死人に口なし

概要

おはなし

あらすじ
早苗と芽生、ふたりはセックスを通して繋がっていた。早苗が芽生を責め立て、芽生はただ早苗に奉仕し続ける日々。芽生は早苗に弄ばれることを嫌悪しながら、心の奥底では被虐の悦びを感じてしまっている。せめぎ合う感情に鼓動を早める芽生とは対照的に、早苗の胸は沈黙を保ったままで。

そう。早苗の心臓は、動いていなかったのだ。
登場人物
早苗
大きな川を挟んだ「向こう岸」にあるマンションに住む少女。享年十三歳の元中学二年生。現在は生ける屍「ゾンビ」として、有り余る時間を芽生とのセックスで埋める日々を過ごしている。ベッドの上では非常にサディスティックな性格だが、セックスが終わるとごく普通に芽生と会話をする二面性を持つ。
芽生
早苗の住む場所の対岸で暮らしている少女。しばしば橋を渡り、早苗の元まで赴いている。臆病で引っ込み思案な性格だが、その一方で早苗に対する思いは強く、しばしば彼女に詰め寄る一面を見せる。
ちょっと立ち読み
サンプルページ

頒布物情報

配布形式
書籍(紙媒体)
配布物概要
一次創作/短編小説/24P
レーティング
全年齢対象(制限なし)
頒布価格
\200


Written by 586.