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キミにきめた!ネタバレ感想

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当たり障りのない感想

MVPトレーナー

開幕、フシギバナへの交代読みでれいとうビームを撃たれるもののそれを読んでチェンジせずゲンガーで受け、(事実上の)死に出しからフシギバナで有利対面を作った少年トレーナーがMVPだと思います(独断)。この子と対戦相手の女の子ミュウツーの逆襲で呼ばれてたトレーナーですよね確か。

マコトについて

お母さんと何かあったっぽいのですが、何があったのかを語らないのがうまいと思いました。お母さんの目が隠れていたせいなのかどうかは定かではありませんがシルエットが心なしかルザミーネ代表を思わせるところがあり、もしかするとあの顔でパチリス辺りを冷凍保存していたのかもしれません。多分ラプラスが協力している。

ソウジについて

観る前はこの子がライバルポジションだと思ってたんですが(※ルカリオとリザードンが戦うと思ってた)実際はタケシポジションでした。上映開始前までルクシオのレベル上げしてたので作中でレントラーが出てきたときは「おおっ」ってなりました。そして直後に「なんで死なせるのん……(´・ω・`)」ってなりました。

タマムシジムへの挑戦について

タマムシジムが出てきたのはあそこで貰えるのが「レインボーバッジ」であり、全体通して何度も描かれる「虹」に引っ掛けたのは自明なんですが、サトシ曰くタマムシジムは3つ目のジムだそうです。恐らくハナダシティからゲートを抜けてそのままタマムシ入りしたのでしょう。クチバジムはスルーされた。

ロケット団について

今回真面目でシリアスなシーンが多い中出てくるシーンすべてがギャグという奇跡の三人組。というか出てくると思ってなかったのでビックリした。ただ真面目な感想として、追っているポケモンはエンテイだったりホウオウだったりと終始伝説のポケモンで、あくまでピカチュウはターゲットではない(そもそもあの様子だと特に気にもかけてない)のが印象的でした。今の世界線とは違うというのが伝わってきますね。

エンドロールについて

オドシシかメブキジカかと言わんばかりの一般ポケモンオーラを纏って一瞬だけ登場したゼルネアスさんが最高でした。多分特性はそうしょくだと思う。間違ってもフェアリーオーラではない。

マーシャドーについて

しちせいだっこんたい使用時の色がジュナイパーと被っているのはやめてあげてほしい。

マーシャドーに操られたポケモンについて

揃いも揃ってシャドーボールとエナジーボールばっかり使うので、ぼうだん持ちのブリガロンかジャラランガを用意されたら見事に詰みそうだと思いました。

中盤でサトシが見た夢? について

「オーキド先生!」は初代プレイヤーに対する歪んだファンサービスだと思いたい。さすがゲーフリ。

ちょっと真面目な感想

過去のオマージュについて

印象的だったり人気の高いシーンをうまいことピックアップしているという印象を受けました。バタフリーの声がまったく変わっていなくて感動した。むしろ当時のライブラリをそのまま使ったのではないか? という感想を抱くレベルでした。すっげーしれっと別れた記憶がある初代と違って別れのシーンが切実で、観ててちょっとウルっと来ました。あのシーンはさりげなくサトシの成長が描かれているのがいいですね。前のシーンをしっかり踏まえている。

クロスのルガルガンについて

クロスのルガルガンは作中の発言を見る限り元々は野生の個体(当時はイワンコだったのかもしくは最初からルガルガンだったのかは失念)だと推測できるのですが、使用する技の中に「ブレイククロー」がありました。これは普通では覚えることができず、親からの遺伝でしか習得できないタマゴ技の一種です。野生の個体がなぜ? と思ったのですが、ひょっとするとあのルガルガンも誰かに捨てられたところをクロスに拾われたのかもしれません。で、クロスはヒトカゲを捨てたわけですが、ルガルガンはそれでもクロスに忠実に従っている。そう思うと、クロスとルガルガンの関係性がちょっと見えてくる気がします。

中盤でサトシが見た夢? について(真面目な感想)

今回の映画で一番目を見張ったのがこのシーン。サトシが普通に学校に通ってるというのもかなりギャップがあって良かったのですが、サトシが受けている授業で虹の科学的な原理について話していたのも本編との対比として〇でした。

そしてそれ以上に、屋上から見える景色がいわゆるポケモンアニメのそれではなく、さながら現実世界の風景だった(もっと具体的に言うなら「君の名は。」とかの描写に近しい)のが恐ろしく印象に残りました。あれだけで「あの世界にポケモンはいない」ことを完璧に表現している。ポケモン映画の中であの絵面を見せられたのはかなりの衝撃でした。

そのあとサトシがピカチュウを追うシーンで街並みが描かれるのですが、これもポケモンアニメのそれではなくやはり現実世界のそれに思い切り寄せているんですね。ここも激しく印象に残りました。結局サトシは自分を省みてピカチュウとも無事再会、一皮むけて無事旅に戻るわけですが、個人的にはこのシーンをもっともっと掘り下げてほしかったです。むしろあれだけで一本映画を作ってほしい。

で、あのシーンを観ていて連想したのがポケモンGOなんですね。ポケモンGOはAR機能でポケモンを仮想的ながら現実に具現化してみせたわけですが、あの世界は逆に本来いるはずのポケモンがどこにも居なくなっている。見事な好対照だなと。ポケモンGOが世に出て今も人気を継続している時代だからこそ描けたのではないかと思う次第です。

 

全体としては王道のポケモン映画だったのですが、中盤のシーンがとにかく印象的で可能性を感じる一本でした。やっぱりもっと掘り下げてほしい……。

以上です。あとようきマーシャドーは七回目で出ました。シンクロが効かなかったので根性で出しました。種族値を見る限りASぶっぱで速攻をかけるのが基本戦法な感じがしました。いろいろ小細工してた映画と違って正々堂々相手と殴り合いする感じで。