円山翔
評価: ☆☆☆☆
序盤は静。穏やかな物語じゃないかと思いつつ、中盤でこれはエーテルパラダイスのお話かなと、ゲーム未プレイながらに想像してみました。そして、中盤から後半にかけてのアシガタナ捌きときたら！人斬りと人喰い。後者はちょっと意外でした。私に耐性が付いていなければ、どこかで悶えて読むのをやめていたかもしれません。時々視点がどこにあるのか分からなくなることがありましたが、一つ一つの描写は素晴らしく、目の前に鮮明に浮かぶようでした。
照風めめ
評価: ☆☆☆☆
アイデア：◎
読みやすさ：〇
読後持続力：〇
直前で人がポケモンを食う話だっただけに、今度はその逆を突いてきたと思います。
アローラの黒さが滲み出てると思います。さらにそれに加えて「堕ちる」過程が中々酷。
エーテル財団の非人道な面は見受けられますが、人肉とまでくればショックで顎が外れそうになりました。
最初はアシレーヌか～今度は平和だな～！ と思ったんですが流石、一筋縄ではいかぬ。流石はハワイティ杯。
グロというよりはサイコパス。こんな雰囲気の作品私には書けないな～！
あまも
評価: ☆☆☆
血濡れの美人は魅力的ですよね。拷問シーンは思わずなるほどと思うくらい印象に残りました。
来來坊（風）
評価: ☆☆☆☆☆
ストーリーとして、悲劇物として非常に良くできていました。理屈は分かりませんが非常に厚くそれでいて読みやすい文章をしており、次へ次へと読み進めていけたと思います。
人間のエゴによって何かを捻じ曲げられてしまった二匹の書き方がとても良かったです。獣が人の味を覚えると言う展開も、人を殺めることそのものに快感を覚えるようになってしまうという展開もどちらも現実として十分起こり得る事だと思っているので、その点でのリアリティは申し分なく、妙な言い方ですが、崩壊に無理が無いので、特に引っかかること無く読めました。
快楽で何かを殺めるという行為は、基本的に高度な知能を持っている事が前提なので、ポケモンならば十分にありえると思います。
浮線綾
評価: ☆☆☆☆
☆四つ差し上げます。文章がすごく綺麗です、構成も流れるよう。エロい。世界観は残念ながら筆者とは相容れませんが……。本作品は原作サン・ムーンのIFルートと私は解釈しておりまして、ただそう考えた上でもややエーテル財団の所業が現実離れしているように感ぜられたわけでございまして、話の内容自体は私の糧にはならないかと偉そうにも考えた次第です。もちろん表現法や構成からは大いに学び取りたいものです。アシレーヌさんが非常に艶めかしくて惚れ惚れといたします。
2番『カルテット』のブラッディから逃げるようにして続けて読んだために、こちらではあまりグロさは印象に残らず、むしろグロと並列されていたエロさに私は目が行きました。全体を通して艶やかな雰囲気が漂っていますよね。食欲も肉欲も共に命の根源でございます。力強い生への欲望が生々しく描かれていたと思います。鼻の奥につんと来るような濃い潮のにおい、むせかえるような鉄分のにおいがします。ほとばしる海水に鮮血、塩と鉄、やはりいずれも生命の源。品のない言い方をしますと、実に雌という感じが溢れています。
エロいと思います。私はこれはエロ小説だと思います。
・@以前も申し上げますが、（まら）のところで笑います。だって読み仮名をふってるというより、強調されてるような感じがしたのですもの……あの場面はギャグでしょうか、笑っていいのかと自分でも葛藤しました。
カイ
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(コメント無し)
はやめ
評価: ☆
タイトルからして歌姫アシレーヌを守る剣客ダイケンキといったバトルモノなのかな～とイメージしていたら、まさかの人食い小説だった……
エーテル財団の闇といえども、原作ではタイプ：ヌルのポケモン合成が限界レベルだったために、人肉という発想までは至りませんでした。
＞次はマリーから近づき、今度こそ赤いヒレをシュダンの頬へと添えた。無機的なシュダンの面構えに対し、マリーは恍惚とした表情で、吐息が
＞かかる距離にまで鼻と鼻を近づけ合う。潮の匂いと血臭の漂う中、月を仲立ちとして、両者は密約を交わす。
＞「これからも一緒に、夜釣りをしましょう、人斬りシュダン」
月下に結ばれる二匹が蠱惑的でさえあって、背徳の中で繋がる関係って素敵ですね。
虹乃空
評価: ☆☆☆☆
これはちょっと自分では思いつかない発想からのエーテル財団解釈でした。二次創作の力を感じました。
謎解きが加速するシーン中の、文字で絵を描く表現が非常に印象深く、マリーの記憶をそのまま追体験できる良い演出でした。
SB
評価: ☆☆☆
描写はグロイのですが、「まさに、毒食らわばなんとやら、ですね」など、文章がすこし穏やかに過ぎるかなと思いました。
もちろん、これは狙ってやったものかもしれません。穏やかに人を食べるというのは確かにすさまじいものがありますが、その割には「肉叢（ししむら）を詰め込み、歯肉を剥き出しに汚らしく咀嚼する」などの表現があり、少しちぐはぐな感じがしました。
穏やかに人を食べる「異常な平常」を描きたいのであれば「肉叢」などいかつい言葉を使わずに、内臓や血しぶきの描写を丁寧に書くべきだと思います。
こういうブラッディなお話は、ブラッディであることが個性であるかのように受け取られがちですが、グロイお話は世の中にたくさんあります。ブラッディであることの中で、良さを追求していかなきゃいけません。私が好きなのは乙一先生の小説ですね。『ZOO』は傑作だと思うので是非読んでみてください（既読だったらすいません）。
ただグロイのを書きたいと思っているだけの作者様ではないことは、考察チャットでの自作の解説を通して伝わりました。自分なりの想いをもって物語を書くことはとても大事だと思うし、素敵な作者様だと思いま・ｵた。だからこそ、もうちょっと工夫がほしいのです。
文章を変えれば、もっと化けるお話だと思います。
「肉叢」のような強い言葉を使わなくても、インパクトのある描写ができるようになれば☆５です。
Ryo
評価: ☆☆☆☆☆
超 良 い
ラストの二匹が何故そういう事をするに至ったか、そうさせた人間側の理屈もきちんと述べられていますし、
ポケモン側の思考や本能、衝動が壊されて再構築される過程も丁寧だし、
何より切り倒され、餌として頬張られる人体の描写が素晴らしかったです。裂けた口で笑うアシレーヌの美しさよ。
あえて注文をつけるならシュダン（このネーミングも最高に機械的でかっこいい）の動機はあくまで極度に義務化されたものであって欲しかった。
どうしても人を見るとまず、斬らなければならないと思う、そんな思いに駆られてやっているのであればなお良かった。
今の状態でも充分に美しく壮絶なので、この注文はラブコールのようなものです。
新しい世界を垣間見ました。
P
評価: ☆☆☆☆☆
穏やかな島での暮らしから一転しての拉致監禁と虐待の発覚、衝撃のソイレントグリーン展開、続けて容赦のないスプラッタ。相当に人を選ぶ作品とは思うのですが、しかし明確にそれが「テーマの表現のため必要な描写」であることを実感しています。
なよやかで美しく儚げな女性と人魚の持つイメージを体現したようなアシレーヌが、しかし人魚のような伝説上の存在ではなく生身のポケモンであるが故に味わった飢餓の苦しみと、その結果植え付けられた人肉への耐え難い欲求。
アシレーヌをパートナーとして大切にしていたトレーナーが、そのアシレーヌが見ても気付かないただの肉の缶詰にされてしまったこと。
アシレーヌやダイケンキに対し向けられる、彼女達の前に現れる他者の肉欲。
穏やかと見えたアシレーヌの凶暴な捕食者への変転、彼女の守り手のように見えたダイケンキの見せる残虐性といった鮮やかなイメージの反転と相まって「一皮剥いたら皆、等しく肉である/本能に支配されるものである」というテーマを示すのに必要だったのだろうと納得できる構成になっていると思います。
二匹とも人間ではないし同性であるというのに、ラストの密約のくだりは何よ・闃ｯ能的という言葉が似合いますね。
人間から見れば完全に害獣となってしまった二匹の前途は決して明るくはなさそうですが、どのみち太陽の下で生きられないことはお互い分かった上の仲。きっと追われようとも分かたれることはないのでしょう。様々な意味で新しい扉を開いた気分です。
エトワール
評価: ☆☆☆☆☆
「一ヶ月我慢した」の下りでそれまでの内容から一気に察して急転直下で迫り来る絶望感が凄い。
祈りにも似た救いを期待してアシレーヌの返事を待てば「そのために歌った」の言葉で正に崖から突き落とされた気分。
そんな経緯でありつつも水御三家同士お似合いの二人組みに収まってしまうのが対照的に衝撃を強めている感覚。
フィッターR
評価: ☆☆☆☆
こんな血みどろのケモ百合小説を見たのは初めてです……
人間の都合に振り回されたポケモンが人間から離れても、人間の都合で背負わされた業からは逃れられない。おまけにその業があまりにもアレで、もう幸福な生涯など望むべくもないような……なんとも破滅的な哀しさを感じます。
久方小風夜
評価: ☆☆☆
いやー血生臭いですね。でもそんなに絶望感は感じないかな。グロイティ。
シュダンさんの名前が出るところ、せっかくこういい感じのタイミングなんですからもうちょっとこうドラマチックになる演出がほしかったですねえ。エーテルにいる間にシュダンさんの名前をチラッと聞いてたとか、シュダンさんの名前に意味を持たせるとか、あるいは最初の方に「名前は仲間にしか教えない」的なことを言わせておくとか。まあその辺は自分の趣味ですが。
途中に挟まってるＡＡみたいなところなんですが、諸事情でいろんなブラウザで読んでたんですがものによっては改行場所がずれて残念な感じになるので、行当たりの文字数固定のところでやった方が効果的だと思います。
くろみ
評価: ☆☆☆☆
すごい小説きたと思いました。読んでて色々そういうの好きな人なのかなあと。ただポケモンの価値観から人間を切るのは別にただ違う生き物を切るだけのもので、それを食べるのも取るに足りないことだと思うんですね。妙に二匹とも人間の価値観で動いているので、ある意味呪いなのですかね。
話違いますが、大腸内視鏡用の下剤を飲ませる方が消化管はすっからかんにできますよ。
GPS
評価: ☆☆☆
作者の性癖がいくつも感じられる 人食いをアシレーヌにしたチョイスとかな
結局元には戻れないのと、そうは言っても1匹じゃできないからタイゲンキが付いたって落とし所が良い
恐いけど美しい話でもあった
鳥野原フミん
評価: ☆☆☆☆☆
(コメント無し)
砂糖水
評価: ☆☆☆☆☆
カルテットで傷ついた心をさらにえぐりに来るような作品（
黒い、だが美しい。
オンドゥル大使
評価: ☆☆
うーむ、これは完全に好みの問題なのですが、自分にはあんまり合わなかったです。元々ポケモンのみで解決する話が好みじゃないのもあるのかな。
水雲
評価: ☆☆☆☆☆
作者の水雲です。
途中からシュダン（ダイケンキ）の性別を♀にチェンジし、百合にして正解だったと今でも思います。
余談ですがこれを書き終えた後コンビーフ買いに行きました。
逆行
評価: ☆☆☆
衝撃度は今大会随一でした。
描写力は凄まじかったので、より読者にトラウマを植え付けたと思われる。凄かった。
華麗なイメージのあるアシレーヌを良い意味でキャラ崩壊させていましたね。人喰いアシレーヌとかやばい……。しかしこの後この二人駆除されたりするんじゃないだろうか……。
ストーリーも巧いなあと思わせる反面、だいぶ引いてしまう人多いでしょうね。
ちょっとグロシーンを鮮明に書きすぎたかなあと思います。
一応R-15も投稿ありとは言え、やりすぎた感じはあります。
殺人の描写とか深く書かないで、殺したんだと読者に推察させる書き方をする手もあったかなあと思います。
ホタチがいつしか赤く染まってました、とか。
まあここまで描写力があるなら、それを活かすべきなのかもしれませんが。
禍月アオ
評価: ☆☆☆☆☆
最初の印象と最後の印象で強い衝撃を受けました。マリーとシュダンの妖艶で艶めかしい後編のやり取りに思わず別の世界に目覚めそうになりました。理性で否定していながらも本能や染み込んだ禁忌の背徳の味に最後は受け入れてしまった二匹の今後が気になる幕引きでした。生々しくも臨場感溢れる表現にただただ取り憑かれます。
リング
評価: ☆☆☆☆
どうやら読んだ人の性癖を歪めている罪深い作品のようで……軽い気持ちで大会を覗いた人を見事に絶望させる作品であったと思います。
登場人物自体の性癖も相当歪んでいるこの作品ですが、手を出してはいけない者に手を出してしまう背徳感や恐怖、そしてそれを乗り越えた後に味わえる冷たい快感などもぞくぞくしました。
門森 ぬる
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(コメント無し)
北埜とら
評価: ☆☆☆☆☆
いやなんかすいません個人的にハピエンほのぼの厨なのでお話としてあんまり好みじゃないのですが、途中までアシレーヌとダイケンキが支え合い手を取り合って暮らしていくハッピーエンドと信じ込んで（この作品はヤバイと読む前からツイッターで知っていたにも関わらず）「好きな感じだな～」とルンルン読み進めていて完全に騙されました、完全に騙されたので★５です。何を言っているのか分からないかもしれませんが、好みじゃないけど一本取られたって感じです。完全に好みと割り切って評価しようと思ってたんですがこの作品だけはちょっと★５をつけざるをえない、面白かったです、ありがとうございました。ただただ好みじゃないのでうまく感想が書けません。面白かったです。本当です。
小樽
評価: ☆☆☆☆
(コメント無し)
にっか
評価: ☆☆☆☆☆
(コメント無し)
Ｎｏ．０１７
評価: ☆☆☆☆
多くの読者がカルテットで傷心のところに、なんちゅう鬼畜小説を！ あんた鬼か！ 文章がうまいから余計始末に負えないじゃん！
ダイケンキの斬撃を喰らって屍になり、まじで脱落しちゃった人が何人か出てるんじゃないかと心配になる。深夜に読むんじゃなかった……。かといって昼も推奨できないから困る。あと何かに目覚めた人もいるんじゃないかと推察されそれも困る。
うわ～アローラ地方の小説大会だ～☆おもしろそう～☆とかいって読んで心が真っ白になった読者達に対する責任をどうとってくれるんだチクショウめ！！！ もうアシレーヌが信じられない。すごーい！ 斬撃が得意なフレンズなんだね！（錯乱）
提出するのが早すぎたんだ……（読もうと意気込んだ読者が）喰われてやがる……
個人的には人肉缶詰より、ケララッパがやられたったのがトラウマですorz
もう、トラウマをごまかすために、作者が判明したら、肉欲のシンフォニアと呼んでやろうと思う。やーい、肉欲のシンフォニア！！！！
アシレーヌ「肉欲に勝てませんでした…」
あきはばら博士
評価: ☆☆☆☆☆
とても興奮しました！ この作品を読んでから1週間、この作品のことが頭から離れませんでした。
どうもありがとうございます。
（とはいえ、別に私はグロが好きってわけではなく、見てはいけないものをみてしまったワクワクや高揚感です）
小樽（感想送付）
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(コメント無し)
ion
評価: ☆
(コメント無し)
586
評価: ☆☆☆☆
開幕3連続ホワイティのトリを務めるお話となりました。衝撃的、という使い古された言葉をまたしても使わざるを得ない一本でした。長いお話を最後まで読ませる、作者の力量を感じさせるお話でした。
とんとん
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(コメント無し)
5573
評価: ☆☆☆☆☆
(コメント無し)
わかさぎ
評価: ☆☆☆☆☆
(コメント無し)
匿名
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(コメント無し)
おそば
評価: 評価スキップ
(コメント無し)
ta
評価: ☆☆☆☆
(コメント無し)
ロックファイター
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(コメント無し)
きとら
評価: ☆☆☆☆
(コメント無し)
かねの
評価: ☆☆☆☆☆
(コメント無し)
クロコダイル
評価: ☆☆☆☆
(コメント無し)
まーむる
評価: ☆☆☆☆
何度か読んで、正直ホワイティさもブラッディさも負けたような感覚がしてきた。
後、肩に両手を置いて、虚ろに口を開けて、人間を食べようとするアシレーヌに正直興奮した。
でも、漢字でアートみたいな表現してるところは正直あまり好きじゃなかったから☆4。