非異常のウリムーと携帯獣#113452を外見で判別することは不可能であり、未収容の携帯獣#113452が多数存在していると推定されています。案件担当者並びに収容チームに割り当てられた局員は、野生のウリムーを確認した場合速やかに手順ガランサス-Dを実行し、対象のウリムーが非異常か否かを確認してください。ウリムーが行動#113452によってオブジェクト#113452を地中から発掘した場合、対象を携帯獣#113452として直ちに捕獲、収容してください。捕獲後はジョウト地方フスベシティ第六支局まで移送してください。
収容された携帯獣#113452はモンスターボールへ格納の上、定期的な健康診断を除いては外部へ解放しない措置を取ります。外部へ解放する場合、携帯獣#113452が地面を掘ることができない室内またはコンクリート等で舗装された床のある場所で実施してください。決して地面を掘ることが可能な場所で解放してはいけません。
携帯獣#113452が発掘したオブジェクト#113452は、ジョウト地方フスベシティ第六支局に併設された中異常性物品保管庫のブロックC-12に、それぞれタグ付けを行った上で保管してください。オブジェクト#113452を使用した実験を行う場合、事前に案件担当者及び拠点監督者の承認を得た上で、複数名の立会いの元で実施してください。携帯獣#113452に新たなオブジェクト#113452を発掘させる試みは、予期しない事案を引き起こす可能性があるため承認されません。
案件#113452は、地中から様々な異常特性を持つアイテム(オブジェクト#113452)を発掘する動作(行動#113452)を行うウリムーの異常個体(携帯獣#113452)と、それらに掛かる一連の案件です。
2005年11月下旬頃、ジョウト地方を中心に携帯獣の保護を行っている非政府組織から、当局に対して「その場にあるはずがないものを掘り起こすウリムーを保護した」との通報が寄せられました。当局は当該非政府組織よりウリムーを引き取った上で収容し、初期調査により通報された通りの異常特性が確認されたため、この携帯獣と異常物品を収容するための案件立ち上げが行われました。
携帯獣#113452は、外見上一般的な個体と一切の相違が見られないウリムーです。生態や習性、食性などについても一般的なウリムー個体と顕著な違いは見受けられず、後述する行動#113452を行うことを除いては非異常性の個体と差異は無いと考えられています。
行動#113452は、携帯獣#113452が取る動作の一つです。携帯獣#113452が不意に地面を掘り始め、その後三十分以内にオブジェクト#113452を発掘するというものです。行動#113452の開始後は、外部から行動#113452を妨害(モンスターボールへ格納する、物理的に携帯獣#113452を移動させる等)しない限り、必ずオブジェクト#113452が発見されます。これまでに観測された事例において、オブジェクト#113452が発掘されなかったパターンは確認されていません。
行動#113452の発生には3つのパターンが存在しますが、発生後に携帯獣#113452が取る行動と、最終的な行動#113452の結果に相違は見られません。第一のパターンは、所有物を紛失/遺失した経験のある人間が携帯獣#113452の3メートル以内に接近することです。第二のパターンは、何らかの物品を欲しいと考えている人間が携帯獣#113452の3メートル以内に接近することです。第三のパターンは、第一及び第二のパターンの条件を満たさないにもかかわらず携帯獣#113452が不意に行動#113452を開始するというものであり、開始のための正確な条件は分かっていません。いずれかのパターンに基づく条件が満たされ、かつ携帯獣#113452が「地面を掘削できる」と判断した場合、行動#113452が開始されます。
オブジェクト#113452は、携帯獣#113452の行動#113452によって掘り起こされるアイテムであり、異常特性を持つケースと非異常性のケースが混在しています。これまでに確認されたオブジェクト#113452のリストは下記の通りです:
オブジェクト#113452は携帯獣#113452による行動#113452でのみ取得できるようで、携帯獣#113452が行動#113452を開始した直後に携帯獣#113452をモンスターボールへ収容し、当局の手で同じ場所を採掘した場合は、すべてのケースにおいて一切の物品を見つけることができないという結果に終わっています。このことから、携帯獣#113452がオブジェクト#113452を生成している可能性が強く示唆されています。
本案件に付帯するアイテムはありません。