円山翔
評価: ☆☆☆
カードリッジ内のデータが消去されるたびにこんなことが起こっていたなんて。真面目に考えたことがなかったが故に、そのまま受け取ることしかできなかったわけなのですが、データが感情を持ったらこうなるのかという一つの興味深い事例であるように思いました。XELHAさんにものすごく共感してしまいました。それから、嘘吐きは本当のことを言うこともあるんだってことを改めて感じました。XELHAさんが吐いたのは白い嘘。相手を思いやる優しい嘘。ホワイティホワイティ言ってますけど、これはいい意味でホワイティなのではないかなと思いました。
と思っていたのに……最後の最後でプレイヤーの黒い一面に突き落とされたなぁと。
照風めめ
評価: ☆☆☆☆
アイデア:◎
読みやすさ:〇
読後持続力:〇
有効数字かなりシビアですね……。電気屋ではなく機械屋なので、あまり専門的な事はわかりませんが、XELHAめっちゃ賢いですね。
特に興味深いのが物忘れをして勘が働くところ。現代科学で成し遂げるにはあとどれだけの年数がかかるんでしょう。
優しいが決してその真実を知らせることが出来ないXELHA。圧倒的なバックヤードと、心安らぐエピソード。
からの唐突のメタ化。電車の中で読んでいたので声にこそしませんでしたが、「マジか……」という言葉が吐いた息に混ざって飛び出していったと思います。
でもこういうの好きなんですよ。積み上げたトランプタワーを一気に崩す快感。ジェンガ倒したようなアレ。まさに計算された快感です。お見事。
お名前はデコイから?
あまも
評価: ☆☆
ポケモン世界だと一度手にしたポケモンは最後までお世話するんでしょうけど、ゲームをやっていると感覚が麻痺しますよね。
来來坊(風)
評価: ☆☆☆☆☆
終わりのない話ですね。ループものと言っていいのでしょうか。
大人気なく味気ないことを言ってしまうと乱数に背景などは存在せず、だからこそ乱数というものに価値があるのですが、その先を想像するのが二次創作の醍醐味ですよね。リセットと言うものを最初と最後に持ってくるのも良いと思います。
切り口こそSF調ではありますが、どちらかと言えば哲学的な要素の強い作品だったと思います。非常に楽しかったです。
浮線綾
評価: ☆☆☆☆☆
☆五つ差し上げます。
XELHAの口調が変わるところなどは色気すら感じます。いえ私が変態思考なだけですね。
私はこの作品がホワイティという概念によく合致していると直感的に思ったのですが、考えてみたらホワイティと評価の定まった作品をあまり数を読んでいない気もするのでよくわかりません。
カイ
評価: ☆☆☆☆☆
XELHAという存在がとても独特でした。人、ポケモン、プログラムという存在が噛み合い、融合して、こちらの世界に干渉してくる。そんな雰囲気を感じさせる作品でした。
後半のXELHAの懺悔のような、でも愛にあふれた言葉を、全て破壊する最後の段落。ショックでした……。出だしは、そういう意味だったとは。
思わず自分が選んだ御三家ポケモンのことを思い返しました。
はやめ
評価: ☆
(コメント無し)
虹乃空
評価: ☆☆☆☆
衝撃的なラストでしたね……。読み終えた後、すぐに冒頭に戻りました。そして、そういうことか、と。この物語の終わりが誰かの「島巡り」の始まりで、ところがそれは始まった瞬間にリセットされる。再起動される。アシマリはオスだというだけでうまくやっていけない。好きになってもらえない。そしてまた繰り返される三十日……そのからくりに気がついた時にぞわぞわしました。
虚構と現実の境目を揺るがすような物語。面白かったです。
SB
評価: ☆☆☆
(コメント無し)
Ryo
評価: ☆☆☆
厳選ものの中でも練られた設定が光っていて、オチの付け方が上手く、膝を打ちました。
堰を切ったようにほとばしるXELHAの独白にも胸を打たれます。
アシマリが自分の性別を気にしている点が若干引っかかる。私にはアシマリの時点ではオスでもメスでも大して変わりないように見えます。
そもそもアシマリの進化系が女性的に見えるのは人間視点だし…まで突っ込もうと思ったのですが、オチにかかっているので仕方ない、のかなあ。
人工生命と普通の生命の境目とか、ポケモンがトレーナーと共にいる前提への疑問とか、色々な事を考えさせられました。
P
評価: ☆☆☆☆
非常に人間臭い人工知能・XELHAの、代理であろうとも親としての責務を担ったが故に溢れる痛切な感情と、それを一言でひっくり返すラストパートが見事です。
無論人間がプレイしているからXELHAが必要となるんですが、XELHAの入れ込みようとプレイヤーのあっさり具合を見ていると(そこにもちろん、対象が実在生物かデータなのかの温度差はあるのですが)人間らしさとは何なのか考えさせられますね。
「いい加減疲れてきた」というプレイヤーの話からするに無限ループとしても読める工夫の凝らされた一本と思います。
エトワール
評価: ☆☆☆☆☆
ゲーム特有の乱数だとかリセットだとかの倫理観はポケモンには特に食い込むと実感。物好きな上級者の研究どころか、ネット対戦で有用という所まで落とし込まれているだけに。
旅立ちのポケモンが丁重に用意されているというのは想像に難くないし、だからこそ前述のネタと共に良く響いてきた。
フィッターR
評価: ☆☆☆
新人トレーナーの許へ巣立っていく、小さなアシマリを送り出す人工知能。それはさながら卒業生を送り出す教師のようで――と思ったところで、世界ごと容赦なく捻りつぶすメタ作品。
ゲームのリセマラとは、始まってもいない物語をまるごと崩してしまうようなものなのでしょうか。考えさせられます。
久方小風夜
評価: ☆☆
んんーここまできて厳選オチかー!
初代チャンピオンの血統とか5年前の騒動とかそういうのは面白いなーと思ってたからその辺の扱いが微妙でちょっと残念。
というかこのオチだとどういう扱いになるんですかね? 全部設定? でもこれ多分メタ的にはサンムーンのソフトだろうから設定っていうのもなぁ……。
くろみ
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GPS
評価: ☆☆☆
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鳥野原フミん
評価: ☆☆☆
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砂糖水
評価: ☆☆☆☆
(コメント無し)
オンドゥル大使
評価: ☆☆☆
なるほど、無情なるリセット機能を話の軸とした作品としては面白かったです。
水雲
評価: ☆☆
(コメント無し)
逆行
評価: ☆☆☆
よい話だと思ってたのに。
どういう過程でこの話が思いついたのかすごく気になります。
いや、プレイヤーがリセットする話や、初心者ポケモンを旅立たせる存在の話は、まあ思いつくかもしれないですが、
その二つをなんで組み合わせようっていう発想が生まれたのか。
でもまあ歪な感じでもなかったしちゃんと伏線も張られていたので、このオチはこれでありかなと思います。
設定自体はかなり練られているのでまだ他の作品に活かせそうです。
禍月アオ
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リング
評価: ☆☆☆
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門森 ぬる
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北埜とら
評価: ☆☆☆☆☆
わぁ……いやあ、想像力を掻き立てられる、素敵なお話でした。そんなもんだよなと腑に落ちてしまうような自分が、こんなのってあんまりだあと叫びたくなる自分と対峙している。あのゲームソフトの裏にもしこんな物語があれば、それはとっても素敵だけど、すごく残酷ですね。なんだかね、お話も良かったし、語り口もよかったし、『ふざけんなよ』あたりからのあの、あの、流れ落ちていくようなあの感情の渦がすっごく良かった。うまく感想が出なくてすいません、綺麗に纏った作品で、とっても面白かったです。ありがとうございました。
小樽
評価: ☆☆☆☆☆
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にっか
評価: ☆☆☆☆☆
(コメント無し)
No.017
評価: ☆☆☆
(コメント無し)
あきはばら博士
評価: ☆☆☆
ポケモンの世界をゲーム世界と捉えてリセットマラソンをするというアイディアですが、あまりにリアリティ溢れる表現をさせすぎて、初期化でリセットされうる世界なのか?と引っかかってしまいました。
中盤は素晴らしい、でもその完成度が高すぎて、最後の最後のリセット描写が明らかに蛇足になっているように感じました。
小樽(感想送付)
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ion
評価: ☆☆☆
(コメント無し)
586
評価: ☆☆☆☆
ゲームの二次創作ならではの内容。Twitterでも色違いのモクローを出現させるために1000回以上ゲームをやり直したというプレイヤーを見掛けたのですが、ゲーム世界の中の人の心境としてはまさしくこんなものなのだろうと思わされました。結末の素っ気なさが切ない。
とんとん
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5573
評価: ☆☆☆☆
(コメント無し)
ワカサギ
評価: ☆☆☆☆
(コメント無し)
匿名
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おそば
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(コメント無し)
ta
評価: ☆☆☆☆
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ロックファイター
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きとら
評価: ☆☆☆☆
(コメント無し)
かねの
評価: ☆☆☆☆
(コメント無し)
クロコダイル
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(コメント無し)
まーむる
評価: ☆☆☆☆
いやー、ひどい話でした。
GANTZ:EXAをちょっと思い出した。