[2016-08-15 Update]
施設#131333は現在、存在しません。調査終了と共に撤去、弔いが行われ、更地となっています。
しかしながら、9年が経過した現在でも近辺では不穏な出来事が起きるとの報告が時々報告され、今でも立ち入り禁止となっています。
また、当案件にて収集されたオブジェクト群に関しての閲覧、調査を行う場合には、対応する権限が必要です。
権限に関しては、以下の書類の項目27.2.12を参照して下さい。
XXXX/YYYY/ZZZZ/WWWW.pdf
案件#131333はシンオウ地方の森林の奥深くに存在していた研究所(施設#131333)と、それに関連する全てについてです。
本件は、既に無人となっていた施設#131333を子供とそのお守りとしての親の手持ちであるグラエナが発見した事から調査の依頼が入りました。
その施設#131333に関する事柄は、近隣に住む住民は存在すらも誰も知らない様子であり、人が出入りしていた時は、ポケモンの能力を利用した何らかのジャミングが掛けられていたと推測されます。
また、施設#131333そのものに関する登録情報や人材に関しても調査をしましたが、研究所の存在自体さえもこれと言った書類は見つからず、実際に中で何が行われていたかを調査する為には、実地調査以外の手段は存在しませんでした。
施設#131333の周辺には、ポケモンの骨が多数存在していました。それぞれを調査した所、ビッパやムックル、コダック等と言った近辺に多く住む野生ポケモンの骨だと判明しました。
また、発見された骨には一様に、鋭利に切断された痕跡が存在しました。その痕跡として、最も多く類似性を示したのは上下に分かれるように、立っている状態から足や背中、首を横へ切断したものでした。他にも同様に、立っている状態から縦に切断された骨も多く、稀に斜めに切断された跡も存在していました。
犠牲になったポケモンの数は、発見した骨の数を数える限り、273体でした。
施設内部には、それぞれ血の跡を強烈に残す、強い念力によって破損したと思われる、ポケモンボックスが一つ、ポケモン転送装置が二つ存在しました。
それ以外には際立って目立つような物は存在せず、ポケモンを切り裂いた物は見受けられませんでした。
また、その二つのポケモン転送装置は、普通の転送装置との多数の相違が確認されました。以下に記します。
・普通のポケモン転送装置には見られない多数の各種設定スイッチ
┣強制終了する為のブレーカー
┣転移の遅延設定
┣電源加圧
┗詳細な設定をする為と思われるキーボードとモニター
・電子部品の相違
┣幾度も交換されたと見受けられる多数のコード
┣ポケモンを電子化して転移するコードの分岐
┣独自の物と思われる、規定とは違うOS
┗処理を挟みこめるようにしたと思われる、コンピュータに繋がったポケモン電子化装置
また、ポケモンボックスにおいても多種の改造が見受けられました。
しかしながら、中の装置等の情報は全て修復不可能な程に破損しており、電源を導入しても作動する事はありませんでした。
施設#131333に関しての調査は、その異様さから人員を多数動員して実地調査から、施設の痕跡の検証、この近辺に住んでいた人達への不審な人物の調査のヒアリング等、多種多様な調査が行われました。
結果、判明した事を以下に記載します。
・施設#131333が無人になったと想定される時期にて、近隣のアパートから複数人が一斉に退去した時期が存在しました。その複数人を調査しましたが、全員、自殺に及んでいました。エスパータイプのポケモンを手持ちに加えている人も複数存在しましたが、そのポケモンはどれも行方不明です。
遺書も全員では無いですが複数発見され、どれも謝罪の言葉を多数書き殴られていました。どれにも事件性は無かったようですが、その近隣の住民からゴーストタイプのポケモンが見掛けられる事があった、恨まれていたようだ言う証言が得られています。
・施設#131333の建築について詳細を調べた所、シンオウ地方にある○○建築会社が浮き上がってきましたが、2009-08-01に、不審火にて会社ごと焼け落ちて社長や従業員多数が死亡、後に潰れたという事件が存在していました。
・ポケモン電子化装置に関しては、改造を防ぐ為に厳重に管理され、中身は企業秘密です。全貌を知る人は多くは存在しません。しかしながら、この装置をその企業の技術職に見て貰う機会が一度だけ存在し、以下の証言を得られました。
「ある時、ポケモンセンターに強い雷が落ちた時があってね。予備電源も一気に吹っ飛んでしまったんだ。その時に運悪くGTSにポケモンを預けようとしている人が居て……。その結果、何故かは未だに分からないけれど、GTSと手持ち、両方に全く一緒のポケモンが出来たんだ。
多分、それを再現しようとしてたんじゃないかな」
詳しい事は企業秘密だから、と口を閉ざされましたが、企業も調査を行い、一人が退社の後に行方不明になっている事が判明したとの事でした。
自殺した人との照合を行うと、整形等の顔の相違はあれど、本人と思われる一人が浮かび上がりました。
・実地調査を進めていると、多量の骨粉が検出されました。これは、273体以上のポケモンが犠牲になった事を示していました。検出された量からして、少なくとも100体以上の犠牲が新たに存在したと判明しました。
・近辺のポケモンを調査は、極度の人間への恐怖を見せるポケモンが多数存在した為に難航しました。
しかし、長期の調査により遺伝子が完全に一致するコダックが一組発見されました。
そのポケモン一組に関しては、長期のメンタルケアを行った後に調査を行い、その実験が行われる前に持っていた記憶も一致する事が判明しました。
以上の事より、この施設#131333にて起こった事の過程を記します。
推測も含む事を注意して下さい。
・GTSにてポケモンがコピーされる事象が発見される。
・それに目を付けた****が会社を辞め、再現を試みる。整形をして複数人とシンオウへ移る。
・○○建築会社にて秘密裡に施設#131333が建築される。○○建築会社はその後焼失。
・秘密裡に研究が進む。少なくとも370体以上のポケモンの犠牲が発生。どの時点でかは不明だが、コダックのコピーに成功する。
・何者かによって施設#131333の破壊が起きる。コダックの仕業であるかどうかは不明。
・その後、研究は解散。後に全員が自殺。
近隣にて報告を行うと、撤去と弔いの懇願をされ、また実行されました。
その実行の後に、全ての調査は打ち切られ、警戒レベルも引き下げられました(2014-5-21)。
実験の成功例となったコダック一組は、調査の後に帰される事を嫌い、現在近辺の池にて監視付きで生活しています。モンスターボールを見ると酷く恐怖し、念力で無差別の破壊が起きる為、近辺でのモンスターボールを使用した全ての行為は禁じられています。
また、本案件に関しての調査にて、メンタルケアが必要となった、発見者である子供と調査員、またポケモンに対してのケアそれぞれの過程を以下付随アイテムとして保存します。
#131333_Care_for_Persons:第一発見者である子供、うつ病などに罹った調査員へのケア
#131333_Care_for_Pokemons:野生ポケモン及びに、子供のお守りのグラエナ、コダック一組、調査員の手持ちへのケア
本案件には、1件の付帯資料があります。適切なセキュリティクリアランスを持つ局員のみが、付帯資料を参照できます。