【015】DenNezuさんの「夏の終わりに」の感想

名前:586

評価: ☆☆

・厳選/孵化作業をモチーフにしたお話ですね。以前別の切り口で書いたことがあるので懐かしくなりました
・全編通して陰鬱でほぼ救いの無い展開が徹底されているのがいいと思います
・個人的な印象ですが、タイトルの使われ方がやや弱いかも知れないと感じました
・ポケモンの卵が大量に生み出されることによる社会的影響などの設定は面白く読ませていただきました
・ご参加いただきありがとうございました

名前:Aros

評価: ☆☆

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名前:BoB

評価: ☆☆

(コメントなし)

名前:αkuro

評価: ☆☆

(コメントなし)

名前:あきはばら博士

評価: 評価スキップ(自作品)

実際にポケモンセンターに来ていた人に「ポケモンの夏の終わりと言えば?」とアンケートを取り、圧倒的多数の支持を得た ポケモン世界大会 [PokemonWCS] をテーマにしました。したがってポケモンファンであれば『夏の終わり』はこれ一択のはずです。 たぶんね。

ホワイティ杯はブラックでホワイティな話がたくさん投下されると思ったので、それに負けないような作品にしようと思いました。
リアルでもファンタジーでも、突き詰めていくと理論や数値に行きつくものだと思ってます。例えばオリンピックを目指すためには気合と根性だけではなく実証とデータが必要ですし、アニメ的な世界観でも強さを突き詰めれば理論や数値に行き着くのだと思います。私はゲーム内の数値はそういうものだと思ってます。
ゲーム中でピカチュウにボルテッカーを習得させようとすると、同じ個体値を出すために必要な孵化数の桁が一つ増えます。それもあったからこそタイガ君はこのワザにやたらとこだわっており、このワザの所為で苦しめられていたのでしょう。そのため、ボルテッカーいらない発言は存在を否定されたようでショックだったのでしょう。

名前:きとかげ

評価: ☆☆

 ボックスは電子空間ではなく平行世界という解釈が面白いなと思いました。育て屋のタマゴ事業の切り口も面白いし。自転車のあれは強請りだったのか……
 厳選が勝利に繋がるわけではないんですよね。ラスト、主人に呼ばれないタイガの姿が痛々しいです。

名前:くろみ

評価: ☆

エリート側も勝ち続けるプレッシャーがあるんですね。

名前:じゅぺっと

評価: ☆☆☆

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名前:とまと

評価: ☆

(コメントなし)

名前:にっか

評価: ☆☆☆

 厳選。ゲームしながら重い気持ちでやってました。この余った子たちは、どこへ行くのだろう?かと。そんな、気持ちを改めて思い起こし、トレーナーの業と言うものを考えさせられました。
 あとは、ちょっと視点を変えて、ボックスの中の空間の描写が興味を引きました。ポケモンはボックスで何をしているのか、なんとなく生活を垣間見た気分です。

名前:はやめ

評価: ☆

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名前:まーむる

評価: ☆☆

ポケモン世界で厳選が行われたら、もう、それは人間への反逆が起きそうだけどな……。
実際、トレーナーはポケモンを電脳世界に置き去りにしてただ一人塞ぎこんでいるというのは、
凶悪だ。

名前:オンドゥル大使

評価: ☆☆

ピカチュウに課せられた残酷な運命。一つの出会いが一つの絶望を生み出してしまった。その絶望さえも幾百の犠牲の上に成り立っている……。切なさと、ここから生きていかなければならないピカチュウの悲哀が伝わりました。ただ、ちょーっとキワモノかなーと思ったのは「排卵」「精力」などの言葉遣い。廃人を揶揄しているのは分かるのですが、そこが好みは分かれるかな、と思いました。

名前:クーウィ

評価: ☆☆☆

 超ホワイティ。厳選物は見慣れてるつもりだったけどこれだけ技量と構成に裏打ちされてる作品を読むのは初めてです。これはヤバい。
 自身対戦屋なのもあって、ものすごく痛かったです。もう「殺す気かッ!?」って言うぐらい(爆) 此処まで本気で対戦勢殺しに来てる作品はそうそうないぞな(褒めてます) 容赦の無い描写と背景設定が兎に角圧巻の一言です。ドラマ性も高くて物語としても言う事なしでした。
 この感想を書いてる間も、直ぐ先に控えてる対戦オフ会の事を考えています。電子の海に消えていった幾千万の面影に幸あれ……。

名前:コン

評価: ☆☆

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名前:バリア―カイリュー

評価: ☆☆

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名前:フィッターR

評価: ☆☆☆

戦いに勝てず見棄てられるピカチュウの虚しさ。そして彼を産み出した世界のえげつなさ。参加作にも人やポケモンがモノ扱いされる作品は多いですが、このお話はその描写が特に優れていると思います。
両親に与えられた仕打ちの酷さのみならず、いわゆる厳選余り"の末路もそれとなく示されていることで、最後のピカチュウの慟哭が心に深く突き刺さってきました。
育て屋を取り巻く社会問題の描写も生々しく、ホワイティの一つの境地と言えるのではないでしょうか。
"

名前:ラクダ

評価: ☆☆☆

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名前:リング

評価: ☆

厳選話はどんな時も話の種ですね。業の深さを思い知らされるお話です。
そうやって作られたポケモンでも、けっきょくは育てる才能や上手く指示を出す才能がなければ全くいかせやしないという無情さもあって、世の中の膿を詰め込んだような作品でした。
安っぽい理想によって翻弄されるのはいつだって弱者であるという悲しい話ですね。

名前:レイコ

評価: ☆

なんでこうなっちゃうのかなあ、という気分に落ち込みました。
ボックス世界の表現が独創的だったと思います。

名前:久方小風夜

評価: ☆☆

対戦には疎いんですがゲームに則した設定がなかなか味わい深いです。
細かい伏線の張り方がお見事。
(超余談)孵化余りをフードにする話を書いたことあるんで勝手にシンパシー感じてました(

名前:名無し

評価: ☆☆☆

(コメントなし)

名前:円山翔

評価: ☆☆☆

強さを求めて栄光を手にした人々の裏に潜む闇というやつですね……まともな対戦をしたことがない私には、バトルの戦術はからっきし分かりません。でも、好きなポケモンと一緒に戦えたら幸せなのかな、なんて。勝負事の世界では通用しない甘い考えしか持ち合わせていませぬゆえ……

名前:名無し

評価: ☆☆

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名前:天波八次浪

評価: ☆☆

つらいなぁ……。

名前:天竜

評価: ☆☆☆

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名前:小樽ミオ

評価: ☆

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名前:忍び寄るキマワリ

評価: ☆☆

ルチル説明乙。
個人的には29作品中、これが一番ホワイティかなと思った。身近な人間(兄弟)が成功してるのに俺は……っていうの私は結構つらいと思うんだ。とくに自分は選ばれたのだ強いのだという自負があるだけにね。もともと能力がないなら開き直る事もできたろうに。だからつらい。
厳選現場がひどいのはもちろんなんだけど、真のホワイティとはやはりこういう心の辛さだと思うのです。
ホワイティとは死者の数にあらず。己が心の内にあるものです。 ホワイティな作品によって眠っていた筈の何かが呼び起こされ、それによって心が深く傷付くのです。そういう意味でこれは結構傷ついた。

名前:椿*徒花

評価: ☆☆

ボルテッカーピカチュウも、インフレにはついていけなかった……
バトルについてのゲーム本家のデータと創作の織り交ぜ具合(火力の概念、手数の概念)が丁度いいというか、読みやすかったです。ボックスからいくら叫んでも、届かない。

名前:浅夜とまと

評価: ☆☆☆

(コメントなし)

名前:砂糖水

評価: ☆☆☆

ああああああああ切ない…。報われない…。そうなんだよなあ、個体値がすごくてもそれを扱えるだけの器量がなければ宝の持ち腐れなんだよなあ…。つらい。

名前:蒼烏

評価: ☆

(コメントなし)

名前:西条流月

評価: ☆☆

これも一種のバトルものになるのだろうか。種族の問題で活躍出来ないのはしょうがない。それでも勝ちたいと思うのは仕方が無いよなぁと見ていて思った。個人的にはたとえ届かないとしても、最後の一文は書かない方がよかったかなとは思いました。あくまでもピカチュウの思いを書くというだけでこの小説は面白かったし成功だった。その結末を一文で明確にしてしまうのは余韻がなくなってしまい、残念だったので☆2

名前:逆行

評価: ☆☆

厳選、対戦に関する知識が作者さんは豊富なのだと感じました。
肉骨粉問題など、なかなかブラックな設定もでてきて、惹きつけられました。
こういった厳選の話は今までたくさん読んできましたが、ここまで細かく設定で書かれているのはなかったと思います。
また、ただ単に設定を羅列するのではなく、トレーナーやピカチュウの心理描写を合間合間に挟んで、読者を飽きさせない構成になっていたと感じます。


名前:門森 ぬる

評価: ☆☆

>ポケモンがタマゴを産む事は人間達は古くから知られており
 人間達は → 人間達には  かと思われます。

>♀のポケモンには排卵誘発剤を投与され、♂のポケモンには発情亢進症に陥る薬を投与された。
 を投与され → が投与され

>このような汚れた実態からトレーナーの目から隠すため
 実態から → 実態を

>主人は産まれて来たタイガを、これ以上無いくらいの大歓迎をしてくれた。
 タイガを、 → タイガに、

名前:名無し

評価: ☆

(コメントなし)

名前:GPS

評価: ☆☆

厳選系の話だと、厳選行為の報いを人間が受けたり、選ばれなかったポケモンが捨てられたりという話が多い気がしますが、こういったある種「勝ち組」のポケモンを中心に据えているのは新鮮でした。しかもこれ、個体値の問題ではなく種族値の問題じゃん……?
このピカチュウのように、ちゃんと活躍して、エリートとしての輝きを知っているとだからこそ、見限られたときの辛さというのもまた大きいものなのかもしれない。しかもその理由とか努力でどうにかなるものじゃないもっと根本的なものだとかそういうことを、自分の対抗馬(だと思っていた)ライチュウに教えられるという皮肉。
話の流れと、ピカチュウの心境がとても好きです。切ないなこれ……

名前:ion

評価: ☆☆

良作ゆえに、基本的な感想は皆様が上げてくれるはずなので、重箱の隅にも突撃するような話を。
ピカチュウと戦うのがイワーク(?)なことにアニメへの尊敬とオマージュが感じ取れます。
なんでルチルがわざわざハグしようと思ったのかがなぞ。
何より背景設定や世界観に説得力があります。厳選の敷居が低くなったが重要なのはプレイヤースキルだとか、
ゲーム以外にも社会の諸々を敏感にとらえていないとこれは書けないと思います。
そのつぶやきを今回のホワイティ杯でよくお見かけするようになったのですが、緋色さんの作品かなと思ってみます。
ところで、こんなに厳選の闇を考察している作者は見る専かバトルに参加しているのか・・
まあ、しょせん電子データですがね・・
ただまあ、基本的に最近は私が明るい話が好きなので、これ以上先に進めなさそうな主人公の視点で
社会背景をリアルに描かれても、多大な犠牲の上に生きて、その意味がないと知ってしまった彼がどうすればいいのか、
それを求めるのは贅沢というものでしょうが。

名前:P

評価: ☆☆☆

ルチルとタイガ、姉弟に訪れる鮮やかな明暗の描ききり方に痺れます。
「おくびょう」と「むじゃき」、何気なく出された個々の性格から想定される戦術など、廃人ネタを扱うだけあってゲームにおけるポケモンバトルに即した伏線の張り方に唸りました。
そして姉弟でありつつ面識のない、厳選生産の彼らが互いの事情を知らないからこそ突き付けられる突然のリボンが確かな威力を持ってタイガと読者を突き落としますね。
他の作品群と違って死にこそしないものの、生まれる前からそれを得ることを望まれ、またそのために邁進してきたタイガがそれを得られる機会は永遠に訪れないというラストはある意味死ぬより残酷な気もします。

名前:Ryo

評価: ☆

厳選ネタを読む度に疑問に思うんですけど、どうして当然のように「ポケモンがタマゴを産んでいる」ことが前提になってるんでしょう…
あれは原作中では「見つかってる」っていう体になってますよね。
なんていうか個人的に、原作でタマゴについて「産んでいる所は見つかってない」「どこからか運ばれてくるものである」と言われているのを全く無視して
「産んでいる」という前提で話を進めるのはあんまり好きになれないんですよね…
さらに言えばあれは一般的な卵とは違う、保育器に近い何かのはずですし。
なので作中で言われてる育て屋制度の闇みたいなやつに全然入り込めなくて、話自体にも入り込めませんでした。
あまり情報の出てないアローラ地方について、凄い曖昧な書き方しかできない段階で出してくる意義もあまり感じられないし、
それまで柔らかい物腰だったのに、いきなり物凄い説明口調でピカチュウの戦い方をアドバイスするルチルにも違和感。
バトル慣れしてるから詳しいってことにしても、口調は統一してほしかった。いきなり性格が変わったのかと思った。
最後すすり泣きしてるタイガの描写は良かったです。

名前:名無し

評価: ☆☆☆

ライチュウの戦績が判明するシーン、姉ちゃん呼びに、抱き合うシーン、ラストシーン…。泣きそうになりました。考えさせられる話でした。