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ふしぎないきものポケットモンスター

作者:スミレ/天波 八次浪さん

北埜とら ☆☆☆☆

 普通に元気一杯の女の子と仲良しの友達たちの、楽しくてほのぼのなお話……なんだけど、普通にポケモンがいて人間と一緒に働いたりしている世界のようなのに、子供とはいえ就学児童がポケモンをよく知らないんだ……なんか不思議な世界観だな……まあそういうものだと思って読めば別に不思議はないんだけど、冷静になって考えると何か違和感あるよなあと思いながら読み進めたら、最後の二行でワァ……!?てなるんですよね。何??何もわからん。おばあちゃんに膝があるからスリープかスリーパーなんだろうな……ということしか分かりません。作者名が「スミレ」だというのも何らかのヒントになってるんですかね……
 レッカちゃん元気いっぱいでかわいいです。こういうキャラクタ性の女の子が眼鏡をかけている(おそらく)っていうところに面白さというか作者さんの性癖ゴホン趣味をそこはかとなく感じたりしました。でもメガネすらも伏線だったらどうしよう本当に何もわからない……今読み流している何気ない描写が後で伏線としてめちゃくちゃ効いてくる系の作品な予感がして、いろいろ深読みしてみたくなりますね……! 投稿お疲れ様でした!


まーむるもーま

(コメントなし)


音色 ☆☆

かわいいな~~~~! とてもかわいい。10歳未満の小学生の子から見た素敵な世界だな。これからレッカちゃんはどんなポケモンに触れあうのかな。おそらくお婆ちゃんが夢食いが使えるポケモンなのはわかりました。お膝があるのと長いお鼻と念力が使えるからスリープかなぁ。可愛いなお婆ちゃんスリープ。
かなり駆け足でレッカちゃんの視点でお話が進むからお友達の勢いも頭のいいお友達のお話もころころするする出てくるのすごくテンポが良いですね。
おばけオタマジャクシはおそらくニョロモかな。電話が怖い理由が可愛くて笑っちゃった。これからどんな風にお話が転がっていくのかレッカちゃんの視点で勢いよく突き抜けて欲しい。楽しみ。


スカイブルー ☆☆☆

全体から漂う田舎感、そしてそこに住む小さな子供達の視点から見える世界が鮮明に描かれていてとっても素敵…。
十歳の子供であるレッカちゃんの視点はめまぐるしく、"分からない"や"知らない"に対する興味と好奇心のままに駆け抜けていく。おばけオタマジャクシという感想も、恐らくおばあちゃんが実はそのまんまの意味のおばあちゃんではないことを知らないのも、すっごく子供らしいというか。
まさにタイトル"ふしぎないきものポケットモンスター"が似合う作品だなと。このままレッカちゃんの凄まじい勢いのままにポケモンを追っていってほしいなあと思わされました。


よしぇ ☆☆☆

(コメントなし)


円山翔 ☆☆

 古き良き日本って感じがして良いですね。ポケモンと「ふつうの生き物」が共存しているのも、なんだかいいなと思います。私たちの生きている世界にも、ひょんなことから迷い込んできたりしないかなあなんて、想像が膨らみます。


浮線綾 ☆☆☆☆

(コメントなし)


逆行 ☆☆☆

等身大の子どもたちをしっかり描いているなあという印象でした。ポケモンが希少であるというよりは、小さい子達の生活圏内にはあまりいないという感じでしょうか?あまり見たことがない設定で面白かったです。早起きできなかったり、中々ポケモンに出会うことができない主人公。ポケモンに出会ったときに果たしてどんなリアクションを取るのか気になります。夢の中の「ヒモやん!」がなんか好きです。「変なの」とかじゃなくて「ヒモやん!」っていうのが思ったことをありのままに発言する子供っぽくで良いですね。


ion(ioncrystal) ☆☆

悪い意味でなく小学校の作文を思わせる文章なのに、(だからこそ?)ミナト君のくだりとか団地?のリアリティがあってすごいなと思いました。オチはこれスリープ関係の何かなのでしょうか?


鈴志木 ☆☆☆

小学校低学年らしき女の子の視点が終始可愛いです。この子の周りにはあまりポケモンを使っている人はいないのかと読み進めていましたが、どうやらおばあちゃんはポケモンっぽいので、レッカちゃんが見えている世界の解像度が上がると意外な光景が広がっていそうな気がします。
スミレさんもサーナイトあたりの人型ポケモンだったりして…?


あしゃまん ☆☆

 なるほど……? 現実世界かと思いきや、ポケモンは日常にいるのに、知られていない……。ポケモンというのがどのぐらいの知名度を帯びた世界観なのかがいまいち掴みきれないこの感じは私には新鮮です。
 地の文で主人公をちゃん呼びするこの語り手、なにか深い意味があるんでしょうか。そういうところも楽しみです。


ミュウト ☆☆☆☆

(コメントなし)


フィッターR ☆☆☆

ミステリアスなお話ですね。レッカちゃんはポケモンを知らなさそうなのに、彼女の『おばあちゃん』はなんかポケモンっぽい。
このふしぎな状況が、これからどんな形に進んでいくのか。先が読めないですね。


参加者A ☆☆☆☆☆

(コメントなし)


葉穂々 ☆☆☆

この世界ではポケモンがあまり身近な存在では無いのかな? と考えましたが、
良く考えてみると、初代もそんな感じだったなぁと思い出しました。
何だか懐かしいです。


森羅 ☆☆☆

(コメントなし)


はやめ ☆☆

子どもたちの軽快なやり取りや台詞回しが可愛らしくて読んでいて癒されました。
最後は「ゆめくい」をしたということでいいのかな?
不思議は一番身近なところにあったりするものですよね。


照風めめ ☆☆☆

この作品群の中でもかなりクセの強い一作だなと思います。
てっきりポケモンがいない世界? と最初勘違いしましたが、小さな子らにとっては馴染みが無いだけなんですね。
でも普通に魚とかもいる? 我々の世界の動植物とポケモンが混同する世界なのでしょうか?
キャラクターの掛け合いや行動から郷土っぽい空気感やほのぼのした感じが伝わってきていいなあと思います。
最後の一文の区切り方が、模試とかで出題される小説文の区切り方っぽいな~とか勝手に思いました……笑
第一話、ということなのでこの話が続くとすればどうなっていくのか未知数に感じます。


きとかげ ☆☆

 おばあちゃんはポケモン……ですよね!? ポケモンとの不思議な距離感のある作品。毛色が違ってまた面白いです。
 しかし私も年をとったため、興味を持ったものに全速力なレッカちゃんのペースで話を読むのが大変だったのでした。実際の連載の時は細かく話数を区切ればいいだけの話で気にしないでほしい。私が老いました。
 細かい指摘。
>「早いね!? マフィン焼いてるのにっ」
 勝手知ったるほど入り浸ってるなら、レッカちゃんがマフィン焼いてる途中でどっか行く子だとは分かっててもよいのでは……?


タマゴサンド ☆☆☆

ポケモンの存在があまり身近にいない主人公が見る世界が、キラキラしているように感じられました。
子どもたち同士の知識はないけれど無邪気で素直な会話や、反対に知識を持っていて大人びた子どもなど、様々な登場人物が出てきて物語が展開される準備がされているのがいいですね。


加藤ブドウ糖液糖 ☆☆☆☆

大人が思う子供ではない子供の描写とノスタルジー、そして最後のどんでん返し。全てが上手です。短編として完結しているように見えるのがネックでしょうか。次の展開が何となくでも予想できれば……と思ってしまいます。とてもクオリティが高い作品だったと思います。執筆お疲れさまでした!


rairaibou(風) ☆☆☆☆

 これすごいなと思いました、正直最初は普通の話だなと思っていたのですが。最後の方の流れが、ちょっと悪いことを言うと序盤を舐めてた自分を後悔させるような感じでやられたなあって感じでしたね。ただ、5000字の小説としての出来はすごくいいと思うんですけど、ちょっとこの続きは想像できないです


586 ☆☆☆☆

・「ポケモン」という存在を原作やメディアミックスとは異なる解釈で描いたお話は数多ありますが、このお話のそれは……端的に言ってめちゃくちゃ好みです!
・会話文が非常に活き活きとしていて、物語の中でキャラクターが息づいている様子が伝わってくるようでした。
・天真爛漫で関西弁バリバリのレッカちゃんが超好みです! 好き!!

<コメント>
投稿いただきありがとうございます。今回投稿いただいたお話はどれも個性派揃いで、それぞれに見所・巧さがあると感じているのですが、このお話については「雰囲気作り」で抜きん出たものを感じました。端的に言ってポケモンの位置付けが最高です! 主人公のレッカちゃんも非常に個性的かつ親しみの持てるキャラクターで、物語の空気を形作るのに一役買っていると思います。連載希望!!


空色代吉 ☆☆

(コメントなし)


じゅぺっと ☆☆☆☆

(コメントなし)


雪椿 ☆☆☆

(コメントなし)


早蕨 ☆☆☆

 短編としてうまくまとまっているなあと思いました。人間の様子が描かれているんだろうなと思えば、最後まで読めばポケモンであったというギミック! おお! と素直にびっくりしました。なつかしさの溢れる雰囲気からは人間世界の様子を想像せざるを得ません。そこからの落差が凄いので、最後のギミックが利いていますね。子ども達が子ども達らしい描写であるのも凄く良いなと思うと同時に、これ次どうなるんだろうと思いました。短編としてここで終わりでも納得出来る程にまとまっているだけに、この企画の難しさみたいなものが出ているなあと、そんな風に感じました。投稿、お疲れ様です!


島ハブ ☆☆☆☆☆

ラストの引きが完璧だなと思います。情報の過不足なく読者に必要な内容を提示していて、取捨選択が素晴らしいです。


秋桜 ☆☆

ラストにすべて持っていかれました「おおおおう?!」と。すげえ。投稿お疲れ様でした。


ジェード ☆☆

漢字なしのタイトルはそういうことだった!
幼い子供視点で見るポケモンと人間の生活って、いいですね。学校帰りに田んぼの池で、でっかくてポケットなモンスターと戯れているという……とにかく画になるな〜。

作中の表現にも気を遣っているのがわかりますね。あえて擬音を地の文に起こしたり、子供たちの話だよって世界観を増強している。
すぐにお母さんに聞きたくなっちゃったり、身の回りで何でも例えたり。実際にあれくらいの年頃を思い出しながら読める作品で、そういう工夫が至る所にあるのは、素敵だな〜と。

ポケモンを見せてくれそうな近所の同級生のお兄さん(?)が、何だかクセが強そう。女装お兄さん期待していいですか……!?
彼女たちの画角から見るポケモンの世界が、もっと見てみたくなりました。
投稿お疲れ様でした。


花鳥風月 ☆☆☆☆

(コメントなし)


カイ ☆☆

かなり独特の雰囲気の作品だと思いました。私たちほどポケモンの存在が遠くなく、しかしゲームやアニメの世界ほどポケモンが近い存在ではない……。と思いきやおばあちゃんはスリープかムンナのような特徴を持っているし???もしかしてシンオウ神話に出てくる「人間とポケモンが同じだった」時代のお話かな……?と、いろいろ想像のふくらむ一作でした。


水雲 ☆☆☆

 そうか、まだポケモンと十分ふれあえることのない子供目線での世界、あっても十分おかしくないですものね。勉強になります。子供ならではのテンションの高さがどこかおかしくて懐かしく、勝手ながら、自身の子供時代を思い出してしまいました。


匿名 ☆☆☆

(コメントなし)


オクトノリシゲ ☆☆☆

(コメントなし)


リング

え? あの世界でどうやったらポケモンをよく知らない子供が存在できるの? たとえポケモンがいないような地域でも、テレビにネット。たとえそれらがない時代でも新聞や紙芝居で知ることになるはずでしょう。ちょっと、これは話に無理がありすぎて受け入れられん……


久方小風夜 ☆☆

最初ポケモンがいない世界なのかと思ったけど、ポケモンがいる世界であんまりポケモンがいない地域なのかな。
子供たちのわちゃわちゃとした感じの雰囲気、とても良い。
雰囲気を味わう作品だとは思うけど、それ故に続きがどうなるのか読めないな。


FOMA(FOMA_ug_px) ☆☆☆

(コメントなし)


あまよし ☆☆☆☆

(コメントなし)


セコイキング ☆☆☆☆

おばあちゃんかわいい。主人公たちも可愛い。田舎の元気な小学生って感じがして微笑ましいです。大会ページ背景の野原も相まってのっけからぼくなつ的な眩しさを感じました。こんな幼少期が欲しかった。
主人公の住んでいる所にはほとんどポケモンがいない……というわけでもないんでしょうかね。単に10歳未満だからポケモンのことをほとんど教わってないってだけかもしれない。大人びてる感じのミナト君はポケモンに詳しいみたいだし。でも「おばあちゃん」と暮らしてるレッカちゃんはポケモンのこと教えてもらってないんですね。なんかこの辺第2話以降で「エ!?」ってなる要素が隠されてる気がするんだよな……果たして「おばあちゃん」の扱いはこの地域では一般的なものなのか。それはそれとしてお香持たせてくれて悪夢(内容が絶妙におもろい)も食べてくれるの優しいし可愛いな。なおさらどういう立ち位置の存在なのか気になる……
第2話でポケモンとご対面かな。あれ、うちのおばあちゃん……ってなるのか、それとも全然関係ない物語が始まるのか。とても楽しみです。


トビ ☆☆☆☆

いや~これオチがすごいですね。オチって言ったらだめなのかもしれませんが、これだけでSSになり得るくらいの完成度を感じました。ポケモンおるやん、っていう。これからどんな話になっていくんでしょう。
こどもらしい無邪気な感性が描写からありありと伝わってきます。視点がめくるめく移り変わり、思考は行動と共にあるようなさまが見事だなと思いました。おともだちがたくさん登場して、とてもにぎやかですね。また、方言がうまいこと使われていてとてもいいです。デカいのになんでポケットなのかってそぼくな疑問面白いです。こどもを主体にした世界観だからこそ、最後の展開が生きるんですよね、お上手です。
チカちゃんとケンちゃんとヨウちゃんはなんとなく本名想像つくのですが、レッカちゃんってどんな名前のあだななんでしょう。烈火ちゃん? レイカちゃん?
投稿、お疲れ様でした。


赤星 ☆☆☆

物語の視点がおそらく小学校低学年くらいのレッカちゃんに合わせられているので、地の文で描写されているものも客観性や信憑性に欠ける部分はあるのですが、だからこその雰囲気が出ていてこの作品にはマッチしていました。魚網の柄で自分の身長よりも高いインターフォンを連打する、でたらめに電話番号を押して消防車を呼んでしまったことがある、といった端々の描写がかわいらしくやんちゃなレッカちゃんを表していて好ましく思います。一話ラストのおばあちゃんの正体も地の文の語り口だからこその叙述トリックで気持ちよく騙されました。あまいかおりを使う長鼻のゆめくいポケモン……一体何シャーナなんだ……


門森 ぬる

(コメントなし)


水のミドリ ☆☆

キャラが……キャラが多い! この文字数で何人出てきました? 友達いっぱい家族もいっぱいな田舎の子供らしい日常が描かれていきます。ポケモン、いるはいるけど数が少なくて認知されていない、神様みたいな扱いをされている世界観なのでしょうか。のどかな田舎の原風景とゲームの中の雰囲気、どちらをも併せ持つ。独特な設定に引き込まれました。
主人公の悪夢を食べてしまう鼻の長いおばあちゃん、両親がどちらも「おばあちゃん」と呼ぶおばあちゃんは、一体何者なんでしょうか(肉親ならばどちらかはお母さん呼びするだろうから)。ポケモンの存在を知った主人公が、人ならざる祖母との関係性を見つめ直す……みたいな方向に物語は向かっていきそうですね。先の展開に想像を掻き立ててくれる描き方、いいですねえ。
タイトルそんな大看板掲げて大丈夫かしら。全てのポケモン創作を代表するような超大作なんですか? ……ほんとぉ?


天波 八次浪 (評価スキップ)

ミナトくんの部屋など文字数の都合でその設定にした箇所があるので連載では多少変えると
思います。これから色んなものに出会っていくレッカちゃんたちをどうかよろしくお願い致します。


赤灯路 ☆☆

(コメントなし)


ポリゴ糖 ☆☆☆☆

 まずは純粋に、子供たちの無邪気な様子を微笑ましく思いました。好奇心旺盛で大人に色々聞いたりとか、網を持って行って捕まえようとしたりとかそういうところもですが、生活感というか、親との会話みたいなところによく表れているなあと。ラストも穏便に終わるのかと思いきや、というところで一本取られたように思います。推察するにおばあちゃんはスリープかスリーパーでしょうか。子供たちはポケモンという存在を認知・認識できていない……? 
 そのあたりも続きの、クライマックスのあたりで明らかになるのでしょうか。子供たち自身がその不可解さに気付いていくのかもしれませんが、着地点が不穏な気がしてなりません。そのあたり私好みですが。
 投稿お疲れ様でした。


農協じゅんの人 ☆☆☆☆

ノスタルジー溢れる少年たちのやり取りが印象的でした。どちらかと言うと実写で脳内再生されますね。するっと終わる感じもまた雰囲気があって好きです。


若鷹 ☆☆☆☆☆

自由奔放な子どもの描写がすごく共感しました。喋る内容や転々とする視点、子どもの世界は目まぐるしく変わるし、灯台下暗しなオチにやられました。この一話で綺麗にまとまっていて、とても満足できました。どのように繋がっていくのかが気になりますが、実は身近な所にポケモンっているんだよー……みたいな話になっていくのでしょうか?気になります。


夏十字 ☆☆☆☆

うあー、夏だなあ。なんとなく、よく冷えた麦茶をグラスで飲みたくなります。そんな(?)幼き日の夏のにおいがするお話ですね。
知らない世界なのだけれど、頭の奥や胸の底にあるものが共鳴して「体験」をさせてくれる。素晴らしい表現力だと思いました(漠然としまくっててすみません)。
最後、おばあちゃんには驚かされました。どういう経緯かは分かりませんが、嗚呼、そこに居らっしゃったのですね……。
そして、まだご本人が登場されていないスミレさんが非常に非常に気になります。続きが読みたいです!


キノコです。福山雅治ではありません。 (評価スキップ)

田舎ののんびりとした描写が心に染み渡る作品でした。サクサクと物語が進むテンポ感が素晴らしい。
疲れた時の息抜きにもなる小説というのは時たま存在するのですが、本作もその類になるのではないかと。
特に田舎暮らしであれば、網を持って池をさらって生き物を探した経験が、一度はあるのではないでしょうか。そういった意味でも、少年少女時代の追体験にもなる作品だったと思います。
素朴で癒される描写が本当に卓越していましたね。田舎の雰囲気作りが非常に上手かったです。


マの字 ☆☆☆☆

(コメントなし)


りゅうおう ☆☆☆☆

(コメントなし)


小樽ミオ ☆☆☆☆☆

大人になると無くしてしまう、子どもだけが無くさずに持っている命の輝きのようなものが満ち満ちている作品だと感じました。大好きです。
正直で活発な子どもたちの感情と仕草に元気が湧いてきますね。それらが物語にはつらつとしたものを生み出していると思います。セリフを主軸に動く物語で、セリフからそれぞれの子どもたちの個性が感じられるのも本当に嬉しいです。それでいて「物足りない」「分かりにくい」と全く感じないほどの描写の充実ぶりにも驚かされるばかりでした。なんだか用水路に足を運びたくなりました……。
「このシーンはこれでおしまいです」の表現の仕方も多彩ですね。ケンちゃんの「『俺らは明日訊きに行こうや』」がその代表例かと思います。ミナトくんのお母さんの「『「早いね!? マフィン焼いてるのにっ』」も、単にシーンが切り替わる合図として働くだけでなく、美味しいに違いないマフィンを置き去りにするほど抑えがたいレッカちゃんの興奮を感じました。もっと先の話に進んで、もっといろんな「このシーンはこれでおしまいです」に出会いたいという気持ちでいっぱいです。
物語にはいろんな謎が残っていますね。レッカちゃんの瓶底眼鏡はなぜか何度も割れているというし、おばあちゃんはレッカちゃんの悪夢を吸い取っただけでなく、その後にげっぷをしたりと、何か意味ありげな表現がなされています。「この後もこのエネルギッシュな世界に分け入って、残された謎を一緒にたどりたい!」という気持ちにさせてくれる作品でした。


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