円山翔
評価: ☆☆☆☆
生体実験を知ってぞっとするとともに、タイトルが示す通り移ろいゆく世界に背筋が凍えずにはいられません。どうか夢であってくれと頬をつねるのですが、頬は痛むばかり。サマーウォーズ然りこの物語然り、人間が作り出したものによって人間は滅びる定めなのでしょうか……
確かにハッピーエンド。しかし、ウツロイドに毒されていないであろう人がよくよく考えてみたら、それは本当にハッピーエンドなのかと考えさせられる物語だと思いました。
照風めめ
評価: ☆☆☆☆☆
アイデア：◎
読みやすさ：◎
読後持続力：◎
個人的ですが性癖的な話をするとあなたがナンバーワンです。それについて話すると、数年後にこのログをちらと見返したときに死にたくなるのでここではやめておきます。
ツッコミ待ちだろうから言っておきます。ハッピーエンドじゃなくてメリーバッドエンドじゃねーか！！
ウツロイドの寄生ネタは来ると思ってましたが、想像以上のえげつなさ。
しかもこの作り込まれた設定！ たぶんこの作者さんはこの作品を書く前から考えていたのでは？
とにかくね、この堕ちる過程がいいですね。嫌悪→疲弊→享受 のまさに教科書的な堕ち方。ゾンビ的世界じゃないのもあり、堕ちれば楽になれる。そういった感じが堕ちに対する絶望感を希釈したのかもしれません。
ウツロイドに寄生された人間がウツロイドの卵を産む。人類的に見れば立派なディストピアですが、戦争が無くなったというのはすごいが……。
これ人間自体は繁殖出来るんですか！？ でも雄も雌化してるから無理そう。となれば人間は滅びゆくのか。作者さんにもっと設定いろいろ聞きたいな～！ 別に何かするわけではないですけど！！
あまも
評価: ☆☆
途中から記録者も取り憑かれてしまったような文体になったのが面白かったです。
来來坊（風）
評価: ☆☆☆☆
日記形式の作品でしたね、ウツロイドの生態などを大胆に仮定したSFものだったと思います。
これはいい意味でも悪い意味でもありませんが、とにかく長さを感じる文章でした。調べてみると一万七千字でしたが、三万字近くある作品に比べてもとにかく長かったです。それだけ読ませる文章だったということなのか、この形式だと長く感じるのでしょうか。
浮線綾
評価: ☆☆☆☆
☆四つ差し上げます。すごかったです、引き込まれました。
過去の改変などで過去がよくわからないことになったところの混沌ぶりが特に好きです。ハッピーエンドになってよかったと思います。でも老いた親が早めに殺されてもなんとも思えなくなるというのを想像するとさすがにつらいですね。でも価値観そのものが変わってしまっているのでしょうがありませんね。素晴らしいハッピーエンドです。好きです。
カイ
評価: ☆☆☆☆☆
こ、怖い話だー！と思ったんですけど、えっでもこれ本当に怖い話だったのか…？みんな幸せなのでは？むしろこうしてウツロイドに寄生されて共生するのが人にとってもポケモンにとっても最も良いのではないのか？？……と思わせるところが、やっぱりすごい怖かったです。
はやめ
評価: ☆☆
ごめんなさい、生理的に受け付けない……でも完成度は高いと思います。ジガルデ・ディアルガなど、滅多に見られないポケモンたちの使い方も面白いです。
虹乃空
評価: ☆☆☆☆☆
ウツロイドのためにじわじわとうつろいゆく世界……日誌形式で語られる世界の変化……非常に巧妙で、ぞくぞくしました。これは本当にただの二次創作なのか？いや実際にポケモンの世界で起こってしまいそうな出来事、という感じが最高にウツロイドの神経毒的でした。
SB
評価: ☆☆☆☆
皆がハッピーになれてよかったよかった。一時はどうなることかと思いましたが、読み終えた後の私の頭の中には極彩色の花が一面に咲き乱れ、それこそ「頭の中お花畑状態」となっております。私は幸せでございますよ。ＨＡＨＡＨＡ！！
Ryo
評価: ☆☆☆
私はUBにはそう簡単にこの異次元ワールドで繁殖して欲しくない、という思いがあるので、導入部と前半はうーん、なんですが
後半、ウツロイドが逃げ出してから加速度的に世界がヤバくなっていくあたりは凄くいいと思いました。世界ウツロイドデーひゃっほう。
「法律で個人の所有が認められているのは100レベルまで」「サイコキネシスを使うサイキッカー」この辺のさり気なく出ている設定が特に面白いと思いました。
願わくばこの辺の設定を使った作品を、もっと色々と読んでみたいです。
P
評価: ☆☆☆☆☆
科学的見地から語られるウツロイドの「寄生」の実態と宿主に起こる変化を、研究員の日記という視点から徐々に語った後、実際にそれを経験するポケモンレンジャーの日記を読み進めることになる構成がまず秀逸と思います。
飼育ポケモンが経験する、ある意味他人事として淡々と眺めていたはずの寄生体験が一挙に語り手の間近に迫り、そしてそのまま語り手と作中世界を飲み込んでいくのをただ見ていることしかできない絶望感。
欲を言えば大部分が誰かの日記という構成上、それぞれのページに日付があればさらにそれらしくなったと思いますが、現状でも十分に時系列順であることを理解でき、読みやすい構成となっていると思います。
ウツロイドの名前は「虚ろ」＋「○○ロイド（化学物質の名前）」であると思っているのですが、その名と「うつろう」をかけるタイトルにもセンスを感じました。
エトワール
評価: ☆☆☆☆☆
おいおい大丈夫かと読み進めたら大丈夫じゃなかったけどこれはこれで大丈夫そうだった。
何せ外来種どころか別世界種、レポートから湧き出る探究心も繁殖から始まる恐ろしさもひとしお。
段落単位で語り部から世界規模に神経毒が回るスピードと絶望感が素晴らしい。
フィッターR
評価: ☆☆☆☆☆
個人的に読むのが一番キツかった作品。鬱展開でも直接的なグロさでもない、ただひたすらに生理的嫌悪感を煽ってくるような内容に、ポケモンでこんな気持ち悪い話が書けるのかよ！ なんちゅうもんを書いてくれたんだ！ と思わずにはいられません。
しかしながら、読んで半ば激昂すらしている自分は、作者の掌中で踊らされているだけなのでは？ という疑念を捨てきれない物語でもありました。まるでウツロイドの毒のごとき物語です。とんでもないお話です。
久方小風夜
評価: ☆☆☆
このディストピア感。好きです。
ただ、途中で話者を変えたのには何か意図したことがあったんでしょうかね。最初から最後までひとりの目を通して見た方が個人的にはいいような気がします。
何か最終的にはどうかわかりませんが人間という寄生先保護のため寄生されてない人もいるんでしたっけ……その人から見たらめっちゃ地獄だなぁ……。
あ、いや、寄生されているけど生殖機能残されてるだけですかね。それならまあまだマシか。……マシなのか？
くろみ
評価: ☆☆☆☆☆
星新一風のSF小説でした。すごくいいですね。文章のテンポと、ウツロイドへの評価がだんだんとよくなっていくところ、徐々に侵蝕されていくのを読んでいてリアルに伝わります。
GPS
評価: ☆☆☆☆
(コメント無し)
鳥野原フミん
評価: ☆☆☆
(コメント無し)
砂糖水
評価: ☆☆☆☆☆
伝説のポケモンがあっさり負けていって、どんどん手遅れになる感じが、怖い……でも気になる……と読む手が止まらず、しかし恐怖は増していくばかりで……！
うわあいハッピーエンド！みんなみんなハッピーだね！！！（
オンドゥル大使
評価: ☆☆☆☆
日記か記述形式でつづられる世界の終焉。個人的には好きですが好みが分かれそうだなぁと思いました
水雲
評価: ☆☆☆☆☆
ストーリー性 10/10
文章力 9/10
構成力 9/10
キャラクター 8/10
独創性 10/10
好みかどうか 50/50
一言：時代はモフモフじゃない、プニプニだ！ ありがとう、ウツロイド！ あなたは読みましたか？ そうでなければぜひ読みましょう。取り憑かれましょう。ウツロイド、ああウツロイドウツロイドウツロイド。しあわせな脳内物質がいとも簡単に溢れ出てくるのです。ストレスと欺瞞と銃声に満ち溢れていたこのリアルな世界とはおさらばできるのです！ 何にも困らない。何にも悲しまない。こ、こここ幸福とは、ま、まさにこののおののこここここととととととｔ
あ
り
が
と
ウツロ
イ
ド
合計 96/100 平均 4.8
し あ わ せ
逆行
評価: ☆☆☆
ウツロイド感謝デー。
面白くはありました。
考察も細かくてまるでウツロイドのドキュメントのようだった。
まさかディアルガで過去に戻ったりまでするとは。
そこまでやっちゃう所がすごい。
やりきりましたね。
ただどう評価したらいいのかちょっと分からなかったです。
特に感動できるような話じゃないですし。
面白いは面白いんですけどね。
男でブラジャーをつけるのが当たり前になるのはいいですね。
自分で胸もみ放題とか天国じゃないですか。
禍月アオ
評価: ☆☆☆☆
(コメント無し)
リング
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(コメント無し)
門森 ぬる
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(コメント無し)
北埜とら
評価: ☆☆☆☆☆
面白かった！！奇を衒わない作品が多いなあホント、ヌイコグマ嵐を読んだときも思ったんですが、これだけ作品数が多いと、他と違った語り口だってのがまず新鮮で楽しく読むことができました。なによりもネタが、発想が面白かった！ルミザーネがやられていたあの神経毒、そうか、広まるとこういうことになりますよね、なるほど。なんだか私も寄生されたくなってきました！ありがとう、ウツロイド！ありがとう、ウツロイド！
小樽
評価: ☆☆☆☆
(コメント無し)
にっか
評価: ☆☆☆☆☆
管理局……？
Ｎｏ．０１７
評価: ☆☆☆☆
おい！ てめーゴーヤだろ！ 匂うぜえ。ホワイティな匂いがプンプンしやがる。当たってたら焼肉おごれよな！
最初はウツロイドこえーよガクガクぶるぶる…（遊星の物体Ｘを見るような気持ち）だったのだが、なんか寄生されてから一転楽しそうになったw ウツロイド感謝デーワロタ。
そう、このノリだよ。このノリこそホワイティだよ。
「ありがとう、ウツロイド！」
「ありがとう、ウツロイド！」
「ありがとう、ハワイティ！」
「ありがとう、ホワイティ！」
あきはばら博士
評価: ☆☆☆☆☆
よく練られた設定で前後半の切り替わりも含めて目が離せない、まさかのテレポートモルフォンとは驚きました。
想定外のパンデミックへの具体的で合理的な人的対策、ジガルデ陥落、ディアルガの力に頼るという流れは、構想していつか私も書いてみたいと夢見ていたので、やられたと思いました。
でも、ウツロイドってなんか気持ち悪いし、まあ星５まではいかないかｎ
ありがとう、ウツロイド！ ありがとう、ウツロイド！
時代はモフモフじゃない、プニプニだよね！
おいしい！ 虫おいしい！ みんな大好きウツロイド！ ぷにぷに！ ぷにぷに！ ありがとう、ウツロイド！
小樽（感想送付）
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ion
評価: ☆☆☆☆☆
未来永劫プニプニに栄光あれ！
我らが建国の母ウツロイドを称えよ！
世界平和は恒久的に実現されたのだ！
このまま被寄生患者を気取ろうと思いましたが、本当のフクロムシはオキトシシンを分泌してくれないし、現実に戻ります。
こう言う議論を望んでいないのであれば読み飛ばして貰いたいのですが、真面目な話、EDは皮肉の類でなく、マジものの理想郷ですよね。
身近な例でいえば、二次大戦前後のこの国をめぐるあれとか。
私たちが絶対と考えている以上に是とされる価値観は常に更新されてきた、(それはたぶんサンムーンのテーマの一つでもある)というのが、結構自信を持っている私の世界把握です。(そこ、自信があるならばあれだけの話しか書けないのはどうしてかとか茶化さない。)
その意味で、世界統一を可能にしたことは、その主体が何であろうと真顔で評価されるべきだと思ってます。
ああ、時間がないので自分の実力程度の拙い考察しか書けないのが口惜しい！
私が求めてやまない”SF”ってこういうものなのです、観測範囲が積極的でないのであまり巡り会えない、というところで評価高くしました。それこそ宇宙から地面タイプの技が得意な侵略者がやってきて、ウツロイドと人類を捕食し始めるとか。三次創作欲の訴求力の高い話でありました。
586
評価: ☆☆☆
日記あるいはジャーナル形式のお話は自分でも書いた事があるのですが、少しずつ状況がおかしくなっていくのを演出するのには大変向いた形式だとつくづく感じています。ちょっとずつおかしくなっていく感が克明に描写されていて面白かったです。ウツロイド感謝デー！
とんとん
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5573
評価: ☆☆☆☆☆
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わかさぎ
評価: ☆☆☆☆
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匿名
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おそば
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(コメント無し)
ta
評価: ☆☆☆
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ロックファイター
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きとら
評価: ☆☆☆☆
(コメント無し)
かねの
評価: ☆☆☆☆☆
(コメント無し)
クロコダイル
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(コメント無し)
まーむる
評価: ☆☆☆☆
正直、真面目に殆ど何も悪い事起きてないんだよな。
宗教の理想ってああいう事なんじゃないか？ って。
完全な洗脳が決まれば、理想郷が待っているのかもしれない。