「狐日和」

概要

おはなし

あらすじ
山辺(やまのべ)市は壬生(みぶ)町にあるとある小さな神社、そしてそこに立つ二人の女の子。ひとりが懸命に告白しようとしているけれど、なかなかうまくいかない。何度も何度もつっかえて、失敗する度に言い直して――何回も繰り返しているうちに、もうひとりの女の子がついに痺れを切らして。

 「……ああもうっ! 全っ然ダメっ! こーんなに待たされちゃったら、日が暮れちゃうよっ!」

バッサリやられて落ち込む女の子に、こう励ましの言葉を掛けてあげる。

 「梓にはまだまだ練習が必要だね。大丈夫、あたしがいくらでも付き合ったげるよ」
 「鶫ちゃんに変化するのは、お手の物だからね」

――そこに立っていたのは、狐の耳と尻尾を生やした巫女さんだった。
登場人物
肆玖羅面(しくらめん)
壬生町の嘉山神社を守護している稲荷神様の眷属。いわゆる稲荷狐。巫女さんスタイルの小袖と緋袴に、狐の耳と尻尾が生えた風貌をしている。お節介焼きかつ世話好きな性格で、町で起きる様々な出来事にどんどん首を突っ込んでいく。神社にやってきた梓の思いに心打たれ、彼女の恋路を応援することになるが……
嘉山神社へ恋愛成就のお願いにやってきた少女。内気な性格で、なかなか自分の気持ちを言い出せないところがある。幼馴染の少女である鶫(つぐみ)に恋をしたことを肆玖羅面に打ち明けたところ「手伝ってあげる」と言われ、肆玖羅面と共に告白の練習をすることになる。
ちょっと立ち読み
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頒布物情報

配布形式
書籍(紙媒体)/電子書籍(ダウンロードカード形式)
配布物概要
一次創作/短編小説/40P
レーティング
全年齢対象(制限なし)
ファイル形式(電子書籍版)
Adobe Portable Document Format (.pdf) / Hyper Text Markup Language (.html) / Plain Text (.txt)
頒布価格
\200(書籍版+電子書籍版のセット価格)


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