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無色透明な白昼夢 Color.1 こんにちは、白と赫

作者:→Color.2 半分青で、半分グレー/照風めめさん

北埜とら ☆☆☆☆

 何かこう夏から秋くらいに公開されるすごい作画がきれいで女子高生が主人公であるセカイ系のアニメ映画の冒頭みたいな雰囲気で、すごくワクワクさせられました。田舎、神社、そこから続いている異世界、ケガレと呼ばれている現世に迷い込んだポケモン達……う~んエモい!! 澄んだ情景や空気感、不安定な女子高生の心の柔らかさが、素直で読みやすい文章にとても綺麗に描き出されていて、丁寧な作品だなという印象を受けました。
 今回の企画は思っていたよりも第一話で話をまとめられている人が多い印象なんですが、本作は第二話にシーンが繋がる形で話を作られているので、第一話っぽさが強くて個人的にはとても好きです。茜さんはイーブイのケガレを払った……? のでしょうか。茜さんがイーブイと心を通わせたから……? ケガレというのがポケモンにとってどういう状態なのか不明ですが、これからライボルトを連れた青年さんと協力してケガレを払っていく感じになるのかな? 青年さんもまた助けてくれるのにちょっとクールな感じがかっこよくて、彼がどんな人物なのかもすごく気になります推しになる予感がします! 投稿お疲れさまでした!


まーむるもーま ☆☆☆

(コメントなし)


音色 ☆☆

仮面ネームを次のタイトルにするの、「ここで終わりませんよ!」っていうアピールなの頭いいな……と思いました。現実世界に出て来たポケモンを扱った作品はいくつかあったけど、「デザイン元になった動物に憑りついてた」っていうのをにおわせるのがまた面白いな。ゴルバット、叩きのめしたら普通の野生の蝙蝠になるのかしら。
浄化がそれなら、はたしてそのままのライボルトやイーブイには何が起きたのか? まだまだ謎しかない展開、茜ちゃんの今の環境に投じられた非日常が映りますな。
消えたお父さんと何か関係があるのか、そこんところも気になりますね。タイトルがカラーだから今後も色の名前が続くのかな。イーブイ、それこそ何色にでもなれるもんね。
そういえばモンスターボールはあるんだろうか……? タイトル、ザングースのことなのかな。


スカイブルー ☆☆☆☆

あまりにオシャレなタイトルとマスクネーム…長編連載として続いて各話のタイトルがずら~っと並んだ時のオシャレさがヤバそうじゃないですか?タイトルやサブタイトルのパワーって結構あると思うので、そこを凝ってるのが好きです。
現実世界にポケモンが具現化されるタイプのお話なわけですが。なるほど、これはただ出てきているわけではなく何かワケありの様子。ザングースの影を見るに、現実世界の動物へ取り憑いているのでしょうか。既に他の野生動物に被害が及んでいるあたりかなり不穏な空気が漂っていますね。
青年はどこから、何のためにやってきたのか?どうしてイーブイは形を保ったまま影を振り払えているのか?現状まだまだ謎は多いですが、茜ちゃんとイーブイの行先は果たして。


よしぇ ☆☆☆☆☆

本当に良い意味で王道で、古き良き時代のラノベあるいは伝奇物の雰囲気が出ており、第一話というテーマに相応しい仕上がりだったように感じました。イーブイを持ってくるのもまた王道を往き、非常に私好みです。マスクネームに2話のタイトルを持ってくるのもニクい演出でした。


円山翔

 青嵐から始まる冒頭の表現が好きです。また、現実とリンクしているというのも面白い設定だと思いました。ザングースが鼬、ゴルバットはきっと蝙蝠。じゃあイーブイやライボルトはどんな生き物が変化したのだろうと想像が膨らみます。
 失礼ながら、これだけのボリュームを詰め込むためにかなり削るところがあったのではないかと思いました。もしも文字数制限がなかったらどんなことになっていたのか、拝読してみたいです。


浮線綾 ☆☆☆☆

(コメントなし)


逆行 ☆☆☆☆☆

すごく情景が頭に浮かんできやすいお話でした。情景描写がすごく綺麗。だからなんだ、って話なんですけど、ホワイティ杯のページをパソコンで見た時に出てくる背景にマッチしてますね。仲間はずれにされたらどうしよう、という思いが勝ってうんと言ってしまうなど、年頃の主人公の感情もリアルで良かったです。ポケモンがいない現実世界で、ケガレと呼ばれるポケモンが現れる話。ザングースやゴルバットといったいかにも悪役なポケモンが主人公を襲う悪役となっていますが、この設定なら見た目どおりの配役でも良いかなと思います。


ion(ioncrystal) ☆☆

(コメントなし)


鈴志木 ☆☆☆

マスクネームに2話のタイトルが書かれているのは面白いアイディアだと思いました。現代にポケモンが出現した世界で、タイトルにもある通り今のところそれが夢なのか現実なのか分かりかねる書き方が面白いですね。これは今後のキーになるのかな?
都会から田舎へ引っ越して、そこの空気に合わずに苦しいんでいる姿がリアルです。
あと「何かあったらDM飛ばして」のやりとりが現代の学生っぽくて良いですね。


あしゃまん ☆☆☆☆☆

 これは個人的に期待大ですね。何かを知っている人がいて、課題の設定された主人公がいて、目の前に事件があり、出会いから物語が始まっていく。現実の鬱屈もありつつ、この非現実めいた出来事から現実とファンタジーのどちらかもが展開されていきそうな、広がりのポテンシャルを感じます。とても楽しみです。


ミュウト ☆☆☆☆

(コメントなし)


フィッターR ☆☆☆

現実世界よりの世界にポケモンが出てきてしまう作品は今コンテストに複数ありますが、このお話はまた独特な雰囲気ですね。
デジタルな雰囲気は一切なく、むしろなんだか呪術的。たまたまポケモンの形をとったポケモンではない何か、という雰囲気に味があります。


参加者A ☆☆☆☆☆

(コメントなし)


葉穂々 ☆☆

ケガレとは負の側面が強い名称ですが、大きな災いとは何が起きるのでしょう?
それにしてもライボルトのチョイスは渋くて良いですね!
なかなかのマイナーポケモンですが、ライボルトを覚えていると言うことは、茜ちゃんはそれなりにポケモンで遊んでいたのでしょうか?


森羅 ☆☆☆

(コメントなし)


はやめ ☆☆☆

物語の導入や勢いそのままに引き込んでいく第1話という感じがしました。
次話サブタイトルがマスクネームなのもオシャレですね。


照風めめ (評価スキップ)

本作をお読みいただいた方、ならびに力添えいただいた方に深い感謝を。

改めてですが5000字は短い!
もう死ぬほど削っては削ってを繰り返しました。初期段階からおよそ5000字超をガッツリ削る羽目に。
茜も本来は茜音という名前だったのですが、泣く泣く名前を削りました。青年も名前は出さない方向になったり、結構割を食いました。
他にもシーンを削るのはもちろん、設定も一部削ったりしています。
特に茜音に関しては名前を縮めたことで、運勢が悪いことに……。

本作は連載のおおまかなプロットを最終話まで作って書きました。
実際に書くかどうかは現時点では言及できませんが、書かないとしても本作の1~2話(本当は2つ合わせて1話の予定だった)、3話以降のプロットをUPしたいと思います。


きとかげ ☆☆☆☆

 こういう現代社会ポケモン出現譚は縁遠くなっていた気がします。好き。ポケモン出現がただ「あのポケモンが!?」というだけに収まらず、ケガレ、ケガレを仕留める青年、ケガレを清めた(?)茜の謎、と色々と盛り込まれてるのが好き。


タマゴサンド ☆☆☆☆

ポケモンが「ケガレ」として出現する世界観がいいですね。
相棒となるイーブイに勇気を貰い、主人公が一歩踏み出す展開も王道で、続きが気になります。


加藤ブドウ糖液糖 ☆☆☆☆

(コメントなし)


rairaibou(風) ☆☆☆

 まずなるほどと思ったのは「バズる」「DM」「お父さんが買ってくれたゲーム」という部分での現実知識の若い感性ですね。もうおじさんです
 ポケモンが現実世界にくる系の話なんですが、ポケモンと言うものの一部分を「ケガレ」のような表現をする作品は初めて目にしたのでそこに興味あります。


586 ☆☆☆☆☆

・最初これ「自分が書いたのかな?」と深刻な認知異常を起こすくらいツボでした。主人公、舞台、設定、全部好きです。田舎に越してきた女の子が怪異に出会う~!
・ゲームとしてのポケモンが存在していて、かつ怪異として現実に現れ始めている設定、いいですね。めちゃくちゃ好きです。
・最後に「ここから反撃だ!」というテンションで終わっているのも心地よいです。続きが読みたくなります!

<コメント>
投稿いただきありがとうございます。今回様々な作品を投稿いただき、それぞれに「好き」だったり「最高」だったりするポイントがあるのですが、その中で「自分の好み」部門でダントツのトップがこのお話です。というか自分でもこういう雰囲気のお話書きたい~! とマジで思いました。うちにとって「何か」を見てそれを元にしてお話を書きたいと思うときはその「何か」に入れ込んでいる証拠なのですが、このお話にはそれくらいの強いパワーがありました。ぜひとも! 連載をお願いします!


空色代吉 ☆☆☆

(コメントなし)


じゅぺっと ☆☆

(コメントなし)


雪椿 ☆☆☆☆

(コメントなし)


早蕨 ☆☆☆☆☆

 これ好きです! お話が好きです! 生々しくも当たり前な現実の中に潜むポケモン達の姿が、妙に映えるような気がします。ジャンプ漫画でも通用しそうな雰囲気の話だなあと思います。”ケガレ”と呼ばれるポケモン達がこのお話の中心設定になっていくのだと思いますが、彼等は別の空間からきてしまったのか、元々いる生物達なのか、これから明かされていく設定が気になるところです。ぼんやりと設定を明らかにし、もうやれるのは自分達しかいない、という状況で一話を終えているので、次が気になる、好きな作品でした! 投稿、お疲れ様です!


島ハブ ☆☆☆☆

(コメントなし)


秋桜 ☆☆☆☆☆

好きです。等身高めで画の綺麗さを全面に押し出したプロモーションをしてきそうな映画みたいで好きです。ポケモンだけどポケモンじゃないようでいてポケモン二次! 続きが気になります。投稿お疲れ様でした。


ジェード ☆☆☆

タイトルで幻想的なお話なのかと予想してましたが、和風ファンタジー風味でいいですね〜。

主人公の彼女が、自分を肯定できない理由や、薄暗い事情を抱えている背景がとても丁寧でしたね。茜ちゃんが無理をしている描写には胸が痛くなる。
だからこそ、イーブイと出会って彼女が惹かれた理由も映えますし、これからの物語には、彼女とイーブイの出会いが明るく作用するんだろうな……というようなね、物語としての運び方がもう上手いんですよ。
白と赤はザングースでしたか。戦闘の描写も長すぎず、でも最低限で読みやすいですね。戦闘って、画面がごちゃつきがちなのですが、配慮を感じます。

謎の穴やケガレという存在も登場し、これからが気になるいい塩梅だと思いました。
これはね、ぜひ連載として読みたい作品ですね。
投稿お疲れ様でした。


花鳥風月 ☆☆

(コメントなし)


カイ ☆☆☆☆☆

面白かったです!!
「もしもポケモンが現実世界に現れたら…」というのはポケモンが大好きなユーザーにとって慣れ親しんだ感情であり、二次創作にも好適なテーマだと思うのですが、それをこういった世界観で表現するとは!しびれました。
茜との絆によって?イーブイのケガレが落ちたシーンは胸アツでした。茜とイーブイが馴染みのない場所に身を置いている、という共通点の昇華のさせ方が大変巧みです。

タイトルもオシャレで良いですねえ。色をサブテーマに置いている印象を受けましたが、ポケモンシリーズのバージョン名と通ずるところがあり、好きです。マスクネームを第2話へのリンクっぽく配置しとこうという発想も非常に独創的で面白い。
赤を「赫」と表現するのもオシャレだなあと思ったのですが、第一話のタイトルにも使われておりますし、何か意図の込められた表現だったりするのでしょうか。

無色透明で白昼夢のような物語が、最後は何色に色づくのか。とてもわくわくする第一話でした!


水雲 ☆☆

 日常の中に突如やってきた非日常。特殊で意味深な設定が出てきて興味をそそられます。ケガレとはいったいなんなのか。茜さんに寄り添うイーブイの活躍にも期待です。


匿名 ☆☆☆☆

(コメントなし)


オクトノリシゲ ☆☆☆

(コメントなし)


リング ☆☆

ただでさえ都会でも阻害されたらかなわんのに、田舎で阻害されたら全てが終わる……そんな思いから、行きたくない場所へも流れで行ってしまうような弱い主人公に共感できます。ただ、こちら側の世界の住人がポケモンに……例えイーブイがいたとしても立ち向かうのはさすがに無謀な気が。怖がり(慎重?)なのかそうじゃないのか、少しぶれているようにも感じました。


久方小風夜 ☆☆

おしゃれー! タイトルもマスクネームもおっしゃれー!
横浜という言葉が見えて、ん? と思いましたが、こちらの世界が舞台なんですね。
ケガレはポケモンそのものではなく、ポケモンにとりついた黒い何か……? 正体は何なんでしょう、気になる。


FOMA(FOMA_ug_px) ☆☆☆☆

(コメントなし)


あまよし ☆☆☆☆

(コメントなし)


セコイキング ☆☆☆

これ好きな人沢山いるだろうなぁ、と思いました。いわゆる「普通の女の子が不思議な現象に遭遇して謎めいたお兄さんと共に冒険する系」の物語ですよね。自分はそれ系にそこまで造形が深くないのですが、それ系好きな人に刺さりまくってるのが容易に想像できます。そして皆さん言ってることだけどマスクネームで次話を紹介するアイデアが賢すぎる。
冒頭の主人公の独白が好きです。これがあるからこそひとりぼっちのイーブイを守ろうとしちゃう展開に納得が行くんですよね。イーブイも全然鳴き声とか出してないのにハチャメチャふわふわで健気で可愛いんだなってのが伝わってきます。主人公はこれから謎のお兄さんと一緒にケガレを祓うお仕事をすることになるのかな。なんかケガレを落とす特殊能力的なもの持ってるみたいだし。ケガレから普通の動物に戻るものとそのままポケモンのままでいるものの違いも気になりますね。
ところでお父さんって蒸発したのかな。なんか別ののっぴきならない事情があるような気がしてなりませんが、もしそうなら無事に再会できるといいな……。


トビ ☆☆☆

現実世界にポケモンが現れるという超常現象を背景に、山あいの町の神社という舞台、ケガレ、災い、という言葉を乗せて、現代の異界ファンタジー作品としているところがいいですよね。この世界観に、田舎になじめない中学生の女の子の感情が相まって更に魅力ある作品になっているなと思いました。
冒頭で嗅覚の描写により茜の感情を表しているのがうまいなと思います。中学生の女の子5人組が、SNSに投稿するため、名無しの神社に動画を撮りに行くっていう、なんというか、田舎臭さがいいですよね。群れないと仲間外れにされるという感情も初々しくて瑞々しくて、描写がうまいなと思います。
青年はウルトラホールから出てきたのでしょうか。ケガレってポケモンGOのロケット団が連れてるポケモンがまとってるモヤモヤがモチーフかなと思っていました。茜とイーブイはこれからどんな交流を見せるのでしょうね。
投稿、お疲れ様でした。


赤星 ☆☆☆

思春期の閉塞感を描く冒頭がうまい。九州地方に移住し疎外感を感じている茜さんの前に、ホウエン地方で出てくるポケモンたちがケガレとして襲い掛かって来るのもいいですね。お父さんが買ってきた思い出のゲームことルビー・サファイア(茜さんの年代的にはORASかも)に出てくるポケモンのことは知っていても、それ以降が初出のポケモンについてはいまいちわからない……というのが茜さんとポケモンというコンテンツとの距離を絶妙に表現していて好きなポイントです。ライボルトを連れた青年はどこからやってきたのか、なぜケガレはポケモンの形を取るのか、続きが気になります。


門森 ぬる

(コメントなし)


水のミドリ ☆☆☆

山がちの街並み、寂れた神社で肝試し、そこで本物の怪異と出会う。どこかノスタルジックな夏の始まり、夏目友人帳っぽい雰囲気ちょうイイですね……。脳内で映像化したときの鮮やかさたるや、日本人は誰しも心の中に持つ故郷の懐かしさを刺激されました。
モデルとなった生物にポケモンの霊的な何かが宿ることでケガレとなり、それを浄化することで元に戻る、のかしら。今までに読んだことのないような独特な解釈。通常そのようにならないだろうに、ケガレをイーブイにしてしまった主人公はすごい。邪険に扱っていた陰陽師みたいな青年も彼女を無視できなくなるはず。これから彼と世界の秘密を解き明かしていくのでしょうか。
主人公の家庭事情とか父親が行方不明だとか転校したばかりでクラスに馴染めないだとか、メインと関係の薄い情報が冒頭にあると、後半の重要なシーンを飲みこみづらいんですよね(横浜という地名が出てきたり、現実にポケモンが現れた、というインパクトの補強としては強い!)。後々重要な要素になってくるんでしょうけど、なぜケガレが生じるのか、それがどうなるとポケモンの姿として認識できるのか、とか、この作品の核となる設定の方をもっと知りたくなりました。そうして主人公の特殊さを強調すればさらに魅力的なキャラになるんじゃないかしら。
評価とは関係ないんですけど、本編5000字ビッタビタなのにマスクネームで情報追加するのはどうなの……? って思っちゃいました。スマートにいこうぜ。


天波 八次浪 ☆☆☆

ポケモンが現実世界に黒い怪異として出てきてケガレと呼ばれる舞台設定が良いです。ケガレが祓われる描写がポケGOのリトレーンぽくて、うまいなー! と思いました!


赤灯路 ☆☆☆☆

(コメントなし)


ポリゴ糖 ☆☆☆

 化物を探し出したいというクラスメイトの動機が、バズりたいというのも現代的な動機だなあと。そこに他所から来た主人公・茜が巻き込まれるわけですが、その実態は黒い影に赤い目という「ケガレ」の姿、すごく恐怖を呼び起こされますね。ザングースが鼬の姿になって逃げていったというところが非常に興味深いですね。ライボルトを連れた青年の素性も気になります。タイトルの「白と赫」は単純に考えればザングースのことかなと思ったのですが、モンスターボールの色=ポケモンそのものということも示していたり?などと勝手に考えておりました。
 第2話で恐らくは茜の初バトルのシーンとなるのだと思います。その後、イーブイや他のポケモンたちとどうかかわっていくのか、といったところに注目したいですね。
 投稿お疲れ様でした。


農協じゅんの人 ☆☆☆

おそらく現実世界、ポケモンがケガレと呼ばれる特殊な状態になっている世界でのお話でしょうか。果たしてゴルバットをどう倒すのか、気になるところです。


若鷹 ☆☆☆☆☆

この世界におけるポケモンという存在の描き方になるほど、と思いました。XYから倒されたポケモンが小さくなって消えていく描写が追加されましたが、それを「邪気が抜けて本来の獣の姿に戻る」と描写したこと、新しい解釈でとても面白いです。また、外的な環境要因で進化していたイーブイがニンフィアという「ポジティブな感情を受け取ること」で進化する形を得たことで、ネガティブな感情にも影響を受けそうになっている描写を描かれていたことも驚きました。新しい考え方に出会えた作品だったと思います。


夏十字 ☆☆☆☆

熱いです。
ケガレと呼ばれる状態から一転、覚醒した(?)イーブイ。そしてそんなイーブイに導かれて心を奮い立たせる茜。とても熱く、心が沸き立つ第一話です。
本来ポケモンが居ない世界に現れる「ケガレ」。異空間を繋いでるらしき穴と、そこを行き来する者。気になる設定が目白押しですね。
馴染みのない土地に居心地の悪さを覚える茜に個人的に思い入れてしまうところもあり、これからの展開が楽しみです。


キノコです。福山雅治ではありません。 (評価スキップ)

どんな人間も、新しい環境にすぐ馴染めることはありません。必ずどこかに齟齬が生まれるはずです。
本作は、その齟齬に相対する主人公の心情が、繊細に表現されていたと思いました。
また物語前半では、情景描写が丁寧に練られており、リアルな世界観に一役買っていたと感じます。
古き良き、と言うべきでしょうか。細やかに作られた和の雰囲気がじんわりと染み渡る作品になっていました。
それゆえに、感情移入がしやすい物語構成になっていたのではないでしょうか。
一方で、物語後半では、スピード感と臨場感あふれる描写が続き、思わず息を呑んでしまいます。
こうした緩急の付け方も上手だと感じました。
作者名が第二話のタイトルになっていたのは面白い発想ですね。ちゃんと続きが用意されているのだという安心感があります。


マの字 ☆☆☆☆

(コメントなし)


りゅうおう ☆☆☆☆

(コメントなし)


小樽ミオ ☆☆☆☆

私たち人間の世界にポケモンが現れた、という小説は今回の大会でも多かったですが、この作品はポケモンが「ケガレ」、すなわち(少なくとも青年の目からは)忌むべき存在として扱われているという点で一ひねりを感じました。青年を助けられるのはもう茜しかいないという状況で物語が切れる、なんという心にくい演出でしょうか。テレビだったら間違いなくここに次回予告が入ってますね。こんな演出をされては次が気にならずにはいられません。ワクワク感のまま読み終えられた作品でした。
どう表現したらいいのか分からないのですが、子どもたちが「探検」めいたことをして、「あーあ、見つからなかったね」と帰ろうとする中で、主人公だけが別の方向を向いて何かが見えている図像、たまらなく好きなのですよね……。茜ちゃんからはそれを感じました。


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