概要
同作に登場するキャラクターは、〇ボタンを押したときに「無双乱舞」「無双奥義」のどちらが発動するかで「三國系」と「戦国系」に大別できる。そこからさらに分類していくと、以下のようにツリーを作れる。
1.三國系
1-1.三國6猛将そのまま
趙雲や呂布などが該当。ゲーム中もっとも安定した動きができるグループの一つ。OROCHI2のベースになった三國6猛将に最適化されているので、この後しばしば出てくる攻撃判定の欠けなどの不具合がほとんどない。違いがあるとするなら新要素であるタイプアクション(TA)で、特にUltimateで追加された空中TAは系統問わず攻撃判定の設定が見た目の印象と異なる技が大変多い。
1-2.三國6猛将をベースに一部変更
馬超や曹操などが該当。同じ武器種を持つ他の武将とチャージ攻撃のモーションで差別化が図られているが、それらの変更されたチャージ攻撃で思ったように敵を巻き込めない事象がしばしば発生する。諸葛亮のC4などが顕著。賈クC6のようにきちんと敵を巻き込める技も少なくなく度合いはまちまち。それでもベースが三國6猛将なのであまり気にせず立ち回れるレベルではある。
1-3.三國6猛将より武器変更
董卓や月英などが該当。武器種が当時配信されていた三國6猛将向けのDLC武器に変更されている。三國6猛将に最適化されているので不都合なく立ち回れるグループ。三國6無印のEX攻撃+三國6Empの武器種という、組み合わせだけ見ると若干いびつな組み合わせ。
1-4.無双OROCHI Zから復帰(三國系)
妲己や太公望などが該当。全グループ中トップクラスで攻撃判定の設定がおかしい技が多く、特に左慈や伏羲はC4の攻撃判定が悪い意味で異常なことでよく知られる。三國組だがZからの復帰という扱い故にEX攻撃が無く、乱舞の演出も魔法陣のようなものが出るOROCHIオリジナルのモノで統一されている。
1-5.無双OROCHI 2新規(三國系)
ナタやネメアなどが該当。EX攻撃を持つ。アクションに不都合を感じることはほぼ無く1-1や1-3同様に安定して使うことができるグループになっているが、乱舞演出については1-4と同様簡素なものになっている。
1-6.無双OROCHI 2 Ultimate 新規(三國系)
応龍やソフィーティアなどが該当。1-5と作り込みはほぼ変わらない(*1)が、乱舞発動時の演出が1-1から1-3と同様カメラがアップになるようになっているため、三國系武将として見た際に違和感がほとんどない。
2.戦国系
2-1.戦国3猛将そのまま
戦国3系統由来のキャラクターは全員がこちらに該当。恐らく戦国3Zのデータをコンバートしてそのまま使用していると思われるが、オロチ2のベースになった三國6系統と攻撃判定の設定が何か違うのか、どのキャラクターも全体的に攻撃判定が小さい。実際に操作してみると違和感がかなり強く、乱戦では雑兵の討ち漏らしが頻繁に発生する。これは武器による直接攻撃だけでなく衝撃波などの遠隔攻撃についても同様。赤体力時 or 天活付き武器装備時の無双乱舞は〆が無双奥義・皆伝になる。
2-2.無双OROCHI Zから復帰(戦国系)
石川五右衛門や平清盛などが該当。1-4と同じく攻撃判定の設定に抜けや欠けがかなり多く立ち回りが安定しないほか、奥義発動時の演出は1-4と同じ魔法陣、皆伝もなくZ時代に存在した無双秘奥義がそのまま流用されている。そのほとんどが既存チャージの一部を繰り出してから〆に小さな衝撃波を出すというもので、言っては何だが大変地味な仕上がり。
2-3.無双OROCHI 2 新規(戦国系)
リュウ・ハヤブサや素戔嗚などが該当。アクションタイプは戦国系だが攻撃判定などの設定は三國6に近い(*2)ようで、違和感なく戦える。奥義発動時の演出は1-4と同じ魔法陣だが、皆伝に相当する〆の大技が存在する。
2-4.無双OROCHI 2 Ultimate 新規(戦国系)
紅葉や玉藻前などが該当。作り込みは2-3とほぼ同等で皆伝もあり、こちらは奥義発動時の演出が戦国無双3のものとほぼ同じになっている。ただし漢字が描かれる演出ないため若干間延びした印象を受けるかも。