【008】ドードーさんの「夏の終わりに」の感想

名前:586

評価: ☆☆

・公式で語られていない部分の設定を補完するのはとても好きですし、これは説得力がありました
・セリフを少なめにして淡々と語ることで、戦地の苛烈さや凄惨さをうまく表現しています
・戦争と言えば夏のイメージがあり、その終わりをお話の終盤に持ってくることで「夏の終わりに」が活かされています
・うまく言えないのですが、さらにもう一歩読者の心に踏み込むようなインパクトがあればなおいいと思いました
・ご参加いただきありがとうございました

名前:Aros

評価: ☆☆

(コメントなし)

名前:BoB

評価: ☆☆

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名前:αkuro

評価: ☆☆

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名前:あきはばら博士

評価: ☆

IDの起源。戦争モノは出てくるだろうとは思ってましたが、意外な形で出てきてビックリでした。
そういえば、現実での先の大戦の軍用動物の死亡率は99%だったそうです。

名前:きとかげ

評価: ☆☆

 先に些細なこと言うんですが、
>サメハダーが遠のく海の向こうをみて、何と無くポケットを探ったらあの首輪が出てきてね。なんとなくあのガーディが帰りたかったのかなって思ったんだ。
「なんとなく」が連続するのがちょっと気になります。
 ゲームをすると当たり前についてるID。こういうところを考えるなんて……! 目の付け所から面白いですね。最初は手書きだったあたり、歴史と共に歩んできたんだな、って感じられて、いいなって思いました。

名前:くろみ

評価: 評価スキップ(自作品)

パートナーがもの言えない状態で、その死を知らなかったら怖いですよね。刀剣乱舞で書こうとしていた話でした。バレるかなと思いきや、うまくポケモン小説になっているようで嬉しいです。投稿終わってから、なぜダイゴさん書かなかったんだと気付いたのは、くろみです。

名前:じゅぺっと

評価: ☆☆

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名前:とまと

評価: ☆

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名前:にっか

評価: ☆☆☆

 戦場で悲惨な体験をした教授の戦場での思い出から、教授がポケモンとトレーナーの絆としてIDを作った。そして普及させた。その静かな情熱が感じられました。

名前:はやめ

評価: ☆

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名前:まーむる

評価: ☆☆

起源の話であり、思い出話だった。けれど、もうちょっと何か欲しかった。

名前:オンドゥル大使

評価: ☆☆

ちょっと読みにくいかなーという印象でした。話はスマートなのですが情報の出し方に迷いというか、全体的に言いたいことが分散している感じも見受けました。


名前:クーウィ

評価: ☆☆☆

 IDの草分けを描いた作品。こういうの大好きなのでものすごく引き込まれました。個人的にもガダルカナルからの撤退をモチーフにした描写を、それもウインディが登場するのを書いた事があるので、感慨も一入です。
 淡々とした語り口、ポケモン世界に根差した世界観と描写、そして読み終えた時の余韻と、欲しいものは全部網羅されていたように思えます。欲を言えばもう少し細に入った内容でも良かったかも知れませんが、作中の雰囲気と勘案すればこの形がやっぱり一番なのかも知れませんね。

名前:コン

評価: ☆☆☆

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名前:バリア―カイリュー

評価: ☆☆

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名前:フィッターR

評価: ☆☆☆

我々が今当たり前のように享受している便利さも、誰かの努力と情熱に支えられて存在する。そんな日常のありがたさを教えてくれるお話でした。戦争を扱った作品はこの他にも有りますが、そのなかでも特にポケモンらしい"話だなと思います。
夏の終わり=海外の新学期、という要素を物語に組み込んだのはまさに発想の勝利だと思います。終わりは始まりでもある、というメッセージがしみじみと伝わって来るようでした。
"

名前:ラクダ

評価: ☆

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名前:リング

評価: ☆☆

何気ない見逃しがちな設定からお話を広げていって、アイデア・内容ともにとても面白いお話でした。
ポケモン世界ならではの表現を用いながらどこか現実的で、とてもすんなり受け入れられるお話でした。

名前:レイコ

評価: ☆☆☆

短いながら大変纏まっている作品だと思います。「夏の終わりに」も来るものがありました。
IDこと原作の要素に向けられた独自の解釈が面白く、ガーディらの健気さも魅せられていてお見事です。

名前:久方小風夜

評価: ☆

IDから本人たどれなかったのかなあ。IDってそういうものじゃないんだろうか。

名前:名無し

評価: ☆☆

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名前:円山翔

評価: ☆☆

IDにそんな意味があったとは……!興味深い一つの解釈だったと思います。忘れ去られていくというのは悲しいことですね……でも、いつの間にか誰も気にしなくなってしまう。そうなってはいけないのだと思います。戦争の記憶も、人とポケモンを繋いだ数字も。

名前:名無し

評価: ☆☆

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名前:天波八次浪

評価: ☆☆

こういう空気のように使っている制度の始まりの話、好きです。

名前:天竜

評価: ☆☆☆

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名前:小樽ミオ

評価: ☆☆☆

トレーナーIDひとつからここまで物語を書くことができる。ポケモンという原作もいろんな部分に目を向ければ無数の題材が横たわっていることを再確認させられました。そしてその題材から想像を豊かにしてここまでの物語に仕上げられるのは、作者の方の手持ちにある豊富な素材と執筆技術ゆえだろうと感じます。

いわゆる軍事におけるドッグタグのような発想ですね。私はどちらかと言えば新入生と同じ立場です。あのIDはせいぜい自分にはこの番号が割り振られていて、友達はこの番号で、なかなか見かけない頭3桁がゼロ3つのIDに「すげー!」なんて言ったりする程度で、ありがたみというようなものは感じた記憶がありません。

サメハダーの襲撃にはサメに食われて戦死する人も少なくなかったことを思い起こしますし、教授の口調は感情を述べてこそいるものの、どこか冷静で、淡々としていて、あまりに多くを体験しすぎてしまった人の表現はこういう形になるのだろうか……と思ったりもします。そして何より、IDとトレーナー・ポケモンの名前の併記の義務化をもって、それで初めて教授の戦争に終止符が打たれた、という表現が印象深いです。

名前:忍び寄るキマワリ

評価: ☆☆

ポケモン近代史! 夏と言えば終戦……。
今は私たちが当たり前に使用している何かも、歴史を紐解いてみると物語があるものです。
これはどうやって作っているんだろう、どういう成り立ち何だろうと興味を持つ事で一本の小説が出来る好例でしょう。
残念なのは、導入部が少し強引と思われたところ。IDの事を語るならポケモントレーナーや学生さんがポケモンを出す場面を用意してほしかった。で、最後にもう一度登場して欲しかったと思う。お話を魅せる為にシチュエーションの工夫を。

余談
作中のサメハダー回避ですが、似たような話を聞いた事があります。
「沖縄戦で彷徨っていたら身内が出てきて、おいでおいでをする。行ってみたらさっきまでいたところで爆発が起こった。間一髪、助かった。けど身内はどこにもいなかった。」みたいな話。
この手の話は戦争中の体験記として結構あったようですね。何かモデルがあるんでしょうか。
というかサメハダー怖い。当時の海軍は気が気じゃなかったのでは……。
サメハダー対策でランターンとかを軍用に使っていそう……などと、脱線した妄想をして感想を終わりにします。

名前:椿*徒花

評価: ☆☆☆

控えめに言って凄く好きです。
トレーナーIDと名前が絆の証、というのは、平和な時代の新入生達の多数は多分教授の話を聞いても実感がわかないだろうけれど、それでも口伝で語り継がれていく。歴史になる。

名前:浅夜とまと

評価: ☆☆

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名前:砂糖水

評価: ☆☆

すごくいい話だ!って思うんですけど感想出てこない…。

名前:蒼烏

評価: ☆

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名前:西条流月

評価: ☆☆

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名前:逆行

評価: ☆

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名前:門森 ぬる

評価: ☆☆

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名前:名無し

評価: ☆

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名前:GPS

評価: ☆☆

「おや」システムについて深く掘り下げているのはかなり新鮮でした。IDあるならいいじゃん?って思ったけど、そりゃそうだ……IDがトレーナーの個人情報お紐づいているのならともかく、それやってないならトレーナー誰だかわからねぇよな……。
この、教授にとっての「終わり」が「始まり」であったこと、そしてその「始まり」が終わってもまた、教え子みたいな若い世代に受け継がれていく、そのサイクルが見えるのがとても良いです。誰かと誰かの絆を大切にする別の誰か、それは確かに、トレーナーとの絆のあるポケモンを見る獣医って存在なんだな……って思います。

名前:ion

評価: ☆

トラキチって、神漫画ポケモンカードになったワケのあのガーディ由来の名付けですか!?
行動も心なしか似てる!ちょっとプリンの時計台の街への憧れやランターン回がいかに
無垢なキッズを歪めるか(ほめてる)について語り合いませんか!
で、そうであってもなくても。わざわざ言うのは嫌な奴かなとは思いましたが、
現実には適用できない話だな、とは思いました。
例えば11は非常にイデオロギッシュな作品で、15も多大な犠牲の上に生きる者っていうのは
こちら側にも沢山いるわけですが、IDシステムの構築を結論としていい話風に語られても
少し困ってしまうというか。歴史小説自体が本来そういうものかもしれないですがね。
戦時中のエピソード自体が自分にあまり響かなかったのは、そういうお話を読むことに慣れすぎただけかなとは思います。

名前:P

評価: ☆☆

007もそうなのですが「何かの終わりは何かの始まりである」あるいは「あの夏の終わりがあったから今がある」という視点から発想されており「夏とともに何かが終わる」作品群の中一際目立って見えました。
モンスターボールやパソコン通信、ボックス預かりシステムなどの電子化とそれに関わる利便性の向上はいつから始まったのかは定かではありませんが、歴史の裏側には涙を飲んだ数多のポケモンとトレーナーがいたのかもしれません。
題材としては非常に好みなのですが、一文あるいは一単語足してあったならもっと分かりやすく・読みやすくなるのではないかという点がところどころに窺えるのが惜しいところと思います。

(例: なんとなく、死ぬんだなと思って自然とトラキチを呼んだ。トラキチも不穏な空気を察したのか、僕のそばを離れなかった。死ぬ前に母の作った炊き込みご飯をお腹いっぱい食べたかったなとぼーっとしてた。疲れてもう動けなかったしね。

 いきなり視界にトラキチじゃないガーディが入ってきて、鼻で鳴いたかと思うと、船室の外に飛び出していって、海に飛び込んだんだ。何人か目で追っていたから、あれは幻じゃないと思いたい。けれどあんな元気なガーディはそこにいなかったし、そもそも海に飛び込んだ時点でどうしようもできなかった。
 


 なんとなく、死ぬんだなと思って自然とトラキチを呼んだ。トラキチも不穏な空気を察したのか、僕のそばを離れなかった。トラキチの毛皮にもたれながら、僕は死ぬ前に母の作った炊き込みご飯をお腹いっぱい食べたかったなとぼーっとしてた。疲れてもう動けなかったしね。

 その時だ。
 いきなり視界にトラキチじゃないガーディが入ってきて、鼻で鳴いたかと思うと、船室の外に飛び出していって、そのまま海に飛び込んだんだ。僕以外にも何人かが目で追っていたから、あれは幻じゃないと思いたい。けれどあんな元気なガーディなんてあそこにはいるはずがなかったし、そもそも海に飛び込んだ時点でどうしようもなかった。後を追うことも、ましてや助けることだって。)

名前:Ryo

評価: ☆☆

近代戦を現代の視点から顧みる話はあまり見ないので珍しく思いました。そして
「IDというものがいつ、どういうきっかけでできたものか」に着目した点が鋭い。文末にあるように、
ポケモンにはIDがあって「おや」とひも付けされてる、というのは、
リアルの私達でも気にも留めない当たり前のことなので、改めてそういうことを考えるきっかけになる話でした。
ただ少し文章のテンポが悪い。年老いた教授が喋っている、という体なのですが、
「とか」を多用すると、あんまり文章としてすっきりしないです。
淡々と進むのはリアルといえばリアルなんでしょうが、地獄の前線も引き上げの時も、
幻のガーディが現れた時もずっと同じ調子で進むんで、どこに重点を置いて読んだらいいかわからない。
あと、当時はトレーナーの事を「トレーナー」って言ってたのかな?と。
ポケモンが軍用犬と(これも、ガーディしかいなかったのか?それならなぜ?と疑問)
呼ばれるなら、トレーナーという呼称も当時は別な呼び方だったんじゃないかな。
トレーナーと言うとどうしても普通にバトルする人を想像してしまうし、
教授はポケモンバトルをしにいったんじゃなくて、殺し合いをする兵士として戦場にいったんだから。
そこがちょっと気になりました。

名前:名無し

評価: ☆☆

(コメントなし)