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夏空アップストリーム

作者:アルメニア38/586さん

北埜とら ☆☆☆☆

 これめっちゃいいなあめっちゃ好きです。短編の規模に収まるか多分長くても中編くらいの連載になるんだろうなと思いますが、この作品が連載されていてこの第一話を見かけたら、おそらく最後まで読むと思います。最後まで更新されるのを待ってからまとめて読みたいタイプのお話かもしれません。この空気感に浸っていたいというか。ひとりぼっちの少女とロトム、ちぐはぐに見えるふたりが同じ人物の喪失という同じ痛みを抱えていて、一緒に小さな夏の冒険に繰り出していく。エモいぜ……青空に沸き立つ入道雲と風に揺れる夏草の間をまっすぐにひた走っていくバイクが目に浮かぶようではありませんか……でもそのバイク無人なんだよなって思うと結構シュールですよね。コズエさん免許に言及してるけどロトムは免許持ってるのかな……?ロトムは免許取れるのか?ロトムが免許持ってたら、ハンドルを握っているように見える人が誰もいなくても公道を走って良いのか?対向車ギョッとしそうでちょっとフフっとなりました。ロトムとの話や行き先で見える景色の中で、コズエさんはコズエさんの知らないお父さまに出会うのかな、そこでお父さまのいない世界にどう折り合いをつけるのかな?お父さまがお父さまがいなくなってからコズエさんをその地に連れていくようにロトムにお願いしていた意味とは……? 色々と楽しみです。ぜひ完結させてください!投稿お疲れさまでした。


まーむるもーま ☆☆☆☆

(コメントなし)


音色 ☆☆☆

父が残した形見は一台のバイクと口の悪い相棒でした――。そんなキャッチコピーが浮かぶ、晴れやかな旅の始まりの第一話。爽やかでとてもいいですね……。
一人残されたコズエちゃんと、知らないお父さんを知るしるロトム。バイクってのは良いなぁ。スマホロトムとかロトム図鑑とか自転車ロトムとかなんでもどんどんロトムが便利になってんだからそらバイクだってありよね。いいなー、バイクロトム。しかもハーレーダビッドソン。お父さんいくら掛けたんですか。
お父さんが残した言葉、見せたかった景色。いいないいな。大事件が待ち受けるみたいな出だしの作品も多い中、晴れやかでかつささやかな旅の始まりがとても素敵です。
コズエさんとロトムのこれからの旅に何が待ち受けているのか……。とても楽しみですね。


スカイブルー ☆☆☆☆

夏空の下、父の想いを追い、相棒と共に風を切り旅に出る…なんて爽やかな始まりなのでしょう!家族の死から始まったので最初は暗いお話なのかな?と思ったんですけど、読み進めてみると爽やかさの塊に。男気溢れるロトムと少女の旅立ち、いいですねぇ~!
コズエちゃんはロトムのこと知らなかったけれど、お父さんとロトムは面識があって伝言も預かるほどの仲だった、ってのがミソですよね。病気で衰弱とかではなく、事故での急死だったわけで。遺言みたいに準備してあったものでもないだろうに、それでもロトムが父の言葉を預かっているっていうのは、それはもうロトムはお父さんにとってバイク共々相棒みたいなものだったのでしょうかね。だとしたら激アツ…。


よしぇ ☆☆☆

(コメントなし)


円山翔 ☆☆☆

 旅の終着点が見えるようで見えないようで、どこにたどり着くんだろうと思うとワクワクする気持ちもあり、怖くもあり……きっと旅ってこういうことの連続なのかなあなどと思いながら拝読しました。何と申しますか、たったひとりの家族を失ったコズエが、付喪神みたいなロトムの駆るバイクのサイドカーに乗って旅をするって、想像しただけで。そこから先の言葉を綴る語彙力を、私はどこかへ忘れてきたようです。


浮線綾 ☆☆☆☆

(コメントなし)


逆行 ☆☆☆☆

これから物語が始まっていく、という感じが60作の中でも際立って高い印象でした。純粋にこれ良いって思える作品だったと感じます。父親が亡くなってしまった後の喪失感もすごくリアルで良かったです。最後主人公無免許運転なんじゃないかと思ったんですが、サイドカーならセーフですかね。父親は何の事故で亡くなってしまったのか、お前に見せたいって言ってた場所の正体など、今後の展開が気になる部分も多々ありました。


ion(ioncrystal) ☆☆

ヒューマンドラマで、爽やかでロトムならではで良かったです!


鈴志木 ☆☆☆☆

ロトムのキャラクターが新しいですね。
あの見た目で親戚のおじさんみたいなセリフが面白いですね。バイクも傍から見たら、おそらく運転手なしのゴーストライダーなのでぎょっとされそう。その反応も気になる……。
全体的に人を亡くした後の切なくも時間は進んでいく爽やかな読後感で、これからもこの雰囲気で旅が続いていくだろうなと思うと彼らの旅を最後まで見届けたくなりました。


あしゃまん ☆☆☆☆

 故人の面影を辿るロードムービー、というテーマながらにロトムのキャラ付けやタイトルなどどこか爽やかさの漂う構成、お見事です。一番の宝物の正体も見え見えながらに切なさと感動を予兆させ、浸れる雰囲気のままに続きを読ませてくれそうな作品だと思いました。


ミュウト ☆☆☆

(コメントなし)


フィッターR ☆☆☆☆☆

部屋の中から徐々に晴れた外へ出ていくことで、序盤のしんみりしたところから徐々に晴れやかになっていくムードの演出が美しいですね。
ポケモンと出会い旅立つ、という展開は鉄板ですが、亡くした父のパートナーという形で一捻り加えて個性を際立たせているのも素敵。


参加者A ☆☆☆☆☆

(コメントなし)


葉穂々 ☆☆☆

バイクロトム、良いですね。
バイク、夏、少女。青い空が似合うシチュエーションですが、サイドカーにコズエちゃんが乗ると言うことは、バイクの運転席には誰も居ない状態なのですかね?
目撃した通行人がひっくり返らないことを祈ります!


森羅 ☆☆☆☆☆

(コメントなし)


はやめ ☆☆☆

まさに連載第1話、という出だしだったなと読み終わって率直に感じました。
父との絆、彼女に見せたかった景色とは何か? 続きが気になりますね。
機械に入ることを活かしたロトムの役回りやキャラ付けもナイスです。


照風めめ ☆☆☆☆

こういう爽やかな空気感がタイトルとマッチしていて、とても読んでいて気持ち良かったです。
冒頭の葬儀でドタバタして、終わってからようやっと故人の事を考える、というのもとてもリアリティを感じました。
喋るバイク、というのは某ラノベを思い出しましたが、確かにドローンロトムもいるのですからバイクロトムだっていそうですよね!
ただ技術者的にはレベル5の自動運転に相当するとはいえ、運転席には座った方が法律的にもいいのではと不安ですが……笑
コズエとロトムの二人で各地を巡って、きっといろんな思い出に耽ったり、あるいは出先でトラブルに巻き込まれたり。そしてお父さんが伝えたかった言葉が何だったんだろう。と、いろいろ素敵な余韻に浸らせてもらいました。
この先コズエたちの旅路がどのようなものになるのかとても楽しみです。


きとかげ ☆☆☆

 いい話だ~。父親の伝言を聞きながら旅をする……いいですね。旅の相棒となるロトムがちょっと口悪い感じで、そこも好きです。ロトムはコズエへ伝言を伝える役でありながら、コズエと同じく喪に服す者であるというのも、モーターに憑依できる心あるモンスターというキャラクター性をうまく使ってて、面白いなあと思います。
 続き、楽しみです。


タマゴサンド ☆☆☆☆

タイトルも設定も「エモさ」の塊ですね。
この作品だけは夏の青空と、積乱雲と飛行機雲を背景に、バイクにまたがる主人公の影とか…と具体的な表紙デザインを思い浮かべました。
読後感は爽やかでどこか懐かしさや寂しさを覚える作品でした。


加藤ブドウ糖液糖 ☆☆☆☆

(コメントなし)


rairaibou(風) ☆☆☆☆

 これは結構好きな作品ですね。おそらく今後は思い出の場所をめぐりながらお父さんからの伝言を聞いていくような感じになるのでしょうか。『ビッグフィッシュ』のような世界観でいいですね


586 (評価スキップ)

はい、586さんが書きました。作風で予想が付いた方も結構いそうな気がします。
実は今のところまだ正確な結末を決めかねているのですが、これはホワイティ杯が終わったらぜひとも完結させたいお話です。淑やかだけど芯の強いコズエと、軽口を叩くけれど義理堅いロトム、この二人のロードムービー風小説にしたい。一回書いてみたいジャンルなんですよね、これ。
あとお父さんの事故については本当に偶然起こった不幸なもので、お父さんはロトムに常日頃からコズエに直接言えないことや万が一自分に何かあったらコズエを頼むとかをアレコレ言ってたわけです。一部の方から可能性を指摘されていた陰謀とかは今回マジで無いです。これもホワイティのせいだ!(自業自得) まあ案件管理局くらいはちょっと関わってくるかも知れませんが……。
で、この「夏空アップストリーム」なんですが、実は二年くらい前に元ネタを呟いています。

>前に「ひるね姫」見てて思い付いた「父親が失踪した女子高生が途方に暮れてたら父親がパッチを当てたと思われるポリゴン2がひょいと出てきて二人で旅をする」って話、割と真面目に書きたいんだよな またポリゴンなんですけど
(https://twitter.com/586/status/1329723779866636291)

またかよ! また映画かよ!!(※上に出てきて明らかに影響を与えている「ひるね姫」は2017年公開のアニメ映画です)
最終的に父親は失踪どころか亡くなり(ホワイティ……)、ポリゴン2はバイクを運転してもらうためにロトムに変わったんですが、これを思い出して今回書いたのは間違いないです。
今後の企画でも昔の呟きに答えがあるケースがあるかも知れないので586さんフリークはTwitterもチェックしよう!(別にしなくていいです)


空色代吉 ☆☆☆☆☆

(コメントなし)


じゅぺっと ☆☆☆☆☆

(コメントなし)


雪椿 ☆☆☆☆

(コメントなし)


早蕨 ☆☆☆☆

 もう会えなくなってしまった父が見せたかった景色とは一体なんなのか。事故に遭ったのが偶然だとしたら、何故わざわざロトムに遺言ともとれる伝言をしていたのか。ロトムの言葉からすると遺言チックな感じでもないのでしょうか。そこが気になって次を読みたくなる部分が大きいと思いました。健気な主人公(娘)、キャラが良く全てを知る(おそらく)ロトム、何かを隠す父親、と分かりやすい構図がとても読みやすかったです。5000字なので、これくらいの規模感で動いてくれると私の頭でも十分入り込んで行けて、心地よいです。この後父が見せたかった景色を見に行くのでしょうが、そこに行くまでにどんな物語があるのか。言葉にしてしまえばその場所へ行くだけな気がして、物語が膨らみそうな気がしません。なので、この先に物語があるというよりは、バイクに乗りながら、ロトムが過去の話をしていく流れなんじゃないかなと思っております。現代、過去、現代で話を流していき、父の隠し事、母の何か、その他色々、明かされるのではないかなあと、そんな想像をしております! 投稿、お疲れ様でした!


島ハブ ☆☆☆☆

(コメントなし)


秋桜 ☆☆☆☆

なんというかいい雰囲気で、爽やかな感じに展開しそうで好きです。バイクをロトムが動かすのもロマンありまくりで最高なんですが、最近のは電子制御もりもりなので大丈夫そうですが、ロトムがクラッチ操作とかもしてるのかなぁ凄えな…なんて思ったりも。投稿お疲れ様でした。


ジェード ☆☆☆☆☆

全体に渡って、爽やかな始まりを感じました。
胸がきゅっと締め付けられて、ほんのりと夏を思い出して寂しくなる。冒頭の線香の部分から、そうした生活感の入り交じる侘しさって言うんでしょうか。ふと感じる寂寥がものすごくいい。
後に出てくるロトムとの対比的にも、この物語の出会いと別れが、個人的には本当にどストライクでして。川に流された草舟〜みたいな小さな表現も綺麗ですよね。お父さんがいた時間がなくなったことをこちらも突きつけられたよう。

ロトムだ! 私が想像していた性格よりもずっとハードボイルドだった! キミは♂なんだね。
どちらかというと、友達よりもお父さん目線なのも、これだけ主人公を見ていたなら頷ける。腕組みっぽいことまでして、人情味溢れていていいなあ。打ち解けられる共通点が既に出ているのも、これからの彼女らの広がりを感じます。
形見のバイクとロトムのいる旅ですよ? こんなん最高に決まってますよね。
つ、続きは……? どこロト?
投稿お疲れ様でした。


花鳥風月 ☆☆☆☆☆

(コメントなし)


カイ ☆☆☆☆

爽やかなタイトルから始まるド鬱導入、いい掴みだと思います。コズエがロトムとの小旅行の末に父の死を受け入れるというストーリーラインが予想できつつも、そこにどんな会話があるのだろう、コズエが見る景色は何色だろうと、続きが読みたくなる瑞々しさがありますね。
なぜロトムが人語を話すのか、どうして今までずっと存在を隠していたのかなども、先が気になるポイントです。きっと旅の中でゆっくり明かされていくのでしょう。
あと人間の運転者がいない大型バイクは車道を走れるのか…?旅以前に、いきなり大きな壁にぶち当たりそうでハラハラもします。


水雲 ☆☆☆

 タイトルいいですね。少し重くて寂しい出だしからの脱却。ロトムとバイクがあれば、どこへだっていけるはず!


匿名 ☆☆☆

(コメントなし)


オクトノリシゲ ☆☆☆

(コメントなし)


リング ☆☆☆☆☆

父親の足跡を追う、死を乗り越えるための物語。さわやかさを感じられる物語の開始にとってもワクワクします。あんまりにもロトムの喋り方が流暢すぎて、ちょっと風情が感じられなく思うのが気になりました。


久方小風夜 ☆☆☆☆

サイドカーいいよね! ロマンだね! しかもハーレー! 最高じゃないか!
ナチュラルにロトムが話しかけてきてるけどそういう世界なのかな。たぶん20年近く父親と一緒にいて全く気付かれなかったのもすごいな。
これからバイクになって思い出の冒険へ。いいねえ、夏だねぇ。


FOMA(FOMA_ug_px) ☆☆☆☆☆

(コメントなし)


あまよし ☆☆☆☆☆

(コメントなし)


セコイキング ☆☆☆☆☆

これいつサブスク配信解禁されますか? 小説を読んでいたのに映画の冒頭を見たかのような余韻を感じています。ここに来て感想として一番中身が無い文言を放出してしまうのですが、もう全部が好きです。サブスク配信解禁日だけ教えてくれ。無いんですか? じゃあノベライズだけでも出してくれ…………これか……(冷静)
冒頭の主人公の心情、かなり共感するところがありました。流れ作業のように葬儀を終えて、一息ついてから人が亡くなったという実感が一気に押し寄せてくるんですよね。同時にその人がいなくなったことによる問題に対する不安も湧いてくる。主人公は若い上にたった1人の身内がいなくなったんですから、もうどっちの感情も押し潰されそうなくらい大きいでしょうね。そういうかなり沈みきった場面に、突然妙にトーンの高い声で激シブおっちゃんみたいなことを喋るロトム(ハーレーダビッドソンフォルム)が飛び込んでくる。ここでごく自然にぱっと雰囲気が明るくなる感じがとても上手いと感じます。死んだ父親と相棒だった喋るバイク、こんなロマンのあるキャラクターがありますか。チョイ悪親父(死語)と年相応な感情表現をする女の子、こんなロマンのある組み合わせがありますか。同一の大切な人を失った者同士が大切な人の意志を辿るために旅に出る、こんなロマンのある第1話がありますか。どこを取っても好きで困っちゃうよ。青い夏空をバックに無人のハーレーダビッドソンがサイドカーに女の子を乗せて走るポスター、見ました。見たいじゃあない、見た。あまりにも映画。これ以上は永遠に同じようなことを言う称賛botになってしまうので切り上げますが、マジで好きな作品です。


トビ ☆☆☆☆

きれいな文章だなと思いました。一人称の心理描写が濃く、その後も会話文をメインに文章を組み立てているので読みやすさがありました。キャラクターが物語を作るんだなあと思い知った次第です。悲しみにくれるコズエちゃんが父親のガレージで出会ったロトムは、ちょっとがさつなところがあるけど優しい子ですね。きっとお話しできて嬉しかったんだと思います。機械の中に入り込んで悪さをするというロトムの設定がうまく組み込まれていると思いました。
あえてバイクのブランド名を挙げることで、現実と非現実があいまいとなっているところがいいと思います。ツーリング&ドライブ好きとしては、いっそ国道名まで書いてもらえると妄想がさらにはかどりました。
どうしてロトムはこれまでコズエの前に現れなかったんだろう。どうして事故死したお父さんが伝言をきちんとロトムに残しておいたんだろうと考えていたのですが、個人的にこのロトムはお父さんの無念とバイクの感情が実体化して、ゴーストポケモンとなって誕生したのかなと思いました。たぶんお父さん、死んでからこの幽霊になってこのバイクとお話したんだと思うんですよ。バイクも主人のことを思っていると思うと、今乗っている自分のバイクも大切にしなきゃなあと思った次第です。
投稿、お疲れ様でした。


赤星 ☆☆☆☆☆

喪失から始まる物語なのに、なんて爽やかな読了感! バイクの整備ができるガレージがある家となると結構大きな一戸建てではないかと思いますが、そこに少女ひとり残される寂寥感たるや……といったところからロトムとの出会い。少なくともコズエさんの出生時から家にはいたはずなのに、存在を隠され続けていたことにも理由があるのでしょうか。夏の青空にのぼる線香の煙、陽炎揺らぐコンクリートを駆けるドライバーのいないハーレー。カラッとしたひと夏の冒険感がすごい。彼らの追悼の旅を見届けたいと強く思わせてくれる一話でした。


門森 ぬる ☆☆

(コメントなし)


水のミドリ ☆☆☆

喋るバイクと少女のバディがひた走る……キノの旅だ! 目的地は決まっているみたいですが、父親の見せたかった景色とは一体……? 果たしてどのような旅路になるのでしょう。でもバイクのシートはカラで主人公だけがサイドカーに乗ってる絵、シュールだな……カッコよさとは程遠いところにいらっしゃる。荷物扱い主人公は免許持ってないって明言してましたが、持っている設定ではいけなかったのでしょうか。取ったばかりで不安だからロトムがアシストする、って感じでも良さそうなのに。
それと無免許なのは道路交通法的に大丈夫ですか? 事故ったらロトムに全責任が行くのかな……それはそれでめちゃくちゃ面白い展開になりそうですけど。というかお父さんの死因、『仕事から帰る途中に事故に遭った』とだけありますけど、ロトム、自分の失態でお父さん事故らせたりしてないよね……? 「俺はあいつから、たくさんの伝言を言付かってる」ってそれ、事後現場で死にゆくお父さんからの最後の言葉だったりしないよね……!? 割合ドライな態度なのはゴーストだからなのか、ロトムのそこんところどういう心情なのか気になります。旅先で心うちを打ち明けてくれると嬉しいですね。


天波 八次浪 ☆☆☆☆☆

物悲しい始まりからバイクロトムとの会話でしんみりしつつ徐々に元気が出てきて広い青空を見上げて旅に出る爽快な雰囲気がすごく良いです。


赤灯路 ☆☆☆☆☆

(コメントなし)


ポリゴ糖 ☆☆☆☆☆

 暗さから明るさへの遷移と、旅立ちの高揚感とを感じられる、完成度の高い第1話だと思います。ロトムはお父さんの手持ちポケモンというわけではないのかな? 主人公の過去のことも色々知ってる親戚のおじさんの立ち位置的なキャラで、掛け合いも面白かったです。よく考えると、バイクには誰も乗っておらず、でも主人公がサイドカーに乗ってる、のにバイクは動いている、という絵面って、現実の感覚からするとだいぶシュールですが、そのあたり周囲の反応はどんなでしょうね?
 第2話以降で、父親が主人公に見せたかった景色に向かって進む道程が描かれていくのだと思います。どんな旅になるのか楽しみです。
 投稿お疲れ様でした。


農協じゅんの人 ☆☆☆☆☆

父の死の喪失感をたっぷりと描いた後の、ロトムとの邂逅。知らなかった父の姿を知る手かがりを見つけ、2人旅へ。この流れがとても綺麗で素敵でした。透明感ある一夏の思い出のような、美しい話が展開されそうで期待大です。全作品の中で一、二を争うほど好きかもしれません。


若鷹 ☆☆☆☆☆

物悲しい始まりから始まる優しく温かい物語。ポケモンの世界にセミはいませんが、入道雲の浮かぶ青空の下で畦道をゆっくり走るバイクの画が浮かびます。一話の描写の中から父親の人物像が垣間見えるのも巧さだなあと思います。無口で、口下手で、不器用で、だけど娘さんの事が大好きで、そんな父親がどのような思いを持っていたのかをロトムとバイクが教えてくれるんでしょうね……明かされていく度に少し泣きそうな気がします。


夏十字 ☆☆☆

ロトムが操るハーレーのサイドカーに乗ってふたり(?)旅が始まる。悲しみを乗り越えるための旅という感じで、これからの展開にワクワクします。
このロトムの「軽い奴だけど悪い奴じゃない」って感じが絶妙で、ツボです。
目的地まで長いロードムービーのようになるのか、それともひとまずの目的を果たしてからまた別の出来事が待ち受けているのか。ロトムの言った「もう一度父さんに会いたくないか」という言葉の意味がとても気になります。


キノコです。福山雅治ではありません。 (評価スキップ)

大変読みやすい文章でした。父親を亡くした主人公の悲しみが、ひしと伝わってきます。それはまるで、乾いた地面に落ちる雨粒のようでした。
父親がいなくなった後に生まれた行き場のない感情。胸にポッカリと空いた虚無感。どれも容易に振り払えるものではありません。そこに相対する主人公の苦しみが、丁寧に描写されていましたね。
主人公の中で、父親の存在がどれだけ大きくなっていたのかが、とても分かりやすく伝わってきました。
しかし、ここまでの描写は全て「前フリだったのだな」と私は考えます。
父親との思い出の象徴「大型バイク」が出てくるシーンから、物語は本当の始まりを告げるのです。
ずっとバイクの中に潜んでいたロトムの過去。父親が主人公に見せたかった場所。主人公が迎える結末。
数々の気になるポイントが生まれ始めました。
悲しい描写から一転、「もしかすると希望が生まれるのではないか」と期待を抱かせるまでの流れが美しいと思いました。


マの字 ☆☆☆☆

(コメントなし)


りゅうおう ☆☆☆☆

(コメントなし)


小樽ミオ ☆☆☆☆

(コメントなし)


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