コンテストのページへ戻る

ヒラガナ達ノ逆襲

作者:ぬ/逆行さん

北埜とら ☆☆☆☆☆

 一通り読み終わっていや~馬鹿馬鹿しいけど面白かったな~満足満足、これ二話以降作者どんどん苦しむ羽目になって草やわと~なんて思いつつスマホをおいて、さて感想を考えながら洗い物でもするか……と思いながら台所に立ち、あ、「あああああああ」で文字数調整したんだ……って気付いた瞬間、薄暗い台所で一人で声上げて笑いました。そんなことある??面白すぎん?? 気付いてから凄まじい衝撃が駆け巡ったのですがこの作品完璧……ですね……この作品を完璧と言うより他にない事実に大変衝撃を受けていますよね……こんな馬鹿馬鹿しい発想の作品を読むのは楽しいに決まっているしこれからどんどんひらがなが少なくなって作者が苦しむところ見たすぎやろって意味で第二話があったら絶対読むし企画意図を満たしまくっていますよね。こんなに馬鹿馬鹿しいのに……(誉め言葉)いや凄いな……馬鹿馬鹿しいの天才だ……ほんと感銘を受けました。私の理想の「ここからはじまる第一話」がここにあったな……(?)
 カタカナへの恨みを募らせるひらがな諸兄に言いたいことがありすぎるけど言ったところで聞かなさそうでかわいいです。ひらがなの中にもめとざとるみたいに確固たる理由で特別な地位の者がいたり、一方でなんとなく強そうとか弱そうとか適当な理由で序列が決まっているところがフワフワしてて、かわいいな……ひらがなってそもそもかわいいからな……となりました。タイトルがアレやから最後は滅ぶんだろうなってところもかわいい……濁点がひらがなの中でも浮いた存在であるところも渋くていい。濁点の中の誰かが推しになる予感がします。でも私はひらがなだったら「そ」とか「や」が好きなので、彼らの活躍に期待しています!投稿お疲れさまでした!


まーむるもーま ☆☆☆☆

(コメントなし)


音色 ☆☆

線にスタイリッシュさが足りないから平仮名っていう理屈が滅茶苦茶で大笑いしました。そんなのありかよ。邪険に扱われる濁音も面白すぎる。テレパシるという動詞(??)も愉快。
50音+濁音半濁音とかんがえるとかなり種類がいるよなぁ。26文字の倍以上よ。
しかしそうよね、めとざとるが消えたら目覚めるパワーも消えちゃうもんな。へが消えて変身もなくなっちゃったしな……やばくない? もうへびにらみも消えた世の中ですよ。ヘドロ系の技は片仮名なのでセーフなのかな。どうだろう。
しかし、これからナナシマの中で序列下から二番目(推定)の「し」がいってんのヤバいな。ナナシマが全部消えそう。というか、いちばんヤバいのは凡庸性MAXの「の」だと思う。「の」が消えたら「○○の○○」系の技も施設も土地も全部消えるじゃん。この世の終わりだよ。
そもそもタイトルが片仮名なのに、それでいいのか……!? まじで今後、どんどん作者の人が厳しくなりそうだからすごく頑張ってほしい。


スカイブルー ☆☆☆☆☆

かつてこんなに感情と命の輝きと笑いが同時にこもった"あああああああああああああああああああ。"があっただろうか?アンノーン達は至って真面目だろうに、どこからどう読んでも面白すぎる。邪険に扱われてる!ってアンノーン側の主張も、スタイリッシュさが足りないから平仮名って少年の感性ももうおもろい。
こんなノリなのでアンノーンがやられると世界から平仮名がなくなるってのも面白くみえちゃうのですが、よく考えるとこれ結構深刻な問題だな?"め""ざ""る"はもちろん、汎用性の高そうな文字も危険ですね。早速ナナシマも危機に晒されてるし…これどうなっちまうんだ!?
あとちょっとメタいのですが。偶然かどうかはわかりませんが"へ"がやられてから本文に一切"へ"を入れていない徹底ぶりに驚きました。これ僕が読み飛ばしただけ?違うよね。今後もどんどん減るだろうし、続きを書いていくのめちゃくちゃ大変そうです…。


よしぇ ☆☆☆☆☆

めちゃくちゃ面白い。発想が斜め上すぎて、どんな気持ちで読んだら良いのかっていうくらい楽しめました。これ、この後【し】の展開がもう面白いくらいにあえて先読みさせてくるのもまた面白い。本当に良かった!


円山翔 ☆☆☆

 なんという、実害がわかりにくい嫌がらせ…! しかも、文字が消えたことに気づかないまま言葉が消えてしまうとは……こう考えると恐ろしいものですね。文字が一つ消えるだけで、多くの言葉が消え去ってしまうのですもの。
 それはそれとして作者様、「ああああああ」のところで文字数5000に合わせましたね?


浮線綾 ☆☆☆☆

(コメントなし)


逆行 (評価スキップ)

 あああああ。あ!あ!ああー!!!!ああああああああああああ。
「あああああ!あああ!あああ!」
 あああああ?あ?あああ!!ああああああああああああ。
(あああああ。あああああああああああ)
 あ♪あ♪あ♪ああああああああああ♥
 ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。


ion(ioncrystal) ☆☆☆

ヒラガナのせいで世界がヤバい。ギャグとか抜きでもうその印象しかない。

『残像に口紅を』を思い起こさせる設定でインテリなかほりも感じますが。
『3のしま』が既に何かの文字が失われた後の名前なのではという連想もしましたね、一瞬
(島も存在が消えるみたいなので違うかもですが)
その辺も見たいですね

ともかく状況がヤバい。倒しても倒さなくてもSCPの終末シナリオ待ったなしなのに誰も気付いてないのが絶望的。
戦いとか無為だよねという反戦思想が感じられますね(適当)
とても知的好奇心がくすぐられる興味深い発想のお話でした!いややべえってどうすんだよこの世界。


鈴志木 ☆☆☆☆

これは面白い設定ですねー! ひらがなのアンノーンって発想が斬新なのに、カタカナへの逆襲にまで至るとは。『へ』がやられて、世界から『へ』が消滅してエラーが起きる流れが上手いです。ぜひ最後まで読んでみたいですね。カントー地方だとカタコトを喋ってるマチスが意外な伏兵になりそうです。


あしゃまん ☆☆☆☆☆

 草、発想が天才のそれ。この時代にはもうアンノーン文字は解読されてるんでしょうかね。アンノーンが消えると文字が消えるとかいうギミックもオリジナル解釈ながらに笑わせてもらいつつ、「へ」んしんがなくなったメタモンはもう詰みで悲しい気持ちにもなりますね……
 めざめるトリオが裏方なのも発想の妙です。
 落とし所がまったく読めなくて気になります。


ミュウト ☆☆

(コメントなし)


フィッターR ☆☆☆☆

このコンテストにおけるアイデア大賞だと思います。なにもそんなに世界を目の敵にしなくてもこのゲームひらがな表記モードあるじゃない、と思いながら読んでました。
終わり方、さりげなくとんでもないことが起こりそうな予感のある終わり方になってましたね、島の運命やいかに。


参加者A ☆☆☆☆☆

(コメントなし)


葉穂々 ☆☆☆☆

今企画で一番連載難易度が高そうな作品ですが、ポケモン世界の片仮名の多さに着目したのにはなるほどなぁとなりました。
文章のテンションの高さは勿論、文字数調整のやけくその「あ」の咆哮も駄目でした。これは笑いますよ!?


森羅 ☆☆☆☆

(コメントなし)


はやめ ☆☆☆

ちょっとおバカなことを大真面目なノリで最後までやり切る感じが好みです。
読んでいて、心の中だけでなく笑い声が表に漏れるのは本当にギャグが面白いのだと思います。
「へ」が倒されたのち、物語からフェードアウトするのも徹底されていて好きなところです。
あと、「あああああ」の使い方面白すぎません?笑 この作品だから許されるの分かっててやってますよねw ズルいですw


照風めめ ☆☆☆☆

仮に連載してしまえば作者の首がドンドン絞められていく。凄まじい作品ですね。第二の刺客が「し」ということで、早々に作者が心配で仕方ないです笑
ひらがなのアンノーンというのもすごい設定ですが、そのアンノーンが倒れてしまうと文字の存在が消滅するのが恐ろしいです。でもひらがなが無くなるだけなので漢字とカタカナは残る以上、影響が大きいのやら小さいのやら……? でも認識できなくなる以上、人間たちは有難みに気付けるのでしょうか……?笑 否、これは考えるのではなく感じなければならない……!
「へ」のアンノーンが倒された後、その後本当に「へ」の文字が出てこなかったのがすごいこだわりでした。その下の「コンテストのページへ戻る」の「へ」まで消えてたらめちゃくちゃ面白いんですけど、さすがにそこまでの改変能力は足りなかったみたいですね笑

>アレやアレのように身体のラインが美しく逞しさを感じる者は序列が高い。
ふにゃふにゃしたアンノーンをdisった後に、ふにゃふにゃした言い回しなのがエッジ効きすぎて爆笑しました。

この作品は滅茶苦茶評価に悩みました。続きはめっちゃ気になります。
ただし気になる、の方向性が他作品のようなストーリー的な気になる方面よりも、作者が今後苦しんでいきながら書くんだろうなあといったメタ的な方向で続きが読みたい気持ちが強かったです。
ですがこれも立派な「続きが気になる」と呼べる作品だと思い、この評価にしました。
是非とも走り切ってもらいたいものです笑


きとかげ ☆☆☆☆

 いやはや面白い。
 ギャグちっくな題材ながら、平仮名アンノーンが全員消えたらどうなるんだろう、と気にせずにはいられない。平仮名アンノーンが消えた場合の挙動の説明も、小気味の良いリズムで説明と感じずに読んでしまいました、上手い。つまり私は平仮名アンノーンを4体ほど保護しないとまずい。
 そして最後に「し」が乗っている「3のしま」行きの船……あかんやん! フラグやん! 続きが楽しみです。


タマゴサンド ☆☆☆☆☆

話題になった筒井康隆『残像に口紅を』のオマージュ作品でしょうか、挑戦的で凄く面白く感じました。
アンノーンの【へ】が倒されてから、僕が目視した限りだと地の文に本当に【へ】がなくて「おおすげえ!」と思わず声に出してしまいました。
アンノーンたちのやり取りも面白く、更に【し】とナナシマがこの先どうなるか楽しみです。


加藤ブドウ糖液糖 ☆☆☆

(コメントなし)


rairaibou(風) ☆☆☆☆

 これ面白いですね。発想がとにかく面白い。ひらがなのアンノーンって原作にはない完全なオリジナル設定なわけなんですけどそれが特に違和感なくすっと入ってくるってのが設定と文章の旨さなんだろうなと思います。3のまになるんでしょうか


586 ☆☆☆

・アイディアの勝利! 今回投稿いただいた中で奇抜さは間違いなく一番だと思います。普通では「ひらがなの概念が消えていく」とか思いつかない……
・アンノーンは第四世代で「!」と「?」が「発見」された経緯があるため、ひらがな形状のアンノーンがいてもおかしくないというのもポイントかと。
・気になるのはこれが連載されていった際に本文が耐えられるのか? だと思います。筆者の方の手腕に期待です。

<コメント>
投稿いただきありがとうございます。ものすごいところに着目したな~というのが一読した印象です。ひらがな形状のアンノーンを倒すとそのひらがなを含む名称の概念が消滅する、ここまで破天荒な設定は最近見ていなかったので目が覚めました。インパクトは投稿作品の中でも最強で絶対に記憶に残る内容でしょう、本筋は記憶から概念が消えていく話なのですが。あとはこれを連載できるのか? というところだけが気になりますが、そこはきっとうまくやってくれると信じています。よろしくお願いいたします!


空色代吉 ☆☆

(コメントなし)


じゅぺっと ☆☆

(コメントなし)


雪椿 ☆☆☆☆

(コメントなし)


早蕨 ☆☆☆☆

 斬新すぎる!!wwwww漢字と片仮名に支配されてる、ふざけんな! っていう怒りの理由もこれだけ突き抜けてるともう納得とかそういう話じゃないですね。漢字と片仮名だけ! ふざけんな! って一緒に乗った方が楽しい。やられるとこの世から存在そのものがなくなってしまうことすら、何か笑える。ひらがながなくなった世界、面白そうです。「あ」はひらがながなくなっても良い、ひらがながない状況に困れ、と言っていますが、本当に最後はそうなるのでしょうか。このお話は一体どこに落ち着くのでしょうか。さらなるでかいオチみたいなものが待っているとなると、一体どういうものなんだろうと、気になりますね。投稿、お疲れ様でした!


島ハブ ☆☆☆☆

(コメントなし)


秋桜 ☆☆☆☆☆

発想とそれを形にする力がズルいですください。そして続きを書いてどんどんひらがなが使えなくなって作者に苦しんでほしい。途中に挟まれる『あ』の羅列はなんなんでしょう。『あ』のアンノーン以外居なくなった未来? 投稿お疲れ様でした。


ジェード ☆☆☆

何だこの着眼点! すごいな〜!
ポケモン世界は確かにカタカナが強い。タイトルまで平仮名が迫害されていて、徹底してらっしゃる。
冒頭から【あ】のアンノーンが叫ぶまでの展開にその勢いに、ひたすら笑いました。

アンノーンってひらがなも居たんだ!
ポケモン世界の中で、いきなりあの【へ】という文字が出てきたこのインパクトよ。
ひらがな達の中でも序列だとか、意識の違いがあるのが面白い。濁点付きがちょっと近づきがたい感じだったり。ひらがなでも、あくまで彼らはアンノーンなんだなというのが、分かるシーンでしたね。「テレパシるな」って言い方がちょっとツボ。

最後に【し】君が刺客に送られてしまった。これも刺客だから【し】なのか……?
やってること暗殺者なのに、絵面締まらないのがいいな。続編としての構想があるのかも気になります。
投稿お疲れ様でした。


花鳥風月 ☆☆☆☆

(コメントなし)


カイ ☆☆☆☆☆

ちょっともう冒頭からしてユニークすぎて笑ってしまいました。突っ込みたいことはいろいろあるはずなんですが、カタカナを憎むアンノーンの覇気におされて、全部すっとんじゃいました。
ひらがなのアンノーンがいるという発想には、無限の可能性を感じますね。そして改めてタイトルを見てまた笑ってしまうんですけど……ひらがな全滅してるやーーーーーん!!!

あと物語の中で「へ」のアンノーンが倒されて以降、マジで文中から「へ」が消えているのに気づいてびっくりしちゃったんですけど、これそのうち執筆詰みませんか…?カタカナを使うのか…?いやそもそも一話しか書かなくていいんだから問題ないのか…!?
企画の主旨を巧みに利用した「第一話」、楽しませていただきました。ありがとうございました。アンノーンたちに幸あれ!


水雲 ☆☆☆☆

 アンノーンだああああ!!
 アンノーンならではのネタ、動きがいきいきしていて面白かったです。しかし「使えなくなる」のはつらいですね。記憶や概念自体がなくなっちゃうのでしょうか。「ある」ことはわかっていても「使用できない」となるとたしかに不便です。


匿名 ☆☆☆

(コメントなし)


オクトノリシゲ ☆☆☆

(コメントなし)


リング ☆☆☆☆

これ、作者が絶対に苦労する奴ー!w どんどん使えるひらがなが減っていって、そのひらがなを使わないようにどんどん表現を狭めていく……どこまで作者の負担が増えるのか、考えるだけでも恐ろしいです。書き切ってくださいね♡
『し』がやられたらしねんのずつきもいやしのはどうも使えなくなってしまう……こわ


久方小風夜 ☆☆☆

序列が完全に見た目由来なの頭悪くて大好き(誉め言葉) 使用頻度とかじゃないのかよ……見た目なのかよ……。
これ次の話でナナシマ消えるな(確信) タイトルが漢字とカタカナなの、もうこれひらがな前節する予告では。
途中の「ああああry」は何だったんだろう。


FOMA(FOMA_ug_px) ☆☆

(コメントなし)


あまよし ☆☆☆☆☆

(コメントなし)


セコイキング ☆☆☆☆☆

くさ だめ まけ
ひらがなの へは すたいりっしゅさに かける。 ここで もう まけ。 「いいよ、もう『へ』になってなくて」も なんも へんなこと いってないのに ひたすら じわる。 とうとつな 『あ』の れんだで いみもなく もじすうを かせぐな。 ぜんぶん ふざけてるのに 『へ』が たいじょうしてから じのぶんに 『へ』が でてこない。 ただの “ぎゃぐかき”じゃあ ないね。 まけ。 まけ まけ!

ここからは真面目な考察なんですが(!?)、公式本編では“文字が先かアンノーンが先か”は未だ謎だって言われてるんですよね。このお話の世界では“アンノーンが先”で、文字のアーキタイプたる彼らが消えると文字の概念も消えてしまう……という原理なのかなと思いました。奴らタマゴ未発見グループだから増やす手段無いんですよ。この世が終わりだよ。というか「へんしん」を失ったメタモンとかいうどうしようもない存在が第1話で生まれてるの終わりだよ。何より第2話以降の展開を考えるの死ぬほど大変そうだよ。「第1話に全てを込めて勝負する」という大会の趣旨に忠実すぎる。そして趣旨に忠実だからこそ悔しいくらい好きです。ずりぃってマジで……
ところで作者「ぬ」なんですけど「ぬ」が書いてるんですかね。ぬを消せば即連載終了できるのズルすぎるだろ。


トビ ☆☆☆☆

我々は一体何を読まされているのか…。ああ! そうだ! 西洋鳥の成れの果てがこの有様か、じゃないんだよな…これタイトルをカタカナにしたのなんでなんでしょうね。かたかなでヒラガナって書くのちぐはぐで面白すぎるんですが。確かにポケモンの名前は全部カタカナですけど、技名って案外ひらがなが多いんですよね。あんまり邪険に扱われている感じはないけど…
へんしんという技名が消えてしまう、というかへんしんという概念がなくなってしまうとは、メタモンの存在意義がなくなってしまう…繁殖以外に用途が無い…漢字になれば思い出すかな…【へ】がメタ的に最後の最後で登場しているのは狙ってたんでしょうか。というか【ざ】の濁音てんてんとかどう表現されてるんだろう…うえに乗ってんのかな…。
【し】も弱そう! 
投稿、お疲れ様でした。


赤星 ☆☆☆☆☆

ウワーッ、『残像に口紅を』オマージュだーッ!? 正気か!? しかも一話でいきなり助詞として多用する「へ」をリタイアさせる豪胆さ。本文中でもちゃんと「へ」が倒されてからは使用されてないんですよね。そしてタイトルをもう一度見ると……という仕掛けの多さが面白い作品でした。しかしアンノーンの敗北によってひらがなの存在自体がないことになってしまうと、そもそも困るという発想が生まれないのでは……? その辺りの処理もどうするのか見ものです。


門森 ぬる ☆☆☆☆☆

(コメントなし)


水のミドリ ☆☆☆

『し』が消えると『○のしま』で構成されているナナシマは壊滅するのか……それを知っているのは読者だけ。ハラハラしながら物語を先へ進めることになりそうです。読者というより作者様が。これ書くとしたら後半につれて相乗的にキツくなるはずですもんね。気を抜いたら容易く崩壊しそう。筒井康隆『残像に口紅を』を思い出しました。あの作品は初めから『あ』の音が消えてるんだよな……。
しかしなぜタイトルがカタカナなのか……絶対ひらがなのがよくない? 『ひ』『ら』『が』『な』いずれかが消えればこの作品ごと消滅するドボンクイズ的緊張感、 欲しくないスか? あっでもカタカナだと劇場版感が出るのは面白いですね。あと倒された『へ』の影響が『へんしん』だけなのもちょっと弱い気がします。大切な人物が消える、戦っていた場所が消える……とか、もっと読んでいてインパクトが欲しかった。あっでも途中の『あ』連打、あの演出す〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っごい好き!
マスクネームの『ぬ』、本当に文中に1度も登場してなくて笑いました。ひっそりと消えても気づかない、奴はひらがなの中でも最弱……私もそう思う……。


天波 八次浪 ☆☆☆☆

まず発想がすごい。アンノーンがこの世界を記述している言語そのものみたいな設定もすごい。タイトルがカタカナと漢字ということは……と、結末が予想できるのが秀逸です。


赤灯路 ☆☆☆☆

(コメントなし)


ポリゴ糖 ☆☆☆☆☆

 ひらがなアンノーン達の人間への逆襲、という時点でまず面白い。人間はカタカナを使いすぎなのだ!という理由は彼らのアイデンティティ的に非常に重要なのでしょうが、つい笑ってしまいます。人間に倒されるとその文字を含んだ概念が消えるというのも面白くて、メタモンが技を覚えていないということになったのは、"へんしん"という技の概念が消えてしまったからなんですね! バグを覗けば唯一の技がなくなるというのは痛手ですし、【へ】もきっちり仕事をしたということでしょうか。
 船に引っ掛かった掛け替えのない【し】は、果たして倒されてしまうのか……というのが第2話の展開かなと想像しました。【め】【ざ】【る】のどれかが倒されてしまうと技が使えなくなるという綱渡りの抵抗、ぜひとも続きを読みたいですね。実はカタカナアンノーンも存在していて、取り違えられていたとかそんなこともあり得る……?
 投稿お疲れ様でした。


農協じゅんの人 ☆☆☆☆

このままだと文字減っちゃいそうなんですが大丈夫なんですか!?
絶対【し】もやられちゃうやつじゃないですかこれ。しかも結構使用頻度高いですよ【し】って。
発想に爆笑し、今後の展開を考えると更に笑ってしまいそうになります。ちゃんと続けられるんですかね、これ。笑


若鷹 ☆☆☆☆☆

色々と面白くてツッコミを入れたくなりますね!題名全部カタカナやんとか、ひらがなの強さが「ぱっと見難しそう」で決まるとか、そもそも「ぬ」が負けたら作者さん消えてしまうやんとか、「誰もが想像つくだろうが」っていわれてもつかねぇよ!とか。 独特すぎる設定が当然のように語られ、描かれるシュールさに頬が緩んでしまう作品でした。連載続けられるんでしょうか、続けるとしたら色んな意味で頑張ってほしいし追いかけたいです。


夏十字 ☆☆☆☆

もう冒頭の勢いを食らって流れに身を任せることにしました。わかりました、復讐しましょう。
好きですこの作品。突拍子もないようできちんとルールが存在しています。しかもそれが、作者様ご自身をも巻き込んだルールというのが目が離せないポイントですね。少年如きにやられたアレ消えると実際のところ結構大変だと思うんでもっと大事にしてあげてください。
平仮名アンノーン達の復讐の行方がストーリーとして気になるのと、平仮名たちが今後どんどんやられてしまったら文章どうなるんだろうという意地悪な心との両面から、続きがぜひとも読みたい作品です。


キノコです。福山雅治ではありません。 (評価スキップ)

この企画ならではの作品と云うべきでしょうか。ぶっ飛んだ発想力が光りまくってました。「そうそう小説企画ではこういうのが読みたくなるんだよなぁ!」と思える小説だったと思います。
これ第一話だけでも構成が面倒なのに、続きを書くとすればメタメタにしんどそうです。特に物語の着地点をどこに定めておくべきかが考えものですね。
それにしても非常に興味深い読書をさせていただきました。
平仮名が消失するという設定からは、『幽☆遊☆白書という漫画の「あかさたな」の文字がだんだん使えなくなる頭脳戦ゲーム』が想起されます。
ただし、本作は「それ」とは仕組みが全く異なります。平仮名のアンノーンが倒されることによって、平仮名のアイデンティティが世界から消えてしまうという設定がとても秀逸です。この設定によって、アンノーンサイドと人間サイドの間に、絶妙な駆け引き要素が生まれており、面白いと思いました。
例えば、アンノーンサイドが持つ唯一の技『めざめるパワー』を維持し続けるがために、「め」と「ざ」と「る」が待機班になっています。こうした設定に対する細かい作り込みにも、設定の面白さと作者の天才性を感じます。
至る所に遊びを詰め込んだ、まるでオモチャ箱のような作品になっていました。もしかすると作者名の「ぬ」すらも、何かの伏線ではないかと思わされる素晴らしい作品です。


マの字 ☆☆☆☆

(コメントなし)


りゅうおう ☆☆☆☆☆

(コメントなし)


小樽ミオ ☆☆☆☆☆

一回読み終えた後にもう一度最初から読み直したくなる演出が素晴らしかったです。その日のうちに二度読み返してしまいました。
「へ」が無念の最期を遂げるわけですが、それ以降「へ」が全く文章に現れないのは見事な構成でした。相当注意を払って作品を書かれたのだろうとリスペクトの念を抱きつつ、「『へ』って『を』が強力なライバルだよな……」と思ったりもいたしました(笑)。このことが「『アレ』呼ばわりされている他の二文字も出演が途絶えたのでは?」という想像を働かせ、また物語を一から楽しむという原動力になりました。片一方はマスクネームに出演するという洒落っ気も感じさせていただきました。意欲作であったと思います。
「へ」はあっさり撃破されとても強いとは言い難い存在でしたが、果たして「し」は無事に生き残ることができるのか? そして戦いの舞台は「3のしま」、この時点で何やら不穏なものも感じますが……! 続きが楽しみな作品でした。


Tweet