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よくあるはなし「ミアレのヒーロー」

作者:夏十字さん

フィア ★(評価スキップ)★

(コメントなし)


島ハブ ★展開にうなった!★

回想ではなく主人公の独白に追憶を混ぜた語り口になっていることで物語の輪郭が現在と過去という二つの地点から同時に描かれていく構造が見事で、それが中盤で焦点を結んだ瞬間に一気に物語へ没入できました
終盤でガイと出会ってからのシーンも鮮やかで読後感が良かったです


あしゃまん ★展開にうなった!★

 胸を締め付けられる、よくある、とはとても言えない物語。
 ほぼ着の身着のままやってきたことも、すべてをなげうっても平和のために無私で戦いに臨めるというジガルデを認めさせた性質も、「空っぽだから」「いつ死んでもいいから」で繋がってくる。
 その残酷な繋がりが、苦しいほどに美しくて、ああ、そういうことだったんだ、と納得さえしてしまいます。
 お見事でした。


オンドゥル大使 ★展開にうなった!★

とてもよくできていて構成も話も読みやすい。
死にに行くためにマナちゃんとある意味では心中めいた友情と愛を感じさせました。
生きながらに死ぬ、そしてミアレで再出発する様はZA主人公のプレーンさと重なっていてよかったと思います。それも含めて「よくある話」というタイトルが効いていました。


きとかげ ★文章がうまい!★

 読んだ時、うわー、うまい! と唸りました。この「うまい」は美味しい料理を食べたときに思わず叫ぶ「うまい!」とほぼ同じものとお考えください。
 何がうまいと思ったかって、「観光に来ただけの町を救う動機って何だろう?」という部分に綺麗なアンサーを出しているところ。もういない人の望み。シンプルで美しいなぁ。
「ミアレから出られないのは何故?」という対する、「ミアレから出るのは死ぬときだから」というアンサー。これまたうまい、と唸りました。
 あと、マナちゃんの形見役に旅行カバンを当ててるのもうまい〜。ZAの主人公の持ち物を起用するのが、シンプルな美しさに磨きをかけています。
 しかも一番手の投稿ということで、作り込みに対し書き上げるのが早い。すごい。いやー、もう、初手から文章力でぶん殴られました。
 シンプルで綺麗な構成が好きなので……本当に好きです。今回☆で評価をつける形式から変更になりましたが、面白かったので☆を置いときます。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


はやめ ★こだわり・フェチシズムを感じる!★

約束したミアレシティに行ってから命を絶とう、というのが悲しくも美しい形。
「ミアレの空は、何もかもを飲みこんでそこに在るような深いブルーで。にじんだ視界にも、残酷なくらいに鮮やかで。」
この一文がとても好きです。


よしぇ ★文章がうまい!★

とてもきれいにまとまっていて、きれいだからこそ、切なかったです。
これからのミアレでの冒険の待つ「主人公」には道が開けていく感覚が、プレイヤーとなる私たちにはありますが、残された、マナちゃんのお母さんとモンスターボールの中のえっくんにも幸がありますように、と願わずにはいられません。


水雲(もつく) ★キャラクターが魅力的!★

明るそうながらも、どこか陰を落としているような一人称。読み進めているうちにその暗い事実に直面しました。マナちゃんがいない車内の時点で「何かある」と気づくべきだったのに。主人公の切ない覚悟を思わせる物語。自らの手で自らをマナちゃんとともに終わらせるところから始まる物語でした。

「キャラクターが魅力的!」に、一票いたします。
「展開にうなった!」……コンテストとは別の、わたし目線の2つ目の一票&評価です。


円山翔 ★展開にうなった!★

「マナちゃんも来れたらよかったのにな」
の後で明かされた主人公の家族構成から嫌な予感はし始めていたわけなのですが、よもや途中の手紙が遺書だとは思わないじゃあないですか。びっくりしちゃいました。

(大きすぎるし観光客丸出しだからリュックのほうがいいよって何度も言ったのに)が、ガイと出会うところの「ずばり観光客!」「あはは、正解」の流れに綺麗に繋がっていると思いました。また、最後の空の色の描写がとても好きでした。


逆行 ★展開にうなった!★

(コメントなし)


カイ ★こだわり・フェチシズムを感じる!★

冒頭から不穏な気配はしておりましたが、主人公の苛烈な生い立ちに思わずため息が出ました。旅行カバンがマナちゃんの物だという事実は、「この旅行カバンがミアレシティでの運命を決めたのかも」というメッセージに重みを持たせますね。
この後ミアレのヒーローになれた主人公の見る空は、どんな色をしているのでしょうか。願わくば、用意した遺書が必要ないものとなっているといいなと思います。
投稿お疲れさまでした!


じゅぺっと ★文章がうまい!★

(コメントなし)


久方小風夜 ★文章がうまい!★

クソ親父ぃ!!!!! いやクソ親父とかいうレベルの問題じゃないわもはや。
サイコソーダ味のキャンディ。枯れてしまった涙。青空。静かで悲しくどこか爽やかな、青色を感じる話だと思いました。作品全体に漂うやるせなさが切なくて妙に心地いい。
今現在太陽を失って失意の中にいる主人公は、この先ミアレでの経験を通して何か変わっていくのだろうか。それとも、ミアレでの思い出を抱えてマナちゃんのところへ行ってしまうのだろうか。いずれにしても、ここから先の主人公の進む道に光があることを願って止みません。


音色 ★展開にうなった!★

初っ端から重くないですか????? すいません6000字もないのに中身が大変濃密で濃厚でその上で「救い~~~!! ミアレ行きの列車にお乗りの方に此処から入れる保険的な救いをお持ちの方はいらっしゃいますか!!」って目頭押さえました。いやこれからのZA本編のあれそれの事を思えばマシ……マシになるかなぁ!? 死ねない理由が増えるどころか死後の土産話の方が沢山になりますが!?
いや一応DLC後のあれそれでこう……預かり物は増えるので延長にはなりそうだけど……あの……これ主人公がワンチャン偽名ということでマナリちゃんの名前を名乗って過ごすZA本編があったりするんですかね……苦しいが……?? すいません本当にこの、お話の作り方が上手すぎて唸りました。ボディーブローのように読み終えてじわじわ効いて来るお話ですねこれは……。
絶妙なのが主人公の名前が一度も出ていない事。出てくる情報は全て「マナちゃん」の事なんですよね。いや一応主人公の生活状況がろくでもねぇっていう話も出てるんですけども……。でも地味に「身体が丈夫」っていう情報が出たり(これはおそらくろくでもねぇお父ちゃんに暴力を振るわれたりしてても耐えていた頑健さの事なんだろうと思うと本当に色々と辛い)してて、これってミアレでパルクールしまくる主人公の特徴とも一致するし、バトル前の煽り特訓もシナリオ内でやたらキレッキレな返しの選択肢に対する納得ポイントになるので、このへんの符号の重ねかたが素晴らしいんですよね。僕こういうの大好き。地味に出身地が明言されているのも途中のマナちゃんの方言から答え合わせされるのも上手かったです。
あと二回目に赤ちゃんが泣いて他の客が舌打ちしたのを聞いてから、この子は自分から動いて(=人と関わりを得ることを選択して)あやしに行ってるシーン、あそこもなんというかこう……もうこの後どうなったって良いから、みたいな捨て身の覚悟が滲んでる気もするんですよ。もしもこれで赤ちゃんが余計に泣いちゃうかもしれないとか、不審がられてしまうかもしれないとか、そういう躊躇を飛び越えてこの行動に至っているのも、全部マナちゃんへの土産話の一つになるから、みたいな。きっかけなんですよね。だって仮に失敗しても「ミアレ行きの電車で赤ちゃんあやそうとして失敗しちゃった」っていう笑い話に化けるかもしれないから。
そういう意味でもこの後のシーンに出てくる良く書けた遺書と、何故マナちゃんがいないのかの最悪の理由がお出しされるわけで……救い~~~~!!(泣いてる)
どうみても観光客にしか見えない鞄は遺品で、一人分だけの旅費しかないから服装が最低限で、最初に応える質問の声音があまりにも余り過ぎる。これが一本目なんですか……? あの……?
だってこれから主人公が辿る「ミアレのヒーロー」って、どこまで行ってもマナちゃんが辿るかもしれなかったものだっていう負い目に近いものが付きまとうかもしれないわけですよ。まぁ逆を言えば何が何でもこれから巻き込まれることを走り切れるのはマナちゃんに笑って土産話を聞かせないといけないな、で踏みとどまれるかもしれないんですが。
いやもう本当……大変濃厚なお話でした。胃が痛いよ。ごちそうさまでした。面白かった!! この後の冒険を考えるとちょっと本当にあれではありますがね!! イーン。


586 ★展開にうなった!★

> マナちゃんはきらきらした女の子で。ただきらきらしているだけじゃなくて、いつだってきらきらしている
冒頭のこの表現、いいな……と思いました。書いていると手癖で「同じ表現を続けるのは避けよう」としてしまうのですが、あえて「きらきら」を重ねることによってマナちゃんがいかに「きらきら」しているか、それが強調されて伝わってきます。

読むことで分かる物語の構造は「殺人事件の加害者の子供が被害者と親友だった」というもので、これだけで主人公の心境や「なぜ旅立ったのか」に思いを馳せることができました。私事で恐縮ですがほぼ同じ構図の話を過去に書いたことがありまして、その時は中盤のどんでん返しとして暴露したのですが、こうやって話の冒頭に持ってくるとずいぶん見た印象が違うんだな……とひとりうなずいていました。味わい深く読ませていただきました。

最後になりましたが、投稿いただきありがとうございました!


Bearpent ★展開にうなった!★

辛い。えっくんのボールを奪い取られた場面、マナちゃんとの繋がりや生きた証を奪われた様な感覚に襲われてとても胸が痛かったです。

そこから一緒に行くはずだったミアレの地を目指す流れに行き着くのは、とても自然でリアリティを感じます。ただ悲しいだけの出会いだったなんて思いたくないはず。

今この主人公には時間と居場所が必要なはず。マナちゃんが導いてくれたミアレへの旅とそこでの出会いを、彼女の生きた証と思って前に進める日が来ることを祈ります。


ひろ式 ★こだわり・フェチシズムを感じる!★

(コメントなし)


あきはばら博士 ★キャラクターが魅力的!★

(コメントなし)


夏十字 ★(評価スキップ)★

(コメントなし)


ミュウト ★キャラクターが魅力的!★

共にミアレシティに向かおうと約束していた親友、マナリちゃんの経緯から―― 生きる事に多少センチメンタルになっている主人公格の少女の視点を語ったものと推察するに当たります。
生まれた環境は選べないとは、歯がゆくも映りますね。

電車内のシーンに於ける共にあやしているピチューの子と、後半のチコリータとの出会いに際する描写に、心が温まるのを感じ受けました。


天波 八次浪 ★文章がうまい!★

 このお話を経るとゲーム本編で起こることのすべてで涙腺決壊しちゃいます。どんな小さな事でも尊く見えますし、ヒーローになっていく姿に快哉を叫びたくなります。
 DLCの異次元でマナちゃんと再会しかねないですよね。


ポリゴ糖 ★こだわり・フェチシズムを感じる!★

後ろ向きなようで前向きなカオスな感情の描写がGood!


ion ★(評価スキップ)★

(コメントなし)


マの字 ★キャラクターが魅力的!★

(コメントなし)