟さんの方だったりするのですかね?
また、この話を読んで調べたのですが、アメタマが分泌する汁がシロップとして食用にされるのですね。知らなかったです!


森羅 ☆☆☆

(コメントなし)


はやめ ☆☆☆

笛吹男は義賊のようですね。困っているポケモンを助け、悪を挫く。
しかし伝承にある通り人々からは疎まれ、あるかないかも分からない存在として扱われる。
そんな末裔が何を思いながらこの物語を動かしていくのか、気になるところです。


照風めめ ☆☆☆

ハーメルンの笛吹き男ですね! ポケモンを笛で連れて行くというのも面白かったです。
原典では不穏な存在ですが、ジャンはそれをポケモンを助けるための良き力として使っているのが良いなと思いました。
それとミブリムやマホミルといった出てくるポケモンが可愛いのが印象的でした。
そして何より特筆すべきは短編としても完成していると言える仕上がりです。5000字でやりきれるのが本当にすごいです。
最後に急に弟らしき人物が現れてビックリしましたが、彼がどう絡むのか、そしてジャンの今後の旅や出くわす事件がどんなものかとても楽しみです。


きとかげ ☆☆☆

 一話の中で一つの事件を解決しつつ、最後の弟の存在が続きへの期待を抱かせますね。綺麗な構成で読んでて面白かったです。
 一話での黒幕がきちんとわかってそいつを懲らしめて笛吹き男の力も披露する、いやはや綺麗な構成です。
 面白かったです。


タマゴサンド ☆☆☆☆

伝承上の人物(実在しないと信じられている人物)の末裔が主人公で、どこか人に不慣れな感じがあるのがいいですね。
勧善懲悪がメインでストーリーが進む感じでしょうか。
最後に兄弟もでてきて、この先どんな展開が起きるか楽しみです。


加藤ブドウ糖液糖 ☆☆☆

(コメントなし)


rairaibou(風) ☆☆☆☆

 おとぎ話とポケモンとを組み合わせた連載ですね。今後はどんなおとぎ話がベースになるのかなと想像させる余地があるのが良いと思います。ただ、個人的には最後の1行がちょっと蛇足だったかなと思っちゃいました


586 ☆☆☆

・冒頭は「ハーメルンの笛吹き男」を、話の本体は「ヘンゼルとグレーテル」を想起させる展開でした。バックに童話のモチーフがあるのでしょうか?
・婆さんの悪事が具体的で生々しすぎる! この辺りのギャップが魅力ですね。
・最後にジャンの弟? 妹? らしき人が出てきて「引き」になっているのもいいですね。どんな活躍を見せてくれるでしょうか?

<コメント>
投稿いただきありがとうございます。童話っぽい出だしと展開、そして明らかになるめちゃくちゃ具体的で生々しい犯罪の様子……これ実質臓器売買ですよね!? 反社会的勢力がやってるガチの犯罪でビビリ散らかしました(実話)。ここまでモチーフと内情に落差があるのはなかなか凄いと思います。これから先にどんな童話モチーフが出てきて、そしてどんなエグい犯罪が描写されるのか? 気にならないはずがありません! よろしくお願いいたします!


空色代吉 ☆☆☆☆

(コメントなし)


じゅぺっと ☆☆☆☆

(コメントなし)


雪椿 ☆☆☆

(コメントなし)


早蕨 ☆☆☆

 特殊な能力を持った主人公のお話ですね。おとぎ話や伝承として語り継がれている末裔というところまでは分かっている。弟もいるようです。もしかしたらこの能力を持つのは主人公だけではないのかもしれないのかな、なんてことがまず最初に頭に浮かびました。忌み嫌われているというのが、どういう展開に繋がっていくのか、気になります。連載一話のお話としては、笛吹き男としての主人公を紹介する上で、彼が笛吹きの能力をしっかり発揮する姿が描かれていて、お話としても一つ成立していて、まとまっているなあと感じました。投稿、お疲れ様です!


島ハブ ☆☆

(コメントなし)


秋桜 ☆☆

ダークヒーローというかそういう感じのお話なのかな? と思ったらもしかしたら最後に出てきた弟さん主人公なんですかねどうなっていくんでしょう。私の倫理観が終わっているので(あ、食材にするのはだめなのか…)となったのは、内緒でおねがいします。違法にやってたとかそっちがダメだったんでしょうか。投稿お疲れ様でした。


ジェード ☆☆☆

これは童話風ホラーか……?
と予想しながら読んでましたが、いい方向に裏切られましたね。

登場するポケモンの種類が多いのですが、ミブリム筆頭に、図鑑リスペクトな描写があるのもいいですね。
お菓子の家を模した保護施設……実態を知ると、この事実をゴテゴテとした可愛さで誤魔化そうとしたグロテスク感が出てるな〜。主人公の笛吹き男の伝承のイメージと併せてか、童話が持つ、子供向けに見せかけたシビアさ? みたいなものが出ているように思いました。

そういえばこの笛って、あのカビゴンに使う、ポケモンの笛なんですかね……?
具体的な笛の描写はなかったと思いますが、原作に類似するアイテムがあるのも気になる。
冒頭の笛吹き男の伝承がありましたが、アレも今回のおばさんのように、実は退治された側が勝手にでっち上げたものだったりするのかな〜。
引きも気になるものですね。正義の笛吹き男の末裔、どう展開するんだろう。
投稿お疲れ様でした。


花鳥風月 (評価スキップ)

Twitterで言われている花鳥風月さんのお約束を全部取っ払った結果がこれだよ!!!!!!!


カイ ☆☆☆

2つの童話をモチーフにしたお話ですね。企画の主旨上、風呂敷を広げるタイプの作品が多い中、1話完結型の構成がとても映えていると感じました。でも最後の1文でしっかりと「第1話」としてのフックも残していく。良作の予感がしますね~。行間の「♪」が可愛いです♪


水雲 ☆☆☆

 これもうっかりだまされた一作です。もちろんいい意味で、だまされた分、楽しめました。絵本のような展開から一気に、別の意味での絵本のような展開へ。一話完結型のような運びから、そうでなさそうな締めくくり。次のお話はどうなるのでしょうか。


匿名 ☆☆☆

(コメントなし)


オクトノリシゲ ☆☆☆

(コメントなし)


リング ☆☆☆

何やら因縁のありそうな兄弟の、特別な能力を生かした馬鹿試合が始まりそうな話。ポケモンに負けないだけの能力を持った人間の行きつく先はどのようになるのか、ワクワクする内容でした。


久方小風夜 ☆☆☆

この昔話で得られる教訓として。優しくすべきはポケモンではなく笛吹き男では?
いやー連載の始まり! って感じ、いいですね。もう少し文字数があったらもっと細かな描写も見られたのかな。
ミブリムのチョイスも童話ベースっぽいお話の雰囲気にぴったりで良き。


FOMA(FOMA_ug_px) ☆☆☆

(コメントなし)


あまよし ☆☆☆☆

(コメントなし)


セコイキング ☆☆☆☆

ファンタジーな題材を体現するような主人公がリアルな事件を解決していくお話というだけで独自性が光っています。長編としては笛吹き男が様々なおとぎ話をモチーフにした闇をスカっと吹っ飛ばしていく、というコンセプトなんでしょうか。そんなん思いつかん……負けました。ロベリアおばさんのキャラもよかったな。現実にいそうだし……うーん、ファンタジーなのにリアル、不思議な作風です。
笛の力は絶大な反面、パートナーのミブリムはそんなに強くなさそうですし、主人公自体もあまり戦闘の腕が立つということはなさそうですね。今回みたいに窮地に陥った経験は沢山あると思うんですが、どう切り抜けてきていたんでしょうか。それこそ笛の力で何とかしてきたのかもしれませんね。
ところで最後の弟(?)くん、どうして笛吹き男のことを「この世にはいないもの」だと思っていたのでしょうか。いや兄さんが死んだと思っていたのは分かるんですが、弟(?)くんも一応笛吹き男の末裔ですよね。笛吹き男って世襲制なんだろうか。次男以降はなれない的な…………そこは深く考えるところじゃないのかもしれない。全体的には面白いお話でした。


トビ ☆☆☆

ミツハニーのハニーミツとは恐ろしい。ミツハニーを強制的に働かせるのでしょう。食用に使われるポケモンを育てているとは恐ろしいです。ポケモンたちはロベリアおばさんの古都を信じ切っていたと思うと悲しいですね。ロベリアおばさんが夜中に現れるシーンも恐ろしいですね。某ムスカ大佐のような威圧感があります。
最後に出てきた謎のキャラクターも気になりますが、いささか唐突すぎて驚きました。
笛吹き男がやってくるからポケモンには優しくしましょうとは、いたずらするポケモンに優しくすれば、自分らと共に暮らしているポケモンが笛吹き男の笛の音に操られず連れ去られなくて済むから、ということなのでしょうか。それともポケモンに優しくすれば、いたずらポケモンがいなくなくなるので、ポケモンを連れ去ってしまうような笛吹き男に代償を支払わなくていいという逆説的な教えなのかな。ポケモンに優しくすることと、笛吹き男がいたずらポケモンを退治することと、笛吹き男に報酬を支払わなかったときの代償との関係性が気になります。
投稿、お疲れ様でした。


赤星 ☆☆☆

かつての笛吹き男の伝説が現代においても恐れられているということは、余程その国の人々に恐怖を植え付けたんでしょうね。村どころでなく大きめの都市単位でポケモンさらいをしたのかもしれない。そして笛吹き男の末裔であるジャンさんも、困っているポケモンを助けることの奥に真の目的がありそうな感じがします。ロベリアおばさんの裏でやってることはまあ最悪なんですけど、私腹を肥やす目的ではなくて養護施設の経営資金のためにポケモン売買をしているらしいのがせ、世知辛い……! となってしまいました。自転車操業がすぎる。ハーメルンの笛吹き男、ヘンゼルとグレーテル……というモチーフから、童話モチーフの組み合わせも楽しみです。


門森 ぬる

(コメントなし)


水のミドリ ☆☆☆

ポケモンの笛で小さな子たちがゾロゾロ行進する絵、かわいいですね〜〜〜! その割にビターな展開でびっくりしました。身寄りのないポケモンたちを保護して美味しく育てる……約束のネバーランドみあるね。読み返してみるとペロッパフ、チェリンボ、ヤナップ……どれも図鑑で食用になる子たち。甘くて甘くて美味しそうですねええええ。まかない豪華そう。ここで働かせてください!
冒頭の昔話→お菓子の家での出来事→その弟からの視点、と時間軸が3つに分断されているあたり、構造が複雑なところで損してしまっているか。そこら辺をスッキリさせて2曲目以降の主人公となるだろう弟の魅力を描いて欲しかったな、って思っちゃいました。


天波 八次浪 ☆☆☆

さすらいのヒーロー笛吹き男の冒険! 一話完結で色んなお話が読めそうなスタイルで、楽しみです。


赤灯路 ☆☆☆☆

(コメントなし)


ポリゴ糖 ☆☆☆

 ハーメルンの笛吹き男がモチーフですね。お菓子の家のビジュアルというのもなかなか外連味がありますが、逆に裏で体の一部を売買しているとはとても思えない点であの世界の人々をだませたのでしょうね。もっとも、ジャンには効かなかったようですが……。わざわざ立ち寄ったのはほんとに偶然かな?と勘ぐってみたり。今回の件もそうですが、連れ去られたポケモンたちはどこへ行った/行くのでしょうね? その辺りも今後回収されていくのでしょうか。
 この話のように、笛を吹いてポケモンを行進させる能力を活かし、色々な事件に関わっていく、というのが第2話以降の展開かと想像しました。ラストに出てきた弟らしき人物と、ジャンとの関係というのも明かされていくのだと思いますし、そちらも楽しみですね。
 投稿お疲れ様でした。


農協じゅんの人 ☆☆☆

ハーメルンの笛吹き男をモチーフにしたようなファンタジックな能力を現代のポケモン世界で振るう主人公。弟らしき人物とどう関わっていくのか気になるところです。


若鷹 ☆☆☆☆

元ネタがあって、それをうまく織り交ぜて違和感なく仕上げられていることが凄いです。ハーメルンの笛吹きとヘンゼルとグレーテルなんだろうな、と思うんですが、後者のネタを「ポケモンを食べる」というポケモンにおける一種のタブーみたいになってる形で扱っている点も、とても思い切りがよくていいなと思いました!話の最後がまた、気になりますね!


夏十字 ☆☆☆

伝説の笛吹き男の末裔が悪をこらしめてポケモンを助ける。一話完結のエピソードとしても非常に楽しめました。
しかし心やさしいロベリアおばさんの本性にはゾッとしましたし、悲しかったです(作品としてマイナスという意味ではないです!)。
ジャンが困っているポケモンを助けて回っているというのは、それだけ困っているポケモンが、ひいてはロベリアおばさんのように追い詰められている人間がたくさん居るということなんですかね……。
最後に視点がジャンの弟と思われる少年に移りましたが、もしかして今後は彼がジャンを探す旅がメインになってゆくのでしょうか。とても気になります。


キノコです。福山雅治ではありません。 (評価スキップ)

笛吹き男の伝承を軸にして物語を展開する話となっています。全体的に、童話や昔話の雰囲気を感じさせる作りになっていると思いました。
本作は、笛吹き男の子孫と思われる青年ジャンによる、勧善懲悪モノのお話です。ジャンの持つ能力によって、今後も様々な悪党が成敗されるのだと推察されます。
5000文字以内という短い間に、主人公と悪党を登場させ、悪党を倒すシーンまで描き上げたのが良かったと思いました。おかげで、本作が指し示すシナリオの方向性がしっかりと伝わってきます。
非常に分かりやすい物語構成なので、老若男女に受け入れられる作品になるのではないでしょうか。
最後の段落で、ジャンを兄さんと呼ぶ謎の人物についても描写しています。続きを気にさせる工夫もしっかりと行なっていて良かったと思います。


マの字 ☆☆☆

(コメントなし)


りゅうおう ☆☆☆

(コメントなし)


小樽ミオ ☆☆☆

冒頭の笛吹き男の伝説と、その伝説を継ぐ末裔、というストーリーに惹かれました。
『ヘンゼルとグレーテル』を連想させる物語だったので「きっとジャンが何とかしてくれる!」という予感がありましたが、その後がカッコいいですね。ロベリアおばさんの「『せめてあんた! 名前だけでも名乗っておゆき!』」という捨て台詞(?)はおばさんが形相を変えているのが容易に思い描けますし、それにジャン少年が「(私はジャン。笛吹き男の末裔なり)」と思うだけで口にしては名乗らない、というのが好きなポイントです。


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