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ポケモンに興味を持ったきっかけとは

作者:ジョー/さかみやりさん

北埜とら ☆☆

 私生き物好きなのであんまり気持ちが分からないのですが、生き物が嫌いな気持ちがどうかはともかく生き物が嫌いな人に生き物が好きな人があの手この手で生き物を好きにさせようとして逆効果で拒絶されている様が最高にリアルと言うか生々しくて良かったですね……リアルで生々しいことよりも「逆効果で拒絶される」という展開になるところがなんか傍から見てると面白かったです。まあ傍から見てるから面白いだけで、当事者にとっては迷惑千万ですけれどもね。でも原作沿いのポケモンの存在が生活に浸透している世界だと、大人になっても生き物が苦手だと生きづらいどころか結構な勢いで人生の幅が狭まりそうな気はするので、なんとかして生き物嫌いを治したいお父さんにも同情できるところがまたよかったです。
 VRゴーグルで自分自身をポケモンにさせて抵抗感をなくすの荒療治すぎて笑いました。成功したからよかった……一生のトラウマにならずに済んでよかった……!!笑 連載作品の一話というよりは「ここからはじまる『第一話』」というフレーズそのものをテーマに置いたような作品でしたね、そういう捉え方もあるのかあと目から鱗が落ちました。投稿お疲れさまでした!


まーむるもーま ☆☆

(コメントなし)


音色

動物が嫌いな理由とか苦手な理由でどうしても生理的に無理な部分、あるよね。わかる。
途中からお父さんや語り手の私の口調が急に砕けたり強くなったりして若干首をかしげてしまったかなぁ。
でも苦手意識がちょっぴり克服された(?)のなら、今後はどんなふうになるのかな。
しかし、いきなり夜の山に連れて行ってピッピの踊るとこでも見せるのかと思ったら蛍狩りなのは笑っちゃった。バルビードもイルミーゼもまぁまぁデカいから結構怖いよね。


スカイブルー ☆☆☆

子供って何をどんな理由で嫌いになったり、そしてそれをどんな理由で克服したりするか想像もつかないもので。大人の視点ではもちろん、子供の視点からしても嫌だったものがふとしたことで突然平気になったりする感覚があるものですよね。読んでいて僕自身のそういう体験を思い出したような気がします。
それはそれとしてVRシーンのヒトカゲ君に話しかけられるシーンでの主人公の返し"それに、しゃべるところも嫌になってしまったぜ。"でちょっと笑っちゃいました。急にアメリカンジョーク感出てきたな?
全体的に独特の語りと突飛な視点が子供目線の世界観っぽいというか、子供の頃の朧げな記憶っぽいというか。今後主人公が成長するにつれて、語りの文体も変わっていくのかな、とか想像しちゃいました。


よしぇ ☆☆

(コメントなし)


円山翔

 きっと「私」は、ここからあの手この手で慣らされて、ポケモン好きに目覚めていくのだろうなあ、という読了感でした。VRでこれほどのクオリティともなると、そのうちどちらが現実かわからなくなりそうで怖いですね……でも、こういうものがあったら素敵だなあと思えるものでした。「ポケモンになって」という部分、好きな方はきっと多いと思います。
 文章の終わり方がですます調だったりそうでなかったりと、統一されていないのが気になりましたが、発想は素晴らしいものだと思いました。


浮線綾 ☆☆☆☆

(コメントなし)


逆行

ポケモンに興味を持たせるためにあれこれ試す父とそれに振り回される主人公の様子が面白かったです。『小さな生き物がとにかく嫌で、最初は我慢してそのポケモンを抱っこした時に鼓動や息遣いなどを感じた瞬間、メッチャ嫌になったの。生暖かい感触とか...。匂いとか...。いろいろな要素とかがあって我慢していたものが我慢しきれないものになっていた。』。ここは主人公がポケモンの何が嫌かが伝わり、非常によく書けていると思います。最終的にはポケモンのことが好きになれたようですが、『まるで洗脳されたかのように激変した』っていうのがちょっと不穏ですね。これからどういう展開になるのか気になります。


ion(ioncrystal)

>小さな生き物がその場で動いているというのが本当に気持ち悪い
この辺の感覚よくわかるのですごい


鈴志木 ☆☆

主人公の混乱がよく表現された文章ですね。ここからポケモンを捕獲して、それによってイジメ問題も解決していくのでしょうか。主人公に平穏が訪れることを祈ります。


あしゃまん ☆☆☆

 確信があります。あなたは、TFフェチですね。(もし違ったらごめんなさい)私もなので親近感です。嫌がってるけど次第に慣れる感じだとか、ポケダンにおける物語のスパイスというだけでなく、TFそれ自体への嗜好を感じられました。
 これになりたいものですねえ……


ミュウト ☆☆

(コメントなし)


フィッターR

お父さんちょっと強引すぎるだろと読んでいて思いました。合意なしにVR付けさせて怖い思いをさせるとかお父さんごと嫌われてもおかしくないことしてますって。
なんの前触れもなく唐突にヒトカゲが出ていたり、描写不足な点もあちこちに見受けられました。


参加者A ☆☆☆☆☆

(コメントなし)


葉穂々 ☆☆

生理的に受け付けないものを強要されるのは、苦しいですよね。その気持ちは私にも覚えがあります。
狙っているのかはわからないのですが、主人公の精神がぐるぐるぐると掻き混ざっていくような、そんな強烈且つ不思議な読感の作品です。

>残業という概念もなく
う、羨ましい……


森羅 ☆☆

(コメントなし)


はやめ ☆☆

キャラクターコンテンツとしてポケモンを見ているからこそ違和感を持たないものですが、仮に実在してそれが動き回っていたら「気持ち悪い」という感覚を抱く気持ちも分からなくはないな……と思うことがあります。
ポケモンに触れたり交流することでマイナスの感情が次第になくなっていく、というのはポケ二次でよくある流れだと思うのですが、疑似体験を通してポケモンも悪くないかも……と感じていく流れは新鮮でした。


照風めめ

わたしも動物が苦手なタイプではあるので、もしポケモン世界の生まれであればこの子のように難儀な思いをしたのかもしれません。
しかしご両親も教育方針は崖から蹴落とす親ライオンタイプ……。こういう意味ではVR技術が発達して、VRで済んだだけ良かったのでしょうか?笑
結びでハッキリと「洗脳されたかのよう」と独白していますが、本当にポケモンが好きになったのであればアプローチなどは些細な問題かもしれませんね。

ただ、本当に主人公はこれで良かったのかという疑問は付きまといます。
泳ぐことへの抵抗感がなくなった、という論旨であれば納得できるのですが、ポケモンが好きになった、というには少々強引のように思います。
主人公がポケモンに関して感じたことについては作中でもあるように、「自分がポケモンであったら色んなことが出来るのではないか」という気付きのようですので、ちょっとズレがあるように感じます。
もっとも、何がダメだったのかが分からないぐらいになっていた、と記載があるのでそのズレは些細なものかもしれませんが、こちらとしては共感するには少し難しいと思います。もう少し具体的にポケモンが好きであることに繋がる主人公なりの見解があれば共感しやすくなるのではないでしょうか。


きとかげ

 読みにくかったです。

 ポケモンのことは嫌いな「私」が親にお節介を焼かれて、最後で少しだけ興味を持てた……かな? という塩梅の終わりは、良いなあと思いました。


タマゴサンド ☆☆☆

学校内でいじめに遭っていることもあり、筋金入りのポケモン嫌いの主人公。主人公にちょっとでもポケモンに好意を持ってもらおうと奮闘する親。
でも嫌いなものを好きになるってかなり難しいですよね、僕も嫌いな食べ物とかありますけど好きになれる気配が一向にないです。なので、この頑固そうな主人公がどういう過程で好きになるのか気になる作品でした。


加藤ブドウ糖液糖 ☆☆

常体と敬体が混じっているのが気になりましたが、話の筋は好きです。一回でポケモンに対する感情が変化するのではなく、何回かチャレンジするが失敗、というのがご都合主義感を排することに繋がっているのかな、と思いました。自転車に乗れるようになる感覚というか、その境界がうまく書かれている気がします。執筆お疲れさまでした!


rairaibou(風) ☆☆

 ポケモンが嫌いな主人公と、そんな彼をポケモン好きにしようとする両親の苦心が面白かったです。後半の怒涛の展開も意外でした。ただちょっと読みにくい場面やよくわからない場面があったような気がしました。


586 ☆☆

・ポケモン嫌いの子供が、仮想空間での体験を通じてポケモンに触れあっていく……というお話に読み取れました。
・この子がポケモンに興味を持ったことで次にどのような出来事が起こるのか、いかようにも繋がりうる未来のあるお話だと感じました。
・細かいことですが、「~だった」と「~でした」という言い回しが混在しており、またここまで読む限りその混在が意図的なもののようには見えなかったため、可能であればどちらか一方に統一することをお勧めします。もし、これが今後の展開に向けた布石であれば無視していただいて構いません。

<コメント>
投稿いただきありがとうございます。この人がポケモンに興味を持たなかった理由が説明され、お父さんが遠方に連れだしたり仮想空間を体験させたりとあの手この手でポケモンに触れ合ってもらおうとしている、というのが伝わってきます。お父さんはなぜポケモンに興味を持ってもらいたいのか? ポケモンに興味を持ったこの子がどんな道を歩んでいくのか? まだ見ぬ未来が気になる一本です。今後の展開に期待しております。


空色代吉 ☆☆

(コメントなし)


じゅぺっと ☆☆☆

(コメントなし)


雪椿 ☆☆

(コメントなし)


早蕨 ☆☆

 ポケモン嫌いな子どものお話。VRゴーグルの世界観の中での出来事で、身体性を共有することによって、ポケモンに対する苦手意識を克服した、という解釈で合っていますかね……。身体的な経験がもたらす影響によって、子どもはポケモンが苦手ではなくなっていった。そんなお話なのかなと思いました。身体的な経験って大きなものだと思いますので、影響は大きそうですね。気になるのは、VRゴーグルの中の世界は、本当に用意された空間だったのかという事。もしかしたら何か不思議な出来事がその中に? なんて、そんな想像をしました。投稿、お疲れ様です!


島ハブ ☆☆

(コメントなし)


秋桜 ☆☆

ポケモン世界にもポケモンが嫌いな人は居るだろうなーと思っているので好きなのですが、後半なんだか怖かったです。投稿お疲れ様でした。


ジェード ☆☆

ここまで事細かに、ポケモンに嫌悪感を持ってる主人公も珍しい。苦手とか怖いくらいまでなら、まあよく見ますが、これはかなり具象化された気持ち悪さだな〜。この作品の独自性としていいと思います。

とか思ってたら、何だこのスピード展開!
ポケモンが嫌いならポケモンになってみればいいじゃない。ポケモン嫌いには泣きたくなるような結構な暴論。うーん頑張れ!
こういうハチャメチャさが物語を進めるタイプの作品、結構好きです。なんと言いますか、慌てふためく主人公を追撃するような目まぐるしさ、飽きなくていいですよね。

転生とVRの掛け合わせは数ありますよね。でもこんなサックリと行き来出来るんだ!?
これからは、二つの世界を行き来するのかしら。なかなか新しい。
投稿お疲れ様でした。


花鳥風月 ☆☆

(コメントなし)


カイ ☆☆☆☆☆

とても一生懸命書かれた作品だと思います。
もしかして、小説を書いたりこのようなコンテストに参加したりするのは初めての方ではないでしょうか。違っていたらすみません、以下の文章は適当に読み飛ばしてください。

まずはそのチャレンジ精神と、一つの作品を見事完結させたことに拍手を贈ります。素晴らしい!!

しかし率直に申し上げて、読みにくさを感じる作品ではありました。文章を書く際の基本的なルールを守ること、無理のない場面転換の作り方や、その情報を本当に書く必要があるか?をよく考えるなど、さらにレベルアップするためのポイントがたくさんあるかと思います。
例えば、文末を常体(~だ。~である。)と敬体(~です。~ます。)のどちらかに統一するだけで、かなり読みやすくなるでしょう。
ぜひこれからも文章力を磨き、物語を書いてください。心に思い描いたもの、形にしたくてたまらないものを、どうすれば最も適切に存在させられるのかを考え抜いてください。(これは私自身への戒めでもありますが…)
そのエールといたしまして、☆を多めにお付けします。

創作活動を続けていると、いずれ挫折や無力感を味わう瞬間もやってくるかと思います。その時はどうか、いくつものレギュレーションをクリアしてこのコンテストに参加できたことを思い出してくださいね。あなたの文章を書く力は、素晴らしいです。
投稿お疲れさまでした!


水雲 ☆☆

 ポケモンのいる世界だからといって、全員が全員、ポケモンに好意的とは限りませんものね。接触を図るにはいろいろな手段方法がありますが、VRを使うという手もありましたね。現実でも、VRを使った様々なアプローチができてほしいものです。


匿名 ☆☆☆

(コメントなし)


オクトノリシゲ ☆☆☆

(コメントなし)


リング ☆☆

え、怖い……これ、ホラーですかね? 無理やり嫌いなものを強要する親も、それで好きになっちゃう子供の反応も怖すぎて、ちょっと引くんですが。サイコホラーとして続いていくのであれば、期待できるかも……


久方小風夜

強めの嫌悪感抱いてる子に没入型VRを無理やりやらせるのはもはや虐待では……。
ポケモン嫌いでもいいじゃない。今は周りにいなくてもきっと主人公だけじゃなくていっぱいいるよ……などと思いました。
インタビューに返答してるみたいな語り口が独特で面白いです。


FOMA(FOMA_ug_px) ☆☆☆

(コメントなし)


あまよし ☆☆☆☆

(コメントなし)


セコイキング

私、生き物が嫌いなわけじゃないんですが、実際に本物のいのちを責任持って扱えるかっていうとマジで自信ないタイプなんですよね。恐ろしいとかじゃないんだ、ただ他人に愛されてるのを見てるだけで十分なんだ……ポケモン世界にいたら多分こっち側の人間だと思うな……流石にこの主人公みたいに気持ち悪く感じるわけじゃないんですが。そして主人公が自分以上にポケモン嫌いだからこそ、「生きてる感」に忌避感を覚えてる(んだよね?)のに「自分がポケモンになって生態の便利さに気付く」だけでポケモン嫌いを少しでも克服できたのは驚きました。根本的な問題はそこじゃない気がするので……。いやきっかけは人それぞれと言ったらそうなんですけどね。お父さんは可愛かった。


トビ ☆☆

9歳の感性ってこんな感じなのかな、幼い子が書く作文を読んでいるようだなと思いながら読み進めました。かわいいな…とても好みです。急に敬語になってかしこまる感じもいいですね。お父さんが我が子にポケモンの素晴らしさを伝えようとしていることが全部裏目に出てるのすっごいいいなと思います。父親なりの思いやりなんでしょうけど、娘には嫌がられるという。親の善意をノーで返せる信頼関係というか、遠慮せず否定するところに真の親子愛を感じます。
結局お父さんの荒療治? でポケモンがちょっと好きになったのもかわいいですね。お父さんドヤ顔だったんじゃないかなと想像してしまいました。
投稿、お疲れ様でした。


赤星 ☆☆

ポケモンVRで誰でもポケモンになれる! というアイデアは実際にポケモン世界にありそうな設定で素晴らしいんですが、主人公の両親がいきもの嫌いの我が子へとった対象法があまりにも荒療治すぎて、アレルギー持ちの子どもにアレルギー食材無理やり食べさせてるみたいな不憫さが先立ち個人的にはちょっと乗れませんでした……。


門森 ぬる

(コメントなし)


水のミドリ

『脳内の処理で動かす系のVRだ。』――強い!!!!! さも当然ですけど? みたいにオーバーテクノロジー設定をさらっと提示しちゃうのえげつなく強いですね。ここでこんなこと書かれたらもうこの先何が起きても動じないメンタルでいないとダメじゃないですか……試されているぞ読者、ついてこれると信じて書かれたようなちぐはぐな文体も、主人公の認識が歪んでいるのか……と勘繰ってしまうような不思議さがあります。
完結してない? 小綺麗に終わってくれたので、ポケモン嫌いの主人公が価値観を見直すきっかけ、という短編として満足できちゃったですかね。


天波 八次浪 ☆☆

生理的に無理な感じが伝わってきます。
ショック療法だ……


赤灯路 ☆☆

(コメントなし)


ポリゴ糖 ☆☆☆

 ポケモンが苦手な主人公が、VRの世界でゼニガメになって見識を改める、といったところですね。多感な時期、あることがきっかけで嫌いなものが好きになったりすることもあるものです(逆もしかりですが……)。我々ゲームのプレイヤーとしてはゼニガメやヒトカゲはポピュラーなポケモンですが、確かに御三家が野生で出ないことを鑑みると主人公が知らないのもさもありなん。ポケモン世界の技術力って恐らくは我々が住む世界よりも進んでいるようにも見えるので、VRゴーグルで息が詰まる感覚が味わえるというのもあり得るのでしょう。
 第2話以降で実際にその世界にいるポケモンと触れ合っていくことになるのでしょうか。山あり谷ありの展開を期待したいところです。
 投稿お疲れ様でした。


農協じゅんの人 ☆☆

主人公はどの問題を解決したいんだろう、という部分がちょっと見えにくいなあ、という印象でした。ポケモンが好きになりたいのか。それともいじめを何とかしたいのか。将来何をしたいのかを親に相談するのも、一緒に考えてほしいのか、ただ相談という体を取って愚痴を聞いてほしいのか、自分を肯定してほしいのかが分かっていないので方向性が良くない意味で読めない。主人公もお父さんも、何がしたかったんだろう。ちょっと分かりくいのが残念です。


若鷹 ☆☆

ものすごい荒療治ですけど、じっくり時間をかけていくべきものを一朝一夕で変えるには、それぐらい強烈な出来事が無いといけないんだろうなぁと共います。無知が原因なら否が応でも知ってしまえばいい、知るなら体験するのが一番早い、というストーリーの流れにはとても納得できます。なので、色々な方のお話を読んで「この言い方おしゃれだな」「この言い方かっこいいな」と感じた言い方や書き方を探していってほしいなと思いました!


夏十字 ☆☆

評価に非常に悩んだ作品です。
「おはなし」としては、どうして最終的にこの子がポケモンを嫌じゃなくなったのか、その流れがわたしにはちょっと伝わりづらいと感じてしまいました。
ただ、これを主人公である9歳の子の独白だととらえて見てみると、どこか生々しくもあり、言い知れない魅力を感じました。
ポケモンが大好きな人間からすればご両親が提供してくれる「体験」は素敵なものなのですが(是非VRゴーグル体験してみたいです!)、そうではない人間にとっては……。まあ、結果的には良かったのでしょうか?
ともかく、ポケモンを嫌ではなくなった主人公が今後どんな道を歩んでゆくのか。とても気になります!


キノコです。福山雅治ではありません。 (評価スキップ)

全員が犬を好きなわけではありません。全員が猫を好きなわけではありません。むしろ苦手だという人はかなりいますよね。
同じように、ポケモンが苦手だという人も必ず存在しています。
しかしポケモンを使役することが当然の世界で、ポケモンが苦手であるというのは大変に苦しいことだと思いました。
本作は、そんな息苦しさをしっかりと表現しています。
それにしてもVRゴーグルで強制的にポケモンに慣れさせるのは、この主人公にとって本当に良いことなのでしょうか。
何かまずい事が進んでいるような、そんな気さえしてしまいます。
続きでも彼女はポケモンを好きになることを強制させられるのでしょうか。その行く末は本当に幸せなのでしょうか。
この話を読んで色々なことを考えるきっかけになりました。それだけ題材が優れた作品なんだと思います。
この物語の着地点がすごく気になりました。


マの字 ☆☆☆☆

(コメントなし)


りゅうおう ☆☆

(コメントなし)


小樽ミオ ☆☆

主人公の「私」が、ポケモンも悪くない、と思えるようになって本当によかった。
「好きになりなさい」と強制させられたのではなくて、自分がポケモンになる経験を通してそう思えるようになったのが特によかったです。

>そして、泳ぐのも苦手なので、目も開いたけど、全然目がいたくありませんでした。
>泳ぐの苦手だったけど、ポケモンになったら、泳げるようになった...?
>ということは空をとべるようになったら高いところも苦手ではなくなるのか...。

「私」は誰から教わるわけでもなく、自分でこの答えにたどり着いたんですよね。
自分が苦手なことにチャレンジしたからこそ「私」はこう思えるようになった。苦手にチャレンジすると思わぬ結果が待っていることもあると「私」は知った。苦手なポケモンの姿で苦手な泳ぎに挑戦したら、ポケモンも泳ぎも苦手じゃなくなった。
この経験って、一生「私」をいろんな挑戦と出会いに導いてくれると思うんです。「苦手だから」と遠ざけていては出会えなかったはずの出来事と出会わせてくれると思うんです。きっと「私」の人生は豊かになることでしょう。ポケモンが苦手でなくなったことも嬉しかったけれど、「私」が生きる力を身に着けて強くなったことも嬉しくて、なんだか胸が温まりました。ヒトカゲとリザードンもきっと報われたでしょうね。

文の終わり方が「だ・である」になっているものと、「です・ます」になっているものとバラつきがありますね。
これを揃えるだけでも今よりずっと読みやすくなります。
読みやすくなると、読み手はもっと「私」の気持ちに入り込むことができると私は思いました。

使われている言葉にも、物語の雰囲気とは噛み合っていないと感じるものがありました。
いろんな作品を読んだり書いたりして自分の中の言葉を増やしていくと、きっと雰囲気にぴったりの言葉が見つかるようになるはずです。
それからもう一度この小説に取り組んだら、この小説は今よりもっと素晴らしい作品になると思います。応援しています。


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