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解放率:0.000001%

作者:BlueCow 翼をもぎ取る/赤灯路さん

北埜とら ☆☆☆☆

 三年前……!?三年前に滅びたの!?めっちゃ最近!!三年前に滅びたのにルークさんやアレンさんがボールのことをちゃんと知らないのは彼らがほとんど人間のいない地域に住んでいたということなのか(この地域にはあまりボールが落ちていないみたいなのでこの可能性高いですが)、それともアルセウスの怒りに触れて人間にまつわる記憶を消されたとかなのかな……?ボールに入ってたスピカさんはアルセウスの逆鱗から免れた的な……?もし世界で人間のことを覚えているのがスピカさんだけだったら切なすぎるんですが……
 この作品、このシチュエーション好きなところがたくさんあるんですが、特にスピカさんが最初人間が滅びたと聞かされた時は気丈に振る舞って立ち去ろうとしたのに、アレンさんに優しくされたあとには少しだけ不安を吐露するという流れに、スピカさんというひとの心のありようがすごく現れている気がして大好きなんですよね。人間のことを覚えている彼女がモンスターボールからポケモンを救うための唯一の手立て(?)を持っているというところもすごく運命的なんですよね……!!なんだこれは?と思わされるタイトルがラスト一行ですごく途方もないものに変容するさまも好きです。めっっっっちゃ長い連載になりそうですね……!!笑 不可能にも思われる冒険に挑む彼らの旅路が幸多からんことを祈ります!投稿お疲れさまでした!


まーむるもーま ☆☆☆

(コメントなし)


音色 ☆☆

なーるほどなぁ。3年前に人間が消えた要因の真実はともかく(おそらく彼等には何の関係もないので)、閉じ込められたポケモンの開放を目指して頑張る物語。面白い。
3年ほどボールに入ったままでも、グレイシアことスピカさんが平気っちゃ平気なのは一種の島民みたいな状態になっていたのかな。
他所の地方にはごろごろしている、ということは同じように捕まったりしたポケモンも多いんでしょう。ほぉー、解放率100って実際は何匹くらいになるんだろう。
途方もないチャレンジでありながら、今後の顛末が気になりますね。ゴール、見えるのかなぁ……。


スカイブルー ☆☆☆☆☆

翼をもぎ取る~♪…いやすみません、多分そういうことですよね。思わず脳内再生されてしまいました。
さて感想ですが。人類が滅んでいるタイプの作品にしては人類消滅が三年前と割と直近の出来事なんだな…と思いましたが、読み進めていくうちにコンセプトを知ってなるほど!という感じ。それほど時が過ぎていないですから、まだボールも形として残っているものがほとんどなのでしょうね。
そうして現存する囚われのポケモン達を解放するべく三匹は旅立つわけですが…何気にめちゃくちゃ途方もない旅なのですよねこれ。一切ゴールが見えないというか。その分100%達成の暁にはポケモンだらけの楽園が待っていたりするのかもしれません。一体着地点がどこになるのか、今後がとっても気になります!
あと関係ないですけど、レントラー、ブラッキー、グレイシアっていう美形四足ポケモントリオなのがめっちゃ好みです。よつあし好きなので。あと一人称が"僕"のブラッキー、性癖です。ルーク君しゅき…。


よしぇ ☆☆

(コメントなし)


円山翔 ☆☆

 ここから解放率がどんどん増えていって、最終的に100%になるわけですね。いや、本当になるのでしょうか。言ってしまうのは簡単なのですが、数字がずいぶんと小さいのでここから壮大な物語が待っていると期待できます。何が入っているのかわからないボールを開けていくというところから、宝探しにも似たワクワクが感じられました。


浮線綾 ☆☆☆☆

(コメントなし)


逆行 ☆☆☆☆

内容的には一番好きかもしれません。人間が滅亡したのがたった三年前で、ボールに閉じ込められっぱなしのポケモンを解放していくっていうのが、シンプルかつ面白そう感がすごいんですよね。「これ俺が思いついたことにならないかなあ」と思った小説でした。マスターボールを見つけたときが楽しみです。解放率がまだ0.000001%というのは途方も無いですが、この途方も無さがすごい良いです。モンスターボールは遠方の地にはゴロゴロあるらしいので、物語の中盤から一気に加速していきそうです。


ion(ioncrystal)

(コメントなし)


鈴志木 ☆☆☆

人間が突然消滅して、そこらじゅうにボールが転がっている世界がとても面白い発想だと思います。グレイシアのスピカは妙にシビアで名前も付けられていなかったので、図鑑埋めのために捕獲された個体の可能性がありますが、解放していくうちに愛情持って世話されていた子も出てきそうで、そういうポケモンとの衝突も起こるんだろうなあと予想してみます。


あしゃまん ☆☆☆☆☆

 レングレは俺得です。
 モンスターボールに閉じ込められたままのポケモンを助ける、という課せられたミッション。彼らにメリットなんもないし、彼らがやる必然性もない以上お人好しすぎると言わざるを得ない気もしますが、その優しい世界が沁みますね。温かい世界観は好みです。優しい彼らの今後に期待です!


ミュウト ☆☆

(コメントなし)


フィッターR ☆☆☆

話の雰囲気が爽やかで、テンポも良くてすらすらと読んでいけます。
目標はしっかり示されていますが、これからどのようにもお話を進めていけそうな展開なので、先が読めない終わり方になっていると思います。どんなお話になるのか楽しみです。


参加者A ☆☆☆☆☆

(コメントなし)


葉穂々 ☆☆☆

「電撃!ピカチュウ」という漫画の、水底に沈んだ町に残されたポケモン入りのモンスターボールのエピソードを思い出しました。
閉じ込められたポケモン達と関わっていく、一話完結型のエピソード集になっていくのですかね?
(ポケモンを入れたままモンスターボールを紛失したらどうなってしまうのか。誰しも一度は想像してしまうことだと思いますが、本当にどうなるんでしょうね……?)


森羅 ☆☆

(コメントなし)


はやめ ☆☆

(コメントなし)


照風めめ ☆☆☆

人間が死に絶えた世界でモンスターボールに捕らえられたままのポケモン達を解放していく。その解放率がタイトル、というのが目を惹きました。にしてもなんとも長大な道のり……。
モンスターボールをポケモン側から見ると、悪魔のボールと呼べるのも頷けます。
あとルークが可愛いですね! アレンも正義感や閃きが光ってるように感じました。
なぜ人間が死に絶えてしまったのか。そして解放は進んでいくのか。続きが気になりました。
最初は僅かな解放率ですが、きっと人手が増えると加速度的に解放されていくはず……! 目指せ100%! 有効数字も意識しているのがいいですね!笑


きとかげ ☆☆☆

 主人公アレン、頭脳派ルーク、ツンデレ味のあるスピカの三匹は、解放率100%にいきつくのでしょうか……今後が楽しみです。
 人間がいなくなった後、モンスターボールが悪魔のボール扱いされているのが面白いです。
 文中で「全体の1%だったとしても」と及び腰な割に、最後の一文は「解放率:100.000000%を目指して」となっており、そこは読んでいて「どちらにするのかなあ」と迷ったところです。
 あと、人間が絶滅したあたりも今後なにか判明するのでしょうか。楽しみです。


タマゴサンド ☆☆☆☆

最後まで読むとタイトルの意味がわかる演出に弱いです。
ポケモンたちをボールから解放しながら、人間が消滅した理由も追いかける展開になるのかと勝手に期待してしまうほど続きが気になりました。


加藤ブドウ糖液糖 ☆☆

(コメントなし)


rairaibou(風) ☆☆☆

 人間がいなくなった?かも知れない世界線での話ですね、ここからはトレーナーとの関係であったりとか、野生と手持ちの違いとかの話が続いていくのでしょうか。開放されていくポケモンたちにもストーリーがあるはずでもんね


586 ☆☆☆

・そうだよな~、野生のポケモンから見たらモンスターボールってなんかヤバイ代物にしか見えないよな~、とか思いながら読みました。
・人類が滅亡した後ポケモンたちが支配種になった世界、やっぱりいいですよね。遺された文明とかも登場しそうな雰囲気を感じます。
・あっ、タイトルそういう意味か! と最後の最後で納得! これは長い長い冒険になりそうです。

<コメント>
投稿いただきありがとうございます。タイトルは一体どういうことなのか? この「第一話」で何か分かるのか? そう思いつつ読み進めていったら最後で理解できました! これはだんだんと数字が上がっていくカタチになりそうですね。ポケモンたちだけが残された世界という舞台設定も好みですし、やり取りの軽妙さも読んでいてテンポが良いです。何せ0.000001%なので100%を達成するには途方もない時間がかかりそうですが、彼らには何としてもやり遂げてもらいたいものです。続きに期待しています!


空色代吉 ☆☆☆☆

(コメントなし)


じゅぺっと ☆☆

(コメントなし)


雪椿 ☆☆☆

(コメントなし)


早蕨 ☆☆☆☆

 人間が滅んだ後のお話は今までも見た事ありましたが、滅んだ世界の中で残ったモンスターボールに捕まったままのポケモンを達を解放する! という話は斬新だなあと思いました。解放を望まないポケモンとか、解放を望んでいるポケモンとか、その他いろいろな考え方を持ったポケモンがいるはずで、解放される側のポケモン一匹毎にストーリーが作れそうで、面白そうだなと思いました。次はどんなポケモンが解放され、どんな話が出て来るのか。そして解放の先にあるものは何なのか。気になるところです。投稿、お疲れ様でした!


島ハブ ☆☆

(コメントなし)


秋桜 ☆☆

途方も無いですが仲間と一歩目をあるき出す1話目で良かったです。あとマスクネームが六十人の中で一番好きです。投稿お疲れ様でした。


ジェード ☆☆☆

おおっすごい!
タイトルとラスト一文の繋がりはテンション爆上がりしました。この解放活動も一度滅んでなくなったはずのプラズマ団めいてるのも、偶然かもですが、私は好きです。

ボールに囚われた同胞を解放か〜。
確かにあの文明や人工物だけが残る場合はありそう。SF作品の定番を行きつつも、このボーイミーツガールな雰囲気には興味を誘われる。レントラーとの出会いが真夏なのも少年マンガとかの感じですよね。グレイシアの彼女、高飛車だけど可愛さがもう見えてる。これはヒロインですね。
アレン君が「出来るところまでやってみないか」と自ら目標を出して、人助けに行動しようというこの気概ですよ。これは主人公だなという説得力がある。

ちょっと終末ものな雰囲気もあり、好みの作風になる予感がしてます。
投稿お疲れ様でした。


花鳥風月 ☆☆

(コメントなし)


カイ ☆☆☆☆

めっちゃインパクトのあるタイトルからの悪魔のボールという不穏な単語という、最高のつかみでした。
ポケモンだけの世界観、いいですね…。人間が遺した物を、ポケモン独自の視点で表現しているの面白かったです。なんかモンスターボールが超凶悪な道具に見えてきました。
エンディングとしては100%解放して大団円!が綺麗に終わりそうですが、なにせまだ0.000001%ですし、どういう方向に進むのか予想がつかなくてワクワクしますね。人間が消えたのにも、何かとんでもない真実がかくされているのかも…!?


水雲 ☆☆

(コメントなし)


匿名 ☆☆☆

(コメントなし)


オクトノリシゲ ☆☆☆

(コメントなし)


リング

ポケモンって、その気になれば勝手にボールから出られたような。全く勝手に出られないんだとしたら、それこそ何らかの原因で急死したトレーナーのポケモンがどうなる事やら。勝手に出られないのが標準な仕様だとしたら、それこそ悪魔の装置じゃないか。設定の無視は良くない……人間がアニメやゲームと比べてずっと外道で傲慢だというのなら、それをきちんとわかるようにして欲しい……


久方小風夜 ☆☆☆

人類が消滅したのが3年前ならそのころの記憶のあるポケモンとか普通にいそうだけどなあ。いやでも、何となく濁してあるけどそもそもこの世界が今どういう状況なのかはっきりとはしてないな。ボールも嵐で打ち上げられてるし。
これも一種のポストアポカリプス文学かな。良い。
最後の分とタイトルを見て先の長さにうおぉ……となる。まだ1億近く解放しなきゃなのか……。


FOMA(FOMA_ug_px) ☆☆☆

(コメントなし)


あまよし ☆☆☆☆

(コメントなし)


セコイキング ☆☆☆

マスクネーム草って話は置いておいて、このお話は人間丸ごと滅亡してるっぽいので世紀末的な治安ではなさそうですね。よかった。いや今後ポケモン版モヒカンが出てくる可能性はあるんですけど。ポケモン版モヒカンって何だ?
人間が滅びたらボールの中にいるポケモンって詰むんじゃね? という発想から生まれたお話なのでしょうか。面白い着眼点です。でもアルセウス君さぁ……人間にブチ切れて滅ぼしたならボールに入ってるポケモンは助けてやってくれよ……人間と暮らしてるポケモンも同罪? きびしいなぁ(※勝手な想像です)
熱で倒れたグレイシアがわりとすぐ元気になっている所だけちょっと驚いてしまったかもしれない。でも1話で世界観説明と主人公の目的提示を終えて「これがどういうお話か」を明示しているのはとてもしっかりしていると感じました。途方もない話ですが3匹には頑張っていただきたいですね。


トビ ☆☆☆☆

あーこれタイトルおしゃれですね。ヒトが滅びポケモンだけの世界になってしまった世界でポケモンを解放していくお話とは、めちゃくちゃ好みです。主人がいなくなってしまったポケモン達は何を思うんでしょうね。
というかまずレントラーとブラッキーってチョイス最高じゃないですか~~も~~しかも世間知らずレントラーって設定がツボですね…アレンくんかわいい…いざというときは絶対助けてくれるキャラじゃないですか…絶対そう…なんでグレイシアもブラッキーもこんなにツンツンしてるんですかねwww ますますアレンが可愛く見えて来るじゃないですかやだ~~アレンくん応援したい! 好き!
投稿、お疲れ様でした。


赤星 ☆☆☆

たった三年で人工物の知識がホラ話レベルにまで風化してしまうの、ポケモン中心の世界になったならそんなもんかもなあとも思いつつ、アルセウスが残った世界やポケモンたちに何かしらの干渉をしている可能性もあり、世界規模のミステリーに興味がわくばかりです。グレイシアの発言からしてこの世界のモンスターボールは半強制的にポケモンを使役する機能を持ってもいるようなので、滅びてしかるべきだったのかもしれませんね。個人的には、物語の中核にレントラー、ブラッキー、グレイシアという四足ポケモンばかり選定した理由も気になります。もし私が作者ならモンスターボールという人工物を扱う以上、人間に近い動きができるシルエットのポケモンを入れてしまうと思うので。また、今後のタイトル回収の展開にも注目したい連載だと思いました。


門森 ぬる ☆☆☆☆☆

(コメントなし)


水のミドリ ☆☆☆

昼行性のレントラーと夜行性のブラッキーが情報交換するのが朝、というのがね、ポケモンの世界っぽくていいですよね。なんでブラッキーは親友と生活サイクルの違うブラッキーへ進化したんでしょ、そのところもこれから解明されるのでしょうか。セリフ多めゆえキャラの性格が前面に出されていて、安心して読み進められました。ツンツンしてるけど孤独で不安なグレイシアさん強く生きて。
物語にめちゃくちゃ水を差すのですが、レントラーなら透視能力でボールの中身があるかどうか判定できませんか? そこまで明記してから『俺達なら…協力して閉じ込められたポケモン達を解放できるかもしれない。』だとストンと腑に落ちるんですけどね……読了して(気づけ……気づいてくれ……己の才能に……!)と悶えました。第2話以降明かされる感じなのかな……だとしたら第1話のシメ文章にして欲しかったかも。
余談ですがタイトル、100%になるまで全部で1億体ポケモンを解放しなくちゃならないんですか? 寿命が尽きるまでに連載読み終わるかな……先に私の魂が解放されそうです。


天波 八次浪 ☆☆☆

設定が面白いです! ボールが超古代文明の危険な遺物みたいになってる! 世界中のボールに閉じ込められたポケモンを解放していくことが目的だから舞台が広くて色んな所に行くんだろう、解放するたびに新たなポケモンとの出会いがある、って期待でわくわくします。続きが楽しみです。


赤灯路 (評価スキップ)

(コメントなし)


ポリゴ糖 ☆☆☆☆

 モンスターボールという道具の二面性が上手く活きてますよね。ポケモンを捕らえるという機能と、ボタンを押してそこから解放するという機能。レントラーのアレンも捕獲されてしまうのかと思いきや、という展開にはそう来たかと思わされました。人間が消えた、と聞かされた際の反応といい、人間がいない世界でのボールの調教効果の懸念といい、グレイシア・スピカの冷静さが際立ちますね。ボールに触れる勇気のあるアレンと、ぼんやりしているようだけれど情報を持っているらしいルークと、良いキャラのトリオだと思います。
 第2話以降、多くのポケモンを解放する旅の中で、いったいどのような終着点に辿り着くのかは気になるところです。人間が滅んだ理由にメスが入ることもあるでしょうか。あるいは彼らの関係性の変化にも期待できたり?
 投稿お疲れ様でした。


農協じゅんの人 ☆☆☆

モンスターボールの存在が噂程度のものになるほどの先の話。確かにモンスターボールに取り残されたポケモンの話はアイデアとしてよく聞きますが、こうやって物語にしっかり落とし込んでいるのは珍しい気がします。ここからの展開が気になりますね。


若鷹 ☆☆☆

"先の展開がとてもイメージしやすく、読みやすい物語だと思いました。レントラーは個人的に大好きな種族で、とにかくカッコいいんですよね。それだけに一番してほしかったことがあるのですが、種族ならではの透視能力を使って欲しかった……!
赤い眼の残光が揺らぎ、その先を見通す描写がこの先きっと出てくると信じています……!"


夏十字 ☆☆☆

人間が突然滅びてしまったら、ボールに残されたポケモンたちはどうなるのか――わたしには考えつきそうで考えつかない題材でした。
解放率100.000000%を目指すという目的がはっきりしているのがいいですね。各話ごとに解放率の進捗が明らかになる感じでしょうか。
しかし現状の解放率がタイトル通り0.000001%だとすると、100.000000%に辿りつくのは途方もない道のりですね。
どうやってその絶望的とも言える状況をアレン達が打開するのか、この先がとても興味深いです。


キノコです。福山雅治ではありません。 (評価スキップ)

アルセウスが天上天下唯我独尊すぎて恐ろしい。サクッと人間が滅んでしまってるのは面白いのですが、せめてモンスターボールに囚われたポケモンは解放してあげましょうよアルセウス氏。レジェンズアルセウスでもそうでしたが、この創造神は基本的に後先考えてませんねぇ。
人間が滅び、人間に関する知識もだんだん薄れていく中、モンスターボールの存在を知らない野生ポケモンがいるというのは、大変興味深い切り口だと思います。人間滅亡後のポケモン世界を描く上で、こうした切り口はとても大切です。
タイトルの解放率からして、これからレントラーは1億匹のポケモンを解放することになるのでしょうか。なんと遠大なお話なのでしょう。
ですが、それだけに本作は様々な展開が想像できて良いと思います。グラードンやディアルガといった伝説ポケモンも、マスターボールあたりに囚われていそうですし、彼らを解放するときに一悶着ありそうで面白いと思います。また残されたモンスターボールを悪用する集団が現れても面白そうですね。
これは私の勝手な考えではありますが、この話の裏側には一種の残酷さが含まれていると思っています。大好きなご主人が滅んだということを知らず、3年間モンスターボールに閉じ込められたポケモンが必ず存在しているはずですからね。
もし悪魔のボールから解放され、ご主人がいないことを知った時、ポケモンは何を思うのでしょうか。彼らの心を考えると悲しくもあります。


マの字 ☆☆☆☆

(コメントなし)


りゅうおう ☆☆

(コメントなし)


小樽ミオ ☆☆☆

ストーリーが面白いです。「人間が消滅しポケモンだけが生き残った世界」はよく見かける印象なのですが、この作品は「持ち主が滅び動作しなくなったモンスターボールからポケモンを解放する物語」という一ひねりがあり、どんな風に解放していくのかな、解放率が100%になった後の世界はどうなるのかなと想像を膨らませてくれます。
きっと三人が感謝される出来事ばかりではないでしょう。主人との思い出の中で生きていたかったポケモン、これからどう生きていいのか分からず恐怖に陥るポケモン……ボールから解き放たれたそれぞれのポケモンがどんな物語を持っているのかも気になりますね。そして感謝されたり責められたりを繰り返しながら、アレンとルークとスピカがどう変わっていくのか、期待が膨らんでくる作品だったと思います。


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